集合と論理:必要条件・十分条件(necessary and sufficient conditions)とは、命題を否定・かつ・または・ならばで結び真偽を真理表で定める論理である。$P\Rightarrow Q$ は $P$ が真で $Q$ が偽のときだけ偽である。条件 $p,q$ について、全体集合のすべての $x$ で $p(x)\Rightarrow q(x)$ が成り立つことは $p,q$ の真理集合の包含 $T_p\subset T_q$ と同値で、このとき $p$ は $q$ の十分条件、$q$ は $p$ の必要条件である。$p\Rightarrow q$ は対偶 $\lnot q\Rightarrow\lnot p$ と同値だが、逆 $q\Rightarrow p$ とは一般に同値でない。量化子の否定は $\forall,\exists$ を入れ替え、条件を否定して作る。
高校では「命題」と「条件」を次のように習う。
条件 $p$:「$x=1$」、$q$:「$x^2=1$」($x$ は実数)について、「$p\Rightarrow q$」は真、「$q\Rightarrow p$」は偽である($x=-1$ が反例)。このとき「$p$ は $q$ であるための十分条件」「$q$ は $p$ であるための必要条件」という。真理集合は $T_p=\{1\}$、$T_q=\{-1,1\}$ で、$T_p\subset T_q$ となっている(高校の教科書では真理集合を $P,Q$ と書くことが多いが、本記事では $P,Q$ を命題に使うので、条件 $p$ の真理集合を $T_p$ と書く)。
証明の方法としては、対偶と背理法を習う。
ここには、いくつかの「なぜ」が残っている。
| 高校の計算 | 大学の概念 | ボックス |
|---|---|---|
| 「ならば」の真偽 | 論理結合子と真理表 | def-slns-connectives |
| 必要条件・十分条件の判定 | 真理集合の包含 $T_p\subset T_q$ | thm-slns-inclusion |
| 対偶で証明する | 含意と対偶の論理的同値 | thm-slns-contrapositive |
| 背理法 | $\lnot R\Rightarrow(C\land\lnot C)$ と $R$ の論理的同値 | prop-slns-contradiction |
| 「すべて」「ある」の否定 | 量化子の否定 | thm-slns-negation |
| 「かつ」「または」の否定 | de Morgan の法則 | thm-slns-de-morgan |
命題 $P,Q$ から、次の命題を作る。真偽は下の表で定める(T は真、F は偽)。
| $P$ | $Q$ | $\lnot P$ | $P\land Q$ | $P\lor Q$ | $P\Rightarrow Q$ | $P\Leftrightarrow Q$ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| T | T | F | T | T | T | T |
| T | F | F | F | T | F | F |
| F | T | T | F | T | T | F |
| F | F | T | F | F | T | T |
$P$:「$2$ は偶数」(真)、$Q$:「$3$ は偶数」(偽)とすると、表の 2 行目により $P\land Q$ は偽、$P\lor Q$ は真、$P\Rightarrow Q$ は偽である。一方 $Q\Rightarrow P$ は、前件 $Q$ が偽で後件 $P$ が真なので(表の 3 行目の $P\Rightarrow Q$ と同じ型)真である。
$P\Rightarrow Q$ が偽になるのは「$P$ が真で $Q$ が偽」の 1 行だけである。したがって
$$
P\Rightarrow Q\ \equiv\ \lnot(P\land\lnot Q)\ \equiv\ \lnot P\lor Q
$$
である(表の 4 行を比べればよい)。
数学で「ならば」を使うのは、ほとんどの場合「すべての $x$ について、$p(x)$ ならば $q(x)$」という形である。たとえば「実数 $x$ について、$x>2$ ならば $x^2>4$」は正しい主張として扱いたい。この主張が真であるためには、$x=3$(前件も後件も真)だけでなく、$x=0$(前件偽・後件偽)や $x=-3$(前件偽・後件真)でも「$x>2\Rightarrow x^2>4$」が真でなければならない。前件が偽の行を偽と定めると、この主張は $x=0$ のせいで偽になってしまう。前件が偽の行を真と定めるのは、「$p$ を満たすものは必ず $q$ を満たす」という主張を、$p$ を満たさないものが邪魔をしないように表すためである。「ならば」は約束であり、約束を破ったのは「$p$ なのに $q$ でない」場合だけだ、と考えてもよい(Ham25 §2.3)。
以下、変数の動く範囲 $U$(全体集合)を固定する。条件 $p(x)$ の真理集合を $T_p:=\{x\in U\mid p(x)\}$ と書く(命題を表す $P,Q$ と区別するため、真理集合には $T$ を使う)。$U$ の部分集合 $A$ について $A^c:=\{x\in U\mid x\notin A\}$ とする。
条件 $p,q$ について、すべての $x\in U$ で $p(x)\Rightarrow q(x)$ が真であるとき「$p\Rightarrow q$ が成り立つ」といい、$p$ は $q$ であるための十分条件、$q$ は $p$ であるための必要条件であるという。$p\Rightarrow q$ と $q\Rightarrow p$ がともに成り立つとき、$p$ は $q$ であるための必要十分条件である($p$ と $q$ は同値である)といい、$p\Leftrightarrow q$ と書く。
条件 $p,q$ と真理集合 $T_p,T_q$ について
十分条件は小さいほうの集合、必要条件は大きいほうの集合である。ex-slns-start-condition の $T_p=\{1\}\subset T_q=\{-1,1\}$ は thm-slns-inclusion の 1 の例である。「$q$ でなければ $p$ でありえない」=「$p$ であるためには $q$ が必要」と読むとよい。
$U=\mathbb{R}$ とする。
$p$:$x^2=1$、$q$:$x=1$ とする(ex-slns-start-condition の $p,q$ を入れ替え、逆向きの含意を調べる)。$U=\mathbb{R}$ では $T_p=\{-1,1\}\not\subset T_q=\{1\}$ なので $p\Rightarrow q$ は成り立たない($x=-1$ が反例)。$U=(0,\infty)$ では $T_p=\{1\}=T_q$ なので $p\Leftrightarrow q$ である。「$p\Rightarrow q$ が成り立つか」は $p,q$ だけでなく $U$ にもよる。変数の範囲を書かない主張は、真偽が定まらないことがある。
2 次方程式の解の配置で「3 つの条件と同値」を示すときの必要・十分の使い分けは 解の配置 で扱う。
含意 $P\Rightarrow Q$ に対して、$Q\Rightarrow P$ を逆、$\lnot P\Rightarrow\lnot Q$ を裏、$\lnot Q\Rightarrow\lnot P$ を対偶という。条件 $p,q$ についても同様に定める。
$P\Rightarrow Q\equiv\lnot Q\Rightarrow\lnot P$ であり、逆と裏も互いに論理的に同値である。一方、$P\Rightarrow Q$ と逆 $Q\Rightarrow P$ は論理的に同値でない。条件については、$p\Rightarrow q$ が成り立つことと $\lnot q\Rightarrow\lnot p$ が成り立つことは同値である。
$\lnot Q\Rightarrow\lnot P$ が偽になるのは $\lnot Q$ が真で $\lnot P$ が偽、すなわち $P$ が真で $Q$ が偽の行だけであり、$P\Rightarrow Q$ が偽になる行と一致する。逆 $Q\Rightarrow P$ と裏 $\lnot P\Rightarrow\lnot Q$ はどちらも「$Q$ が真で $P$ が偽」の行だけで偽なので同値である。$P$ が偽、$Q$ が真の行では $P\Rightarrow Q$ は真、$Q\Rightarrow P$ は偽なので、この二つは同値でない。条件 $p,q$ については、真理集合 $T_p,T_q$ について、thm-slns-inclusion により $T_p\subset T_q$ と $T_q^c\subset T_p^c$ の同値性を示せばよい。$T_p\subset T_q$ で $x\in T_q^c$ なら、$x\in T_p$ とすると $x\in T_q$ となり矛盾するので $x\in T_p^c$。逆は同じ議論を $T_q^c\subset T_p^c$ に使い、$(A^c)^c=A$ を用いる。$\square$
$p$:$6$ の倍数、$q$:$2$ の倍数(整数全体)では、$p\Rightarrow q$ とその対偶「$2$ の倍数でなければ $6$ の倍数でない」は真、逆「$2$ の倍数なら $6$ の倍数」と裏「$6$ の倍数でなければ $2$ の倍数でない」は偽である($n=2$ が反例)。この例は「$p\Rightarrow q$ が成り立てば逆 $q\Rightarrow p$ も成り立つ」という主張を破る。
命題 $p\Rightarrow q$(すべての $x\in U$ についての主張)を示す方法は三つある。
命題 $R,C,P,Q$ について
$$
\bigl(\lnot R\Rightarrow(C\land\lnot C)\bigr)\equiv R,\qquad \lnot(P\Rightarrow Q)\equiv P\land\lnot Q .
$$
$C\land\lnot C$ はつねに偽なので、$\lnot R\Rightarrow(C\land\lnot C)$ は前件 $\lnot R$ が偽のとき、すなわち $R$ が真のときだけ真である。後半は、$P\Rightarrow Q$ が偽になるのが「$P$ が真で $Q$ が偽」の行だけであることの言い換えである。$\square$
したがって $p\Rightarrow q$ を背理法で示すときは、「$p(x)$ かつ $\lnot q(x)$ となる $x$ がある」と仮定して矛盾を導く。対偶による証明は、この仮定から $\lnot p(x)$ を導き、仮定の $p(x)$ と矛盾させる特別な場合とみなせる。違いは次の点にある。
「すべての実数 $x$ について、$x^2>1\Rightarrow x>1$」($R$ とする)は偽である($x=-2$)。正しい否定は、prop-slns-contradiction と次節の規則により「ある実数 $x$ で $x^2>1$ かつ $x\le1$」で、$x=-2$ により真である。一方「すべての実数 $x$ について $x^2>1\Rightarrow x\le1$」は $x=2$ で破れて偽であり、$R$ と同じく偽なので $R$ の否定ではない。「ならば」の否定は「ならば〜でない」ではなく「かつ〜でない」である。
背理法の典型例である $\sqrt2$ の無理数性の証明は 実数とは何か:無理数の証明 で扱う。
この節では、論理の本の習慣に合わせて、$x$ についての条件を $P(x)$ と大文字で書く($x$ に値を入れると命題になる)。集合 $X$ と、$x\in X$ についての条件 $P(x)$ について、「すべての $x\in X$ で $P(x)$ が真」を $\forall x\in X,\ P(x)$、「$P(x)$ が真となる $x\in X$ が少なくとも 1 つある」を $\exists x\in X,\ P(x)$ と書く。$\forall$ を全称記号、$\exists$ を存在記号といい、まとめて量化子という。
$X=\{1,2,3\}$、$P(x)$:「$x^2>x$」とする。$P(1)$ は偽($1>1$ でない)、$P(2)$、$P(3)$ は真なので、$\forall x\in X,\ P(x)$ は偽、$\exists x\in X,\ P(x)$ は真である。真理集合は $T=\{2,3\}$ で、$T\ne X$、$T\ne\emptyset$ である。
$P(x)$ の真理集合を $T$ とすると、$\forall x\in X,\ P(x)$ は $T=X$、$\exists x\in X,\ P(x)$ は $T\ne\emptyset$ と同じである。def-slns-necessary-sufficient の「$p\Rightarrow q$ が成り立つ」は $\forall x\in U,\ (p(x)\Rightarrow q(x))$ にほかならない。
$$ \lnot\bigl(\forall x\in X,\ P(x)\bigr)\equiv\exists x\in X,\ \lnot P(x),\qquad \lnot\bigl(\exists x\in X,\ P(x)\bigr)\equiv\forall x\in X,\ \lnot P(x). $$
条件 $P(x)$ の真理集合を $T$ とすると、$\lnot P(x)$ の真理集合は $X\setminus T$ である。左の式の左辺は $T\ne X$、右辺は $X\setminus T\ne\emptyset$ で、両者は同じことである。右の式の左辺は $T=\emptyset$、右辺は $X\setminus T=X$ で、これも同じことである。$\square$
量化子がいくつも並ぶときは、これを外側から繰り返し使う。すると量化子を左から順に $\forall\leftrightarrow\exists$ と入れ替え、最後の条件を否定するという規則になる。範囲の条件($\varepsilon>0$ など)はそのまま残し、含意 $A\Rightarrow B$ の否定は $A\land\lnot B$ にする(Ham25 §2.10)。
関数 $f\colon\mathbb{R}\to\mathbb{R}$ が $a$ で連続であるとは
$$
\forall\varepsilon>0,\ \exists\delta>0,\ \forall x\in\mathbb{R},\ \bigl(|x-a|<\delta\Rightarrow|f(x)-f(a)|<\varepsilon\bigr)
$$
が成り立つことである。規則により、その否定($a$ で不連続)は
$$
\exists\varepsilon>0,\ \forall\delta>0,\ \exists x\in\mathbb{R},\ \bigl(|x-a|<\delta\land|f(x)-f(a)|\ge\varepsilon\bigr)
$$
である。$f(x)=0$($x\le0$)、$f(x)=1$($x>0$)、$a=0$ とする。$\varepsilon=\frac12$ をとり、任意の $\delta>0$ に対して $x=\frac\delta2$ とすると、$|x|<\delta$ かつ $|f(x)-f(0)|=1\ge\frac12$。よって $f$ は $0$ で不連続である。
同じ種類の量化子どうし($\forall x\,\forall y$ と $\forall y\,\forall x$)は入れ替えても意味が変わらない。しかし $\forall$ と $\exists$ を入れ替えると意味が変わる。
$\exists y\in Y,\ \forall x\in X,\ P(x,y)$ ならば $\forall x\in X,\ \exists y\in Y,\ P(x,y)$ である。逆は一般には成り立たない。
前者を満たす $y_0$ をとると、どの $x$ に対しても $y=y_0$ が $P(x,y)$ を満たす。逆が成り立たない例は、$X=Y=\mathbb{R}$、$P(x,y)$:$y>x$ である。$\forall x,\ \exists y,\ y>x$ は $y=x+1$ で真。$\exists y,\ \forall x,\ y>x$ は偽で、どの $y$ に対しても $x=y$ が $y>x$ を満たさない。$\square$
$\forall x\,\exists y$ では $y$ を $x$ ごとに選んでよく、$\exists y\,\forall x$ では 1 つの $y$ がすべての $x$ に通用しなければならない。大学の解析では、この違いが別々の概念になる。
$f(x)=x^2$($x\in\mathbb{R}$)について、次の 2 つを比べる($\varepsilon,\delta$ は正の実数、$a,x$ は実数を動く)。
$$
\text{(A)}\ \forall\varepsilon\ \forall a\ \exists\delta\ \forall x\ \bigl(|x-a|<\delta\Rightarrow|x^2-a^2|<\varepsilon\bigr),\qquad \text{(B)}\ \forall\varepsilon\ \exists\delta\ \forall a\ \forall x\ \bigl(|x-a|<\delta\Rightarrow|x^2-a^2|<\varepsilon\bigr).
$$
(A) はすべての点で連続であること、(B) は一様連続であることである。違いは $\exists\delta$ と $\forall a$ の順序だけである。
「任意の $\varepsilon$ に対してある $N$ がある」という順序が極限の定義で効くことは 極限とε-δ で扱う。
命題 $P,Q$ について $\lnot(P\land Q)\equiv\lnot P\lor\lnot Q$、$\lnot(P\lor Q)\equiv\lnot P\land\lnot Q$。全体集合 $U$ の部分集合 $A,B$ について $(A\cap B)^c=A^c\cup B^c$、$(A\cup B)^c=A^c\cap B^c$。
$\lnot(P\land Q)$ が偽になるのは $P,Q$ がともに真のときだけで、$\lnot P\lor\lnot Q$ も同じ行だけで偽になる。$\lnot(P\lor Q)$ と $\lnot P\land\lnot Q$ はどちらも $P,Q$ がともに偽の行だけで真になる。集合の等式は、$x\in U$ について $P$:$x\in A$、$Q$:$x\in B$ とおいて命題の式を使えばよい。たとえば $x\in(A\cap B)^c\iff\lnot(P\land Q)\iff\lnot P\lor\lnot Q\iff x\in A^c\cup B^c$。$\square$
「$x\le-1$ または $x\ge1$」の否定は、thm-slns-de-morgan により「$x>-1$ かつ $x<1$」、すなわち $-1< x<1$ である。例えば $x=0$ では元の条件が偽で否定が真、$x=2$ では元の条件が真で否定が偽である。
thm-slns-negation は de Morgan の法則の無限個版とみなせる。$X=\{x_1,x_2\}$ なら $\forall x,\ P(x)$ は $P(x_1)\land P(x_2)$、$\exists x,\ P(x)$ は $P(x_1)\lor P(x_2)$ だからである。集合の言葉では、$U$ の部分集合の族 $(A_i)_{i\in I}$ について $\bigl(\bigcap_iA_i\bigr)^c=\bigcup_iA_i^c$、$\bigl(\bigcup_iA_i\bigr)^c=\bigcap_iA_i^c$ となる($x\in\bigcap_iA_i$ は $\forall i\in I,\ x\in A_i$ のことなので、thm-slns-negation から従う)。
「$x>-1$ かつ $x<1$」の否定を「$x\le-1$ かつ $x\ge1$」とするのは誤りである。後者を満たす実数はないので、この「否定」はつねに偽であるが、たとえば $x=2$ では元の条件も偽である。否定なら真偽が逆になるはずなので、これは否定ではない。正しい否定は「$x\le-1$ または $x\ge1$」で、$x=2$ で真になる。
本記事の反例を、見落とした条件ごとにまとめる。
| 外した仮定・見落とした条件 | 崩れる主張 | ボックス |
|---|---|---|
| 全体集合 $U$ | 「$p\Rightarrow q$」の真偽は $p,q$ だけで決まる | ex-slns-universe |
| 含意の向き | $p\Rightarrow q$ なら逆 $q\Rightarrow p$ も成り立つ | ex-slns-converse-multiples |
| 含意の否定は $P\land\lnot Q$ | 「ならば」の否定は「ならば〜でない」 | ex-slns-wrong-negation |
| $\forall$ と $\exists$ の順序 | 量化子は入れ替えてよい | prop-slns-order、ex-slns-uniform |
| 否定では「かつ」と「または」が入れ替わる | 否定は不等号を逆にするだけでよい | ex-slns-de-morgan-counter |
命題を記号の式として扱い、真理表による真偽の計算そのものを研究するのが 命題論理 であり、量化子を含む文を扱うのが述語論理(一階論理)である。大学の数学では、ex-slns-uniform のような量化子の順序の違いが、連続と一様連続、各点収束と一様収束など多くの概念の区別になる。写像 $f\colon X\to Y$ と $Y$ の部分集合 $B,C$ について、逆像 $f^{-1}(B):=\{x\in X\mid f(x)\in B\}$ は条件「$f(x)\in B$」の真理集合なので、thm-slns-inclusion の 3 と同じ理由で $f^{-1}(Y\setminus B)=X\setminus f^{-1}(B)$、$f^{-1}(B\cap C)=f^{-1}(B)\cap f^{-1}(C)$、$f^{-1}(B\cup C)=f^{-1}(B)\cup f^{-1}(C)$ が成り立つ。論理と集合の対応と証明の書き方は、Ham25 第 2・5・6 章に詳しい。
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