極値グラフ理論(extremal graph theory)とは、あるグラフ $H$ を部分グラフとして含まないなどの条件のもとで、グラフの辺の本数などの量がどこまで大きく(小さく)なれるかを調べる分野である。基本の量は $H$ を含まない $n$ 頂点のグラフの辺の本数の最大値 $\operatorname{ex}(n,H)$ で、これを $\binom n2$ で割った比はTurán密度 $\pi(H)$ に収束する。完全グラフではTuránの定理が正確な値を与え、一般には $\pi(H)=1-1/(\chi(H)-1)$ と彩色数で決まる(Erdős–Stone–Simonovitsの定理)。二部グラフでは $\pi(H)=0$ となり、Kővári–Sós–Turánの定理や有限体を使った構成で増え方を調べる。
$n$ 頂点のグラフに辺を引いていくと、いつかは三角形ができる。三角形を作らずに引ける辺の本数の最大値は $\lfloor n^2/4\rfloor$ である(Mantelの定理)。三角形の代わりに長さ 4 の閉路を禁止すると、最大値は $n^{3/2}$ 程度まで下がる。「あるグラフを含まない」という条件のもとで辺の本数の最大値を求めるこの種の問いと、そこから広がる「ある性質をもつグラフの中で、ある量はどこまで大きく(小さく)なれるか」という問いを調べる分野を 極値グラフ理論(extremal graph theory)という。
この分野の基本の量は、グラフ $H$ を部分グラフとして含まない $n$ 頂点のグラフの辺の本数の最大値 $\operatorname{ex}(n,H)$ である。$H$ が完全グラフなら Turánの定理 が $\operatorname{ex}(n,H)$ を正確に与える。一般の $H$ では、$\operatorname{ex}(n,H)$ の $n^2$ の係数は $H$ の彩色数だけで決まる(Erdős–Stone–Simonovits の定理)。この記事では、$\operatorname{ex}(n,H)/\binom n2$ が単調に減ることから極限(Turán 密度)を定め、彩色数による下界を示す。次に、二部グラフを禁止したときの上界(Kővári–Sós–Turán の定理)を証明し、Turán 密度は $0$ か $1/2$ 以上のどちらかであることを導く。長さ 4 の閉路については、上界と、有限体の直線を使った構成で、最大値が $n^{3/2}$ の定数倍であることを示す。
この記事では、グラフはループも平行辺ももたない有限の無向の単純グラフとする。$e(G)$ を $G$ の辺の本数、$v(G)$ を頂点の個数、$d(v)$ を頂点 $v$ の次数(グラフ)、$N(v)$ を $v$ に隣接する頂点の集合とする。$K_n$ は $n$ 頂点の完全グラフ、$K_{s,t}$ は部の大きさが $s,t$ の完全二部グラフ、$C_\ell$ は長さ $\ell$ の閉路である。
$H$ を辺を 1 本以上もつグラフとする。グラフ $G$ のある部分グラフが $H$ とグラフ同型であるとき、$G$ は $H$ を 含む という。含まないとき $H$ を含まない($H$-free)という。$n\ge1$ に対し
$$
\operatorname{ex}(n,H):=\max\{e(G)\mid G\text{ は }H\text{ を含まない }n\text{ 頂点のグラフ}\}
$$
を $H$ の 極値数(extremal number、Turán 数)といい、最大値を与えるグラフを 極値グラフ という。グラフの集まり $\mathcal F$ についても、$\mathcal F$ のどのグラフも含まないグラフの辺の本数の最大値を $\operatorname{ex}(n,\mathcal F)$ と書く。
辺のない $n$ 頂点のグラフは辺をもつ $H$ を含まないので、最大値をとる集合は空でない。$H$ が辺をもたない場合は、$v(H)\le n$ ならどの $n$ 頂点のグラフも $H$ を含むので、この定義からは除いておく。また、以下では $H$ は 孤立した頂点(次数 $0$ の頂点)をもたない とする。$n\ge v(H)$ なら、$H$ から孤立した頂点を取り除いても「含む」かどうかは変わらない(余った頂点を孤立した頂点に充てればよい)ので、極値数を調べるうえでこの仮定は制限にならない。
$H$ を辺をもち孤立した頂点をもたないグラフとする。
数列 $\operatorname{ex}(n,H)/\binom n2$($n\ge2$)は単調に減少し、$0$ 以上 $1$ 以下なので収束する。
辺をもつグラフ $H$ に対し
$$
\pi(H):=\lim_{n\to\infty}\frac{\operatorname{ex}(n,H)}{\binom n2}
$$
を $H$ の Turán 密度 という。
$\binom n2$ は頂点の組の個数なので、$\pi(H)$ は「$H$ を含まない大きなグラフが、頂点の組のうちどれだけの割合を辺にできるか」の極限である。
$H$ を辺をもつグラフとし、彩色数を $\chi(H)=r+1$($r\ge1$)とする。このとき $\operatorname{ex}(n,H)\ge t(n,r)$ であり、
$$
\pi(H)\ge1-\frac1r,\qquad\pi(K_{r+1})=1-\frac1r
$$
である。
Turán グラフ $T(n,r)$ は部ごとに色を変えれば $r$ 色で塗り分けられるので $\chi(T(n,r))\le r$ である。$T(n,r)$ が $H$ を含めば、彩色数 の命題「部分グラフと連結成分」により $\chi(H)\le r$ となって矛盾する。よって $\operatorname{ex}(n,H)\ge e(T(n,r))=t(n,r)$ である。
$T(n,r)$ の部の大きさを $n_1,\dots,n_r$ とすると、各 $n_i\le n/r+1$ なので $\sum_in_i^2\le(n/r+1)\sum_in_i=n^2/r+n$ であり、
$$
t(n,r)=\frac12\Bigl(n^2-\sum_in_i^2\Bigr)\ge\Bigl(1-\frac1r\Bigr)\frac{n^2}2-\frac n2
$$
である。両辺を $\binom n2=n(n-1)/2$ で割って $n\to\infty$ とすると $\pi(H)\ge1-1/r$ を得る。一方、Turánの定理 の系「辺の密度による形」により $\operatorname{ex}(n,K_{r+1})=t(n,r)\le(1-1/r)n^2/2$ なので、$\operatorname{ex}(n,K_{r+1})/\binom n2\le(1-1/r)\,n/(n-1)$ であり、$\pi(K_{r+1})\le1-1/r$ である。$\square$
逆向きの不等式も成り立つ。これが極値グラフ理論の基本定理である。
辺をもつグラフ $H$ について
$$
\pi(H)=1-\frac1{\chi(H)-1}
$$
である。すなわち $\operatorname{ex}(n,H)=\Bigl(1-\frac1{\chi(H)-1}+o(1)\Bigr)\frac{n^2}2$($n\to\infty$)である。
この記事では証明しない。Zha23 定理 1.5.1(p. 27)にあり、証明は同書 pp. 28–31(超飽和の定理と、超グラフへの Kővári–Sós–Turán の定理の拡張による)にある。下からの不等式は prop-ext-chromatic である。
$\chi(H)\ge3$ なら、$\operatorname{ex}(n,H)$ の主要項 $\bigl(1-\frac1{\chi(H)-1}\bigr)\frac{n^2}2$ は $H$ の形によらず彩色数だけで決まる。たとえば Petersenグラフ(彩色数 3)の Turán 密度は三角形と同じ $1/2$ である(Zha23 例 1.5.4)。一方、$\chi(H)=2$、すなわち $H$ が辺をもつ二部グラフのときは $\pi(H)=0$ となり、$\operatorname{ex}(n,H)$ の増え方はこの定理からは分からない。次節でこの場合を調べる。
$G$ が $K_{s,t}$ を含むことは、$s$ 個の頂点の集合 $S$ で、$S$ のすべての頂点と隣接する頂点(共通の隣接頂点)が $t$ 個以上あるものが存在することと同じである。共通の隣接頂点は $S$ に属さない(頂点は自分自身と隣接しない)ので、$S$ と $t$ 個の共通の隣接頂点が $K_{s,t}$ をなす。
$s\ge1$ を整数とし、$a\ge0$、$y\ge0$ とする。このとき $y^s\ge a^s+sa^{s-1}(y-a)$ である。したがって $y_1,\dots,y_n\ge0$ の平均を $a$ とすると、$\sum_{i=1}^ny_i^s\ge na^s$ である。
$y^s-a^s=(y-a)\sum_{j=0}^{s-1}y^ja^{s-1-j}$ である。$y\ge a$ なら和の各項は $a^{s-1}$ 以上で $y-a\ge0$、$y< a$ なら各項は $a^{s-1}$ 以下で $y-a< 0$ なので、どちらの場合も $y^s-a^s\ge sa^{s-1}(y-a)$ である。後半は $y=y_i$ として $i$ について足すと、$\sum_i(y_i-a)=0$ から従う。$\square$
$s,t\ge1$ を整数とする。$K_{s,t}$ を含まない $n$ 頂点のグラフ $G$ について
$$
e(G)\le\frac12(t-1)^{1/s}n^{2-1/s}+\frac12(s-1)n
$$
である。特に $\operatorname{ex}(n,K_{s,t})=O(n^{2-1/s})$ である。
$m:=e(G)$ とし、頂点 $v$ と、$N(v)$ の $s$ 個の頂点からなる部分集合 $S$ の組 $(v,S)$ の個数を $X$ とする。
上から。 $S$ を先に決めると、$v$ は $S$ の共通の隣接頂点である。$G$ は $K_{s,t}$ を含まないので、共通の隣接頂点は $t-1$ 個以下である。よって
$$
X\le(t-1)\binom ns\le(t-1)\frac{n^s}{s!}
$$
である。
下から。 $v$ を先に決めると $X=\sum_v\binom{d(v)}s$ である。整数 $d\ge0$ に対し $y:=\max(d-s+1,0)$ とおくと $s!\binom ds\ge y^s$ である。実際、$d\ge s$ なら $s!\binom ds=d(d-1)\cdots(d-s+1)$ の $s$ 個の因数はどれも $d-s+1>0$ 以上であり、$d\le s-1$ なら両辺とも $0$ である。$y_v:=\max(d(v)-s+1,0)$ とおくと、握手補題(次数(グラフ) の記事)により
$$
\sum_vy_v\ge\sum_v\bigl(d(v)-s+1\bigr)=2m-(s-1)n
$$
である。$2m\le(s-1)n$ なら主張は明らかなので、$2m>(s-1)n$ とする。$y_v$ の平均 $a$ は $a\ge2m/n-(s-1)>0$ を満たし、lem-ext-tangent により
$$
s!\,X\ge\sum_vy_v^s\ge na^s\ge n\Bigl(\frac{2m}n-s+1\Bigr)^s
$$
である。
合わせる。 $n(2m/n-s+1)^s\le(t-1)n^s$ から $2m/n-s+1\le(t-1)^{1/s}n^{1-1/s}$ であり、両辺に $n/2$ を掛けて整理すると主張を得る。$\square$
$K_{s,t}$ と $K_{t,s}$ は同型なので、$s\le t$ として使うと指数 $2-1/s$ が小さくなる。この上界の指数が最良かどうかは一般には分かっていない。$\operatorname{ex}(n,K_{s,t})\ge cn^{2-1/s}$ となる定数 $c>0$ があるという予想は、$K_{2,t}$・$K_{3,t}$ と、$t$ が $s$ に比べて十分大きい場合に正しいことが知られており、最初の未解決の場合は $K_{4,4}$ である(Zha23 予想 1.4.4、p. 24)。
辺をもち孤立した頂点をもたないグラフ $H$ について、次が成り立つ。
thm-ext-ess まで使えば、Turán 密度のとりうる値はちょうど $0,\frac12,\frac23,\frac34,\dots$ である。
$C_4=K_{2,2}$ の場合は、上界と同じ次数 $n^{3/2}$ の構成がある。
$C_4$ を含まない $n$ 頂点のグラフ $G$ について
$$
e(G)\le\frac n4\bigl(1+\sqrt{4n-3}\bigr)
$$
である。
要点:相異なる 2 頂点の共通の隣接頂点は高々 1 個なので $\sum_v\binom{d(v)}2\le\binom n2$ であり、Cauchy–Schwarz の不等式で左辺を $m:=e(G)$ で下から評価する。
prf-ext-kst の $X$ を $s=2$、$t=2$ で考えると $X=\sum_v\binom{d(v)}2\le\binom n2$ である。Cauchy–Schwarzの不等式により $\sum_vd(v)^2\ge(2m)^2/n$ なので、$X=\frac12\bigl(\sum_vd(v)^2-2m\bigr)\ge\frac12\bigl(\frac{4m^2}n-2m\bigr)$ である。よって $\frac{4m^2}n-2m\le n(n-1)$、すなわち $4m^2-2nm-n^2(n-1)\le0$ であり、$m$ についての 2 次不等式を解くと $m\le\frac{2n+\sqrt{4n^2+16n^2(n-1)}}8=\frac n4\bigl(1+\sqrt{4n-3}\bigr)$ である。$\square$
$p$ を素数とし、$\mathbb F_p$ を $p$ 元体とする。点の集合 $P:=\mathbb F_p^2$ と、直線 $y=ax+b$ を表す組の集合 $L:=\{(a,b)\mid a,b\in\mathbb F_p\}$ を頂点とし、点 $(x,y)$ と直線 $(a,b)$ を $y=ax+b$ のときに結んだ二部グラフ $I_p$ を考える。$I_p$ は $2p^2$ 個の頂点と $p^3$ 本の辺をもち、$C_4$ を含まない。
各直線 $(a,b)$ は、$x\in\mathbb F_p$ を自由に選び $y:=ax+b$ と定めた $p$ 個の点と結ばれるので、辺は $p^2\cdot p=p^3$ 本である。$I_p$ は二部グラフなので、$C_4$ は 2 点 $(x_1,y_1)\ne(x_2,y_2)$ と、その両方を通る 2 本の直線からなる。両方を通る直線 $(a,b)$ について、$x_1=x_2$ なら $y_1=ax_1+b=y_2$ となって 2 点が一致するので、$x_1\ne x_2$ である。$\mathbb F_p$ は体なので $a=(y_1-y_2)/(x_1-x_2)$、$b=y_1-ax_1$ と一意に決まり、両方を通る直線は 1 本しかない。よって $C_4$ はない。$\square$
$n\ge8$ のとき
$$
\frac1{64}\Bigl(\frac n2\Bigr)^{3/2}\le\operatorname{ex}(n,C_4)\le\frac12n^{3/2}+\frac n4
$$
である。
上界は prop-ext-c4-upper と $\sqrt{4n-3}<2\sqrt n$ による。下界:要点は、$2p^2\le n$ で $p$ が $\sqrt{n/2}$ の定数倍以上の素数を Bertrandの仮説 で選び、prop-ext-incidence と prop-ext-monotone の 2 を使うことである。
$N:=\lfloor\sqrt{n/2}\rfloor$ とおくと、$n\ge8$ より $N\ge2$ なので $\lfloor N/2\rfloor\ge1$ である。Bertrand–Chebyshev の定理を $\lfloor N/2\rfloor$ に使うと、素数 $p$ で $\lfloor N/2\rfloor< p\le2\lfloor N/2\rfloor\le N$ となるものがある。$p\ge\lfloor N/2\rfloor+1>N/2$ であり、$N>\sqrt{n/2}-1\ge\frac12\sqrt{n/2}$($\sqrt{n/2}\ge2$ による)なので $p>\frac14\sqrt{n/2}$ である。$2p^2\le2N^2\le n$ なので、$I_p$ に孤立した頂点を加えて $n$ 頂点にしたグラフは $C_4$ を含まず(prop-ext-monotone の 2 の証明)、$\operatorname{ex}(n,C_4)\ge p^3>\frac1{64}(n/2)^{3/2}$ である。$\square$
実際には $\operatorname{ex}(n,C_4)=\bigl(\frac12+o(1)\bigr)n^{3/2}$ であることが知られている(Zha23 定理 1.10.1・系 1.10.2、p. 40。この記事では証明しない)。
平面上の相異なる $n$ 個の点のうち、距離がちょうど $1$ の点の組の個数は $\frac{\sqrt2}2n^{3/2}+\frac n2$ 以下である。点を頂点とし、距離 $1$ の 2 点を結んだグラフを考える。相異なる 2 点 $p,q$ の両方から距離 $1$ の点は、中心の異なる 2 つの単位円の共通部分にある。2 つの円の方程式の差をとると 1 次式になるので、共通部分は 1 本の直線と円の共通部分に含まれ、高々 2 点である。よってこのグラフは $K_{2,3}$ を含まず、thm-ext-kst を $s=2$、$t=3$ で使えばよい(Zha23 定理 1.4.8、p. 25 と同じ議論)。
次の表の各行は、この記事の定理の仮定を 1 つだけ外したときに結論が成り立たなくなる例である。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| thm-ext-dichotomy の 1 の「$H$ が二部グラフ」 | $H=K_3$ | $\operatorname{ex}(n,H)=\lfloor n^2/4\rfloor$ で、$\pi(H)=0$ にならない |
| prop-ext-incidence の「$p$ が素数」 | $\mathbb Z/4\mathbb Z$ で同じように作ったグラフ | $C_4$ を含まない |
| ex-ext-unit-distance の「平面上」 | 4 次元空間の 2 つの直交する円の上の点 | 単位距離の組が $\frac{\sqrt2}2n^{3/2}+\frac n2$ 以下 |
| prop-ext-monotone の「孤立した頂点をもたない」 | 1 本の辺と孤立した頂点 1 つからなる $H$ | $\operatorname{ex}(2,H)\le\operatorname{ex}(3,H)$ |
| 奇閉路の極値数が $\lfloor n^2/4\rfloor$ になるための「$n$ が十分大きい」 | $n=4$、$H=C_5$ | $\operatorname{ex}(4,C_5)=\lfloor16/4\rfloor$ |
1 行目:Mantelの定理。2 行目:$\mathbb Z/4\mathbb Z$ では $2\cdot2=0$ なので、2 点 $(0,0)$ と $(2,0)$ はどちらも直線 $y=0$ と直線 $y=2x$ の上にあり、この 2 点と 2 直線が $C_4$ をなす。$x_1-x_2=2$ で割れないことが prf-ext-incidence の破れる所である。3 行目:$a\ge1$ とし、相異なる角 $\theta_1,\dots,\theta_a$ と $\varphi_1,\dots,\varphi_a$ について、$\mathbb R^4$ の $2a$ 個の点 $\frac1{\sqrt2}(\cos\theta_j,\sin\theta_j,0,0)$ と $\frac1{\sqrt2}(0,0,\cos\varphi_k,\sin\varphi_k)$ をとる。前者と後者の点は直交する長さ $\frac1{\sqrt2}$ のベクトルなので、距離の 2 乗は $\frac12+\frac12=1$ である。よって $n=2a$ 個の点に $a^2=n^2/4$ 組の単位距離があり、$n\ge16$ では $\frac{\sqrt2}2n^{3/2}+\frac n2$ を超える($n=16$ で $64>\frac{\sqrt2}2\cdot64+8$)。平面の議論が破れるのは、$\mathbb R^4$ では 2 つの単位球面の共通部分が無限集合になりうるためである。4 行目:$\operatorname{ex}(2,H)=1$(2 頂点のグラフは 3 頂点の $H$ を含まない)だが、3 頂点のグラフは辺を 1 本でももつとその辺と残りの頂点で $H$ を含むので $\operatorname{ex}(3,H)=0$ である。5 行目:$K_4$ は 4 頂点しかないので $C_5$ を含まず、$\operatorname{ex}(4,C_5)=6>4$ である。
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