群の中心(center of a group)とは、群 $G$ の元のうち $G$ のすべての元と交換するもの全体からなる正規部分群 $Z(G)=\{x\in G\mid \forall y\in G,\ xy=yx\}$ のことであり、共役作用 $G\to\mathrm{Sym}(G)$ の核に等しい。$G$ がアーベル群であることと $Z(G)=G$ であることは同値で、中心の大きさは可換性の目安になるが、整数上の Heisenberg 群のように中心が無限でも可換とは限らない。$n\ge3$ の対称群 $S_n$ の中心は自明である一方、有限 $p$-群の中心は類等式により自明でなく、その自明でない正規部分群はすべて中心と自明でなく交わる。
群 $G$ の中心(center)$Z(G)$ とは、$G$ のすべての元と交換する元全体からなる部分集合
$$
Z(G):=\{x\in G\mid \text{任意の } y\in G \text{ に対して } xy=yx\}
$$
のことである(DF04 §2.2、p. 50)。
本記事では次の二つの概念も使う。元 $x\in G$ の中心化群 $C_G(x):=\{g\in G\mid gx=xg\}$ は $x$ と交換する元全体で、$G$ の部分群である(lem-center-of-group-class-equation の証明で確認する)。定義から $Z(G)=\bigcap_{x\in G}C_G(x)$ である。また $x,y\in G$ が共役であるとは、ある $g\in G$ で $y=gxg^{-1}$ となることをいい、$x$ と共役な元全体 $\{gxg^{-1}\mid g\in G\}$ を $x$ の共役類という。
中心は「群の中で誰とでも交換できる元」の集まりである。$G$ がアーベル群であることと $Z(G)=G$ であることは同値なので、$Z(G)$ の大きさは $G$ の可換性の度合いを測る一つの目安になる。ただし中心が大きくても $G$ が可換に近い構造を持つとは限らず、逆に非可換群の中心が自明になることもある(下記の例と反例)。中心には「共役作用 $x\mapsto gxg^{-1}$ が何もしない $g$ の全体」という特徴づけもある(prop-center-of-group-kernel)。
以下、置換の積は右側の置換を先に適用する($(\sigma\tau)(i)=\sigma(\tau(i))$)。
$G$ がアーベル群ならば $Z(G)=G$ である。たとえば $Z(\mathbb{Z})=\mathbb{Z}$、$Z(\mathbb{Z}/n\mathbb{Z})=\mathbb{Z}/n\mathbb{Z}$ である(prop-center-of-group-abelian)。
$S_3=\{e,(1\,2),(1\,3),(2\,3),(1\,2\,3),(1\,3\,2)\}$ の中心は $\{e\}$ である。実際、単位元以外の各元は $(1\,2)$ または $(1\,3)$ と交換しない:
$$
(1\,2)(1\,3)=(1\,3\,2)\neq(1\,2\,3)=(1\,3)(1\,2),\qquad
(2\,3)(1\,2)=(1\,3\,2)\neq(1\,2\,3)=(1\,2)(2\,3),
$$
$$
(1\,2\,3)(1\,2)=(1\,3)\neq(2\,3)=(1\,2)(1\,2\,3),\qquad
(1\,3\,2)(1\,2)=(2\,3)\neq(1\,3)=(1\,2)(1\,3\,2).
$$
最初の式は $(1\,2)$ と $(1\,3)$ の両方が中心に属さないことを示す。
集合 $H:=\mathbb{Z}^3$ に積を
$$
(a,b,c)(a',b',c'):=(a+a',\ b+b',\ c+c'+ab')
$$
で定めると $H$ は群になる(prop-center-of-group-heisenberg)。$H$ は非アーベル群であり、その中心は $Z(H)=\{(0,0,c)\mid c\in\mathbb{Z}\}$ で、自明でも $H$ 全体でもない。
次の二つの例は、それぞれ「中心が自明でない ⇒ アーベル群」「非アーベル群 ⇒ 中心は自明でない」が成り立たないことを示す。
群 $G$ の中心 $Z(G)$ は $G$ の正規部分群である。
部分群であること:$e$ はすべての元と交換するので $e\in Z(G)$。$x,y\in Z(G)$ と任意の $g\in G$ に対し $(xy)g=x(yg)=x(gy)=(xg)y=(gx)y=g(xy)$ なので $xy\in Z(G)$。$x\in Z(G)$ なら $xg=gx$ の両辺に左右から $x^{-1}$ を掛けて $gx^{-1}=x^{-1}g$ を得るので $x^{-1}\in Z(G)$。
正規性:$x\in Z(G)$、$g\in G$ に対し $gxg^{-1}=xgg^{-1}=x\in Z(G)$。よって $gZ(G)g^{-1}\subset Z(G)$ が任意の $g$ で成り立ち、$Z(G)$ は正規部分群である。$\square$
群 $G$ について、$Z(G)=G$ であることと $G$ がアーベル群であることは同値である。
$Z(G)=G$ なら任意の $x,y\in G$ で $x\in Z(G)$ より $xy=yx$。逆に $G$ がアーベル群なら任意の $x$ が任意の $y$ と交換するので $x\in Z(G)$。$\square$
$G$ の各元 $g$ に対し、写像 $\varphi_g\colon G\to G$、$\varphi_g(x):=gxg^{-1}$ は全単射であり、$g\mapsto\varphi_g$ は $G$ から $G$ の全単射全体のなす群 $\mathrm{Sym}(G)$(合成を演算とする)への群準同型 $\varphi$ を定める。その核は $Z(G)$ である。
$\varphi_g\circ\varphi_{g^{-1}}(x)=g(g^{-1}xg)g^{-1}=x$ であり同様に $\varphi_{g^{-1}}\circ\varphi_g=\mathrm{id}$ なので $\varphi_g$ は全単射である。$\varphi_g\circ\varphi_h(x)=g(hxh^{-1})g^{-1}=(gh)x(gh)^{-1}=\varphi_{gh}(x)$ なので $\varphi$ は準同型である。$g\in\ker\varphi$ は $\varphi_g=\mathrm{id}$、すなわち任意の $x$ で $gxg^{-1}=x$、すなわち $gx=xg$ を意味し、これは $g\in Z(G)$ と同値である。$\square$
ex-center-of-group-heisenberg の $H=\mathbb{Z}^3$ は上の積について群をなし、非アーベルで、$Z(H)=\{(0,0,c)\mid c\in\mathbb{Z}\}$ である。
結合律:$\bigl((a,b,c)(a',b',c')\bigr)(a'',b'',c'')$ の第 $3$ 成分は $c+c'+ab'+c''+(a+a')b''$、$(a,b,c)\bigl((a',b',c')(a'',b'',c'')\bigr)$ の第 $3$ 成分は $c+c'+c''+a'b''+a(b'+b'')$ で、いずれも $c+c'+c''+ab'+ab''+a'b''$ に等しい。第 $1$、第 $2$ 成分は加法なので一致する。単位元は $(0,0,0)$、$(a,b,c)$ の逆元は $(-a,-b,-c+ab)$ である($(a,b,c)(-a,-b,-c+ab)=(0,0,c-c+ab-ab)=(0,0,0)$、逆順も同様に $(0,0,-c+ab+c+(-a)b)=(0,0,0)$)。
非アーベル:$(1,0,0)(0,1,0)=(1,1,1)$ だが $(0,1,0)(1,0,0)=(1,1,0)$ である。
中心:$(a,b,c)$ と $(a',b',c')$ の積の第 $3$ 成分を比較すると、両者が交換することは $ab'=a'b$ と同値である。$(a,b,c)$ が中心に属するのは、任意の $(a',b')$ で $ab'=a'b$ となるときで、$(a',b')=(0,1)$ から $a=0$、$(a',b')=(1,0)$ から $b=0$ を得る。逆に $a=b=0$ なら $ab'=0=a'b$ が常に成り立つ。よって $Z(H)=\{(0,0,c)\}$ で、$(0,0,1)\neq(0,0,0)$ かつ $(1,0,0)\notin Z(H)$ から自明でも全体でもない。$Z(H)$ の積は $(0,0,c)(0,0,c')=(0,0,c+c')$ なので、$c\mapsto(0,0,c)$ により $Z(H)\cong\mathbb{Z}$ である。$\square$
$G$ を有限群とする。共役は $G$ 上の同値関係であり、$x$ の共役類の元の個数は指数 $[G:C_G(x)]$ に等しい。また $x\in Z(G)$ であることと $x$ の共役類が $\{x\}$ であることは同値である。したがって、中心に属さない元の共役類の代表元を $x_1,\dots,x_k$ とすると
$$
|G|=|Z(G)|+\sum_{i=1}^{k}[G:C_G(x_i)]
$$
が成り立つ(類等式)。
$C_G(x)$ が部分群であること:$e\in C_G(x)$、$g,h\in C_G(x)$ なら $(gh)x=g(xh)=(xg)h=x(gh)$、$gx=xg$ なら $x g^{-1}=g^{-1}x$。
共役が同値関係であること:$x=exe^{-1}$(反射律)、$y=gxg^{-1}$ なら $x=g^{-1}yg$(対称律)、$y=gxg^{-1}$、$z=hyh^{-1}$ なら $z=(hg)x(hg)^{-1}$(推移律)。よって共役類は $G$ を分割する。
共役類の大きさ:左剰余類の集合 $G/C_G(x)$ から $x$ の共役類への写像 $gC_G(x)\mapsto gxg^{-1}$ を考える。$gC_G(x)=hC_G(x)$ は $h^{-1}g\in C_G(x)$、すなわち $h^{-1}gx=xh^{-1}g$、すなわち $gxg^{-1}=hxh^{-1}$ と同値なので、この写像は well-defined かつ単射である。全射は定義から明らかである。よって共役類の元の個数は $[G:C_G(x)]$ である。
$x\in Z(G)$ は任意の $g$ で $gxg^{-1}=x$、すなわち共役類が $\{x\}$ であることと同値である。
類等式:$G$ は共役類の非交和である。一元からなる共役類は中心の元に対応し、その個数の和は $|Z(G)|$ である。残りの共役類の大きさを足せば上式を得る。$\square$
$p$ を素数とし、$G$ を位数 $p^n$($n\ge1$)の有限群とする。このとき $Z(G)\neq\{e\}$ である。
lem-center-of-group-class-equation の類等式を使う。中心に属さない $x_i$ に対し $C_G(x_i)\neq G$ なので $[G:C_G(x_i)]>1$ であり、Lagrange の定理から $[G:C_G(x_i)]$ は $|G|=p^n$ の約数、すなわち $p$ の正の冪である。よって右辺の和は $p$ で割り切れ、$|G|=p^n$ も $p$ で割り切れるから $|Z(G)|=|G|-\sum_i[G:C_G(x_i)]$ は $p$ で割り切れる。$e\in Z(G)$ より $|Z(G)|\ge1$ なので $|Z(G)|\ge p>1$ である(類等式とこの定理は DF04 §4.3 Theorem 7・8、pp. 124–125)。$\square$
| 群 | 中心 | アーベル群か |
|---|---|---|
| $\mathbb{Z}$、$\mathbb{Z}/n\mathbb{Z}$ | 群全体 | はい |
| $S_3$ | $\{e\}$(ex-center-of-group-s3) | いいえ |
| Heisenberg 群 $H$ | $\{(0,0,c)\}\cong\mathbb{Z}$(prop-center-of-group-heisenberg) | いいえ |
| 位数 $p^n$($n\ge1$)の群 | 自明でない(thm-center-of-group-p-group) | $n=1,2$ なら常にはい(下記)。$n\ge3$ では一般にいいえ |
| $S_n$($n\ge3$) | $\{e\}$(prop-center-of-group-symmetric) | いいえ |
| 四元数群 $Q_8$ | $\{\pm1\}$ | いいえ |
位数 $p$ の群がアーベル群であることは次のように分かる。単位元でない元 $x$ の位数は Lagrange の定理により $p$ の約数で $1$ でないから $p$ であり、$\langle x\rangle$ は位数 $p$ の部分群、すなわち群全体である。よって群は巡回群であり、巡回群の二元 $x^i,x^j$ は交換する。位数 $p^2$ の群もアーベル群である。これは thm-center-of-group-p-group と、剰余群 の記事の命題「中心による剰余群が巡回群なら可換」から従う(同じ記事の系「位数が素数の平方の群」)。位数 $p^3$ では、四元数群 $Q_8$ のように非可換な群がある。$Q_8$ の中心が $\{\pm1\}$ であることは 四元数群 の記事の命題「中心・交換子部分群・剰余群」で示されている。
ex-center-of-group-s3 では $S_3$ の中心を直接の計算で求めた。同じことが $n\ge3$ のすべての $S_n$ で成り立つ。
$n\ge3$ なら $Z(S_n)=\{e\}$ である。$n=1,2$ では $S_n$ はアーベル群で、$Z(S_n)=S_n$ である。
まず、任意の置換 $\sigma$ と互換 $(a\,b)$ について
$$
\sigma(a\,b)\sigma^{-1}=(\sigma(a)\ \sigma(b))
$$
が成り立つ。実際、右辺も左辺も $\sigma(a)$ と $\sigma(b)$ を入れ替え、それ以外の $\sigma(c)$($c\ne a,b$)は $\sigma(c)\mapsto\sigma(a\,b)(c)=\sigma(c)$ と固定するからである。
$n\ge3$ とし、$\sigma\neq e$ とする。$\sigma(a)=b\neq a$ となる $a$ をとる。$n\ge3$ なので $a,b$ と異なる $c$ がとれる。互換 $\tau=(a\,c)$ に対し、上の式から $\sigma\tau\sigma^{-1}=(b\ \sigma(c))$ である。$\sigma$ が $\tau$ と交換するなら $\sigma\tau\sigma^{-1}=\tau$、すなわち $\{b,\sigma(c)\}=\{a,c\}$ でなければならない。$b\ne a$ かつ $b\ne c$ なので $b\notin\{a,c\}$ であり、これは起こらない。よって $\sigma\notin Z(S_n)$ である。
$n=1,2$ では $S_n$ の元の個数は $1,2$ であり、位数 $2$ 以下の群は巡回群なのでアーベル群である。
$n\ge3$ で中心が自明であることは、prop-center-of-group-kernel により、共役作用 $S_n\to\mathrm{Sym}(S_n)$ が単射であることと同じである。この単射の像は内部自己同型の全体であり、$S_n$ は内部自己同型群と同型になる(自己同型 の記事の命題「内部自己同型群の性質」の $G/Z(G)\cong\operatorname{Inn}(G)$、DF04 §4.4 p. 134)。
中心は部分群や準同型とどう関係するかを見る。中心は「群全体との関係」で決まるので、部分群や像に移すと一般には変わる。
$G$ を群とする。
1:$x\in Z(G)\cap H$ は $G$ のすべての元と交換するので、とくに $H$ のすべての元と交換する。
2:$x\in Z(G)$ と $y'\in G'$ をとる。$f$ は全射なので $y'=f(y)$ となる $y\in G$ があり、$f(x)y'=f(xy)=f(yx)=y'f(x)$ である。よって $f(x)\in Z(G')$ である。
等号にならない例:1 では $G=S_3$、$H=\langle(1\,2\,3)\rangle$ をとると、$H$ はアーベル群なので $Z(H)=H$ だが、$Z(S_3)\cap H=\{e\}$ である。2 では $S_3\to S_3/\langle(1\,2\,3)\rangle$(位数 $2$ の群への全射)をとると、像の群の中心は位数 $2$ の全体だが、$Z(S_3)=\{e\}$ の像は単位元だけである。
群 $G_1,G_2$ の直積について
$$
Z(G_1\times G_2)=Z(G_1)\times Z(G_2)
$$
が成り立つ。
$(x_1,x_2)$ と $(y_1,y_2)$ が交換することは、成分ごとに $x_1y_1=y_1x_1$ かつ $x_2y_2=y_2x_2$ であることと同値である。$(x_1,x_2)$ が中心に属するとする。$(y_1,e)$ と交換することから $x_1$ は任意の $y_1\in G_1$ と交換し、$(e,y_2)$ と交換することから $x_2$ は任意の $y_2\in G_2$ と交換する。逆に $x_1\in Z(G_1)$、$x_2\in Z(G_2)$ なら、成分ごとの交換から $(x_1,x_2)$ はすべての元と交換する。
群 $G$ の任意の自己同型 $\alpha$ について $\alpha(Z(G))=Z(G)$ である。
$\alpha$ は全射準同型なので、prop-center-of-group-subgroup-image の 2 により $\alpha(Z(G))\subset Z(G)$ である。逆写像 $\alpha^{-1}$ も自己同型なので $\alpha^{-1}(Z(G))\subset Z(G)$、すなわち $Z(G)\subset\alpha(Z(G))$ である。
類等式は、群全体だけでなく正規部分群にも当てはめられる。正規部分群は共役類の和集合になるからである。
$p$ を素数、$G$ を位数 $p^n$ の群とし、$N\neq\{e\}$ を $G$ の正規部分群とする。このとき $N\cap Z(G)\neq\{e\}$ である。特に、位数 $p$ の正規部分群は $Z(G)$ に含まれる。
$N$ は正規なので、$x\in N$ なら $gxg^{-1}\in N$ であり、$x$ の共役類全体が $N$ に含まれる。よって $N$ は、$G$ の共役類のうち $N$ に含まれるものの非交和である。lem-center-of-group-class-equation により、$x$ の共役類が一元 $\{x\}$ であることと $x\in Z(G)$ は同値なので、
$$
|N|=|N\cap Z(G)|+\sum_{j}[G:C_G(y_j)]
$$
である。ここで $y_j$ は $N$ に含まれ中心に属さない元の共役類の代表元である。各 $[G:C_G(y_j)]$ は $1$ より大きい $|G|=p^n$ の約数なので $p$ で割り切れ、$|N|$ も $p^n$ の約数で $1$ でないから $p$ で割り切れる。よって $|N\cap Z(G)|$ は $p$ で割り切れる。$e\in N\cap Z(G)$ なので $|N\cap Z(G)|\ge p$ である。
$|N|=p$ なら、$N\cap Z(G)$ は $N$ の部分群で位数が $p$ 以上なので $N$ 全体であり、$N\subset Z(G)$ である。
thm-center-of-group-p-group は、この定理で $N=G$ としたものである(DF04 §6.1 Theorem 1、p. 188)。$p$-群でない群では、正規部分群が中心と交わるとは限らない。たとえば $S_3$ の正規部分群 $\langle(1\,2\,3)\rangle$ は、自明な中心と単位元でしか交わらない。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| 位数が素数冪 | $S_3$(位数 $6$) | 中心が自明でないこと(thm-center-of-group-p-group) |
| 位数が素数冪 | $S_3$ の正規部分群 $\langle(1\,2\,3)\rangle$ | 正規部分群が中心と自明でなく交わること |
| 位数が $p$ または $p^2$ | $Q_8$(位数 $2^3$) | アーベル群であること |
| 準同型が全射 | 包含写像 $\langle(1\,2\,3)\rangle\to S_3$ | 中心が中心へ移ること($Z(\langle(1\,2\,3)\rangle)$ の像は $Z(S_3)=\{e\}$ に入らない) |
| 中心が全体であること(大きいだけにする) | Heisenberg 群 $H$ | アーベル群であること |
包含写像の行は、prop-center-of-group-subgroup-image の 2 で全射の仮定が要ることを示す。部分群 $A_3=\langle(1\,2\,3)\rangle$ は可換なので $Z(A_3)=A_3$ だが、その元 $(1\,2\,3)$ は $S_3$ の中心に属さない。
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