分離閉包

同義語:separable closure分離代数閉包separable algebraic closure

概要

分離閉包(separable closure)とは、体 $F$ 上分離的な代数拡大であって、その体の上の定数でない分離多項式がすべて 1 次式の積に分解するような体 $F^{\mathrm{sep}}$ のことである。$F$ の代数閉包の中で $F$ 上分離的な元全体として得られ、$F$ 上の同型を除いて一意であり、$F$ の最大の Galois 拡大として絶対 Galois 群 $\operatorname{Gal}(F^{\mathrm{sep}}/F)$ を定める。完全体では代数閉包と一致するが、$F=\mathbb{F}_p(t)$ では $t$ の $p$ 乗根を含まず、代数閉包はその上の純非分離拡大になる。

$$\newcommand{C}[0]{\mathbb{C}} \newcommand{div}[0]{\mathbin{÷}} \newcommand{N}[0]{\mathbb{N}} \newcommand{Q}[0]{\mathbb{Q}} \newcommand{R}[0]{\mathbb{R}} \newcommand{Z}[0]{\mathbb{Z}} $$

前提知識: 体の拡大, 分離拡大, 代数閉体

標数が素数 $p$ の体 $F=\mathbb{F}_p(t)$(有理関数体)の代数閉包 $\Omega$ には、多項式 $x^p-t$ の根 $u$ が含まれる。$\Omega[x]$ では $x^p-t=x^p-u^p=(x-u)^p$ なので、$u$ の最小多項式は重根をもち、$u$ を動かす $F$ 上の自己同型は 1 つもない($u$ の行き先は $x^p-t$ の根、すなわち $u$ 自身しかない)。代数閉包の中で Galois 理論がはたらくのは、最小多項式が重根をもたない元、すなわち分離的な元の部分である。この部分を集めた体が分離閉包である。体 $F$ の分離閉包 $F^{\mathrm{sep}}$ は $F$ の最大の Galois 拡大であり、その上の $F$ 上の自己同型の群が $F$ の絶対Galois群である。標数 $0$ の体や有限体では分離閉包は代数閉包と一致するが、$\mathbb{F}_p(t)$ のような完全体でない体では真に小さく、代数閉包との差は「$p$ 乗根をとる」だけの純非分離な拡大になる。

定義

以下、体の拡大 $E/F$ の元 $\alpha$ が $F$ 上代数的なとき、その $F$ 上の最小多項式を $m_{\alpha,F}$ と書く。$0$ でない多項式 $f\in F[x]$ が分離多項式であるとは、$f$ が 1 次式の積に分解するある拡大体で $f$ が重根をもたないことをいい、この性質は拡大体のとり方によらず、$f$ とその形式微分 $f'$ の最大公約数が $1$ であることと同値である。分離多項式の $0$ でない約元はまた分離多項式である。$\alpha$ が $F$ 上分離的であるとは、$\alpha$ が $F$ 上代数的で $m_{\alpha,F}$ が分離多項式であることをいう(以上は 分離拡大 の記事の定義「分離多項式」「分離元と分離拡大」とその直後の説明による)。

拡大の中の分離閉包

$E/F$ を体の拡大とする。$E$ の元のうち $F$ 上分離的なもの全体
$$ E_{\mathrm{sep}}:=\{\alpha\in E\mid \alpha\text{ は }F\text{ 上代数的かつ分離的}\} $$
を、$E$ における $F$ の分離閉包(separable closure of $F$ in $E$)という。

$F$ の元 $a$ の最小多項式は $x-a$ なので $F\subset E_{\mathrm{sep}}$ である。後の thm-separable-closure-subfield で、$E_{\mathrm{sep}}$ が $E$ の部分体であることを示す。定義から $E$ の元で $F$ 上分離的なものはすべて $E_{\mathrm{sep}}$ に入るので、$E_{\mathrm{sep}}$ は「$E$ に含まれる $F$ の分離代数拡大」のうち最大のものである。

分離閉体

体 $\Omega$ が分離閉体(separably closed field)であるとは、$\Omega[x]$ の定数でない分離多項式がすべて $\Omega$ で 1 次式の積に分解することをいう。

代数閉体は分離閉体である。後の反例で見るように、逆は成り立たない。

体の分離閉包

体 $F$ の分離閉包(separable closure)とは、$F$ の拡大体 $\Sigma$ であって、$\Sigma/F$ が分離的な代数拡大(分離拡大)であり、かつ $\Sigma$ が分離閉体であるものをいう。$F$ の分離閉包を $F^{\mathrm{sep}}$ と書く($F^{\mathrm{s}}$ や $F_{\mathrm{s}}$ と書く文献もある)。分離代数閉包(separable algebraic closure)とも呼ぶ。

2 つの定義の関係は次のとおりである:$F$ を含む代数閉体 $\Omega$ をとると、$\Omega$ における $F$ の分離閉包 $\Omega_{\mathrm{sep}}$ は $F$ の分離閉包である(thm-separable-closure-existence)。また $F$ の分離閉包は $F$ 上の同型を除いてただ 1 つである(thm-separable-closure-uniqueness)。ただしその同型は一般にはただ 1 つには決まらない。このため、記号 $F^{\mathrm{sep}}$ は「1 つ選んで固定した分離閉包」を表し、多くの場合 $F$ の代数閉包 $\overline{F}$ を 1 つ固定して $F^{\mathrm{sep}}:=\overline{F}_{\mathrm{sep}}$ とおく。
分離閉体の条件は、次のように「根を 1 つもつ」ことや「真の分離代数拡大をもたない」ことで言い換えられる。

分離閉体の言い換え

体 $\Omega$ について、次は同値である。

  1. $\Omega$ は分離閉体である。
  2. $\Omega[x]$ の定数でない分離多項式は、どれも $\Omega$ に根をもつ。
  3. $\Omega$ の拡大体の元で $\Omega$ 上分離的なものは、$\Omega$ に属する。

要点:分離的な元の最小多項式は既約な分離多項式なので、根を 1 つもてば 1 次式である。逆に分離多項式の根は、その最小多項式が分離多項式を割り切るので分離的である。

詳しい証明を開く

1 ⇒ 2:定数でない多項式が 1 次式の積に分解すれば、その 1 次因子の根が $\Omega$ にある。

2 ⇒ 3:$\alpha$ を $\Omega$ 上分離的な元とし、$m=m_{\alpha,\Omega}$ とする。$m$ は定数でない分離多項式なので、2 により根 $b\in\Omega$ をもつ。$m$ は $\Omega[x]$ で既約であり、1 次因子 $x-b$ で割り切れるので $m=x-b$ である。よって $\alpha=b\in\Omega$ である。

3 ⇒ 1:$f\in\Omega[x]$ を定数でない分離多項式とし、$f$ の $\Omega$ 上の分解体 $L$ をとる(分解体 の記事の定理「分解体の存在」)。$f$ の $L$ における根 $\beta$ について、$m_{\beta,\Omega}$ は $f$ を割り切るので分離多項式であり、$\beta$ は $\Omega$ 上分離的である。3 により $\beta\in\Omega$ である。よって $f$ の根はすべて $\Omega$ にあり、$f$ は $\Omega$ で 1 次式の積に分解する。$\square$

直感

代数閉包 $\Omega$ の中の $F$ 上代数的な元は、「分離的に」得られる部分と「$p$ 乗根をとって」得られる部分からなる。分離閉包 $F^{\mathrm{sep}}=\Omega_{\mathrm{sep}}$ は前者を全部集めたもので、$F^{\mathrm{sep}}/F$ は Galois 拡大(prop-separable-closure-galois)、$\Omega/F^{\mathrm{sep}}$ は各元の $p$ 冪乗が $F^{\mathrm{sep}}$ に入る純非分離拡大(prop-separable-closure-purely-inseparable)である。
$$ \xymatrix{ \Omega \ar@{-}[d]^{\text{純非分離(自己同型は自明)}} \\ F^{\mathrm{sep}} \ar@{-}[d]^{\text{Galois 拡大}} \\ F } $$
純非分離の部分には $F$ 上の自己同型がはたらかないので(prop-separable-closure-automorphisms)、$\Omega$ の $F$ 上の自己同型はすべて $F^{\mathrm{sep}}$ への制限で決まる。Galois 理論の立場からは、代数閉包の代わりに分離閉包を見れば足りる。標数 $0$ の体や有限体のような完全体では純非分離の部分がなく、$F^{\mathrm{sep}}=\Omega$ である(prop-separable-closure-perfect)。

例

完全体の分離閉包

$F$ が標数 $0$ の体か有限体なら、$F$ の代数拡大はすべて分離的である(分離拡大 の記事の命題「標数が 0 の体と有限体の上の代数拡大」)。したがって $F$ の代数閉包 $\overline{F}$ は $F$ 上分離的な代数拡大であり、代数閉体なので分離閉体でもあるから、$\overline{F}$ そのものが $F$ の分離閉包である。とくに、複素数のうち $\mathbb{Q}$ 上代数的なもの全体 $\overline{\mathbb{Q}}$(代数閉体 の記事の例「代数的数全体のなす体」)は $\mathbb{Q}$ の分離閉包であり、$\mathbb{F}_{p^{n!}}$($n\ge1$)の和集合 $\overline{\mathbb{F}}_p$(同じ記事の例「有限体の代数閉包」)は $\mathbb{F}_p$ の分離閉包である。

実数体の分離閉包

$\mathbb{C}=\mathbb{R}(i)$ は $\mathbb{R}$ 上 $2$ 次の拡大で、標数 $0$ なので分離的な代数拡大である。$\mathbb{C}$ は代数閉体なので(代数閉体 の記事の定理「複素数体の代数閉性(代数学の基本定理)」)分離閉体でもある。よって $\mathbb{C}$ は $\mathbb{R}$ の分離閉包である。$\mathbb{C}$ の $\mathbb{R}$ 上の自己同型は $i$ を $x^2+1$ の根 $\pm i$ に移すものに限られるので、恒等写像と複素共役の 2 つである。

有理関数体 $\mathbb{F}_p(t)$ の分離閉包

$p$ を素数、$F=\mathbb{F}_p(t)$、$\Omega$ を $F$ の代数閉包とし、$F^{\mathrm{sep}}=\Omega_{\mathrm{sep}}$ とおく。

  • $x^p-t$ の $\Omega$ における根 $u$ は $F^{\mathrm{sep}}$ に属さない。実際 $x^p-t$ は $F$ 上既約なので(完全体 の記事の例「反例:有理関数体と $x^p-t$」)$m_{u,F}=x^p-t$ であり、$\Omega[x]$ で $x^p-t=(x-u)^p$ と重根をもつ。
  • $x^p-x-t$ の $\Omega$ における根 $v$ は $F^{\mathrm{sep}}$ に属するが、$F$ には属さない。実際 $(x^p-x-t)'=px^{p-1}-1=-1$ なので $x^p-x-t$ は分離多項式であり、その約元 $m_{v,F}$ も分離多項式である。$v\notin F$ は、$x^p-x-t$ が $F$ に根をもたないことによる。
    $F$ に根をもたないことの確認を開く

    $w\in F$ に対し、$w=g/h$($g,h\in\mathbb{F}_p[t]$、$h\neq0$)と書いて $\deg w:=\deg g-\deg h$ とおく($w\neq0$ のとき。書き方によらない)。$\deg(w_1w_2)=\deg w_1+\deg w_2$ であり、$\deg w_1\neq\deg w_2$ なら $\deg(w_1+w_2)=\max(\deg w_1,\deg w_2)$ である。$w^p-w=t$ となる $w\in F$ があったとする。$w\in\mathbb{F}_p$ なら $w^p-w=0\neq t$ である。$\deg w>0$ なら $\deg(w^p-w)=p\deg w\ge2$、$\deg w<0$ なら $\deg(w^p-w)=\deg w<0$ で、どちらも $\deg t=1$ と合わない。$\deg w=0$ で $w\notin\mathbb{F}_p$ なら、$g,h$ の最高次の係数の比を $c\in\mathbb{F}_p^\times$ として $w_1:=w-c$ は $\deg w_1<0$ を満たし、$c^p=c$ から $w^p-w=w_1^p-w_1$ となって、前の場合と同じく次数が合わない。


    したがって $F\subsetneq F^{\mathrm{sep}}\subsetneq\Omega$ である。さらに $F^{\mathrm{sep}}$ の中で $t$ は $p$ 乗根をもたない($\Omega$ の中の $t$ の $p$ 乗根は $u$ だけで、$u\notin F^{\mathrm{sep}}$)ので、$F^{\mathrm{sep}}$ は完全体でない。
拡大の中の分離閉包
  1. $F=\mathbb{Q}$、$E=\mathbb{Q}(\sqrt[3]{2})\subset\mathbb{R}$ とすると、標数 $0$ なので $E_{\mathrm{sep}}=E$ である。一方 $E$ は $x^3-2$ の実数でない根を含まないので $\mathbb{Q}$ 上正規でなく、Galois 拡大でない(分離拡大 の記事の例「反例:分離的だが正規でない拡大」)。拡大の中の分離閉包 $E_{\mathrm{sep}}$ は、$F$ の分離閉包 $F^{\mathrm{sep}}$ と違って Galois 拡大とは限らない。
  2. $F=\mathbb{F}_p(t)$、$E=F(u)$($u^p=t$)とすると、$E_{\mathrm{sep}}=F$ である。実際 $E$ の元は $\alpha=\sum_{i=0}^{p-1}a_iu^i$($a_i\in F$)と書け、標数 $p$ では $p$ 乗が和を保つので $\alpha^p=\sum_ia_i^pt^i\in F$ である。$\alpha$ が $F$ 上分離的なら、分離拡大 の記事の命題「分離元の判定」により $F(\alpha)=F(\alpha^p)=F$、すなわち $\alpha\in F$ である。

性質

分離的な元は部分体をなす

分離的な元のなす部分体

$E/F$ を体の拡大とする。$E$ における $F$ の分離閉包 $E_{\mathrm{sep}}$ は $F$ を含む $E$ の部分体であり、$E_{\mathrm{sep}}/F$ は分離拡大である。

$\alpha,\beta\in E_{\mathrm{sep}}$ をとる。$\alpha\pm\beta$、$\alpha\beta$、$\alpha/\beta$($\beta\neq0$)が $F$ 上分離的であることを示せばよい。
$m_{\alpha,F}$ と $m_{\beta,F}$ の積から重複を除いた多項式を $f$ とする(両者が等しければ $f=m_{\alpha,F}$、異なれば $f=m_{\alpha,F}m_{\beta,F}$)。$f$ は分離多項式である。実際、各因子は分離多項式であり、異なるモニックな既約多項式は共通の根をもたない(共通の根 $\gamma$ があれば、どちらも $\gamma$ の最小多項式になって一致する)。
$f$ の $E$ 上の分解体 $M$ をとり、$M$ の中で $f$ の根すべてを $F$ に添加した体を $N$ とする。$N$ は $f$ の $F$ 上の分解体であり、$f$ は分離多項式なので、Galois拡大 の記事の定理「有限次Galois拡大の特徴づけ」の条件 4 により $N/F$ は Galois 拡大、とくに分離拡大である。$\alpha,\beta\in E\subset M$ は $f$ の根なので $N$ に属し、したがって $\alpha\pm\beta,\alpha\beta,\alpha/\beta\in N$ も $F$ 上分離的である。これらは $E$ の元でもあるので $E_{\mathrm{sep}}$ に属する。$F\subset E_{\mathrm{sep}}$ はすでに見た。$E_{\mathrm{sep}}/F$ が分離拡大であることは定義そのものである。$\square$

この定理は 分離拡大 の記事の定理「分離拡大の推移性」の後半と同じ主張である。上の証明は、分離多項式の分解体が Galois 拡大になることだけを使っている(Mil22 Remark 3.15。Stacks Fields, Lemma 14.6、Tag 030K)。

分離閉包の存在

次の補題は、「分離的な元を係数とする分離多項式の根は分離的である」ことを述べる。分離閉包が分離閉体になることの鍵である。

分離的な係数をもつ分離多項式の根

$L/F$ を体の拡大、$g\in L[x]$ を定数でない分離多項式とし、$g$ の係数はすべて $F$ 上分離的であるとする。このとき $g$ の $L$ における根はすべて $F$ 上分離的である。

要点:係数を含む有限次 Galois 拡大 $N/F$ をとり、根の $N$ 上の最小多項式の $\operatorname{Gal}(N/F)$ による共役(重複を除く)を掛け合わせると、$F$ 係数の分離多項式で根を零点にもつものが得られる。

詳しい証明を開く

$\gamma\in L$ を $g$ の根とする。$g$ の係数 $c_0,\dots,c_d$ の $F$ 上の最小多項式から重複を除いて掛けた多項式を $h$ とすると、thm-separable-closure-subfield の証明と同じ理由で $h$ は分離多項式である。$h$ の $L$ 上の分解体 $L'$ をとり、$L'$ の中で $h$ の根すべてを $F$ に添加した体を $N$ とする。$N/F$ は分離多項式 $h$ の分解体なので有限次 Galois 拡大であり(Galois拡大 の記事の定理「有限次Galois拡大の特徴づけ」)、$c_0,\dots,c_d\in N$、$\gamma\in L\subset L'$ である。$\Gamma:=\operatorname{Gal}(N/F)$ とおく。

$\gamma$ は $g\in N[x]$ の根なので $N$ 上代数的であり、$\mu:=m_{\gamma,N}$ は $g$ を割り切るから分離多項式である。$\sigma\in\Gamma$ を係数に施した多項式を $\sigma\mu$ と書く。$\sigma$ は $N[x]$ の環自己同型を引き起こすので、$\sigma\mu$ は $N[x]$ のモニックな既約多項式であり、$a\mu+b\mu'=1$ となる $a,b\in N[x]$ に $\sigma$ を施すと $(\sigma a)(\sigma\mu)+(\sigma b)(\sigma\mu)'=1$ となるので、$\sigma\mu$ も分離多項式である。$\{\sigma\mu\mid\sigma\in\Gamma\}$ の相異なる元を $\mu_1,\dots,\mu_r$ とし、$H:=\mu_1\cdots\mu_r$ とおく。$\tau\in\Gamma$ は $\sigma\mu\mapsto(\tau\sigma)\mu$ によって $\mu_1,\dots,\mu_r$ を並べ替えるので $\tau H=H$、すなわち $H$ の係数は $\Gamma$ の固定体 $N^\Gamma$ に属する。Galois 拡大では $N^\Gamma=F$ なので(同じ定理の条件 3)、$H\in F[x]$ である。異なるモニックな既約多項式は共通の根をもたず、各 $\mu_i$ は分離多項式なので、$H$ は分離多項式である。$H(\gamma)=0$($\mu$ が $\mu_i$ の 1 つ)なので $\gamma$ は $F$ 上代数的で、$m_{\gamma,F}$ は $H$ を割り切るから分離多項式である。よって $\gamma$ は $F$ 上分離的である。$\square$

分離閉包の存在

$\Omega$ を $F$ を含む代数閉体とする(たとえば $F$ の代数閉包)。$\Omega$ における $F$ の分離閉包 $\Omega_{\mathrm{sep}}$ は分離閉体であり、したがって $F$ の分離閉包である。とくに、どの体も分離閉包をもつ。

thm-separable-closure-subfield により $\Omega_{\mathrm{sep}}$ は体で、$\Omega_{\mathrm{sep}}/F$ は分離的な代数拡大である。$g\in\Omega_{\mathrm{sep}}[x]$ を定数でない分離多項式とする。$\Omega$ は代数閉体なので $g$ は $\Omega$ で 1 次式の積に分解する。$g$ の係数は $\Omega_{\mathrm{sep}}$ の元なので $F$ 上分離的であり、lem-separable-closure-roots により $g$ の $\Omega$ における根はすべて $F$ 上分離的、すなわち $\Omega_{\mathrm{sep}}$ に属する。よって $g$ は $\Omega_{\mathrm{sep}}$ で 1 次式の積に分解し、$\Omega_{\mathrm{sep}}$ は分離閉体である。どの体 $F$ も代数閉包をもつので(代数閉体 の記事の定理「代数閉包の存在と一意性」)、分離閉包をもつ。$\square$

代数閉包との差:純非分離な部分

代数閉包は分離閉包の上で純非分離

$\Omega$ を $F$ を含む代数閉体とし、$F$ の標数を素数 $p$ とする。$F$ 上代数的な $\alpha\in\Omega$ について、$\alpha^{p^e}\in\Omega_{\mathrm{sep}}$ となる整数 $e\ge0$ がある。$F$ の標数が $0$ なら、$\Omega$ の元で $F$ 上代数的なものはすべて $\Omega_{\mathrm{sep}}$ に属する。

標数 $0$ の場合は、既約多項式がすべて分離的であることから従う(完全体 の記事の命題「既約多項式が分離的であるための条件」の 2)。
標数 $p$ の場合、$m=m_{\alpha,F}$ の次数についての帰納法で示す。$m'\neq0$ なら、同じ命題の 1 により $m$ は分離多項式なので $e=0$ でよい。$m'=0$ なら、同じ命題の 3 により $m=g(x^p)$ となるモニックな $g\in F[x]$ がある。$g$ は既約である($g=ab$ と分解すれば $m=a(x^p)b(x^p)$ と分解する)。$g(\alpha^p)=m(\alpha)=0$ なので $g=m_{\alpha^p,F}$ であり、$\deg g=\deg m/p<\deg m$ である。帰納法の仮定により $(\alpha^p)^{p^{e'}}\in\Omega_{\mathrm{sep}}$ となる $e'\ge0$ があり、$e=e'+1$ とすればよい。$\square$

とくに $\Omega$ が $F$ の代数閉包なら、$\Omega$ のどの元も $p$ 冪乗すると $\Omega_{\mathrm{sep}}$ に入る。このような拡大 $\Omega/\Omega_{\mathrm{sep}}$ を純非分離拡大という(分離拡大 の記事の注意「純非分離拡大と分離次数・Galois 理論」)。分離閉包と代数閉包が一致するのは、ちょうど完全体のときである。

完全体の特徴づけ

$\Omega$ を $F$ の代数閉包とする。$\Omega_{\mathrm{sep}}=\Omega$ であることと、$F$ が完全体であることは同値である。

$F$ が完全体なら、$F$ の代数拡大 $\Omega/F$ は分離拡大なので(完全体 の記事の定理「完全体の特徴づけ」の 1 ⇒ 3)、$\Omega_{\mathrm{sep}}=\Omega$ である。逆に $\Omega_{\mathrm{sep}}=\Omega$ とし、$f\in F[x]$ を既約多項式とする。$f$ は $\Omega$ に根 $\alpha$ をもち、$f$ は $m_{\alpha,F}$ の定数倍である。$\alpha\in\Omega_{\mathrm{sep}}$ なので $m_{\alpha,F}$、したがって $f$ は分離多項式である。$F[x]$ の既約多項式がすべて分離的なので、同じ定理の 2 ⇒ 1 により $F$ は完全体である。$\square$

同型を除く一意性

分離閉包の一意性

$F$ を体とする。

  1. $\Sigma$ を $F$ の分離閉包、$\overline{\Sigma}$ を $\Sigma$ の代数閉包とする。このとき $\overline{\Sigma}$ は $F$ の代数閉包であり、$\Sigma=\overline{\Sigma}_{\mathrm{sep}}$($\overline{\Sigma}$ における $F$ の分離閉包)である。
  2. $F$ の 2 つの分離閉包 $\Sigma_1,\Sigma_2$ の間には、$F$ の元を動かさない体の同型 $\Sigma_1\to\Sigma_2$ が存在する。
  3. $E/F$ が分離的な代数拡大なら、$F$ の元を動かさない体の準同型 $E\to F^{\mathrm{sep}}$ が存在する。

1:$\overline{\Sigma}/\Sigma$ と $\Sigma/F$ はともに代数拡大なので、$\overline{\Sigma}/F$ は代数拡大であり(体の拡大 の記事の系「代数的な元のなす部分体と推移性」)、$\overline{\Sigma}$ は $F$ の代数閉包である。$\Sigma/F$ は分離的なので $\Sigma\subset\overline{\Sigma}_{\mathrm{sep}}$ である。逆に $\alpha\in\overline{\Sigma}_{\mathrm{sep}}$ をとると、$m=m_{\alpha,F}\in\Sigma[x]$ は定数でない分離多項式なので、$\Sigma$ が分離閉体であることから $m=\prod_i(x-\beta_i)$($\beta_i\in\Sigma$)と分解する。$\overline{\Sigma}$ の中で $\prod_i(\alpha-\beta_i)=m(\alpha)=0$ なので $\alpha$ はある $\beta_i$ に等しく、$\alpha\in\Sigma$ である。
2:$\Sigma_i$ の代数閉包 $\Omega_i$ をとる($i=1,2$)。1 により $\Omega_i$ は $F$ の代数閉包で、$\Sigma_i=(\Omega_i)_{\mathrm{sep}}$ である。代数閉体 の記事の定理「代数閉包の存在と一意性」により、$F$ の元を動かさない同型 $\varphi\colon\Omega_1\to\Omega_2$ がある。$\alpha\in\Omega_1$ が $F$ 上代数的なら、$\varphi$ は $F$ 係数の多項式の値を保つので $m_{\varphi(\alpha),F}=m_{\alpha,F}$ である。よって $\varphi$ は $F$ 上分離的な元を $F$ 上分離的な元に移し、$\varphi^{-1}$ も同様なので、$\varphi$ は同型 $\Sigma_1=(\Omega_1)_{\mathrm{sep}}\to(\Omega_2)_{\mathrm{sep}}=\Sigma_2$ に制限される。
3:$E$ の代数閉包 $\Omega_E$ は、1 と同じ理由で $F$ の代数閉包である。$E/F$ は分離的なので $E\subset(\Omega_E)_{\mathrm{sep}}$ であり、thm-separable-closure-existence により $(\Omega_E)_{\mathrm{sep}}$ は $F$ の分離閉包である。2 による $F$ 上の同型 $(\Omega_E)_{\mathrm{sep}}\to F^{\mathrm{sep}}$ を $E$ に制限すればよい。$\square$

2 は Mil22 Theorem 6.10 にある。同型は存在するが、一般にはただ 1 つではない(後の反例の表)。

Galois 拡大としての分離閉包

分離閉包は最大の Galois 拡大

$\Omega$ を $F$ の代数閉包とし、$F^{\mathrm{sep}}=\Omega_{\mathrm{sep}}$ とする。

  1. $F^{\mathrm{sep}}/F$ は Galois 拡大(正規拡大かつ分離拡大)である。
  2. $\Omega$ に含まれる $F$ の分離拡大、とくに $F$ の Galois 拡大は、すべて $F^{\mathrm{sep}}$ に含まれる。

1:分離的であることは定義による。$\alpha\in F^{\mathrm{sep}}$ について、$m_{\alpha,F}$ は $F^{\mathrm{sep}}[x]$ の定数でない分離多項式なので、$F^{\mathrm{sep}}$ が分離閉体であることから $F^{\mathrm{sep}}$ で 1 次式の積に分解する。よって $F^{\mathrm{sep}}/F$ は正規拡大である。
2:$F\subset E\subset\Omega$ で $E/F$ が分離拡大なら、$E$ の元はすべて $F$ 上分離的なので $E\subset\Omega_{\mathrm{sep}}$ である。$\square$

$F^{\mathrm{sep}}/F$ は一般に無限次の Galois 拡大であり、その Galois 群 $\operatorname{Gal}(F^{\mathrm{sep}}/F)$ に Krull 位相を入れたものを $F$ の絶対 Galois 群という(Mil22 Chapter 7、Galois群 の記事の定義「Krull位相」)。次の命題により、この群は代数閉包の $F$ 上の自己同型群と同じものである。

代数閉包の自己同型と分離閉包の自己同型

$\Omega$ を $F$ の代数閉包とし、$F^{\mathrm{sep}}=\Omega_{\mathrm{sep}}$ とする。$F$ の元を動かさない $\Omega$ の自己同型 $\sigma$ は $\sigma(F^{\mathrm{sep}})=F^{\mathrm{sep}}$ を満たし、制限写像
$$ \operatorname{Aut}(\Omega/F)\longrightarrow\operatorname{Aut}(F^{\mathrm{sep}}/F),\qquad \sigma\longmapsto\sigma|_{F^{\mathrm{sep}}} $$
は群の同型である。とくに、$F^{\mathrm{sep}}$ の $F$ 上の自己同型 $\tau$ は、次の図式を可換にする $\Omega$ の自己同型 $\varphi$ にただ 1 つの方法で延長される。
$$ \xymatrix{ \Omega \ar@{.>}[r]^{\varphi} & \Omega \\ F^{\mathrm{sep}} \ar@{^{(}->}[u] \ar[r]_{\tau} & F^{\mathrm{sep}} \ar@{^{(}->}[u] } $$
図式が可換とは、すべての $x\in F^{\mathrm{sep}}$ について $\varphi(x)=\tau(x)$ となることである。

$\sigma(F^{\mathrm{sep}})=F^{\mathrm{sep}}$:$\alpha\in F^{\mathrm{sep}}$ なら、$\sigma$ は $F$ の元を動かさないので $m_{\sigma(\alpha),F}=m_{\alpha,F}$ は分離多項式であり、$\sigma(\alpha)\in F^{\mathrm{sep}}$ である。$\sigma^{-1}$ にも同じことが言えるので $\sigma(F^{\mathrm{sep}})=F^{\mathrm{sep}}$ である。したがって制限写像は矛盾なく定まり、群準同型である。単射であることは $\Omega/F^{\mathrm{sep}}$ が純非分離であることから、全射であることは代数閉包の一意性から従う。

単射と全射の証明を開く

単射:$\sigma|_{F^{\mathrm{sep}}}=\mathrm{id}$ とする。標数 $0$ なら prop-separable-closure-purely-inseparable により $\Omega=F^{\mathrm{sep}}$ なので $\sigma=\mathrm{id}$ である。標数 $p$ なら、$\alpha\in\Omega$ に対し同じ命題により $\alpha^q\in F^{\mathrm{sep}}$ となる $q=p^e$ があり、$\sigma(\alpha)^q=\sigma(\alpha^q)=\alpha^q$ である。標数 $p$ では $q$ 乗が差を保つので $(\sigma(\alpha)-\alpha)^q=0$、よって $\sigma(\alpha)=\alpha$ である。

全射:$\tau\in\operatorname{Aut}(F^{\mathrm{sep}}/F)$ をとり、包含を $\iota\colon F^{\mathrm{sep}}\to\Omega$ とする。$\Omega$ は代数閉体で $F^{\mathrm{sep}}$ 上代数的なので、$\iota$ によって $F^{\mathrm{sep}}$ の代数閉包であり、$\iota\circ\tau$ によっても($\iota\circ\tau$ の像は $F^{\mathrm{sep}}$ そのものなので)$F^{\mathrm{sep}}$ の代数閉包である。代数閉体 の記事の定理「代数閉包の存在と一意性」を体 $F^{\mathrm{sep}}$ とこの 2 つの代数閉包に用いると、$\varphi\circ\iota=\iota\circ\tau$ を満たす同型 $\varphi\colon\Omega\to\Omega$ が得られる。$\varphi$ は $F$ の元を動かさず、$\varphi|_{F^{\mathrm{sep}}}=\tau$ である。延長の一意性は単射であることから従う。$\square$

代数閉包との比較

代数閉包 $\overline{F}$分離閉包 $F^{\mathrm{sep}}$
1 次式の積に分解する多項式定数でないすべての多項式定数でない分離多項式
$F$ 上の拡大代数拡大Galois 拡大
存在と一意性$F$ 上の同型を除いて一意$F$ 上の同型を除いて一意
$F$ 上の自己同型群$\operatorname{Aut}(\overline{F}/F)$$\operatorname{Gal}(F^{\mathrm{sep}}/F)$(制限で同型)
$F$ が完全体のとき$F^{\mathrm{sep}}$ と一致$\overline{F}$ と一致
$F=\mathbb{F}_p(t)$ で $t^{1/p}$含む含まない
標数 $p$ で完全体か完全体完全体とは限らない

代数閉体は完全体である(完全体 の記事の例「代数閉体は完全体」)が、分離閉体は完全体とは限らない(ex-separable-closure-fpt)。表の最後の行はこの違いである。

反例

定義や上の性質から条件を 1 つ外したり、言い方を強めたりすると成り立たなくなることを表にまとめる(確認は表の下)。

外す条件反例成り立たなくなること
$F$ が完全体$F=\mathbb{F}_p(t)$$F^{\mathrm{sep}}=\overline{F}$
代数閉体(分離閉体であるだけ)$\mathbb{F}_p(t)^{\mathrm{sep}}$代数閉体である・完全体である
$E$ が $F$ 上正規$F=\mathbb{Q}$、$E=\mathbb{Q}(\sqrt[3]{2})$$E_{\mathrm{sep}}/F$ は Galois 拡大
$\Sigma/F$ が代数的$\Sigma=\mathbb{C}$、$F=\mathbb{Q}$$F$ を含む分離閉体は $F^{\mathrm{sep}}$ と $F$ 上同型
$\operatorname{Aut}(F^{\mathrm{sep}}/F)$ が自明$F=\mathbb{Q}$分離閉包の間の $F$ 上の同型はただ 1 つ
反例の確認

上の表の 5 つの行を上から順に確かめる。

各反例の確認を開く

1. ex-separable-closure-fpt により、$F=\mathbb{F}_p(t)$ の代数閉包 $\Omega$ の元 $u$($u^p=t$)は $F^{\mathrm{sep}}=\Omega_{\mathrm{sep}}$ に属さないので $F^{\mathrm{sep}}\neq\Omega$ である。prop-separable-closure-perfect のとおり、$F$ は完全体でない。

2. $\mathbb{F}_p(t)^{\mathrm{sep}}$ は thm-separable-closure-existence により分離閉体である。しかし ex-separable-closure-fpt により $x^p-t$ はこの体に根をもたないので、代数閉体でなく、$t$ が $p$ 乗根をもたないので完全体でもない。「分離閉体」は「代数閉体」より真に弱い条件である。

3. ex-separable-closure-in-extension-examples の 1 のとおり、$E_{\mathrm{sep}}=E$ は $\mathbb{Q}$ 上正規でなく Galois 拡大でない。prop-separable-closure-galois の 1 が $F^{\mathrm{sep}}$ について成り立つのは、$F^{\mathrm{sep}}$ が分離閉体であるからで、一般の拡大の中の分離閉包 $E_{\mathrm{sep}}$ には当てはまらない。

4. $\mathbb{C}$ は代数閉体なので分離閉体であり、$\mathbb{Q}$ を含む。しかし $\mathbb{C}/\mathbb{Q}$ は代数拡大でない(次に見るように $\mathbb{Q}$ 上代数的な複素数は可算個しかない)ので、$\mathbb{C}$ は $\mathbb{Q}$ の分離閉包でない。実際 $\mathbb{Q}^{\mathrm{sep}}=\overline{\mathbb{Q}}$ は可算集合であり(代数閉体 の記事の例「代数的数全体のなす体」)、非可算な $\mathbb{C}$ とは集合として全単射にならないので、体として同型でない。定義の「代数拡大」を外すと、分離閉包の一意性が成り立たない。

5. $\overline{\mathbb{Q}}\subset\mathbb{C}$ の元の複素共役はまた $\mathbb{Q}$ 上代数的なので、複素共役は $\overline{\mathbb{Q}}$ の $\mathbb{Q}$ 上の自己同型 $c$ を与え、$c(i)=-i$ なので $c\neq\mathrm{id}$ である。よって $\overline{\mathbb{Q}}$ から $\overline{\mathbb{Q}}$ への $\mathbb{Q}$ 上の同型は $\mathrm{id}$ と $c$ の少なくとも 2 つある。thm-separable-closure-uniqueness の 2 の同型は存在するだけで、選び方は $\operatorname{Aut}(F^{\mathrm{sep}}/F)$ の元の分だけある。

注意

流儀と記号

分離閉体の定義は、lem-separable-closure-equivalent の 3 条件のどれを採っても同じである。Mil22 Definition 6.9 は条件 1 を定義とし、「分離閉包」を $F$ 上分離的で代数的な分離閉体として定める。Stacks は同じものを separable algebraic closure と呼び(Étale Cohomology, Definition 56.1、Tag 03QX)、拡大の中の分離閉包 $E_{\mathrm{sep}}$ を Fields, Lemma 14.6(Tag 030K)で構成する。記号は $F^{\mathrm{sep}}$、$F^{\mathrm{s}}$、$F_{\mathrm{s}}$ などが使われる。拡大の中の分離閉包 $E_{\mathrm{sep}}$ と体の分離閉包 $F^{\mathrm{sep}}$ は、$E$ が代数閉体のときに一致する(thm-separable-closure-existence)。

分離閉包が現れる場面

分離閉包は、体の上の問題を「分離的な部分」でまとめて扱うときに現れる。中心単純環 の記事の定理「分離閉包上の分裂」は、中心単純環が分離閉包へ係数を広げると行列環になることを述べ、これが Brauer群 を Galois コホモロジーで記述する出発点になる。代数幾何では、体 $k$ のスペクトル $\operatorname{Spec}k$ のエタール基本群は $\operatorname{Gal}(k^{\mathrm{sep}}/k)$ と同型であり(エタール基本群 の記事の命題「体のエタール基本群」)、エタールコホモロジー の茎は分離閉体に値をとる幾何的点で計算される。狭義Hensel局所環 は剰余体が分離閉体である Hensel 局所環であり、分離閉体の環版にあたる。

関連項目

参考文献

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