無限論理(infinitary logic)とは、一階述語論理に無限個の論理式の連言・選言や無限個の変数の量化を許した論理 $L_{\kappa\lambda}$ の総称で、とくに可算個の連言・選言と有限個の量化を許す $L_{\omega_1\omega}$ をいう。有限性や自然数の標準モデルとの同型を 1 つの文で書ける一方、コンパクト性定理と上向きの Löwenheim–Skolem の定理は成り立たない。2 つの構造が $L_{\infty\omega}$ の文を同じように満たすことは往復系があることと同値であり(Karp)、可算な構造では $L_{\omega_1\omega}$ の同値が同型と一致する。可算な言語の可算な構造は、可算モデルの中で同型を除いて 1 つの $L_{\omega_1\omega}$ の文で特徴づけられる(Scott の同型定理)。
無限論理(infinitary logic)は、一階述語論理の論理式に、無限個の論理式の連言・選言(や無限個の変数の量化)を許して広げた論理である。もっともよく使われるのは、可算個の連言・選言と有限個の量化を許す $L_{\omega_1\omega}$ で、「有限である」「捩れ群である」「自然数の標準モデルと同型である」など、一階の文では書けない性質を 1 つの文で書ける。その代わり、一階論理のコンパクト性定理(一階論理)や上向きの Löwenheim–Skolemの定理 は成り立たなくなる。
無限論理の中心にあるのは、論理式による同値と 往復系(back-and-forth system)との一致である。この記事では、$L_{\kappa\lambda}$ を定義し、コンパクト性の破れ、往復系による Karp の定理、可算構造については $L_{\omega_1\omega}$ の同値が同型と一致すること、そして可算構造が 1 つの文で可算モデルの中で同型を除いて特徴づけられるという Scott の同型定理 を証明する。
言語(語彙)$L$ を固定する。$L$ は定数記号・関係記号・関数記号からなり、等号はつねに使えるものとする。
$\lambda\le\kappa$ を無限基数とする。$L_{\kappa\lambda}$ の 論理式 を次で作られるものに限る。
$L_{\omega\omega}$ は通常の一階論理である。$L_{\omega_1\omega}$ では可算個の連言・選言と有限個の量化記号が使える。この記事では主に $L_{\omega_1\omega}\subset L_{\infty\omega}$ を扱う。定義は KK04 §1(p. 2)による。$\bigwedge_{n}\varphi_n$ などと添字で書くこともある。2 つの構造 $\mathcal M,\mathcal N$ が $L_{\infty\omega}$ の文(自由変数のない論理式)を同じように満たすとき $\mathcal M\equiv_{\infty\omega}\mathcal N$、$L_{\omega_1\omega}$ の文について同じことが成り立つとき $\mathcal M\equiv_{\omega_1\omega}\mathcal N$ と書く。
$\mathcal M,\mathcal N$ を $L$ 構造とする。
ここで $\bar ac$ は列 $\bar a$ の後に $c$ を付け加えた列である。この定義は KK04 §1.2(pp. 3–4)による。初等同値 の記事の定義「部分同型と往復系」は、関係記号だけの言語で有限部分写像の形で同じものを述べている(列 $\bar a$ の $i$ 番目を $\bar b$ の $i$ 番目に送る写像を考えればよい)。同型な構造の間には往復系がある(同型 $\sigma$ について $(\bar a,\sigma(\bar a))$ の全体)。
言語 $\{0,S,+,\times\}$ で、$S^n0$ を $0$ に $S$ を $n$ 回施した項とする。$\theta_{\mathbb N}$ を、次の有限個の一階の文と $\forall x\bigvee_{n\ge0}x=S^n0$ の連言とする。
$$
\forall x\,(Sx\ne0),\quad\forall x\forall y\,(Sx=Sy\to x=y),\quad x+0=x,\quad x+Sy=S(x+y),\quad x\times0=0,\quad x\times Sy=x\times y+x
$$
(後の 4 つは全称閉包をとる)。このとき $\theta_{\mathbb N}$ のモデルはちょうど標準モデル $(\mathbb N,0,S,+,\times)$ に同型な構造である。
実際、$\mathcal M\models\theta_{\mathbb N}$ なら写像 $n\mapsto(S^n0)^{\mathcal M}$ は最後の連言肢により全射であり、$m< n$ で $(S^m0)^{\mathcal M}=(S^n0)^{\mathcal M}$ とすると $S$ の単射性を $m$ 回使って $0^{\mathcal M}=(S^{n-m}0)^{\mathcal M}$ となり、1 つ目の文に反するので単射である。$+$ と $\times$ の値は再帰の 4 つの式で $S$ から一通りに決まるので、この写像は同型である。
ex-inf-natural-numbers の $\theta_{\mathbb N}$ を使う。
一階論理ではどちらも成り立たない:可算な一階の理論は、有限部分がすべてモデルをもてばモデルをもち、無限モデルをもてば任意に大きいモデルをもつ(コンパクト性定理(一階論理)、Löwenheim–Skolemの定理)。$\theta_{\mathbb N}$ の最後の連言肢は、コンパクト性の議論で作られる「どの $S^n0$ とも違う元」を禁じている。
一方、下向きの Löwenheim–Skolem の定理は $L_{\omega_1\omega}$ の 1 つの文について成り立つ:無限モデルをもつ $L_{\omega_1\omega}$ の文は、それ以下の任意の無限濃度のモデルをもつ(KK04 Theorem 1.5.4、p. 9)。また、適切な無限の推論規則を加えた証明体系について完全性定理が成り立つ(Karp。KK04 Theorem 1.5.1、p. 8)。どちらもこの記事では証明しない。
$L$ 構造 $\mathcal M,\mathcal N$ について、次の 2 つは同値である。
1 ⇒ 2. 後半の主張を、すべての $(\bar a,\bar b)\in F$ について同時に、$\varphi$ の組み立てに関する帰納法で示す。原子論理式では部分同型の定義そのものである。$\lnot$ と $\bigwedge\Phi$・$\bigvee\Phi$ は、同じ $(\bar a,\bar b)$ に帰納法の仮定を使えばよい($\Phi$ が無限でも、各元に仮定を使うだけである)。$\forall$ は $\lnot\exists\lnot$ と同じ真偽をもち、有限個の変数の量化 $\exists y_1\cdots y_k$ は(行き)・(帰り)を $k$ 回続けて使えば 1 変数の場合と同じに扱えるので、$\varphi=\exists y\,\psi(\bar x,y)$ の場合を示す。$\mathcal M\models\varphi[\bar a]$ なら $\mathcal M\models\psi[\bar a,c]$ となる $c$ があり、(行き)により $(\bar ac,\bar bd)\in F$ となる $d$ があるので、帰納法の仮定から $\mathcal N\models\psi[\bar b,d]$、つまり $\mathcal N\models\varphi[\bar b]$。逆向きは(帰り)を使う。$F$ は空でないので、$(\bar a,\bar b)\in F$ を 1 つとり、文($\bar x$ を使わない論理式)に後半の主張を当てはめれば 2 を得る。
2 ⇒ 1. $F$ を、自由変数が $\bar x$ の中にある $L_{\infty\omega}$ のすべての論理式 $\varphi(\bar x)$ について $\mathcal M\models\varphi[\bar a]\iff\mathcal N\models\varphi[\bar b]$ となる組 $(\bar a,\bar b)$ の全体とする。原子論理式も含むので、$F$ の元は部分同型であり、2 から空列の組 $(\emptyset,\emptyset)$ は $F$ に属する。(行き)を示す。$(\bar a,\bar b)\in F$、$c\in M$ とする。$(\bar ac,\bar bd)\notin F$ となる各 $d\in N$ について、$\mathcal M\models\chi_d[\bar a,c]$ かつ $\mathcal N\not\models\chi_d[\bar b,d]$ となる論理式 $\chi_d(\bar x,y)$ を 1 つ選ぶ(真偽が逆なら否定をとる)。$\psi=\bigwedge_d\chi_d$ は自由変数が $\bar x,y$ の中にある $L_{\infty\omega}$ の論理式(添字の集合は $N$ の部分集合)で、$\mathcal M\models\psi[\bar a,c]$ である。よって $\mathcal M\models\exists y\,\psi[\bar a]$、$(\bar a,\bar b)\in F$ から $\mathcal N\models\exists y\,\psi[\bar b]$ となり、$\mathcal N\models\psi[\bar b,d]$ となる $d$ がある。この $d$ について $(\bar ac,\bar bd)\notin F$ なら $\chi_d$ が $\psi$ の連言肢で $\mathcal N\not\models\chi_d[\bar b,d]$ となり矛盾するので、$(\bar ac,\bar bd)\in F$ である。(帰り)は $\mathcal M$ と $\mathcal N$ の役割を入れ替えて同様に示せる。$\square$
この定理は KK04 Theorem 1.2.1(p. 4)にある。2 ⇒ 1 では、$N$ の元の個数だけの連言を使った。$\mathcal N$ が可算なら、この連言は可算であり、$L_{\omega_1\omega}$ の論理式に収まる。
可算な構造 $\mathcal M,\mathcal N$ の間に往復系 $F$ があり、$(\bar a,\bar b)\in F$ ならば、$\bar a$ を $\bar b$ に送る同型 $\mathcal M\to\mathcal N$ がある。
$M=\{m_0,m_1,\dots\}$、$N=\{n_0,n_1,\dots\}$ と並べる(有限なら同じ元を繰り返す)。$(\bar a_0,\bar b_0)=(\bar a,\bar b)$ から始め、$(\bar a_{2k+1},\bar b_{2k+1})$ は(行き)で $m_k$ を、$(\bar a_{2k+2},\bar b_{2k+2})$ は(帰り)で $n_k$ を加えた $F$ の元とする。$\bar a_k$ の $i$ 番目の元を $\bar b_k$ の $i$ 番目に送る対応を $k$ について合わせたものを $\sigma$ とする。部分同型は等号の原子論理式を保つので、$\sigma$ は well-defined な単射であり、作り方から全射で、定義域は $M$ 全体である。原子論理式は有限個の元しか含まないので、ある段階の部分同型の条件から $\sigma$ が保つことが分かる。よって $\sigma$ は同型である。$\square$
可算な構造 $\mathcal M,\mathcal N$ について、$\mathcal M\cong\mathcal N\iff\mathcal M\equiv_{\omega_1\omega}\mathcal N$ である。さらに、$M$ の同じ長さの有限列 $\bar a,\bar a'$ が $L_{\omega_1\omega}$ の論理式を同じように満たすなら、$\bar a$ を $\bar a'$ に送る $\mathcal M$ の自己同型がある。
⇒ は明らかである。⇐:thm-inf-karp の 2 ⇒ 1 の証明で $L_{\infty\omega}$ を $L_{\omega_1\omega}$ に替えて同じ $F$ を作る。そこで使った連言は $N$ の元を添字とするので可算であり、証明はそのまま通る。$(\emptyset,\emptyset)\in F$ に lem-inf-countable-bf を使えばよい。後半は、$\mathcal N=\mathcal M$ として組 $(\bar a,\bar a')$ を含む同じ $F$ に lem-inf-countable-bf を使う。$\square$
KK04 Corollary 1.2.2(p. 4)は可算な言語の場合にこの系を述べている。lem-inf-countable-bf から同型の存在だけを取り出した形は OLT26 Theorem 25.16(p. 387)にもある。
$L$ を可算な言語、$\mathcal M$ を可算な $L$ 構造とする。$L_{\omega_1\omega}$ の文 $\theta$ で、可算な $L$ 構造 $\mathcal N$ について $\mathcal N\models\theta\iff\mathcal N\cong\mathcal M$ となるものがある。
このような $\theta$ を $\mathcal M$ の Scott 文 という。証明では、まず各有限列の「軌道」を 1 つの論理式で定義する。
論理式 $\varphi_{\bar a}$ の構成. $M$ の各有限列 $\bar a$(長さ $n$、空列も含む)について、同じ長さの列 $\bar b$ で、$\bar a$ と $\bar b$ が $L_{\omega_1\omega}$ の論理式を同じように満たさないものごとに、$\bar a$ では真で $\bar b$ では偽になる論理式 $\chi_{\bar a,\bar b}(\bar x)$ を 1 つ選ぶ。$\varphi_{\bar a}(\bar x)$ を、これらすべての $\chi_{\bar a,\bar b}$ と、$\bar a$ が満たす原子論理式・原子論理式の否定(変数は $\bar x$ の中)すべての連言とする。$M$ の有限列は可算個、$L$ が可算なので原子論理式も可算個であり、$\varphi_{\bar a}$ は $L_{\omega_1\omega}$ の論理式である。作り方から、$M$ の列 $\bar b$ について
$$
\mathcal M\models\varphi_{\bar a}[\bar b]\iff\bar a,\bar b\ \text{は}\ L_{\omega_1\omega}\ \text{の論理式を同じように満たす}\iff\bar a\ \text{を}\ \bar b\ \text{に送る}\ \mathcal M\ \text{の自己同型がある}
$$
が成り立つ。この同値を $(*)$ とよぶ。最初の ⇒ は $\chi_{\bar a,\bar b}$ が $\bar b$ で偽になること、⇐ は $\bar a$ が $\varphi_{\bar a}$ を満たすことから、2 つ目の同値は cor-inf-countable-iso の後半(⇒)と、自己同型が論理式の真偽を保つこと(⇐)から分かる。
Scott 文. 各 $\bar a$ について
$$
\theta_{\bar a}=\forall\bar x\Bigl[\varphi_{\bar a}(\bar x)\to\Bigl(\forall y\bigvee_{c\in M}\varphi_{\bar ac}(\bar x,y)\ \land\ \bigwedge_{c\in M}\exists y\,\varphi_{\bar ac}(\bar x,y)\Bigr)\Bigr]
$$
とおき、$\theta=\varphi_{\emptyset}\land\bigwedge_{\bar a}\theta_{\bar a}$ とする。可算個の連言・選言しか使っていないので $\theta$ は $L_{\omega_1\omega}$ の文である。
$\mathcal M\models\theta$. $\varphi_\emptyset$ は $\mathcal M$ で真である。$\mathcal M\models\varphi_{\bar a}[\bar b]$ とすると、$(*)$ から $\sigma(\bar a)=\bar b$ となる自己同型 $\sigma$ がある。$e\in M$ について $c=\sigma^{-1}(e)$ とおくと $\mathcal M\models\varphi_{\bar ac}[\bar a,c]$ なので、$\sigma$ で移して $\mathcal M\models\varphi_{\bar ac}[\bar b,e]$。また各 $c$ について $y=\sigma(c)$ が $\varphi_{\bar ac}(\bar b,y)$ を満たす。よって $\mathcal M\models\theta_{\bar a}$。$\theta$ は同型で保たれるので、$\mathcal M$ に同型な構造はすべて $\theta$ を満たす。
可算な $\mathcal N\models\theta$ なら $\mathcal N\cong\mathcal M$. $F=\{(\bar a,\bar b)\mid\mathcal N\models\varphi_{\bar a}[\bar b]\}$ とおく。$\mathcal N\models\varphi_\emptyset$ なので $(\emptyset,\emptyset)\in F$。$\varphi_{\bar a}$ は $\bar a$ の満たす原子論理式とその否定を含むので、$F$ の元は部分同型である。$(\bar a,\bar b)\in F$ とすると $\mathcal N\models\theta_{\bar a}$ から、各 $c\in M$ について $\mathcal N\models\varphi_{\bar ac}[\bar b,d]$ となる $d$ があり(行き)、各 $d\in N$ について $\mathcal N\models\varphi_{\bar ac}[\bar b,d]$ となる $c$ がある(帰り)。よって $F$ は往復系で、lem-inf-countable-bf により $\mathcal N\cong\mathcal M$。$\square$
この証明は KK04 Lemma 1.3.2 と Theorem 1.3.1 の証明(pp. 4–5)の筋に従い、$\varphi_{\bar a}$ に原子論理式を加えて部分同型であることを明示した。同書 pp. 6–7 は、$\bar a$ の型を順序数 $\alpha$ の段階ごとに近似する論理式 $\sigma^\alpha_{\mathcal M,\bar a}$ を作り、近似が止まる最小の段階(Scott 高さ)を使って標準的な Scott 文を与えている。可算構造の Scott 高さは可算順序数であり、構造の複雑さの尺度として使われる(この記事では証明しない)。
$\mathcal M=(\mathbb Q,<)$ とする。初等同値 の記事の例「端点のない稠密な全順序」の往復系(成分の大小と等号が一致する列の組の全体)に lem-inf-countable-bf を使うと、大小と等号の関係が同じ 2 つの有限列は自己同型で移り合う。したがって $\varphi_{\bar a}$ は、$\bar a$ の成分の大小と等号を表す有限個の原子論理式とその否定の連言にとれる。同じ理由で、端点のない稠密な全順序の公理(有限個の一階の文)の可算モデルはすべて $(\mathbb Q,<)$ に同型であり、この場合は一階の文の連言が Scott 文になる。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| cor-inf-countable-iso の「$\mathcal N$ が可算」 | $(\mathbb Q,<)$ と $(\mathbb R,<)$ | $\equiv_{\infty\omega}$ なら同型 |
| thm-inf-scott の「可算な $\mathcal N$ の中で」 | $(\mathbb Q,<)$ の Scott 文と $(\mathbb R,<)$ | Scott 文のモデルは $\mathcal M$ に同型 |
| 往復系の(帰り) | 等号だけの言語で 1 点集合 $\{a\}$ と 2 点集合 $\{b,b'\}$、$F$ は $a$ だけの列と $b$ だけの列の組 | 往復系なら $\equiv_{\infty\omega}$ |
| 一階論理の「連言は有限」 | thm-inf-compactness-fails の $T$ | コンパクト性 |
1 行目:順序を保つ有限の対応($\bar a$ と $\bar b$ の成分の大小と等号が一致する組)の全体は、初等同値 の記事の例「端点のない稠密な全順序」と同じ議論で往復系になる。よって thm-inf-karp により $(\mathbb Q,<)\equiv_{\infty\omega}(\mathbb R,<)$ だが、濃度が違うので同型でない。2 行目:Scott 文 $\theta$ は $L_{\omega_1\omega}\subset L_{\infty\omega}$ の文なので、1 行目から $(\mathbb R,<)\models\theta$ だが、$(\mathbb R,<)\not\cong(\mathbb Q,<)$。3 行目:$F$ の元 $((a,\dots,a),(b,\dots,b))$ は等号の原子論理式を同じように満たすので部分同型で、(行き)は $c=a$ に $d=b$ を選べば満たす。しかし $d=b'$ に対する(帰り)は満たさない。実際 $\exists x\exists y\,x\ne y$ は 2 点集合だけで真である。4 行目:prf-inf-compactness-fails の 1 で確かめた。
$L_{\omega_1\omega}$ については、次の結果が知られている(いずれもこの記事では証明しない)。補間定理(López-Escobar):$\models\varphi\to\psi$ なら、$\varphi,\psi$ に共通する記号だけで書かれた $L_{\omega_1\omega}$ の文 $\theta$ で $\models\varphi\to\theta$、$\models\theta\to\psi$ となるものがある(KK04 Theorem 1.5.3、p. 9。一階の場合は Craigの補間定理)。整列順序の定義不能性(Morley、López-Escobar):すべての可算な整列順序で真な $L_{\omega_1\omega}$ の文は、有理数と同じ順序型の部分集合をもつモデル(したがって整列順序でないモデル)をもつ(同 Theorem 1.1.1、p. 3)。Hanf 数(Morley):$L_{\omega_1\omega}$ の Hanf 数は $\beth_{\omega_1}$ である(同 Theorem 1.6.2、p. 10)。また、$L_{\kappa\kappa}$ の形のコンパクト性は大きな基数と結びつく(弱コンパクト基数)。
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