$C^r$ 多様体($C^r$ manifold)とは、座標変換が $r$ 回連続微分可能な同相写像であるアトラスの極大なもの($C^r$ 構造)を指定した位相多様体である($0\le r\le\infty$)。$r=0$ では構造はただ 1 つで位相多様体そのもの、$r=\infty$ では滑らかな多様体である。$s\le r$ なら $C^r$ 構造は $C^s$ 構造を 1 つ定めるが、$C^r$ 多様体の上では $C^k$ 級関数は $k\le r$ でしか意味をもたず、接束は $C^{r-1}$ 多様体になる。$r\ge1$ なら $C^r$ 構造は $C^\infty$ 構造を含み、それは微分同相を除いて一意なので、本質的な差は $r=0$ と $r=1$ の間にある。
多様体の座標変換にどれだけの滑らかさを要求するかで、多様体の「種類」が変わる。座標変換が $r$ 回連続微分可能であるアトラスを指定したものが $C^r$ 多様体($C^r$ manifold)であり、$r=0$ なら座標変換は同相写像であればよいので位相多様体そのもの、$r=\infty$ なら滑らかな多様体(可微分多様体)である。この記事は $r$ を動かす変数として扱い、$r$ を変えると何が変わり何が変わらないかを調べる。
$r$ を下げる向きは簡単である:$C^r$ 構造は $s\le r$ なる $C^s$ 構造を 1 つ定める。一方で、$C^r$ 多様体の上では $C^k$ 級関数という概念は $k\le r$ でしか意味をもたず、接束の自然なアトラスは $C^{r-1}$ 級にしかならない。$r$ を上げる向きについては、$r\ge1$ なら $C^r$ 構造は $C^\infty$ 構造を含み、それは $C^\infty$ 微分同相を除いて一意である(C^r構造の平滑化)。したがって本質的な差は $r=0$ と $r=1$ の間にだけあり、そこには三角形分割や PL 構造が入る(多様体の構造の階層)。
以下、$r$ は $0,1,2,\dots$ または $\infty$ を表し、$\infty-1=\infty$、$k\le\infty$ はすべての $k$ について成り立つと約束する。$\mathbb{R}^n$ の開集合 $U$ から $\mathbb{R}^m$ への写像 $f$ が $C^r$ 級であるとは、$r=0$ なら連続であること、$1\le r<\infty$ なら $r$ 階までのすべての偏微分が存在して連続であること、$r=\infty$ ならすべての有限の $k$ について $C^k$ 級であることをいう(逆関数定理の記事の定義「微分と $C^k$ 級」)。$s\le r$ なら $C^r$ 級は $C^s$ 級であり、$C^r$ 級写像の合成は $C^r$ 級である(連鎖律)。開集合の間の全単射 $f$ で $f$ と $f^{-1}$ がともに $C^r$ 級であるものを $C^r$ 微分同相写像という($r=0$ では同相写像のこと)。
$M$ を $n$ 次元位相多様体とする。
$\mathcal{M}_r(\mathcal{A})$ は $\mathcal{A}$ を含むただ 1 つの極大な $C^r$ アトラスであり、2 つの $C^r$ アトラス $\mathcal{A},\mathcal{B}$ について $\mathcal{M}_r(\mathcal{A})=\mathcal{M}_r(\mathcal{B})$ となるのは $\mathcal{A}\cup\mathcal{B}$ が $C^r$ アトラスであるとき、かつそのときに限る。これは可微分多様体の記事の命題「極大アトラスの存在と一意性」であり、そこでは $1\le r$ としているが、証明は「$C^r$ 級写像の合成は $C^r$ 級」「$C^r$ 級であることは局所的な性質」しか使わないので $r=0$ でもそのまま成り立つ。したがって $C^r$ 構造は 1 つの $C^r$ アトラスを与えれば決まる。
$M$ を $C^r$ 多様体、$N$ を $C^{r'}$ 多様体とし、$k\le\min\{r,r'\}$ とする。連続写像 $f\colon M\to N$ が $C^k$ 級であるとは、$M$ の任意の $C^r$ 座標近傍 $(U,\varphi)$ と $N$ の任意の $C^{r'}$ 座標近傍 $(V,\psi)$ について、局所表示
$$
\psi\circ f\circ\varphi^{-1}\colon\varphi(U\cap f^{-1}(V))\to\psi(V)
$$
が $C^k$ 級であることをいう。$M,N$ がともに $C^r$ 多様体で、$f$ が全単射、$f$ と $f^{-1}$ がともに $C^r$ 級であるとき、$f$ を $C^r$ 微分同相写像($C^r$ diffeomorphism)といい、$M$ と $N$ は $C^r$ 微分同相であるという。
$C^k$ 級であることは各点のまわりの一組の座標近傍で確かめれば十分であり、$C^k$ 級写像の合成は $C^k$ 級である。証明は可微分多様体の記事の命題「可微分性は座標の取り方によらない」と同じで、そこで使う座標変換が $C^r$ 級・$C^{r'}$ 級であり、$k\le\min\{r,r'\}$ なので合成が $C^k$ 級になる。$k>r$ の $C^k$ 級は、下の prop-crm-ck-functions のとおり、一般には定義できない。
位相多様体は Hausdorff かつ第 2 可算とする(位相多様体の記事の定義「位相多様体」)。$C^r$ 構造の定義はHir76 Ch. 1 §1(pp. 11–12)、Kos93 Ch. I (1.1)(pp. 1–2)と同じである。Lee13 Ch. 1(p. 15)は $C^k$ 多様体を定義し、$C^0$ 多様体は位相多様体にほかならないと注意している。Hir76 は $r\ge1$ の $C^r$ 多様体を「滑らか」(smooth)と呼ぶ(p. 12)が、この記事では「滑らか」は $C^\infty$ 級だけを指す。
$1\le r\le\infty$ の場合の例(球面・射影空間・直積)、1 の分割、埋め込みなどは可微分多様体の記事が扱う。この記事は $r$ の値の比較を主題とする。座標変換を実解析的とする $C^\omega$ 構造もあるが、この記事では扱わない。
$M$ を $n$ 次元位相多様体とする。
つまり $C^0$ 多様体という言い方は、位相多様体に何も付け加えない。$r\ge1$ では事情が変わり、1 つの位相多様体の上に $C^r$ 構造が複数ありうる(可微分多様体の記事の注意「反例:両立しない滑らかなアトラス」。$t\mapsto t^3$ を座標にする $\mathbb{R}$ の構造)し、1 つもないこともある(多様体の構造の階層)。
$s\le r$ とし、$M$ を位相多様体とする。
こうして、$C^\infty$ 多様体 → $C^r$ 多様体 → $C^s$ 多様体 → 位相多様体($\infty\ge r\ge s\ge0$)という「忘れる」向きの対応が得られる。位相多様体 $M$ の $C^r$ 構造の集合を $\mathrm{Str}_r(M)$ と書くと、写像 $\mathrm{Str}_r(M)\to\mathrm{Str}_s(M)$、$\mathcal{S}\mapsto\mathcal{S}^{(s)}$ がある。これは単射でも全射でもないが、その「ずれ」は次のとおりである。
$\psi\colon\mathbb{R}\to\mathbb{R}$ を $\psi(t):=t+t\lvert t\rvert$ で定める。$t\ge0$ で $\psi(t)=t+t^2$、$t\le0$ で $\psi(t)=t-t^2$ なので、$\psi$ は微分可能で $\psi'(t)=1+2\lvert t\rvert\ge1$ は連続、すなわち $\psi$ は $C^1$ 級である。しかし $\psi'$ は $t=0$ で微分可能でない(右微分係数 $2$、左微分係数 $-2$)ので、$\psi$ は $C^2$ 級でない。$\psi$ は狭義単調増加で $\psi(t)\to\pm\infty$($t\to\pm\infty$)なので全単射であり、$\psi'$ が消えないので逆関数定理の記事の系「微分がいたるところ正則な写像」により $\psi$ は $C^1$ 微分同相写像である。
$\mathcal{A}:=\{(\mathbb{R},\mathrm{id})\}$ と $\mathcal{B}:=\{(\mathbb{R},\psi)\}$ はどちらも座標近傍 1 つのアトラスなので $C^\infty$ アトラスである。座標変換 $\psi\circ\mathrm{id}^{-1}=\psi$ とその逆 $\psi^{-1}$ は $C^1$ 級なので $\mathcal{A}\cup\mathcal{B}$ は $C^1$ アトラスであり、$\mathcal{M}_1(\mathcal{A})=\mathcal{M}_1(\mathcal{B})$ である。一方 $\psi$ は $C^2$ 級でないので $\mathcal{A}\cup\mathcal{B}$ は $C^2$ アトラスでなく、$\mathcal{M}_\infty(\mathcal{A})\ne\mathcal{M}_\infty(\mathcal{B})$ である。
満たす性質は「$\mathcal{M}_\infty(\mathcal{A})$ と $\mathcal{M}_\infty(\mathcal{B})$ の下にある $C^1$ 構造が一致する」こと、満たさない性質は「$\mathcal{M}_\infty(\mathcal{A})=\mathcal{M}_\infty(\mathcal{B})$」であり、破る含意は「下にある $C^1$ 構造が一致する $C^\infty$ 構造は一致する」、すなわち $\mathrm{Str}_\infty(\mathbb{R})\to\mathrm{Str}_1(\mathbb{R})$ の単射性である。なお $\psi\colon(\mathbb{R},\mathcal{M}_\infty(\mathcal{B}))\to(\mathbb{R},\mathcal{M}_\infty(\mathcal{A}))$ は局所表示が恒等写像なので $C^\infty$ 微分同相写像であり、2 つの構造は微分同相である。
$C^r$ 多様体 $M$ 上の関数 $f\colon M\to\mathbb{R}$ が $C^k$ 級であることを、$k\le r$ なら def-crm-maps で定義した。$k>r$ でも「ある $C^r$ 座標近傍での局所表示が $C^k$ 級」と定義したくなるが、これは座標近傍の取り方に左右される。
$r<\infty$ とし、$\mathbb{R}$ に標準の $C^r$ 構造 $\mathcal{S}:=\mathcal{M}_r(\{(\mathbb{R},\mathrm{id})\})$ を入れる。$k>r$ とすると、$\mathcal{S}$ の 2 つの座標近傍 $(\mathbb{R},\varphi_1)$、$(\mathbb{R},\varphi_2)$ と関数 $f\colon\mathbb{R}\to\mathbb{R}$ で、$f\circ\varphi_1^{-1}$ は $C^\infty$ 級だが $f\circ\varphi_2^{-1}$ は $C^{r+1}$ 級でないものがある。したがって「$C^r$ 多様体上の関数が $C^k$ 級である」ことは、$k>r$ では $C^r$ 構造だけからは決まらない。
$r=0$ は最後に別に扱い、まず $r\ge1$ とする。$t_+:=\max\{t,0\}$ とおき、
$$
\psi_r(t):=t+\frac{t_+^{\,r+1}}{r+1}
$$
と定める。$g(t):=t_+^{\,r}$ は $j\le r-1$ 階まで微分できて $g^{(j)}(t)=\frac{r!}{(r-j)!}\,t_+^{\,r-j}$ は連続であり、$g^{(r-1)}(t)=r!\,t_+$ は $t=0$ で右微分係数 $r!$、左微分係数 $0$ をもつので微分可能でない。したがって $g$ は $C^{r-1}$ 級だが $C^r$ 級でない。$\psi_r$ は微分可能で $\psi_r'=1+g$ なので、$\psi_r$ は $C^r$ 級だが $C^{r+1}$ 級でない。$\psi_r'(t)=1+t_+^{\,r}\ge1$ なので $\psi_r$ は狭義単調増加で、$\psi_r(t)\to\pm\infty$($t\to\pm\infty$)より全単射であり、逆関数定理の記事の系「微分がいたるところ正則な写像」により $\psi_r$ は $C^r$ 微分同相写像である。
$\varphi_1:=\mathrm{id}$、$\varphi_2:=\psi_r$ とすると、どちらも $\mathrm{id}$ と $C^r$ 級で両立するので $\mathcal{S}$ に属する。$f:=\mathrm{id}_{\mathbb{R}}$ とすると $f\circ\varphi_1^{-1}=\mathrm{id}$ は $C^\infty$ 級である。$f\circ\varphi_2^{-1}=\psi_r^{-1}$ が $C^{r+1}$ 級だとすると、その微分は消えないので、逆関数定理の記事の定理「逆関数定理」の 3 により逆写像 $\psi_r$ も $C^{r+1}$ 級になり矛盾する。
$r=0$ のとき。$\varphi_2(t):=t^3$ は $\mathbb{R}$ の同相写像なので $\mathcal{S}$(すべての座標近傍の集合、prop-crm-c0)に属する。$f\circ\varphi_2^{-1}(s)=s^{1/3}$ は $s=0$ で微分可能でないので $C^1$ 級でない。$\square$
$C^r$ 多様体の上で意味をもつ滑らかさは「$r$ 以下」である。これが、$C^r$ 多様体($1\le r<\infty$)をそのまま使うと不便な理由の 1 つであり、平滑化の定理によって $C^\infty$ 構造に取り替えてから議論するのが普通である。
$C^r$ 多様体($r\ge1$)$M$ の各点 $p$ の接空間 $T_pM$ は、座標近傍ごとの接ベクトルの表示を座標変換の微分で同一視して定義される。すなわち $p$ を含む $C^r$ 座標近傍 $(U,\varphi)$ と $v\in\mathbb{R}^n$ の組 $(\varphi,v)$ に、$(\psi,w)\sim(\varphi,v)\iff w=D(\psi\circ\varphi^{-1})(\varphi(p))\,v$ という同値関係を入れた同値類の集合が $T_pM$ である(連鎖律によりこれは同値関係である)。$TM:=\bigsqcup_pT_pM$ とし、$TU:=\bigsqcup_{p\in U}T_pM$、$\Phi_\varphi\colon TU\to\varphi(U)\times\mathbb{R}^n$、$[\varphi,v]_p\mapsto(\varphi(p),v)$ とおく。$r=\infty$ の場合は接束の記事の定義「接束」と同じものである。
$1\le r\le\infty$ とし、$M$ を $n$ 次元 $C^r$ 多様体とする。
$r=\infty$ なら $\infty-1=\infty$ なので、接束は再び $C^\infty$ 多様体である。$1\le r<\infty$ では、自然なアトラスで考えると、接束をとるたびに次数が 1 つ下がり、$r$ 回とると位相多様体しか残らない。Hir76 は $\mathbb{R}^{n+k}$ の $C^r$ 部分多様体の接束が $C^{r-1}$ 部分多様体であることを注意している(Ch. 1 冒頭、p. 11)。$C^\infty$ の圏が「微分をとる操作で閉じている」ことは、$C^\infty$ 構造だけを考える大きな理由である(Hir76 Ch. 2 §2、p. 52)。
$C^r$ 級の同相写像は $C^r$ 微分同相写像とは限らない。区別するのは微分が可逆かどうかだけである。
$1\le r\le\infty$ とし、$M,N$ を $n$ 次元 $C^r$ 多様体、$f\colon M\to N$ を $C^r$ 級の同相写像とする。$f$ が $C^r$ 微分同相写像であることと、すべての点 $p$ で局所表示の Jacobi 行列 $D(\psi\circ f\circ\varphi^{-1})(\varphi(p))$ が正則であることは同値である。
$f$ が $C^r$ 微分同相写像なら、$f^{-1}\circ f=\mathrm{id}$ の局所表示に連鎖律を使うと $D(\varphi\circ f^{-1}\circ\psi^{-1})\,D(\psi\circ f\circ\varphi^{-1})=I$ なので Jacobi 行列は正則である。逆に正則とする。$f^{-1}$ が $C^r$ 級であることを各点 $q=f(p)$ の近くで示せばよい。$p\in U$、$q\in V$ となる座標近傍をとり、$W:=\varphi(U\cap f^{-1}(V))$、$F:=\psi\circ f\circ\varphi^{-1}\colon W\to\mathbb{R}^n$ とおく。$F$ は $C^r$ 級、単射($f$ が単射)で、$DF$ はいたるところ正則なので、逆関数定理の記事の系「微分がいたるところ正則な写像」の 2 により $F(W)$ は開集合で、$F^{-1}\colon F(W)\to W$ は $C^r$ 級である。$F(W)=\psi(f(U)\cap V)$ であり、$f^{-1}$ の局所表示 $\varphi\circ f^{-1}\circ\psi^{-1}$ はこの開集合の上で $F^{-1}$ に等しいので $C^r$ 級である。$\square$
$f\colon\mathbb{R}\to\mathbb{R}$、$f(t)=t^3$ は $C^\infty$ 級の同相写像だが、$f'(0)=0$ なので、prop-crm-diffeo-criterion により(どの $r\ge1$ についても)$C^r$ 微分同相写像でない。実際 $f^{-1}(s)=s^{1/3}$ は $s=0$ で微分可能でない。満たす性質は「$C^\infty$ 級の同相写像である」こと、満たさない性質は「$C^1$ 微分同相写像である」ことであり、破る含意は「$C^r$ 級の同相写像は $C^r$ 微分同相写像である」である。
| $C^0$(位相多様体) | $C^r$($1\le r<\infty$) | $C^\infty$ | |
|---|---|---|---|
| 座標変換 | 同相写像 | $C^r$ 微分同相写像 | $C^\infty$ 微分同相写像 |
| 1 つの位相多様体上の構造の数 | ちょうど 1 つ | 0 個のことも複数のこともある | 0 個のことも複数のこともある |
| 意味をもつ関数の滑らかさ | 連続のみ | $C^k$($k\le r$) | すべての $C^k$ |
| 接束 | 定義しない | $C^{r-1}$ 多様体 | $C^\infty$ 多様体 |
| 上の段への持ち上げ | 一般にはできない | $C^\infty$ 構造へ持ち上がり、$C^\infty$ 微分同相を除いて一意 | ― |
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| $k\le r$ | 標準の $C^1$ 構造の $\mathbb{R}$ と、座標 $\mathrm{id}$・$\psi_1$(prop-crm-ck-functions) | 関数が $C^k$ 級かどうかが $C^r$ 構造だけで決まる |
| $r=\infty$(有限の $r$ では) | 標準の $C^1$ 構造の $\mathbb{R}$ の接束(prop-crm-tangent の 3) | 接束の自然なアトラスが同じ次数 $C^r$ である |
| 微分の正則性 | $t\mapsto t^3$(ex-crm-cube) | $C^r$ 級の同相写像は $C^r$ 微分同相写像 |
| $r\ge1$ | 滑らかな構造をもたない位相多様体(C^r構造の平滑化の反例の表) | $C^r$ 構造は $C^\infty$ 構造を含む |
| $C^\infty$ 構造の一致 | ex-crm-psi の $\mathcal{A}$ と $\mathcal{B}$ | 下にある $C^1$ 構造が一致すれば $C^\infty$ 構造が一致する |
$r$ を上げる向きの主定理は Whitney(Whi36 §8 Theorem 1、p. 654)による:$r\ge1$ の $C^r$ 多様体は、Euclid 空間の実解析的な部分多様体と $C^r$ 微分同相である。とくに $C^r$ 構造は $C^\infty$ 構造を含む。この記事の定義に合わせた形(存在と一意性)は Hir76 Ch. 2 Theorem 2.9・2.10(pp. 51–52)にあり、Kos93 Ch. I §1 は、これを理由に以後 $C^\infty$ 構造と $C^\infty$ 微分同相だけを扱うと述べている(pp. 2, 5)。記事内での完全な証明はC^r構造の平滑化にある。
$r=0$ と $r\ge1$ の間には、区分線形(PL)構造・三角形分割・Lipschitz 構造といった中間の構造があり、それらの関係は多様体の構造の階層で扱う。
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