Niemytzki平面とは、位相空間の例の一つであり、上半平面上に新たに位相を定めたものである。Mooreの半平面ともいう。
この記事でだけ用いる用語・記法を準備する。
$P$上には、部分集合族$\{U(x, i)\}_{x \in P, i \geq 1}$を開基とするような位相が唯一つ存在する。
$P$ にこの位相を入れたものをNiemytzki平面(またはMooreの半平面)という。
Niemytzki平面について、以下が成り立つ:
可分であること:座標が有理数の点全体が、$P$において稠密となることから分かる。
遺伝的可分でないこと:境界にある点全体のなす部分空間が離散的であることから分かる。