グラフ準同型(graph homomorphism)とは、グラフ $G$ の頂点から $H$ の頂点への写像で、隣接する 2 頂点を隣接する 2 頂点へ写すものであり、$k$ 色の頂点彩色は完全グラフ $K_k$ への準同型と同じものである。準同型 $G\to H$ があれば彩色数とクリーク数は $G$ の方が大きくならず、奇閉路 $C_{2k+1}$ から $C_{2l+1}$ への準同型があるのは $k\ge l$ のときちょうどである。有限グラフ $G$ は、$G$ から準同型が存在する部分グラフのうちすべての自己準同型が全単射になるもの($G$ のコア)を同型を除いてただ 1 つもち、コアは準同型同値の類の代表になる。さらに、有限グラフ $G$ について、あらゆる有限グラフ $F$ からの準同型の個数 $\hom(F,G)$ は $G$ を同型を除いて決める。
グラフ $G$ の頂点を $k$ 色で塗り、隣り合う頂点の色を違えることは、$G$ の頂点を完全グラフ $K_k$ の頂点へ、辺を辺へ写すことと同じである。このように隣接関係を保つ頂点の写像をグラフ準同型という。部分グラフ の記事の例「反例:準同型像」は、長さ 4 の閉路 $C_4$ から 1 本の辺 $K_2$ への準同型が、部分グラフの包含とは別物であることを示している。構造(モデル) の記事の例「グラフの準同型と彩色」は、グラフを 2 項関係の構造とみたときの準同型として同じ概念を述べている。
準同型の合成は準同型なので、「$G$ から $H$ への準同型がある」という関係は推移的で、グラフどうしの「複雑さ」を比べる尺度になる。$G$ から $H$ への準同型があれば、彩色数・クリーク数は $G$ の方が大きくならず、最短の奇閉路の長さは $G$ の方が短くならない。この記事では、これらの比較(prop-ghom-monotone)、奇閉路どうしの準同型の判定(thm-ghom-odd-cycles)、コアの存在と一意性(thm-ghom-core)、準同型の個数がグラフを同型を除いて決めること(thm-ghom-lovasz)を証明する。
この記事のグラフは グラフ の記事の定義の単純無向グラフ(ループも平行辺ももたない)で、とくに断らない限り有限とする。
グラフ $G,H$ について、写像 $f\colon V(G)\to V(H)$ が $G$ から $H$ への グラフ準同型(graph homomorphism)であるとは、$uv\in E(G)$ ならば $f(u)f(v)\in E(H)$ であることをいう。このとき $f\colon G\to H$ と書く。$G$ から $H$ への準同型が存在することを $G\to H$、存在しないことを $G\not\to H$ と書く。準同型の全体を $\mathrm{Hom}(G,H)$、その個数を $\hom(G,H)$ と書く。
$H$ はループをもたないので、隣接する 2 頂点の像は異なる。したがって、$H$ の各頂点 $x$ について、逆像 $f^{-1}(x)$ は $G$ の独立集合(どの 2 頂点も隣接しない集合)である(Die25 §1.1、p. 3)。準同型の合成は準同型であり、恒等写像は準同型である。全単射な準同型で逆写像も準同型であるものが、グラフ同型 の記事の定義「グラフ同型と自己同型」の同型である。頂点について単射な準同型 $f\colon G\to H$ は、$G$ を $H$ の部分グラフとして埋め込む。その像 $(f(V(G)),\{f(u)f(v)\mid uv\in E(G)\})$ は $G$ と同型な $H$ の部分グラフである。
有限グラフの全単射な自己準同型 $f$ は自己同型である。$f$ は頂点について単射なので辺の集合を辺の集合へ単射に写し、辺は有限個なので全射になり、逆写像も辺を辺に写すからである。
グラフ $G$ と正の整数 $k$ について、$\chi(G)\le k$ であることと $G\to K_k$ であることは同値である。さらに $\hom(G,K_k)$ は、色の集合 $\{1,\dots,k\}$ を使う $G$ の頂点彩色の個数、すなわち彩色多項式の $k$ での値に等しい。
写像 $c\colon V(G)\to\{1,\dots,k\}$ が準同型 $G\to K_k$ であることは、$uv\in E(G)$ ならば $c(u)c(v)$ が $K_k$ の辺、すなわち $c(u)\ne c(v)$ であることで、これは $c$ が頂点彩色であることの定義そのものである(彩色 の記事の定義「頂点彩色」)。よって両者は同じ写像の集合で、個数も等しい。$k$ 色以下の頂点彩色は色を $\{1,\dots,k\}$ の中から選べば $k$ 色の写像とみなせるので、最初の主張が従う。$\square$
小さいグラフからの準同型の個数も、よく知られた量になる。$\hom(K_1,G)=\lvert V(G)\rvert$、$\hom(K_2,G)=2\lvert E(G)\rvert$(辺 1 本ごとに向きが 2 通り)、$\hom(K_3,G)$ は $G$ の三角形の個数の $6$ 倍である(Zha23 例 4.3.2、p. 139)。$k\ge3$ について、$C_k\to G$ の準同型は、頂点の列 $(x_0,\dots,x_{k-1})$ で $x_i$ と $x_{i+1}$、$x_{k-1}$ と $x_0$ が隣接するもの、すなわち長さ $k$ の閉じた歩道と同じものなので、$G$ の隣接行列 $A$ について行列の積の定義から $\hom(C_k,G)=\operatorname{tr}(A^k)$ である。
グラフ $G$ が奇数の長さの閉路をもつとき、その長さの最小値を $G$ の奇内周といい、$\mathrm{og}(G)$ と書く。奇数の長さの閉路をもたないときは $\mathrm{og}(G)=\infty$ とする。クリーク の記事の定義「クリーク」のクリーク数を $\omega(G)$ と書く。
グラフに長さ $m$ の閉じた歩道があり $m$ が奇数ならば、そのグラフは長さ $m$ 以下の奇数の長さの閉路をもつ。
$m$ についての帰納法で示す。閉じた歩道 $x_0x_1\cdots x_{m-1}x_0$ の頂点 $x_0,\dots,x_{m-1}$ が相異なれば、$m\ge3$ なのでこれは長さ $m$ の閉路である($m=1$ は辺 $x_0x_0$ がループになり起こらない)。ある $i< j$ で $x_i=x_j$ なら、歩道は $x_i\cdots x_j$(長さ $j-i$)と、$x_j\cdots x_{m-1}x_0\cdots x_i$(長さ $m-(j-i)$)の 2 つの閉じた歩道に分かれる。長さの和は奇数 $m$ なので一方は奇数で、$m$ より短い。帰納法の仮定をその歩道に使えばよい。$\square$
$G\to H$ ならば、$\chi(G)\le\chi(H)$、$\omega(G)\le\omega(H)$、$\mathrm{og}(G)\ge\mathrm{og}(H)$ である。
$f\colon G\to H$ とする。
彩色数.$k=\chi(H)$ として $H\to K_k$ の準同型 $c$ をとると、$c\circ f\colon G\to K_k$ なので、prop-ghom-coloring により $\chi(G)\le k$ である。
クリーク数.$G$ のクリーク $Q$ の 2 頂点は隣接するので、像は異なり隣接する。よって $f(Q)$ は $\lvert Q\rvert$ 個の頂点からなる $H$ のクリークで、$\omega(G)\le\omega(H)$ である。
奇内周.$\mathrm{og}(G)=\infty$ なら明らかである。$G$ の長さ $m$(奇数)の閉路 $x_0\cdots x_{m-1}x_0$ の像 $f(x_0)\cdots f(x_{m-1})f(x_0)$ は $H$ の長さ $m$ の閉じた歩道なので、lem-ghom-odd-walk により $H$ は長さ $m$ 以下の奇数の長さの閉路をもつ。$m=\mathrm{og}(G)$ とすれば $\mathrm{og}(H)\le\mathrm{og}(G)$ である。$\square$
これらは準同型が存在しないことを示す道具になる。たとえば $\chi(G)>\chi(H)$ なら $G\not\to H$ である。
正の整数 $k,l$ について、$C_{2k+1}\to C_{2l+1}$ であることと $k\ge l$ であることは同値である。
$C_{2k+1}$ の頂点を $0,1,\dots,2k$、$C_{2l+1}$ の頂点を $0,1,\dots,2l$ とし、それぞれ隣り合う番号と、最後の番号と $0$ を結ぶ。
$k\ge l$ とする。$f(i):=i$($0\le i\le2l$)とし、$2l< i\le2k$ では $i$ が奇数なら $f(i):=0$、偶数なら $f(i):=2l$ とする。$C_{2k+1}$ の辺 $\{i,i+1\}$($0\le i< 2l$)は辺 $\{i,i+1\}$ に写る。$2l\le i< 2k$ の辺 $\{i,i+1\}$ は、$i,i+1$ の一方が $0$ に、他方が $2l$ に写るので、$C_{2l+1}$ の辺 $\{2l,0\}$ に写る。最後の辺 $\{2k,0\}$ は、$2k$ が偶数なので $\{2l,0\}$ に写る($k=l$ のときも $f(2k)=2l$)。よって $f$ は準同型である。
逆に $C_{2k+1}\to C_{2l+1}$ なら、prop-ghom-monotone により $2k+1=\mathrm{og}(C_{2k+1})\ge\mathrm{og}(C_{2l+1})=2l+1$ である。$\square$
thm-ghom-odd-cycles により $C_{17}\to C_7$ だが $C_7\not\to C_{17}$ である。$C_{16}$ は二部グラフなので $C_{16}\to K_2$ で、$K_2$ は $C_7$ の 1 本の辺として含まれるから $C_{16}\to C_7$ である。$C_6$ は二部グラフで $\chi(C_6)=2<3=\chi(C_{17})$ なので、prop-ghom-monotone により $C_{17}\not\to C_6$ である。これらは Die25 第 5 章の演習 5(p. 148)の問いへの答えになっている。
準同型同値なグラフは、準同型で測れる性質(prop-ghom-monotone の量や、あるグラフへの準同型の存在)をすべて共有する。準同型同値の類の中で最も小さい代表がコアである。
有限グラフ $H_1,H_2$ がコアで、$H_1\to H_2$ かつ $H_2\to H_1$ ならば、$H_1\cong H_2$ である。
$\varphi\colon H_1\to H_2$、$\psi\colon H_2\to H_1$ とする。$\psi\circ\varphi$ は $H_1$ の自己準同型なので全単射であり、とくに $\varphi$ は頂点について単射である。同様に $\varphi\circ\psi$ から $\psi$ も単射である。よって $\lvert V(H_1)\rvert=\lvert V(H_2)\rvert$ で、$\varphi$ は頂点の全単射である。単射な準同型は辺の集合を辺の集合へ単射に写すので、$\varphi$ と $\psi$ から $\lvert E(H_1)\rvert\le\lvert E(H_2)\rvert\le\lvert E(H_1)\rvert$ となり、$\varphi$ は辺の集合の全単射でもある。したがって $\varphi^{-1}$ も辺を辺に写し、$\varphi$ は同型である。$\square$
$G$ を有限グラフとする。
1.$G\to H$ となる $G$ の部分グラフ $H$ 全体は $G$ 自身を含むので空でない。その中で頂点の個数が最小のものを $H$ とし、$f\colon G\to H$ をとる。$H$ の自己準同型 $g$ が全単射でなかったとする。$H$ は有限なので $g$ は頂点について全射でなく、$g$ の像 $H'$(頂点 $g(V(H))$、辺 $\{g(u)g(v)\mid uv\in E(H)\}$)は $H$ の部分グラフで頂点が $H$ より少ない。$g\circ f\colon G\to H'$ なので、$H$ の最小性に反する。よって $H$ はコアである。
$H$ を $G$ の任意のコアとし、$f\colon G\to H$ をとる。$f$ を $H$ に制限した写像は $H$ の自己準同型なので自己同型 $\sigma$ である。$r:=\sigma^{-1}\circ f$ は準同型 $G\to H$ で、$H$ の頂点 $x$ について $r(x)=\sigma^{-1}(\sigma(x))=x$ である。
2.$H_1,H_2$ を $G$ のコアとする。$H_1\subset G\to H_2$ と $H_2\subset G\to H_1$(包含のあとに準同型を合成する)から、lem-ghom-equivalent-cores により $H_1\cong H_2$ である。
3.$G$ と $\mathrm{core}(G)$ は、$G\to\mathrm{core}(G)$ と包含 $\mathrm{core}(G)\to G$ により準同型同値である。$G'$ についても同様である。$\mathrm{core}(G)\cong\mathrm{core}(G')$ なら $G\to\mathrm{core}(G)\cong\mathrm{core}(G')\to G'$ で、逆向きも同様なので、$G$ と $G'$ は準同型同値である。逆に $G$ と $G'$ が準同型同値なら、$\mathrm{core}(G)\to G\to G'\to\mathrm{core}(G')$ と逆向きの合成があるので、lem-ghom-equivalent-cores により $\mathrm{core}(G)\cong\mathrm{core}(G')$ である。$\square$
1 の写像 $r$ のように、部分グラフ $H$ の上で恒等写像になる準同型 $G\to H$ があるとき、$H$ を $G$ のレトラクトという。
グラフ $G,H$ のテンソル積 $G\times H$ を、頂点集合 $V(G)\times V(H)$ の上で、$(g,h)$ と $(g',h')$ を $gg'\in E(G)$ かつ $hh'\in E(H)$ のとき辺で結んだグラフとする。
写像 $f=(f_1,f_2)\colon V(F)\to V(G)\times V(H)$ が準同型 $F\to G\times H$ であることと、$f_1\colon F\to G$ と $f_2\colon F\to H$ がともに準同型であることは同値である。とくに $\hom(F,G\times H)=\hom(F,G)\hom(F,H)$ であり、$\chi(G\times H)\le\min\{\chi(G),\chi(H)\}$ である。
$uv\in E(F)$ について、$f(u)f(v)$ が $G\times H$ の辺であることは、定義により $f_1(u)f_1(v)\in E(G)$ かつ $f_2(u)f_2(v)\in E(H)$ であることである。これがすべての辺で成り立つことが、両辺の条件である。準同型 $F\to G\times H$ は準同型の組 $(f_1,f_2)$ と 1 対 1 に対応するので、個数の等式が従う。射影 $(g,h)\mapsto g$ と $(g,h)\mapsto h$ は、$F=G\times H$ に対する恒等写像の成分なので準同型であり、prop-ghom-monotone から最後の不等式が従う。$\square$
有限グラフ $G,H$ について、すべての有限グラフ $F$ で $\hom(F,G)=\hom(F,H)$ が成り立つならば、$G\cong H$ である。
$F$ から $G$ への単射な準同型の個数を $\mathrm{inj}(F,G)$ と書く。$V(F)$ の分割 $P$ で、どのブロックも独立集合であるものを $F$ の許される分割という。そのとき、$P$ のブロックを頂点とし、相異なるブロック $B,B'$ を、$B$ の頂点と $B'$ の頂点を結ぶ $F$ の辺があるときに結んだグラフを $F/P$ と書く。
段 1(分解).任意の有限グラフ $F,G$ について
$$
\hom(F,G)=\sum_{P}\mathrm{inj}(F/P,G)
$$
が成り立つ。和は $F$ の許される分割 $P$ 全体にわたる。準同型 $f\colon F\to G$ について、$f$ の空でない逆像 $f^{-1}(x)$ の全体を $P_f$ とすると、各ブロックは独立集合なので $P_f$ は許される分割であり、$f$ はブロック $B$ に $f(B)$ の元を対応させる単射 $\bar f\colon V(F/P_f)\to V(G)$ を定める。$F/P_f$ の辺 $BB'$ には $u\in B$、$v\in B'$ となる辺 $uv$ があり、$\bar f(B)\bar f(B')=f(u)f(v)\in E(G)$ なので、$\bar f$ は単射な準同型である。逆に許される分割 $P$ と単射な準同型 $g\colon F/P\to G$ が与えられたとき、頂点をそのブロックへ写す写像と $g$ の合成 $f$ は準同型である。$F$ の辺 $uv$ の端点は、ブロックが独立集合なので異なるブロックに属し、それらのブロックは $F/P$ で隣接するからである。$g$ が単射なので $P_f=P$、$\bar f=g$ となる。2 つの対応は互いに逆である。
段 2(帰納法).頂点の個数 $n$ についての帰納法で、「$n$ 頂点以下のすべての $F$ で $\mathrm{inj}(F,G)=\mathrm{inj}(F,H)$」を示す。$F$ を $n$ 頂点とする。各ブロックが 1 点の分割は許される分割で、$F/P$ は $F$ と同型である。ほかの許される分割では $F/P$ の頂点は $n$ 個より少ない。段 1 から
$$
\mathrm{inj}(F,G)=\hom(F,G)-\sum_{P\text{:1 点でないブロックを含む}}\mathrm{inj}(F/P,G)
$$
であり、右辺は仮定と帰納法の仮定により $G$ を $H$ に置き換えても変わらない($n=0$ では和は空である)。
段 3(同型).段 2 により $\mathrm{inj}(G,H)=\mathrm{inj}(G,G)\ge1$(恒等写像)と $\mathrm{inj}(H,G)=\mathrm{inj}(H,H)\ge1$ なので、単射な準同型 $\varphi\colon G\to H$ と $\psi\colon H\to G$ がある。lem-ghom-equivalent-cores の証明の後半と同じく、頂点の個数と辺の本数が等しいので、$\varphi$ は頂点と辺の両方で全単射になり、同型である。$\square$
証明が使う $F$ は $\lvert V(G)\rvert$ 頂点以下のものだけである。Zha23 演習 4.9.12 (a)(p. 160)はこの定理を演習としている。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| lem-ghom-equivalent-cores の、$H_1,H_2$ がコアであること | $C_4$ と $K_2$ | 準同型同値なら同型 |
| thm-ghom-core の、$G$ が有限であること | 可算無限個の頂点をもつ完全グラフ $K_{\aleph_0}$ | コアをもつ |
| thm-ghom-lovasz の、$F$ がすべての有限グラフにわたること(木だけにする) | $C_6$ と、2 つの $K_3$ の非交和 $2K_3$ | $G\cong H$ |
1 行目.ex-ghom-basic の 2 により $C_4$ と $K_2$ は準同型同値だが、頂点の個数が違う。$C_4$ は $C_4\to K_2\subset C_4$ という全単射でない自己準同型をもつので、コアでない。
2 行目.無限グラフでもdef-ghom-core の 2・3 は同じ文で意味をもつ。$K_{\aleph_0}$ の頂点を自然数とする。$K_{\aleph_0}$ の部分グラフ $H$ で $K_{\aleph_0}\to H$ となるものをとり、$f\colon K_{\aleph_0}\to H$ とする。どの 2 頂点も隣接するので $f$ は単射である。$s(n):=n+1$ とすると $f\circ s$ も単射な準同型 $K_{\aleph_0}\to H$ で、$H$ の頂点 $f(0)$ は $f\circ s$ の像に入らない。$H$ は $K_{\aleph_0}$ の部分グラフなので、$f\circ s$ を $V(H)$ に制限すると $H$ の自己準同型になり、$f(0)$ を像に含まないので全単射でない。よって $H$ はコアでなく、$K_{\aleph_0}$ はコアをもたない。
3 行目.$G$ が $n$ 頂点の $d$-正則グラフなら、$e$ 本の辺をもつ木 $T$ について $\hom(T,G)=nd^{e}$ である。$e=0$ なら $\hom(K_1,G)=n$ で、$e\ge1$ なら $T$ の葉 $\ell$ を除いた木 $T-\ell$ への準同型のそれぞれは、$\ell$ の像を $\ell$ の隣の頂点の像の隣接点 $d$ 個から選んでちょうど $d$ 通りに延びるからである。$C_6$ と $2K_3$ はどちらも 6 頂点の 2-正則グラフなので、すべての木 $T$ で $\hom(T,C_6)=\hom(T,2K_3)$ だが、$\hom(K_3,C_6)=0\ne12=\hom(K_3,2K_3)$ で、同型でない。
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