Hasse–Weilゼータ関数(Hasse–Weil zeta function)とは、$\mathbb{Z}$ 上有限型のスキーム $X$ の閉点 $x$ にわたる Euler 積 $\zeta_X(s)=\prod_x(1-\#\kappa(x)^{-s})^{-1}$ である。ファイバーの合同ゼータ関数の積に分かれ、$\operatorname{Spec}\mathcal{O}_K$ では Dedekind ゼータ関数、$\mathbb{Q}$ 上の楕円曲線の極小方程式のモデルでは $\zeta(s)\zeta(s-1)/L(E,s)$ になる。数体上の滑らかな射影多様体では良い還元の素イデアルにわたって作り、Deligne の定理から $\operatorname{Re}s>\dim X+1$ で収束する。全平面への延長と関数等式は Hasse–Weil 予想である。
前提知識: 合同ゼータ関数, Dedekindゼータ関数, スキーム, 有限型射, 閉点
Riemannゼータ関数 は素数 $p$ にわたる Euler 積 $\prod_p(1-p^{-s})^{-1}$ である。素数は $\operatorname{Spec}\mathbb{Z}$ の閉点にあたり、$p$ はその剰余体 $\mathbb{F}_p$ の元の個数である。同じ形の積を、$\mathbb{Z}$ 上有限型のスキーム $X$ の閉点すべてにわたって作ったものが、$X$ の Hasse–Weil ゼータ関数(Hasse–Weil zeta function)$\zeta_X(s)$ である。$X=\operatorname{Spec}\mathcal{O}_K$ なら Dedekindゼータ関数 になり、$X$ が有限体 $\mathbb{F}_q$ 上のスキームなら 合同ゼータ関数 $Z(X,t)$ に $t=q^{-s}$ を代入したものになる。数体 $K$ 上の滑らかな射影多様体 $X$ については、良い還元をもつ素イデアル $\mathfrak{p}$ ごとに還元の合同ゼータ関数を掛け合わせたものを考え、これも $X$ の Hasse–Weil ゼータ関数と呼ぶ。
調べるときの基本の道具は、$\zeta_X$ が素イデアルごとのファイバーの合同ゼータ関数の積に分かれることである(thm-hwz-fibers)。これにより、有限体の上での点の個数や Weil予想 が、そのまま大域的なゼータ関数の性質になる。この記事では、閉点と剰余体の関係、Euler 積の絶対収束、ファイバーへの分解を証明し、射影空間と楕円曲線の Weierstrass モデルのゼータ関数を計算する。楕円曲線では、悪い素数のファイバーまで含めて $\zeta_W(s)=\zeta(s)\zeta(s-1)/L(E,s)$ が成り立つ(thm-hwz-weierstrass)。数体上の多様体については、Deligne の定理から $\operatorname{Re}s>\dim X+1$ での収束と、ファイバーが幾何的に連結なときの $s=\dim X+1$ での 1 位の極を導き、全平面への延長と関数等式についての Hasse–Weil 予想を述べる。
この記事でスキーム $X$ が $\mathbb{Z}$ 上有限型とは、構造射 $X\to\operatorname{Spec}\mathbb{Z}$ が有限型射であること、すなわち $X$ が有限個のアフィン開集合 $\operatorname{Spec}A_i$ で覆われ、各 $A_i$ が環として有限生成であることをいう。代数体の整数環 $\mathcal{O}_K$ や有限体の上の有限型スキームは $\mathbb{Z}$ 上有限型である($\mathcal{O}_K$ も有限体も環として有限生成で、有限生成の合成は有限生成)。点 $x$ の剰余体を $\kappa(x)$、閉点の集合を $|X|$ と書く。
$X$ を $\mathbb{Z}$ 上有限型のスキーム、$x\in X$ とする。$x$ が閉点であることと、$\kappa(x)$ が有限体であることは同値である。
要点:アフィン開集合の上で、閉点は極大イデアルに対応し、その剰余体は環として有限生成な体なので有限体である。逆に剰余体が有限なら、対応する素イデアルによる剰余環は有限な整域なので体になる。
$x$ を含むアフィン開集合 $U=\operatorname{Spec}A$($A$ は環として有限生成)をとり、$x$ に対応する素イデアルを $\mathfrak{q}$ とする。
$x$ が $X$ の閉点なら $U$ の閉点でもあるので $\mathfrak{q}$ は極大イデアルであり、$\kappa(x)=A/\mathfrak{q}$ は環として有限生成な体である。Zariskiの補題 の命題「有限生成な環である体は有限体」により、$\kappa(x)$ は有限体である。
逆に $\kappa(x)$ が有限なら、整域 $A/\mathfrak{q}$ は $\kappa(x)$ の部分環なので有限集合である。有限な整域は体である($0$ でない元 $a$ による掛け算は単射なので全射)から、$\mathfrak{q}$ は極大イデアルで、$x$ は $U$ の閉点である。この議論は $x$ を含むどのアフィン開集合でも成り立つ。$y$ を $\{x\}$ の閉包の点とし、$y$ を含むアフィン開集合 $V$ をとると、$V$ は $y$ の開近傍なので $x\in V$ であり、$x$ は $V$ の閉点だから $y=x$ である。よって $x$ は $X$ の閉点である(合同ゼータ関数 の補題「有限型スキームの閉点」と同じ議論)。$\square$
閉点 $x$ について $N(x):=\#\kappa(x)$ とおく。
$X$ を $\mathbb{Z}$ 上有限型のスキームとする。
$$
\zeta_X(s):=\prod_{x\in|X|}\frac{1}{1-N(x)^{-s}}
$$
を $X$ の Hasse–Weil ゼータ関数という(収束は prop-hwz-convergence)。
定義には閉点とその剰余体しか現れないので、$\zeta_X$ は被約化 $X_{\mathrm{red}}$ のゼータ関数に等しい。$\operatorname{Spec}\mathbb{Z}$ の閉点は素数 $p$ が生成する極大イデアルで $N(x)=p$ だから、$\zeta_{\operatorname{Spec}\mathbb{Z}}$ は Riemann ゼータ関数 $\zeta(s)$ である。この定義は Poo17 Definition 7.3.4 と同じである。
$X$ が $N$ 個のアフィン開集合 $U_1,\dots,U_N$ で覆われ、各 $U_i$ が $\mathbb{A}^m_{\mathbb{Z}}=\operatorname{Spec}\mathbb{Z}[t_1,\dots,t_m]$ の閉部分スキームと同型であるとする。
要点:$N(x)=q$ となる閉点は $\mathbb{F}_q$ に値をもつ点を与えるので $Nq^m$ 個以下であり、$\sum_x\lvert N(x)^{-s}\rvert$ は $N\sum_{n\ge2}n^{m-\sigma}$($\sigma=\operatorname{Re}s$)で抑えられる。
1:$x$ が $X$ の閉点なら、$x$ を含む $U_i$ の閉点でもある。$U_i=\operatorname{Spec}A$、$A=\mathbb{Z}[t_1,\dots,t_m]/I$ の閉点 $x$ で $N(x)=q$ となるものに、同型 $\kappa(x)\cong\mathbb{F}_q$ を 1 つ選んで準同型 $A\to\kappa(x)\cong\mathbb{F}_q$ を対応させる。その核は $x$ の極大イデアルなので、異なる $x$ には異なる準同型が対応する。準同型 $A\to\mathbb{F}_q$ は $t_1,\dots,t_m$ の像で決まるので $q^m$ 個以下である。$i$ について足せばよい。
2:$\sigma:=\operatorname{Re}s$ とする。1 より$$\sum_{x\in|X|}\bigl\lvert N(x)^{-s}\bigr\rvert\le N\sum_{q}q^{m-\sigma}\le N\sum_{n\ge2}n^{m-\sigma}$$($q$ は素数冪を動く)であり、$\sigma>m+1$ なら右辺は有限である。$N(x)\ge2$ なので $\lvert N(x)^{-s}\rvert\le1/2$ であり、$\lvert z\rvert\le1/2$ のとき $\bigl\lvert\sum_{k\ge1}z^k/k\bigr\rvert\le\lvert z\rvert/(1-\lvert z\rvert)\le2\lvert z\rvert$ である。よって $\sum_x\sum_{k\ge1}N(x)^{-ks}/k$ は $\operatorname{Re}s\ge m+1+\delta$($\delta>0$)で絶対かつ一様に収束し、正則関数の一様極限として正則である(Riemannゼータ関数 の補題「正則関数の一様極限」)。その $\exp$ が $\zeta_X(s)$ なので、$\zeta_X$ は正則で $0$ にならない。
3:各因子を $\sum_{k\ge0}N(x)^{-ks}$ と展開して掛け合わせると、閉点の形式和 $\sum_xn_xx$ ごとに項 $\prod_xN(x)^{-n_xs}$ がちょうど 1 回ずつ現れる。1 より $N(x)\le n$ となる閉点は有限個なので、$n$ を固定すると $\prod_xN(x)^{n_x}=n$ となる形式和は有限個である。絶対収束しているので、項を $n$ ごとにまとめてよい。$\square$
Poo17 Remark 7.3.5 も、ある半平面での収束が容易に示せること、最良の半平面を決めるのは容易でないことを述べている。数体上の滑らかな射影多様体については、thm-hwz-number-field で最良の半平面を求める。
この節では、$K$ を代数体($K=\mathbb{Q}$ も含む)、$\mathcal{O}_K$ をその整数環、$X$ を $\mathcal{O}_K$ 上有限型のスキーム、$f\colon X\to\operatorname{Spec}\mathcal{O}_K$ を構造射とする。$0$ でない素イデアル $\mathfrak{p}$ について $\kappa(\mathfrak{p}):=\mathcal{O}_K/\mathfrak{p}$($N\mathfrak{p}$ 元の有限体)とし、ファイバー $X_{\mathfrak{p}}:=X\times_{\operatorname{Spec}\mathcal{O}_K}\operatorname{Spec}\kappa(\mathfrak{p})$ を $\kappa(\mathfrak{p})$ 上有限型のスキームとみる。
要点:ファイバーへの射 $X_{\mathfrak{p}}\to X$ は閉移入で、$f^{-1}(\mathfrak{p})$ と剰余体まで込めて同一視される。閉点の像は剰余体が有限なので閉点 $\mathfrak{p}$ であり、Euler 積を $\mathfrak{p}$ ごとにまとめると合同ゼータ関数の Euler 積表示になる。
1:$\operatorname{Spec}\kappa(\mathfrak{p})\to\operatorname{Spec}\mathcal{O}_K$ は閉移入なので、その底変換 $X_{\mathfrak{p}}\to X$ も閉移入であり、アフィン開集合 $\operatorname{Spec}A\subset X$ の上では $\operatorname{Spec}(A/\mathfrak{p}A)\to\operatorname{Spec}A$ である。$A/\mathfrak{p}A$ の素イデアルは、$\mathfrak{p}A$ を含む $A$ の素イデアル $\mathfrak{q}$ と一対一に対応する。$\mathfrak{q}\cap\mathcal{O}_K$ は $\mathfrak{p}$ を含む素イデアルで $\mathfrak{p}$ は極大なので、これは $f(\mathfrak{q})=\mathfrak{p}$ となる $\mathfrak{q}$ の全体である。対応する点の剰余体はどちらも $A_{\mathfrak{q}}/\mathfrak{q}A_{\mathfrak{q}}$ である。閉移入は像への同相写像なので、前半が従う。
$x\in|X|$ とすると、lem-hwz-closed-point により $\kappa(x)$ は有限体である。$y:=f(x)$ の剰余体は $\kappa(x)$ に埋め込まれるので有限である。生成点の剰余体は無限体 $K$ なので、$y$ は生成点でなく、$0$ でない素イデアル $\mathfrak{p}$ である。$x\in f^{-1}(\mathfrak{p})$ に対応する $X_{\mathfrak{p}}$ の点を $x'$ とすると $\kappa(x')\cong\kappa(x)$ である。$X$ も $X_{\mathfrak{p}}$ も $\mathbb{Z}$ 上有限型なので、lem-hwz-closed-point を両方に使うと、「$x$ が $X$ の閉点」「$\kappa(x)$ が有限」「$x'$ が $X_{\mathfrak{p}}$ の閉点」は互いに同値である。
2:$x'\in|X_{\mathfrak{p}}|$ の $\kappa(\mathfrak{p})$ 上の次数を $\deg x'$ とすると $N(x)=N\mathfrak{p}^{\deg x'}$ である。1 により Euler 積の因子を $\mathfrak{p}$ ごとにまとめてよく(絶対収束するので順序を変えてよい)、$$\zeta_X(s)=\prod_{\mathfrak{p}}\ \prod_{x'\in|X_{\mathfrak{p}}|}\frac{1}{1-(N\mathfrak{p}^{-s})^{\deg x'}}$$となる。合同ゼータ関数 の命題「Euler積表示」により、内側の積は形式的冪級数として $Z(X_{\mathfrak{p}},t)$ に等しい。係数が非負なので、積と冪級数は $\lvert t\rvert=N\mathfrak{p}^{-\operatorname{Re}s}$ で同時に絶対収束し、値も等しい。$\square$
$X$ を $\mathcal{O}_K$ 上有限型のスキームとする。等式はどれも、両辺の Euler 積が絶対収束する範囲で成り立つ。
要点:1 と 5 は Euler 積をそのまま比べる。2 は閉点が剰余体だけで判定できることから、3 は合同ゼータ関数の公式 $Z(X\times\mathbb{A}^n,t)=Z(X,q^nt)$ から、4 は 2・3 と $n$ についての帰納法から従う。
1:閉点は $0$ でない素イデアル $\mathfrak{p}$ で、$N(x)=N\mathfrak{p}$ である。Dedekindゼータ関数 の定理「収束と Euler 積」の積と一致する。
2:$Y$ と $U$ も $\mathbb{Z}$ 上有限型である。$Y$ の点の剰余体は $X$ での剰余体と同じで、$U$ は開集合なので剰余体も同じである。lem-hwz-closed-point により閉点は剰余体だけで判定できるので、$|X|=|Y|\sqcup|U|$ であり、Euler 積が分かれる。
3:ファイバーは $X_{\mathfrak{p}}\times_{\kappa(\mathfrak{p})}\mathbb{A}^n_{\kappa(\mathfrak{p})}$ である。合同ゼータ関数 の命題「分解と積と底変換」の 2 により $Z(X_{\mathfrak{p}}\times\mathbb{A}^n,t)=Z(X_{\mathfrak{p}},N\mathfrak{p}^nt)$ であり、$t=N\mathfrak{p}^{-s}$ を代入すると $N\mathfrak{p}^{n-s}$ になる。thm-hwz-fibers の 2 で掛け合わせればよい。
4:前半は 1 と 3 による。$\mathbb{P}^n_{\mathcal{O}_K}$ は閉部分スキーム $\{x_0=0\}\cong\mathbb{P}^{n-1}_{\mathcal{O}_K}$ とその補集合 $\mathbb{A}^n_{\mathcal{O}_K}$ に分かれるので、2 と $n$ についての帰納法による($\mathbb{P}^0_{\mathcal{O}_K}=\operatorname{Spec}\mathcal{O}_K$)。
5:閉点 $x$ の剰余体は $\mathbb{F}_q$ を含むので $N(x)=q^{\deg x}$($\deg x:=[\kappa(x):\mathbb{F}_q]$)であり、$\zeta_X(s)=\prod_x(1-(q^{-s})^{\deg x})^{-1}$ である。合同ゼータ関数 の命題「Euler積表示」により、これは $Z(X,q^{-s})$ に等しい。$\square$
5 は Poo17 Proposition 7.3.8 である。合同ゼータ関数 の記事で $Z(X,q^{-s})$ を Hasse–Weil ゼータ関数とも呼んでいるのは、この一致による。4 のとおり、$\zeta_{\mathbb{P}^n_{\mathbb{Z}}}(s)=\zeta(s)\zeta(s-1)\cdots\zeta(s-n)$ は Riemann ゼータ関数の平行移動の積なので、$\mathbb{C}$ 全体に有理型に延びる。$s=n+1$ では因子 $\zeta(s-n)$ が 1 位の極をもち、ほかの因子は $0$ でない有限の値 $\zeta(n+1-j)$($0\le j< n$)をとるので、$\zeta_{\mathbb{P}^n_{\mathbb{Z}}}$ は $s=n+1$ に 1 位の極をもつ。一方、$s=n+1$ より左の極は打ち消されることがある。たとえば $n=3$、$s=1$ では、$\zeta(s)$ の極を因子 $\zeta(s-3)$ の零点 $\zeta(-2)=0$ が打ち消す。
$E$ を $\mathbb{Q}$ 上の楕円曲線とし、その大域極小方程式(楕円曲線のL関数 の節「定義」)を斉次化して
$$
F:=Y^2Z+a_1XYZ+a_3YZ^2-X^3-a_2X^2Z-a_4XZ^2-a_6Z^3\qquad(a_i\in\mathbb{Z})
$$
と書く。$W\subset\mathbb{P}^2_{\mathbb{Z}}$ を $F=0$ で定まる閉部分スキームとする。$X^3$ の係数が $1$ なので、ファイバー $W_p$ は $F$ を $p$ を法として還元した $\mathbb{F}_p$ 上の 3 次曲線 $\tilde E_p$ である。$a_p$、導手 $N$、$L_p(T)$ と $L(E,s)=\prod_pL_p(p^{-s})^{-1}$ は 楕円曲線のL関数 の定義「楕円曲線のL関数」のとおりとする。
すべての素数 $p$ について、$\mathbb{Q}[\![t]\!]$ の中で
$$
Z(W_p,t)=\frac{L_p(t)}{(1-t)(1-pt)}
$$
が成り立つ。$\zeta_W$ の Euler 積は $\operatorname{Re}s>2$ で絶対収束し、そこで
$$
\zeta_W(s)=\frac{\zeta(s)\,\zeta(s-1)}{L(E,s)}
$$
である。
要点:良い素数では楕円曲線の合同ゼータ関数の公式を使う。悪い素数では、特異点を通る直線で点を数えると $\#\tilde E_p(\mathbb{F}_q)=q+2-r_q$($r_q$ は特異点での接線の傾きを根とする 2 次式の $\mathbb{F}_q$ での根の個数)となり、還元の型ごとに $Z(W_p,t)=L_p(t)/((1-t)(1-pt))$ が確かめられる。
良い素数. $p\nmid N$ なら $\tilde E_p$ は $\mathbb{F}_p$ 上の楕円曲線で、合同ゼータ関数 の例「楕円曲線のゼータ関数」により $Z(\tilde E_p,t)=(1-a_pt+pt^2)/((1-t)(1-pt))$ である。
悪い素数. $p\mid N$ とし、$q:=p^r$($r\ge1$)とする。$\tilde E_p$ は特異点をちょうど 1 つもち、それは $\mathbb{F}_p$ 有理点である(Tateのアルゴリズム の命題「特異点を原点に移す」)。特異点を原点に移すとアフィン部分は $y^2+a_1xy-a_2x^2=x^3$(係数は $\mathbb{F}_p$ の元)になる。楕円曲線のL関数 の命題「悪い素数での係数」の証明の数え方を、$\mathbb{F}_p$ の代わりに $\mathbb{F}_q$ で行う。傾き $\lambda\in\mathbb{F}_q$ の原点を通る直線は、$x=\lambda^2+a_1\lambda-a_2\ne0$ のときに限り原点以外の 1 点で曲線と交わり、原点以外のアフィンの点はすべて $x\ne0$ で、傾き $y/x$ で決まる。無限遠点は $[0:1:0]$ だけである。よって$$\#\tilde E_p(\mathbb{F}_q)=1+(q-r_q)+1=q+2-r_q$$(無限遠点、原点以外のアフィンの点、特異点)である。ここで $r_q$ は $\lambda^2+a_1\lambda-a_2$ の $\mathbb{F}_q$ での根の個数である。Tateのアルゴリズム の命題「乗法的還元の判定」により、この 2 次式の根は原点での接線の傾きであり、次の 3 通りがある。
$\sum_rp^rt^r/r=-\log(1-pt)$、$\sum_rt^r/r=-\log(1-t)$、$\sum_r(-1)^rt^r/r=-\log(1+t)$ を使って $Z=\exp\sum_r\#\tilde E_p(\mathbb{F}_{p^r})t^r/r$ を計算すると、3 通りの順に$$Z(W_p,t)=\frac{1}{1-pt},\qquad\frac{1+t}{(1-t)(1-pt)},\qquad\frac{1}{(1-t)(1-pt)}$$となる。同じ命題「悪い素数での係数」により、それぞれ $a_p=1,-1,0$、すなわち $L_p(t)=1-t,\ 1+t,\ 1$ なので、主張の形である。
全体. 実数 $\sigma>2$ では、因子 $(1-p^{-\sigma})^{-1}$ と $(1-p^{1-\sigma})^{-1}$ の積はそれぞれ $\zeta(\sigma)$、$\zeta(\sigma-1)$ に収束し、Hasse の定理 $\lvert a_p\rvert\le2\sqrt p$(楕円曲線 の定理「Hasse の定理」)から $\sum_p\lvert L_p(p^{-s})-1\rvert\le\sum_p(2p^{1/2-\sigma}+p^{1-2\sigma})< \infty$ なので、$\prod_pL_p(p^{-s})$ は絶対収束して $1/L(E,s)$ に等しい。よって $\prod_pZ(W_p,p^{-\sigma})$ は有限であり、$\sum_x N(x)^{-\sigma}\le\sum_x\log(1-N(x)^{-\sigma})^{-1}=\log\prod_pZ(W_p,p^{-\sigma})$ から $\zeta_W$ の Euler 積も $\operatorname{Re}s>2$ で絶対収束する。thm-hwz-fibers の 2 により $\zeta_W(s)=\prod_pZ(W_p,p^{-s})$ で、各因子に上の式を代入すればよい。$\square$
$W$ の Euler 積では悪い素数も含めて全素数が現れるが、その因子が $L(E,s)$ の悪い素数での因子と過不足なく合う。これは $L(E,s)$ の悪い素数での $L_p$ の定め方が、極小方程式の還元の点の個数を正しく数えていることの表れである(ex-hwz-counterexamples の 2 は、極小でない方程式ではこれが崩れることを示す)。
$\zeta_W$ は $\mathbb{C}$ 全体の有理型関数に延びる。$\xi(s):=\pi^{-s/2}\Gamma(s/2)\zeta(s)$、$\Lambda(E,s):=N^{s/2}(2\pi)^{-s}\Gamma(s)L(E,s)$ とおき、
$$
\Xi_W(s):=\frac{\xi(s)\,\xi(s-1)}{\Lambda(E,s)}
$$
とすると、楕円曲線のL関数 の定理「関数等式」の符号 $w_E\in\{\pm1\}$ について $\Xi_W(2-s)=w_E\,\Xi_W(s)$ が成り立つ。
Riemannゼータ関数 の定理「全平面への解析接続と関数等式」により $\xi$ は $\mathbb{C}$ 上の有理型関数で $\xi(s)=\xi(1-s)$ をみたし、楕円曲線のL関数 の定理「関数等式」により $\Lambda(E,s)$ は $\mathbb{C}$ 上の正則関数で $\Lambda(E,s)=w_E\Lambda(E,2-s)$ をみたす(モジュラー性定理による。この記事では証明しない)。thm-hwz-weierstrass により $\zeta_W(s)=\zeta(s)\zeta(s-1)/L(E,s)$ で、右辺は有理型関数の商だから $\mathbb{C}$ 全体に延びる。また
$$
\Xi_W(2-s)=\frac{\xi(2-s)\,\xi(1-s)}{\Lambda(E,2-s)}=\frac{\xi(s-1)\,\xi(s)}{w_E\Lambda(E,s)}=w_E\,\Xi_W(s)
$$
である($w_E^{-1}=w_E$)。$\square$
関数等式は $s$ と $2-s$ を結ぶ。$W$ は Krull 次元 $2$ のスキームで、生成ファイバー $E$ は $1$ 次元なので、中心 $s=1$ は次の節の Hasse–Weil 予想の「$s$ と $\dim+1-s$」の形にあたる。
$K$ を代数体、$X$ を $K$ 上の滑らかな射影多様体、$d:=\dim X$ とする。$0$ でない素イデアルの有限集合 $S$ について $\mathcal{O}_{K,S}:=\{a\in K\mid\mathfrak{p}\notin S\text{ なら }v_{\mathfrak{p}}(a)\ge0\}$ とおく。$X$ が $S$ の外で良い還元をもつとは、$\mathcal{O}_{K,S}$ 上の滑らかな射影スキーム $\mathcal{X}$ で生成ファイバーが $X$ と同型なものがあることをいう。このような $S$ がとれることは「延長(spreading out)」の原理による標準的な事実で、この記事では証明しない(Poo17 Theorem 3.2.1, p. 58 と Table 1, pp. 302–303 の「滑らか」「射影的」の行。$K=\mathbb{Q}$ では、方程式の係数を整数にそろえて還元する Mil21 Chapter IV §10, p. 162 の説明がある)。$\mathcal{O}_{K,S}$ は $\mathcal{O}_K$ に有限個の元の逆元を添加した環なので、$\mathcal{X}$ は $\mathcal{O}_K$ 上有限型であり、$\mathfrak{p}\in S$ でのファイバーは空である。
上の $\mathcal{X}$ について
$$
\zeta_S(X,s):=\zeta_{\mathcal{X}}(s)=\prod_{\mathfrak{p}\notin S}Z\bigl(\mathcal{X}_{\mathfrak{p}},N\mathfrak{p}^{-s}\bigr)
$$
を、$X$ の($S$ の外の)Hasse–Weil ゼータ関数という。2 つ目の等号は thm-hwz-fibers による。
ファイバー $\mathcal{X}_{\mathfrak{p}}$ はモデル $\mathcal{X}$ の選び方によるが、合同ゼータ関数 $Z(\mathcal{X}_{\mathfrak{p}},t)$ はよらない。$\ell$ 進コホモロジーで書けるからである(Ser70 p. 19-03 の注意。次の定理の $P_{m,\mathfrak{p}}$ が $H^m(X_{\bar K},\mathbb{Q}_\ell)$ の上の Frobenius の固有多項式に等しいことによる。Galois表現のL関数)。したがって $\zeta_S(X,s)$ は $X$ と $S$ だけで決まる。$K=\mathbb{Q}$ のこの定義は Mil21 Chapter IV §10, p. 163 のものである。
$\mathfrak{p}\notin S$ とし、$B_m$ を $X$ の $m$ 次 Betti 数(埋め込み $K\to\mathbb{C}$ を 1 つ選んだときの $X(\mathbb{C})$ の $m$ 次 Betti 数)とする。整数係数の多項式 $P_{m,\mathfrak{p}}(t)\in1+t\mathbb{Z}[t]$($0\le m\le2d$)で
$$
Z(\mathcal{X}_{\mathfrak{p}},t)=\prod_{m=0}^{2d}P_{m,\mathfrak{p}}(t)^{(-1)^{m+1}},\qquad\deg P_{m,\mathfrak{p}}=B_m,
$$
をみたし、$P_{m,\mathfrak{p}}(t)=\prod_{\alpha=1}^{B_m}(1-\lambda_{\alpha}t)$ と分解すると $\lvert\lambda_\alpha\rvert=N\mathfrak{p}^{m/2}$ となるものがある。
この記事では証明しない。$P_{m,\mathfrak{p}}(t)=\det(1-t\pi\mid H^m(\bar{\mathcal{X}}_{\mathfrak{p}},\mathbb{Q}_\ell))$($\pi$ は Frobenius 自己準同型)とおくと、Grothendieck の跡公式から $Z$ がこれらの交代積になり(Ser70 p. 19-01 の (1)・(2)、合同ゼータ関数 の定理「合同ゼータ関数の有理性」)、係数が $\ell$ によらない整数であることと $\lvert\lambda_\alpha\rvert=N\mathfrak{p}^{m/2}$ は Deligne の定理である(Del74 Théorème (1.6), p. 276)。次数が $X$ の Betti 数に等しいことは、固有で滑らかな底変換と比較定理による(Ser70 p. 19-02、合同ゼータ関数 の定理「Weil予想(Deligneの定理)」の 4。そこでは幾何的に連結な場合を述べている)。
$0\le m\le2d$ について $L_S(H^m,s):=\prod_{\mathfrak{p}\notin S}P_{m,\mathfrak{p}}(N\mathfrak{p}^{-s})^{-1}$ とおく。
要点:$\lvert\lambda_\alpha\rvert=N\mathfrak{p}^{m/2}$ から $\log P_{m,\mathfrak{p}}(N\mathfrak{p}^{-s})^{-1}$ は $2B_mN\mathfrak{p}^{m/2-\sigma}$ で抑えられ、$\sum_{\mathfrak{p}}N\mathfrak{p}^{m/2-\sigma}$ は $m/2-\sigma<-1$ のとき収束する。$s=d+1$ の極は、$L_S(H^{2d},s)$ が $\zeta_K(s-d)$ と有限積の積になることから来る。
1:$\sigma:=\operatorname{Re}s>1+m/2$ とする。$\lvert\lambda_\alpha N\mathfrak{p}^{-s}\rvert=N\mathfrak{p}^{m/2-\sigma}< N\mathfrak{p}^{-1}\le\frac12$ なので、$$\Bigl\lvert\log P_{m,\mathfrak{p}}(N\mathfrak{p}^{-s})^{-1}\Bigr\rvert=\Bigl\lvert\sum_{\alpha}\sum_{k\ge1}\frac{(\lambda_\alpha N\mathfrak{p}^{-s})^k}{k}\Bigr\rvert\le2B_m\,N\mathfrak{p}^{m/2-\sigma}$$である。$K$ の素イデアルで素数 $p$ の上にあるものは $[K:\mathbb{Q}]$ 個以下で、そのノルムは $p$ 以上なので(代数体における素イデアルの分解 の定理「基本等式」)、$\sum_{\mathfrak{p}}N\mathfrak{p}^{m/2-\sigma}\le[K:\mathbb{Q}]\sum_pp^{m/2-\sigma}< \infty$ である($m/2-\sigma<-1$)。$\operatorname{Re}s\ge1+m/2+\delta$ で一様に収束するので、prop-hwz-convergence の証明と同じく $L_S(H^m,s)$ は正則で $0$ にならない。
2:$\operatorname{Re}s>d+1$ ならすべての $m\le2d$ で $\operatorname{Re}s>1+m/2$ なので、1 の積はすべて絶対収束する。thm-hwz-deligne の式に $t=N\mathfrak{p}^{-s}$ を代入して $\mathfrak{p}$ について掛け合わせ、絶対収束を使って積の順序を入れ替えればよい。
3:合同ゼータ関数 の定理「Weil予想(Deligneの定理)」の 1 により $P_{2d,\mathfrak{p}}(t)=1-N\mathfrak{p}^dt$ なので、$$L_S(H^{2d},s)=\prod_{\mathfrak{p}\notin S}\frac{1}{1-N\mathfrak{p}^{d-s}}=\zeta_K(s-d)\prod_{\mathfrak{p}\in S}\bigl(1-N\mathfrak{p}^{d-s}\bigr)$$である。$\zeta_K$ は $\mathbb{C}$ 上有理型で、$\operatorname{Re}s>0$ での極は $s=1$ の 1 位の極だけである(Dedekindゼータ関数 の注意「全平面への延長と関数等式」、解析的類数公式 の定理「解析的類数公式」)。$S$ についての有限積は $s=d+1$ で $0$ でない。$m\le2d-1$ の因子は 1 により $\operatorname{Re}s>d+\frac12$ で正則で $0$ にならない。よって $\zeta_S(X,s)$ は $\operatorname{Re}s>d+\frac12$ で $\zeta_K(s-d)$ と正則で $0$ にならない関数との積である。$\square$
1 の半平面は Ser70 p. 19-03 の (4) の述べる範囲である。$X=\operatorname{Spec}K$($d=0$)では $\zeta_S(X,s)$ は $\zeta_K$ から $S$ の因子を除いたもの、$K=\mathbb{Q}$ 上の楕円曲線 $E$($d=1$、$B_0=B_2=1$、$B_1=2$)では $L_S(H^1,s)=L_S(E,s)$ で
$$
\zeta_S(E,s)=\frac{\zeta_S(s)\,\zeta_S(s-1)}{L_S(E,s)}
$$
となる(Mil21 Chapter IV §10, p. 164。$\zeta_S$ と $L_S$ は $S$ の因子を除いたもの)。thm-hwz-weierstrass は、極小方程式のモデル $W$ をとれば、悪い素数の因子まで補った $\zeta(s)\zeta(s-1)/L(E,s)$ がその Euler 積として得られることを示している($W$ は悪い素数で滑らかでないので、def-hwz-number-field の意味のモデルではない)。
thm-hwz-number-field は $\operatorname{Re}s>d+1$ の外について何も言わない。悪い素イデアルの因子と無限素点の Γ 因子を補えば全平面に延び、関数等式をみたすだろう、というのが Hasse–Weil 予想である。
$K$ 上の滑らかな射影多様体 $X$($d=\dim X$)の Hasse–Weil ゼータ関数は $\mathbb{C}$ 全体の有理型関数に延び、$s$ と $d+1-s$ を結ぶ関数等式をみたす。
$K=\mathbb{Q}$ のこの形は Mil21 Chapter IV, Conjecture 10.2(p. 163)である。より精密には、$m$ ごとの $L(H^m,s)$ について、悪い素イデアルでの因子・導手・Γ 因子を $\ell$ 進コホモロジーと Hodge 分解から定め、完備化 $\xi(s)$ が $\xi(s)=w\,\xi(m+1-s)$($w=\pm1$)をみたすという形に述べられる(Ser70 §4, pp. 19-11–19-13 の予想 $C_9$。Galois表現のL関数 の節「導手と関数等式の予想」)。知られている場合には次がある(Mil21 Chapter IV §10, pp. 163–165、Ser70 pp. 19-13–19-14)。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| $\mathbb{Z}$ 上有限型(lem-hwz-closed-point) | $X=\operatorname{Spec}\mathbb{Q}$ | 閉点の剰余体が有限であること(Euler 因子 $1-N(x)^{-s}$ が定まること) |
| 方程式が極小(thm-hwz-weierstrass) | $y^2=x^3+7^6$ で定まる $W'\subset\mathbb{P}^2_{\mathbb{Z}}$ | $\zeta_{W'}(s)=\zeta(s)\zeta(s-1)/L(E,s)$ |
| $X$ が多様体(整)であることと、ファイバーが幾何的に連結(thm-hwz-number-field の 3) | $X=\operatorname{Spec}(\mathbb{Q}\times\mathbb{Q})$、モデル $\operatorname{Spec}(\mathbb{Z}\times\mathbb{Z})$ | $s=d+1$ での極が 1 位であること |
1. $\operatorname{Spec}\mathbb{Q}$ は 1 点で、その点は閉点で剰余体は $\mathbb{Q}$ であり、$N(x)$ が定まらない。$\mathbb{Q}$ は環として有限生成でない(Zariskiの補題 の命題「有限生成な環である体は有限体」の証明)ので、$\operatorname{Spec}\mathbb{Q}$ は $\mathbb{Q}$ 上有限型だが $\mathbb{Z}$ 上有限型でない。
2. $x=49X$、$y=343Y$ と置くと $y^2=x^3+7^6$ は $7^6(Y^2-X^3-1)=0$ になるので、$W'$ の生成ファイバーは楕円曲線 $E\colon Y^2=X^3+1$ である。$7$ が可逆な素数 $p\neq7$ では、同じ置き換えで $W'_p$ と $E$ の極小方程式のモデル $W\colon Y^2=X^3+1$ のファイバー $W_p$ は同型で、合同ゼータ関数も等しい($Y^2=X^3+1$ の判別式は $-2^43^3$ で、$2,3$ での付値が $12$ 未満なので極小である。半安定還元 の補題「極小性と型の判定」)。$p=7$ では、$W'_7$ は尖点 3 次曲線 $y^2=x^3$ で、非特異点は $\mathbb{F}_q$ の加法群と同じく $q$ 個あるから $\#W'_7(\mathbb{F}_{7^r})=7^r+1$、$Z(W'_7,t)=1/((1-t)(1-7t))$ である。一方 $W_7$ は良い還元で、$Y^2=X^3+1$ の $\mathbb{F}_7$ 点は $12$ 個なので $a_7=-4$、$Z(W_7,t)=(1+4t+7t^2)/((1-t)(1-7t))$ である。よって $\zeta_{W'}(s)=\zeta_W(s)\,(1+4\cdot7^{-s}+7^{1-2s})^{-1}$ で、thm-hwz-weierstrass の右辺とは $7$ での因子だけ異なる。
3. $X$ は 2 つの $\mathbb{Q}$ 有理点からなる $0$ 次元の滑らかな射影スキームで、連結でないので多様体ではない(代数多様体 の整性を破る)。モデル $\operatorname{Spec}(\mathbb{Z}\times\mathbb{Z})$ のファイバー $\operatorname{Spec}(\mathbb{F}_p\times\mathbb{F}_p)$ は 2 点なので連結でない。$Z=(1-t)^{-2}$ だから $\zeta_X(s)=\zeta(s)^2$ で、$s=1=d+1$ に 2 位の極をもつ。
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