リーマン曲率テンソル

同義語:Riemann曲率テンソル曲率テンソルリーマン曲率

概要

リーマン曲率テンソル(Riemannian curvature tensor)とは、リーマン多様体 $(M,g)$ のリーマン接続 $\nabla$ から $R(X,Y)Z=\nabla_X\nabla_YZ-\nabla_Y\nabla_XZ-\nabla_{[X,Y]}Z$ で定まる $(1,3)$ 型テンソル場のことであり、共変微分の順序を入れ替えたときのずれとして多様体の曲がり具合を計量だけから内在的に測る。$\mathrm{Rm}(X,Y,Z,W)=g(R(Z,W)Y,X)$ は前後の2引数についてそれぞれ反対称で、対の入れ替えについて対称である。$R\equiv0$ であることは局所的に Euclid 空間と等長であることと同値である。曲面の Gauss 曲率の高次元への一般化であり、断面曲率・リッチテンソル・スカラー曲率はいずれもこのテンソルから得られる。

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前提知識: リーマン多様体, リーマン接続, ベクトル場, テンソル解析

定義

以下、$(M,g)$$n$ 次元リーマン多様体(本記事の内容は擬 Riemann 多様体でもそのまま成り立つ)、$\nabla$ をそのリーマン接続とし、ベクトル場全体を $\mathfrak{X}(M)$、ベクトル場のLie括弧$[X,Y]$局所座標 $(x^i)$ の座標ベクトル場を $\partial_i$$\nabla_i:=\nabla_{\partial_i}$Christoffel 記号$\Gamma^k_{ij}$$\nabla_i\partial_j=\Gamma^k_{ij}\partial_k$)と書く。添字の和は Einstein の総和規約(テンソル解析)による。

リーマン曲率テンソル

$X,Y,Z\in\mathfrak{X}(M)$ に対し
$$ R(X,Y)Z:=\nabla_X\nabla_YZ-\nabla_Y\nabla_XZ-\nabla_{[X,Y]}Z $$
とおく。$R$$X,Y,Z$ のそれぞれについて $C^\infty(M)$-線形であり(prop-riem-curv-tensorial)、したがって $(1,3)$ 型テンソル場を定める。これを $(M,g)$リーマン曲率テンソル(Riemannian curvature tensor)または単に曲率テンソルという。各点 $p$$X_p,Y_p\in T_pM$ に対し、$R(X_p,Y_p)\colon T_pM\to T_pM$線形写像である。作用素として書けば $R(X,Y)=[\nabla_X,\nabla_Y]-\nabla_{[X,Y]}$ であり、$R$ は「共変微分の交換子が Lie 括弧方向の共変微分からどれだけずれるか」を測る。$R\equiv0$ であるリーマン多様体を平坦(flat)という。

曲率テンソルの成分と添字の下げ

局所座標 $(x^i)$ に関し、曲率テンソルの成分 $R^i{}_{jkl}$
$$ R(\partial_k,\partial_l)\partial_j=R^i{}_{jkl}\,\partial_i $$
で定める(下添字の第1が作用を受けるベクトルの添字、後の2つが $R(\cdot,\cdot)$ の引数の添字である)。すなわち $R(X,Y)Z=R^i{}_{jkl}Z^jX^kY^l\partial_i$ である。さらに $(0,4)$ 型テンソル場 $\mathrm{Rm}$
$$ \mathrm{Rm}(X,Y,Z,W):=g(R(Z,W)Y,X) $$
で定め、その成分を $R_{ijkl}:=\mathrm{Rm}(\partial_i,\partial_j,\partial_k,\partial_l)=g_{im}R^m{}_{jkl}$ とおく(添字の下げ)。この引数の順序は $R_{ijkl}=g_{im}R^m{}_{jkl}$ となるように選んである。文献による符号・順序の流儀の違いは rem-riem-curv-conventions にまとめる。

直感

3次元空間の中の平面と曲面を見比べると、曲面のほうが「曲がっている」ように見える。これは曲面を外から眺めたときの見方であるが、曲面上に住む2次元的な生物には、外から眺めずに自分たちの世界が曲がっているかどうかが分かるだろうか。答えは「分かる」であり、そのための道具が曲率テンソルである。曲率テンソルは計量 $g$ だけから($g$ が定めるリーマン接続を経由して)定義される内在的な量であり、Euclid 空間との違いを次の形で捉える。Euclid 空間では、ベクトル場を2つの方向に順に微分した結果は順序によらない($\partial_i\partial_j=\partial_j\partial_i$)。一般のリーマン多様体では共変微分の順序を入れ替えると結果が変わり、その差 $R(X,Y)Z$ が曲率である。同じことを平行移動で言えば、小さな閉曲線に沿ってベクトルを平行移動して戻ってくると元のベクトルからずれ、そのずれの 1 次の項が $R(X,Y)Z$ で与えられる。曲率テンソルは等長写像で保たれるので、リーマン多様体の等長類の不変量であり、曲面論のGauss曲率の高次元への一般化である(2次元では cor-riem-curv-dim-two)。

例と反例

Euclid 空間の平坦性

$\mathbb{R}^n$ に標準計量 $g_{ij}=\delta_{ij}$ を入れた Euclid空間では、Christoffel 記号がすべて $0$ なので(リーマン接続)、prop-riem-curv-component-formula より $R^i{}_{jkl}=0$、すなわち $R\equiv0$ である。直接には $\nabla_XY=X(Y^i)\partial_i$ より $R(X,Y)Z=\bigl(X(Y(Z^i))-Y(X(Z^i))-[X,Y](Z^i)\bigr)\partial_i=0$ である。

平坦トーラス

$\mathbb{R}^n$ の標準計量は平行移動 $x\mapsto x+m$$m\in\mathbb{Z}^n$)で不変なので、商 $T^n=\mathbb{R}^n/\mathbb{Z}^n$トーラス)には $\mathbb{R}^n$ からの射影が局所等長写像になるリーマン計量が定まる。曲率テンソルは局所的な量(局所座標での $g_{ij}$ とその偏導関数だけで決まる)なので、この計量は平坦である。これは thm-riem-curv-flat の「平坦なら局所的に Euclid 空間と等長」の「局所的に」を「大域的に」に置き換えられないことを示す反例である。$T^n$ はコンパクトで $\mathbb{R}^n$ はコンパクトでないので、両者は同相でさえない。

反例:曲率が消えても接続係数は消えない

$\mathbb{R}^2\setminus\{0\}$極座標 $(r,\theta)$ に関して標準計量は $g=dr^2+r^2d\theta^2$ と表され、Christoffel 記号は $\Gamma^r_{\theta\theta}=-r$$\Gamma^\theta_{r\theta}=\Gamma^\theta_{\theta r}=1/r$$0$ でない。一方、曲率テンソルは座標によらないテンソル場であり、直交座標では $0$ なので(ex-riem-curv-euclidean)、極座標で計算しても $0$ である。実際、prop-riem-curv-component-formula より
$$ R^r{}_{\theta r\theta}=\partial_r\Gamma^r_{\theta\theta}-\partial_\theta\Gamma^r_{r\theta}+\Gamma^r_{ra}\Gamma^a_{\theta\theta}-\Gamma^r_{\theta a}\Gamma^a_{r\theta}=-1-0+0-(-r)\cdot\frac1r=0 $$
である。したがって「接続係数がある座標で消える ⇒ 曲率が消える」(thm-riem-curv-flat の易しい向き)は成り立つが、逆に「曲率が消える ⇒ 与えられた座標で接続係数が消える」は成り立たない。

積多様体

prop-riem-curv-product より、リーマン多様体の直積 $(M_1\times M_2,g_1\oplus g_2)$ の曲率テンソルは因子の曲率テンソルの直和である。例えば円柱 $S^1\times\mathbb{R}$ は、$S^1$$\mathbb{R}$ も 1 次元で曲率テンソルが $0$ なので(1次元では $R(X,Y)$ が反対称性により $0$)、平坦である。一方 $S^2\times\mathbb{R}$$S^2$ は半径 $1$球面)は、$S^2$ 方向の成分が $S^2$ の曲率($0$ でない。断面曲率)に等しく、$\mathbb{R}$ 方向を含む成分が $0$ なので、平坦でないが曲率の消える方向をもつ。

性質

曲率のテンソル性

$R(X,Y)Z$$X,Y,Z$ のそれぞれについて $C^\infty(M)$-線形である。したがって $R$$(1,3)$ 型テンソル場を定め、$p\in M$ における値 $R_p(X_p,Y_p)Z_p$$X,Y,Z$$p$ での値だけで決まる。

$\mathbb{R}$-線形性は明らかなので、$f\in C^\infty(M)$ を1つの引数に掛けたときの振る舞いを調べる。$[fX,Y]=f[X,Y]-Y(f)X$ より
$$ R(fX,Y)Z=f\nabla_X\nabla_YZ-\nabla_Y(f\nabla_XZ)-f\nabla_{[X,Y]}Z+Y(f)\nabla_XZ=f\nabla_X\nabla_YZ-Y(f)\nabla_XZ-f\nabla_Y\nabla_XZ-f\nabla_{[X,Y]}Z+Y(f)\nabla_XZ=fR(X,Y)Z $$
である。$Y$ については $R(X,Y)Z=-R(Y,X)Z$(定義から明らか)により同じことが従う。$Z$ については
$$ \begin{align*} \nabla_X\nabla_Y(fZ)&=\nabla_X\bigl(Y(f)Z+f\nabla_YZ\bigr)=X(Y(f))Z+Y(f)\nabla_XZ+X(f)\nabla_YZ+f\nabla_X\nabla_YZ,\\ \nabla_Y\nabla_X(fZ)&=Y(X(f))Z+X(f)\nabla_YZ+Y(f)\nabla_XZ+f\nabla_Y\nabla_XZ,\\ \nabla_{[X,Y]}(fZ)&=[X,Y](f)Z+f\nabla_{[X,Y]}Z \end{align*} $$
であり、$X(Y(f))-Y(X(f))=[X,Y](f)$ に注意して差をとると $R(X,Y)(fZ)=fR(X,Y)Z$ を得る。$C^\infty(M)$-多重線形な写像がテンソル場を定めることは テンソル解析 による。$\square$

成分の公式

局所座標に関して
$$ R^i{}_{jkl}=\partial_k\Gamma^i_{lj}-\partial_l\Gamma^i_{kj}+\Gamma^i_{ka}\Gamma^a_{lj}-\Gamma^i_{la}\Gamma^a_{kj} $$
が成り立つ。

$[\partial_k,\partial_l]=0$ なので $R(\partial_k,\partial_l)\partial_j=\nabla_k\nabla_l\partial_j-\nabla_l\nabla_k\partial_j$ である。ここで
$$ \nabla_k\nabla_l\partial_j=\nabla_k(\Gamma^a_{lj}\partial_a)=(\partial_k\Gamma^i_{lj})\partial_i+\Gamma^a_{lj}\Gamma^i_{ka}\partial_i $$
であり、$k,l$ を入れ替えたものを引いて $\partial_i$ の係数を読めばよい。$\square$

曲率テンソルの対称性

任意の $X,Y,Z,W\in\mathfrak{X}(M)$ に対して次が成り立つ。

  1. $\mathrm{Rm}(X,Y,Z,W)=-\mathrm{Rm}(X,Y,W,Z)$(後の2引数について反対称)。
  2. $\mathrm{Rm}(X,Y,Z,W)=-\mathrm{Rm}(Y,X,Z,W)$(前の2引数について反対称)。
  3. $\mathrm{Rm}(X,Y,Z,W)+\mathrm{Rm}(X,Z,W,Y)+\mathrm{Rm}(X,W,Y,Z)=0$(第1 Bianchi 恒等式、代数的 Bianchi 恒等式)。
  4. $\mathrm{Rm}(X,Y,Z,W)=\mathrm{Rm}(Z,W,X,Y)$(対の入れ替えについて対称)。
    成分で書けば、$R_{ijkl}=-R_{ijlk}=-R_{jikl}$$R_{ijkl}+R_{iklj}+R_{iljk}=0$$R_{ijkl}=R_{klij}$ である。第1 Bianchi 恒等式は $(1,3)$ 型で書けば $R(X,Y)Z+R(Y,Z)X+R(Z,X)Y=0$、成分では $R^i{}_{jkl}+R^i{}_{klj}+R^i{}_{ljk}=0$ である。
  1. $R(Z,W)=-R(W,Z)$ は定義から明らかである。
  2. 双線形性により $\mathrm{Rm}(X,X,Z,W)=g(R(Z,W)X,X)=0$ を示せば十分である。計量条件 $Z\,g(\nabla_WX,X)=g(\nabla_Z\nabla_WX,X)+g(\nabla_WX,\nabla_ZX)$ などを用いると
    $$ \begin{align*} g(R(Z,W)X,X)&=g(\nabla_Z\nabla_WX,X)-g(\nabla_W\nabla_ZX,X)-g(\nabla_{[Z,W]}X,X)\\ &=Z\,g(\nabla_WX,X)-W\,g(\nabla_ZX,X)-\tfrac12[Z,W]\,g(X,X)\\ &=\tfrac12ZW\,g(X,X)-\tfrac12WZ\,g(X,X)-\tfrac12[Z,W]\,g(X,X)=0 \end{align*} $$
    である(途中で $g(\nabla_WX,\nabla_ZX)$ の項は打ち消し合い、$g(\nabla_WX,X)=\frac12W\,g(X,X)$ を用いた)。
  3. 捩れがないので $\nabla_XY-\nabla_YX=[X,Y]$ であり、
    $$ \begin{align*} R(X,Y)Z+R(Y,Z)X+R(Z,X)Y &=\nabla_X(\nabla_YZ-\nabla_ZY)+\nabla_Y(\nabla_ZX-\nabla_XZ)+\nabla_Z(\nabla_XY-\nabla_YX)-\nabla_{[X,Y]}Z-\nabla_{[Y,Z]}X-\nabla_{[Z,X]}Y\\ &=\nabla_X[Y,Z]-\nabla_{[Y,Z]}X+\nabla_Y[Z,X]-\nabla_{[Z,X]}Y+\nabla_Z[X,Y]-\nabla_{[X,Y]}Z\\ &=[X,[Y,Z]\!]+[Y,[Z,X]\!]+[Z,[X,Y]\!]=0 \end{align*} $$
    である(最後は Lie 括弧のJacobi 恒等式)。両辺と $W$ の内積をとれば $g(R(X,Y)Z,W)+g(R(Y,Z)X,W)+g(R(Z,X)Y,W)=0$、すなわち $\mathrm{Rm}(W,Z,X,Y)+\mathrm{Rm}(W,X,Y,Z)+\mathrm{Rm}(W,Y,Z,X)=0$ であり、文字を付け替えれば (3) である。
  4. $(1,3)$ 型の第1 Bianchi 恒等式((3) の証明で示した $R(A,B)C+R(B,C)A+R(C,A)B=0$)と $D$ との内積を、$(A,B,C;D)=(X,Y,Z;W)$$(Y,Z,W;X)$$(Z,W,X;Y)$$(W,X,Y;Z)$ について書くと
    $$ \begin{align*} g(R(X,Y)Z,W)+g(R(Y,Z)X,W)+g(R(Z,X)Y,W)&=0,\\ g(R(Y,Z)W,X)+g(R(Z,W)Y,X)+g(R(W,Y)Z,X)&=0,\\ g(R(Z,W)X,Y)+g(R(W,X)Z,Y)+g(R(X,Z)W,Y)&=0,\\ g(R(W,X)Y,Z)+g(R(X,Y)W,Z)+g(R(Y,W)X,Z)&=0 \end{align*} $$
    である。第1式と第2式を加え、第3式と第4式を引く。(1)(2) により $g(R(A,B)C,D)$$(A,B)$ についても $(C,D)$ についても反対称なので、
    $$ \begin{align*} g(R(Y,Z)X,W)+g(R(Y,Z)W,X)&=0, & g(R(W,X)Z,Y)+g(R(W,X)Y,Z)&=0,\\ g(R(Z,X)Y,W)-g(R(X,Z)W,Y)&=g(R(Z,X)Y,W)+g(R(Z,X)W,Y)=0, & g(R(W,Y)Z,X)-g(R(Y,W)X,Z)&=g(R(W,Y)Z,X)+g(R(W,Y)X,Z)=0 \end{align*} $$
    であり、残る項は
    $$ g(R(X,Y)Z,W)+g(R(Z,W)Y,X)-g(R(Z,W)X,Y)-g(R(X,Y)W,Z)=2g(R(X,Y)Z,W)-2g(R(Z,W)X,Y) $$
    である。よって $g(R(X,Y)Z,W)=g(R(Z,W)X,Y)$、すなわち $\mathrm{Rm}(W,Z,X,Y)=\mathrm{Rm}(Y,X,Z,W)$ が任意の $X,Y,Z,W$ について成り立つ。この等式の両辺に (2) を適用すれば $\mathrm{Rm}(Z,W,X,Y)=\mathrm{Rm}(X,Y,Z,W)$ を得る。$\square$
第2 Bianchi 恒等式

曲率テンソルの共変微分 $(\nabla_XR)(Y,Z)W:=\nabla_X(R(Y,Z)W)-R(\nabla_XY,Z)W-R(Y,\nabla_XZ)W-R(Y,Z)\nabla_XW$ について
$$ (\nabla_XR)(Y,Z)W+(\nabla_YR)(Z,X)W+(\nabla_ZR)(X,Y)W=0 $$
が成り立つ(第2 Bianchi 恒等式、微分 Bianchi 恒等式)。成分では、$\nabla_iR^a{}_{bjk}$$\nabla R$ の成分として
$$ \nabla_iR^a{}_{bjk}+\nabla_jR^a{}_{bki}+\nabla_kR^a{}_{bij}=0,\qquad \nabla_iR_{abjk}+\nabla_jR_{abki}+\nabla_kR_{abij}=0 $$
である(後者は $g$ が平行であること $\nabla g=0$ から従う)。

$X,Y,Z$ についての巡回和を $\sum_{\mathrm{cyc}}$ と書く。定義から
$$ \sum_{\mathrm{cyc}}(\nabla_XR)(Y,Z)W=\sum_{\mathrm{cyc}}\bigl(\nabla_X(R(Y,Z)W)-R(Y,Z)\nabla_XW\bigr)-\sum_{\mathrm{cyc}}\bigl(R(\nabla_XY,Z)W+R(Y,\nabla_XZ)W\bigr) $$
である。第2の和において、$R(\nabla_XY,Z)W$ と(巡回して現れる)$R(Z,\nabla_YX)W=-R(\nabla_YX,Z)W$ とを組にすると、捩れがないことから $R(\nabla_XY-\nabla_YX,Z)W=R([X,Y],Z)W$ となる。同様に組にしていくと
$$ \sum_{\mathrm{cyc}}\bigl(R(\nabla_XY,Z)W+R(Y,\nabla_XZ)W\bigr)=\sum_{\mathrm{cyc}}R([X,Y],Z)W $$
である。次に $R(Y,Z)=[\nabla_Y,\nabla_Z]-\nabla_{[Y,Z]}$(作用素として)を用いると
$$ \nabla_X(R(Y,Z)W)-R(Y,Z)\nabla_XW=[\nabla_X,R(Y,Z)]W=\bigl[\nabla_X,[\nabla_Y,\nabla_Z]\bigr]W-[\nabla_X,\nabla_{[Y,Z]}]W $$
であり、作用素の交換子に対する Jacobi 恒等式 $\sum_{\mathrm{cyc}}[\nabla_X,[\nabla_Y,\nabla_Z]\!]=0$ より
$$ \sum_{\mathrm{cyc}}\bigl(\nabla_X(R(Y,Z)W)-R(Y,Z)\nabla_XW\bigr)=-\sum_{\mathrm{cyc}}[\nabla_X,\nabla_{[Y,Z]}]W=\sum_{\mathrm{cyc}}[\nabla_{[Y,Z]},\nabla_X]W=\sum_{\mathrm{cyc}}[\nabla_{[X,Y]},\nabla_Z]W $$
である(最後は巡回和の添字の付け替え)。一方
$$ \sum_{\mathrm{cyc}}R([X,Y],Z)W=\sum_{\mathrm{cyc}}[\nabla_{[X,Y]},\nabla_Z]W-\nabla_{\sum_{\mathrm{cyc}}[\![X,Y],Z]}W=\sum_{\mathrm{cyc}}[\nabla_{[X,Y]},\nabla_Z]W $$
である(Lie 括弧の Jacobi 恒等式)。両者を引けば $\sum_{\mathrm{cyc}}(\nabla_XR)(Y,Z)W=0$ を得る。成分表示は、$X=\partial_i$$Y=\partial_j$$Z=\partial_k$$W=\partial_b$ とおいて $\partial_a$ の係数を読めばよい。$\square$

リッチの恒等式

$\nabla$ をテンソル場へ拡張し(テンソル解析)、テンソル場 $T$ の 2 階共変微分を $\nabla^2_{X,Y}T:=\nabla_X(\nabla_YT)-\nabla_{\nabla_XY}T$ で定める。このとき次が成り立つ。

  1. 関数 $f$ に対し $\nabla^2_{X,Y}f=\nabla^2_{Y,X}f$。成分では $\nabla_i\nabla_jf=\nabla_j\nabla_if$
  2. ベクトル場 $Z$ に対し $\nabla^2_{X,Y}Z-\nabla^2_{Y,X}Z=R(X,Y)Z$。成分では $\nabla_i\nabla_jZ^k-\nabla_j\nabla_iZ^k=R^k{}_{lij}Z^l$
  3. 1 次微分形式 $\omega$ に対し $(\nabla^2_{X,Y}\omega-\nabla^2_{Y,X}\omega)(Z)=-\omega(R(X,Y)Z)$。成分では $\nabla_i\nabla_j\omega_k-\nabla_j\nabla_i\omega_k=-R^a{}_{kij}\omega_a$
    ここで $\nabla_i\nabla_jT$$\nabla^2_{\partial_i,\partial_j}T$ の成分、すなわちテンソル場 $\nabla T$ をさらに共変微分した $\nabla(\nabla T)$ の成分を表す。
  1. $\nabla^2_{X,Y}f=X(Y(f))-(\nabla_XY)(f)$ であるから、$\nabla^2_{X,Y}f-\nabla^2_{Y,X}f=[X,Y](f)-(\nabla_XY-\nabla_YX)(f)=0$ である(捩れがない)。
  2. 定義から $\nabla^2_{X,Y}Z-\nabla^2_{Y,X}Z=\nabla_X\nabla_YZ-\nabla_Y\nabla_XZ-\nabla_{\nabla_XY-\nabla_YX}Z=R(X,Y)Z$ である。成分では、$R(\partial_i,\partial_j)Z=Z^lR^k{}_{lij}\partial_k$ である。
  3. 関数 $\omega(Z)$ に (1) を適用する。共変微分は縮約と可換で Leibniz 則を満たすので(テンソル解析
    $$ \nabla^2_{X,Y}(\omega(Z))=(\nabla^2_{X,Y}\omega)(Z)+(\nabla_X\omega)(\nabla_YZ)+(\nabla_Y\omega)(\nabla_XZ)+\omega(\nabla^2_{X,Y}Z) $$
    である。$X,Y$ を入れ替えて引くと、中央の2項は打ち消し合い、(1)(2) より
    $$ 0=(\nabla^2_{X,Y}\omega-\nabla^2_{Y,X}\omega)(Z)+\omega(R(X,Y)Z) $$
    を得る。$\square$
一般のテンソル場に対するリッチの恒等式

同じ方法で、$(1,1)$ 型テンソル場 $T$ に対し $\nabla_i\nabla_jT^k{}_l-\nabla_j\nabla_iT^k{}_l=R^k{}_{aij}T^a{}_l-R^a{}_{lij}T^k{}_a$ が成り立ち、一般の $(p,q)$ 型テンソル場に対しても上添字ごとに $+R^{\ast}{}_{aij}$ の項、下添字ごとに $-R^a{}_{\ast ij}$ の項が現れる(Lee18 Ch. 7)。これらの恒等式は、テンソル場に対するある種の微分方程式が解をもつための可積分条件としても機能する。詳しくは リッチの恒等式と可積分条件 を参照。

平坦性の特徴づけ

リーマン多様体 $(M,g)$ について次は同値である。

  1. $(M,g)$ は平坦である($R\equiv0$)。
  2. 任意の点 $p\in M$ に対し、$p$ のまわりの局所座標 $(U,(x^i))$$U$$g_{ij}=\delta_{ij}$ となるものが存在する。すなわち $(M,g)$ は局所的に Euclid 空間と等長である。
  1. ⇒ (1):$g_{ij}$ が定数なので Christoffel 記号は $U$$0$ であり(リーマン接続)、prop-riem-curv-component-formula より $R=0$ である。
  2. ⇒ (2):まず、$R\equiv0$ のとき、任意の $p\in M$$v\in T_pM$ に対し、$p$ の近傍上の平行なベクトル場 $V$$\nabla V=0$)で $V_p=v$ となるものが存在することを示す。$p$ を中心とする局所座標 $(x^i)$ で、その像が立方体 $(-\varepsilon,\varepsilon)^n$ であるものをとり、$M_j:=\{x^{j+1}=\dots=x^n=0\}$$M_0=\{p\}$$M_n=U$)とおく。$V$ を次のように定める。まず $v$$x^1$ 軸(曲線 $t\mapsto(t,0,\dots,0)$)に沿って平行移動して $M_1$ 上のベクトル場を得る。次に $M_1$ の各点から $x^2$ 方向の座標曲線に沿って平行移動して $M_2$ 上のベクトル場を得る。これを繰り返して $U=M_n$ 上のベクトル場 $V$ を得る。曲線に沿う平行移動は線形常微分方程式の解であり、初期値とパラメータに滑らかに依存するので $V$ は滑らかである(Lee18 Ch. 4)。構成により、各 $j$ について $M_j$ 上で $\nabla_{\partial_j}V=0$ である。
    主張:各 $j$ について、$M_j$ 上で $\nabla_{\partial_1}V=\dots=\nabla_{\partial_j}V=0$ である。$j$ についての帰納法で示す。$j=1$ は構成による。$j-1$ まで正しいとし、$k< j$ をとる。$M_j$ 上で $\nabla_{\partial_j}V=0$ であり、$\partial_k$$k< j$)は $M_j$ に接するので $M_j$ 上で $\nabla_{\partial_k}\nabla_{\partial_j}V=0$ である。よって $M_j$ 上で
    $$ \nabla_{\partial_j}(\nabla_{\partial_k}V)=\nabla_{\partial_k}\nabla_{\partial_j}V+R(\partial_j,\partial_k)V+\nabla_{[\partial_j,\partial_k]}V=0 $$
    である。すなわち $\nabla_{\partial_k}V$$M_j$ 内の各 $x^j$ 方向の座標曲線に沿って平行であり、その始点($M_{j-1}$ 上の点)では帰納法の仮定により $0$ である。平行移動の一意性により、$\nabla_{\partial_k}V$$M_j$$0$ である。これで主張が示され、$V$$U$ 上で平行である。
    次に $T_pM$正規直交基底 $v_1,\dots,v_n$ をとり、上の構成で $U$ 上の平行なベクトル場 $E_1,\dots,E_n$ を得る。計量条件から $X\,g(E_a,E_b)=g(\nabla_XE_a,E_b)+g(E_a,\nabla_XE_b)=0$(すべての $X$)なので、連結な $U$ 上で $g(E_a,E_b)$ は定数、すなわち $\delta_{ab}$ である。特に $E_1,\dots,E_n$$U$ 上の各点で基底をなす。捩れがないので $[E_a,E_b]=\nabla_{E_a}E_b-\nabla_{E_b}E_a=0$ である。互いに可換なベクトル場からなる局所枠に対しては、$p$ のまわりの局所座標 $(y^a)$$\partial/\partial y^a=E_a$ となるものが存在する(Lee13 Ch. 9、可換な枠の座標化定理)。この座標で $g(\partial/\partial y^a,\partial/\partial y^b)=g(E_a,E_b)=\delta_{ab}$ である。$\square$
正規座標との違い

平坦でなくても、1点 $p$$g_{ij}(p)=\delta_{ij}$ かつ $\partial_kg_{ij}(p)=0$ となる座標(正規座標)は常にとれるが、近傍全体で $g_{ij}=\delta_{ij}$ となる座標がとれるのは平坦なときに限る。

積多様体の曲率

$(M_1,g_1)$$(M_2,g_2)$ をリーマン多様体、$M=M_1\times M_2$ に積計量 $g=\mathrm{pr}_1^*g_1+\mathrm{pr}_2^*g_2$ を入れる。$X_1\in\mathfrak{X}(M_1)$$M$ への持ち上げ($M_1$ 方向の成分が $X_1$$M_2$ 方向の成分が $0$ のベクトル場)を $\tilde X_1$$X_2\in\mathfrak{X}(M_2)$ の持ち上げを $\tilde X_2$ と書く。このとき $M$ のリーマン接続 $\nabla$ と曲率 $R$
$$ \nabla_{\tilde X_1}\tilde Y_1=\widetilde{\nabla^1_{X_1}Y_1},\quad \nabla_{\tilde X_1}\tilde Y_2=0,\quad \nabla_{\tilde X_2}\tilde Y_1=0,\quad \nabla_{\tilde X_2}\tilde Y_2=\widetilde{\nabla^2_{X_2}Y_2} $$
および
$$ R(\tilde X_1,\tilde Y_1)\tilde Z_1=\widetilde{R_1(X_1,Y_1)Z_1},\qquad R(\tilde X_2,\tilde Y_2)\tilde Z_2=\widetilde{R_2(X_2,Y_2)Z_2} $$
を満たし、引数の少なくとも1つが $M_1$ 方向、少なくとも1つが $M_2$ 方向の持ち上げであるような $R(\cdot,\cdot)\cdot$ はすべて $0$ である。ここで $\nabla^i$$R_i$$(M_i,g_i)$ のリーマン接続と曲率である。

積座標 $(x^i,y^\alpha)$$\tilde X_1=X_1^i(x)\partial_{x^i}$$\tilde Y_2=Y_2^\alpha(y)\partial_{y^\alpha}$ と書けるので、$[\tilde X_1,\tilde Y_1]=\widetilde{[X_1,Y_1]}$$[\tilde X_1,\tilde Y_2]=0$$\tilde X_1(f\circ\mathrm{pr}_2)=0$$g(\tilde X_1,\tilde Y_1)=g_1(X_1,Y_1)\circ\mathrm{pr}_1$$g(\tilde X_1,\tilde Y_2)=0$ である。持ち上げは各点で接空間を張るので、$g(\nabla_{\tilde X_1}\tilde Y_1,\cdot)$ を持ち上げに対して計算すればよい。Koszul 公式(リーマン接続)で $Z=\tilde Z_2$ とすると、右辺の6項はすべて $0$ である(例えば $\tilde Z_2\,g(\tilde X_1,\tilde Y_1)=\tilde Z_2(g_1(X_1,Y_1)\circ\mathrm{pr}_1)=0$$g([\tilde X_1,\tilde Y_1],\tilde Z_2)=0$)。$Z=\tilde Z_1$ とすると、右辺は $M_1$ 上の Koszul 公式の右辺 $2g_1(\nabla^1_{X_1}Y_1,Z_1)$$\mathrm{pr}_1$ で引き戻したものに等しい。よって $\nabla_{\tilde X_1}\tilde Y_1=\widetilde{\nabla^1_{X_1}Y_1}$ である。$\nabla_{\tilde X_1}\tilde Y_2$ について Koszul 公式の右辺を $Z=\tilde Z_1$$Z=\tilde Z_2$ のそれぞれについて計算すると、各項は $g(\tilde X_1,\tilde Y_2)=0$ 型の内積、$M_2$ 方向の関数の $M_1$ 方向微分($0$)、混合した Lie 括弧($0$)、あるいは $g(\widetilde{[Z_1,X_1]},\tilde Y_2)=0$ 型の項であり、すべて $0$ である。よって $\nabla_{\tilde X_1}\tilde Y_2=0$ であり、対称に $\nabla_{\tilde X_2}\tilde Y_1=0$$\nabla_{\tilde X_2}\tilde Y_2=\widetilde{\nabla^2_{X_2}Y_2}$ である。
曲率については、$R$ がテンソルであること(prop-riem-curv-tensorial)から持ち上げに対する値だけ調べればよい。上の公式を繰り返し用いると
$$ R(\tilde X_1,\tilde Y_1)\tilde Z_1=\nabla_{\tilde X_1}\widetilde{\nabla^1_{Y_1}Z_1}-\nabla_{\tilde Y_1}\widetilde{\nabla^1_{X_1}Z_1}-\nabla_{\widetilde{[X_1,Y_1]}}\tilde Z_1=\widetilde{R_1(X_1,Y_1)Z_1} $$
であり、$R(\tilde X_1,\tilde Y_1)\tilde Z_2=\nabla_{\tilde X_1}0-\nabla_{\tilde Y_1}0-0=0$$R(\tilde X_1,\tilde Y_2)\tilde Z_1=\nabla_{\tilde X_1}(\nabla_{\tilde Y_2}\tilde Z_1)-\nabla_{\tilde Y_2}\widetilde{\nabla^1_{X_1}Z_1}-\nabla_{[\tilde X_1,\tilde Y_2]}\tilde Z_1=0-0-0=0$ であり、残りの混合した場合も同様である。$\square$

2次元の曲率テンソル

$\dim M=2$ のとき、局所座標に関する $R_{ijkl}$ のうち $0$ でない可能性があるのは $R_{1212}=-R_{2112}=-R_{1221}=R_{2121}$ だけであり、曲率テンソルは1つの関数 $R_{1212}$ で完全に決まる。関数
$$ K:=\frac{R_{1212}}{g_{11}g_{22}-g_{12}^2} $$
は座標によらず定まり、曲面のGauss曲率に一致する(断面曲率スカラー曲率)。

prop-riem-curv-symmetries (1)(2) より、$R_{ijkl}$$i=j$ または $k=l$ なら $0$ である。2次元では添字は $1,2$ しかないので、$0$ でない可能性がある成分は $\{i,j\}=\{k,l\}=\{1,2\}$ のものだけであり、それらは反対称性により $R_{1212}$$\pm1$ 倍である。座標変換 $x\to y$Jacobi 行列$J=(\partial x^i/\partial y^a)$ とすると、$(0,2)$ 型テンソルの変換則から $\det(g_{ab})=(\det J)^2\det(g_{ij})$ であり、$R_{ijkl}$$(0,4)$ 型の変換則を $(1,2,1,2)$ 成分について書くと、$i,j$ についての反対称性と $k,l$ についての反対称性により $R_{1212}$$y$ 座標)$=(\det J)^2R_{1212}$$x$ 座標)である。よって $K$ は座標によらない。Gauss 曲率との一致は 断面曲率 の記事で扱う。$\square$

補足

符号と添字の流儀

曲率テンソルの定義には流儀の違いがある。

  1. 符号。本記事と Lee18Pet16$R(X,Y)Z=\nabla_X\nabla_YZ-\nabla_Y\nabla_XZ-\nabla_{[X,Y]}Z$ を採る。doCarmo92$R(X,Y)Z=\nabla_Y\nabla_XZ-\nabla_X\nabla_YZ+\nabla_{[X,Y]}Z$ と符号が逆である。いずれの流儀でも、断面曲率は球面で正になるように定義が調整される(断面曲率)。
  2. $(0,4)$ 型テンソルの引数の順序。本記事の $\mathrm{Rm}(X,Y,Z,W)=g(R(Z,W)Y,X)$ は成分が $R_{ijkl}=g_{im}R^m{}_{jkl}$ となるように選んだものである。Lee18$Rm(X,Y,Z,W)=g(R(X,Y)Z,W)$ を用いる。両者は $\mathrm{Rm}(X,Y,Z,W)=Rm(Z,W,Y,X)=-Rm(X,Y,Z,W)$ の関係にあり(対の入れ替えの対称性と反対称性)、符号が異なる。
  3. 成分の添字の位置。本記事の $R^i{}_{jkl}$$R(\partial_k,\partial_l)\partial_j=R^i{}_{jkl}\partial_i$)に対し、Lee18$R(\partial_i,\partial_j)\partial_k=R_{ijk}{}^l\partial_l$ と書く。どの流儀でも、リッチテンソルとスカラー曲率が球面で正になるように縮約の位置が選ばれる(リッチテンソル)。
曲率から得られる量

曲率テンソルは $\dim M=n$ のとき対称性を考慮して $n^2(n^2-1)/12$ 個の独立な成分をもち(Lee18 Ch. 7)、そのまま扱うには情報が多い。2次元平面ごとの情報に分解したものが断面曲率(断面曲率の全体は曲率テンソルと同じ情報をもつ)、1回縮約したものがリッチテンソル、2回縮約したものがスカラー曲率である。また、曲率テンソルは測地線変分Jacobi 場)を支配し、平行移動の経路依存性(ホロノミー)を測る。曲率テンソルはリーマン多様体の等長類の不変量であるが、逆に曲率テンソルの成分が一致しても等長とは限らない。

関連項目

参考文献

[1]
John M. Lee, Introduction to Riemannian Manifolds, Graduate Texts in Mathematics 176, Springer, 2018, Ch. 4(平行移動の存在・一意性)、Ch. 7(Curvature:定義・対称性・Bianchi 恒等式・リッチの恒等式・平坦性の特徴づけ・独立成分の個数)
[2]
Manfredo P. do Carmo, Riemannian Geometry, Mathematics: Theory & Applications, Birkhäuser, 1992, Ch. 4(Curvature:定義(符号が逆)・対称性・Bianchi 恒等式)
[4]
John M. Lee, Introduction to Smooth Manifolds, Graduate Texts in Mathematics 218, Springer, 2013, Ch. 9(可換なベクトル場の枠を座標ベクトル場にする定理)

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