rigid解析空間(rigid analytic space)とは、$p$ 進数体のような非アルキメデス的絶対値をもつ完備な体 $K$ の上で複素解析空間の役割を果たす空間で、Tate 代数の商(affinoid 代数)$A$ の極大イデアルの集合 $\operatorname{Sp}A$ を Grothendieck 位相で貼り合わせたものである。$K$ の位相は完全不連結で、普通の位相では閉単位円板が交わらない開かつ閉集合に分かれ解析関数の層が作れないため、Tate は許容開集合と許容被覆を affinoid 部分領域とその有限被覆(で細分できるもの)に制限し、非輪状定理で構造層を得た。閉単位円板、射影直線の解析化、Tate 曲線 $\mathbb{G}_m^{\mathrm{an}}/q^{\mathbb{Z}}$ が代表例で、GAGA や rigid コホモロジーの舞台になる。
前提知識: 絶対値, 完備化, Tate代数, Noether環, 極大イデアル, 位相空間, 層, Grothendieck位相, 環付き空間
rigid 解析空間は、p進数体 $\mathbb{Q}_p$ のような非アルキメデス的な絶対値をもつ完備な体 $K$ の上で複素解析空間の役割を果たす対象である。局所模型は制限冪級数環(Tate代数)$K\langle t_1,\dots,t_n\rangle$ の商の極大イデアルの集合(affinoid 空間)であるが、$K$ の位相は完全不連結空間のそれであり、affinoid 空間に自然に入る位相空間の構造では解析関数の層が作れない(prop-rigid-space-no-sheaf)。Tate Tat71 は、開集合と被覆を制限したGrothendieck位相($G$ 位相)を入れてこの困難を回避した。「rigid(剛的)」の名は、被覆を制限して関数の貼り合わせを固くするこの発想に由来する。
以下、$K$ は非自明な非アルキメデス的絶対値 $|\cdot|$ に関して完備な体(完備化、付値)とし、$\pi\in K$ を $0<|\pi|<1$ なる元とする。$\bar{K}$ を $K$ の代数閉包とすると、$K$ の絶対値は $\bar{K}$ に一意に延長し、Galois群 $\operatorname{Gal}(\bar{K}/K)$ の元は絶対値を保つ(BGR84 第 3 章)。
$n$ 変数の Tate 代数(制限冪級数環)$K\langle t_1,\dots,t_n\rangle$(Tate代数 の記事では $K\{t_1,\dots,t_n\}$ と書く)とは、形式的冪級数 $f=\sum_{\alpha\in\mathbb{N}^n}a_\alpha t^\alpha\in K[\![t_1,\dots,t_n]\!]$ で $|\alpha|\to\infty$ のとき $|a_\alpha|\to0$ となるものの全体がなす $K$ 代数をいい、$\|f\|:=\max_\alpha|a_\alpha|$ を Gauss ノルムという。$K$ 代数 $A$ が affinoid 代数(affinoid algebra)であるとは、ある $n$ とあるイデアル $I\subset K\langle t_1,\dots,t_n\rangle$ について $A\cong K\langle t_1,\dots,t_n\rangle/I$ となることをいう。affinoid 代数の間の射とは $K$ 代数の環準同型をいう。
Tate 代数の環論的な性質——Noether環であること、任意のイデアルが閉であること、Weierstrass の準備定理、そして次の Nullstellensatz——は Tate代数 の記事と BGR84 第 5–6 章に譲り、この記事では次の形で使う。
証明は BGR84 §6.1、Bos14 第 3 章に譲る。要点は、$K\langle t_1,\dots,t_n\rangle/\mathfrak{m}$ が Noether 正規化(Noether正規化定理。Weierstrass の準備定理から導かれる)により $K$ 上有限な体になることである。$A$ の Banach 代数の構造は Tate 代数の Gauss ノルムを商に落とした剰余ノルムで与えられ、同値なノルムを除いて一意である(BGR84 §6.1)。
affinoid 代数 $A$ に対し、その極大イデアルの全体を
$$
\operatorname{Sp}A:=\operatorname{Max}A=\{\mathfrak{m}\subset A:\mathfrak{m}\text{ は極大イデアル}\}
$$
と書き、$A$ の affinoid 空間(affinoid space)という。点 $x=\mathfrak{m}_x\in\operatorname{Sp}A$ と $f\in A$ に対し、$f$ の $x$ での値 $f(x)$ を $f$ の $A/\mathfrak{m}_x$ での像とし、その絶対値 $|f(x)|$ を、$K$ の絶対値を有限次拡大 $A/\mathfrak{m}_x$ に一意に延長した絶対値による値とする(thm-rigid-space-nullstellensatz)。affinoid 代数の射 $\varphi\colon A\to B$ は、写像
$$
\operatorname{Sp}\varphi\colon\operatorname{Sp}B\to\operatorname{Sp}A,\qquad\mathfrak{n}\mapsto\varphi^{-1}(\mathfrak{n})
$$
を定める($B/\mathfrak{n}$ が $K$ 上有限なので $\varphi^{-1}(\mathfrak{n})$ は極大イデアルである)。affinoid 空間の射 $\operatorname{Sp}B\to\operatorname{Sp}A$ とは affinoid 代数の射 $A\to B$ のことと定め、それが誘導するこの写像も同じ記号で表す。affinoid 空間の圏は affinoid 代数の圏の反対圏である。
$f(x)$ は $\bar{K}$ の元として $\operatorname{Gal}(\bar{K}/K)$ の作用を除いて定まるが、$|f(x)|$ は一意に定まる。$A=K\langle t_1,\dots,t_n\rangle$ のとき、$\operatorname{Sp}A$ は閉単位多重円板 $\{(x_1,\dots,x_n)\in\bar{K}^n:|x_i|\le1\}$ の $\operatorname{Gal}(\bar{K}/K)$ 軌道の全体と同一視される(Tate代数 の記事、BGR84 §7.1)。この空間を $\mathbb{B}^n$ と書き、$n=1$ のとき単に $\mathbb{B}$ と書く。
affinoid 空間 $X=\operatorname{Sp}A$ の標準位相(canonical topology)とは、すべての $f\in A$ について写像 $|f|\colon X\to\mathbb{R}_{\ge0}$、$x\mapsto|f(x)|$ が連続写像になる最も粗い位相をいう。
標準位相のもとで $X$ はHausdorff空間かつ完全不連結である(prop-rigid-space-totally-disconnected)。この「普通の位相」は解析関数の層を載せるには細かすぎるので、標準位相の開集合のうち特別なものを選び出す。
$X=\operatorname{Sp}A$ を affinoid 空間とする。
$X=\operatorname{Sp}A$ の有理部分領域 $U=X(f_1,\dots,f_r/g)$ は affinoid 部分領域であり、その affinoid 代数は
$$
A_U=A\Bigl\langle\frac{f_1,\dots,f_r}{g}\Bigr\rangle:=A\langle T_1,\dots,T_r\rangle/(gT_1-f_1,\dots,gT_r-f_r)
$$
である。affinoid 部分領域の有限個の共通部分は affinoid 部分領域であり、affinoid 部分領域の affinoid 部分領域は affinoid 部分領域である。逆に、任意の affinoid 部分領域は有限個の有理部分領域の和集合である(Gerritzen–Grauert の定理)。
$\mathbb{B}=\operatorname{Sp}K\langle t\rangle$ では、$\mathbb{B}(t/\pi)=\{|t|\le|\pi|\}$ は半径 $|\pi|$ の閉円板で $K\langle t/\pi\rangle\cong K\langle T\rangle$($t=\pi T$)、$\mathbb{B}(\pi/t)=\{|t|\ge|\pi|\}$ は閉円環で $K\langle t,\pi/t\rangle$、共通部分の円周 $\{|t|=|\pi|\}$ には $K\langle t/\pi,\pi/t\rangle$ が対応する(級数表示は prop-rigid-space-tate-two-cover の証明の冒頭)。
$X=\operatorname{Sp}A$ を affinoid 空間、$\{U_1,\dots,U_m\}$ を $X$ の affinoid 部分領域による有限開被覆($X=U_1\cup\dots\cup U_m$)とする。前層 $U\mapsto A_U$ に対する増大 Čech 複体
$$
0\to A\to\prod_iA_{U_i}\to\prod_{i< j}A_{U_i\cap U_j}\to\prod_{i< j< k}A_{U_i\cap U_j\cap U_k}\to\cdots
$$
は完全列である。すなわち、$A\to\prod_iA_{U_i}\rightrightarrows\prod_{i< j}A_{U_i\cap U_j}$ は等化子であり、この被覆に関する Čechコホモロジー $\check{H}^q(\{U_i\},\mathcal{O})$ は $q\ge1$ で消える。
Tate Tat71 §8 による。証明は BGR84 §8.2、Bos14 第 4 章に譲る。筋は次のとおりである。Gerritzen–Grauert の定理により有理部分領域による被覆に帰着し、さらに有理被覆は Laurent 被覆($f_1,\dots,f_n\in A$ に対する $X(f_1^{\pm1},\dots,f_n^{\pm1})$ の形の $2^n$ 個の Laurent 部分領域による被覆)で細分でき、Laurent 被覆は $\{X(f),X(1/f)\}$ の形の被覆の反復で得られるので、$X=X(f)\cup X(1/f)$ の形の 2 元被覆で定理を示せばよい。2 元被覆の場合は $A\langle f\rangle=A\langle T\rangle/(T-f)$、$A\langle 1/f\rangle=A\langle S\rangle/(fS-1)$、$A\langle f,1/f\rangle=A\langle T,S\rangle/(T-f,fS-1)$ を級数で書き下して係数を比較する。閉単位円板の被覆 $\{\mathbb{B}(t/\pi),\mathbb{B}(\pi/t)\}$ についてはこの計算を prop-rigid-space-tate-two-cover で完全に実行する。
非輪状定理は、affinoid 部分領域上の関数環を貼り合わせるともとの affinoid 代数が戻ることを述べる。標準位相の任意の開被覆に対して同じことは成り立たない(prop-rigid-space-no-sheaf)ので、層の公理を課す開集合と被覆を制限する。
$X=\operatorname{Sp}A$ を affinoid 空間とする。
強 $G$ 位相では affinoid 部分領域は許容開集合、affinoid 部分領域による有限被覆は許容被覆であり(弱 $G$ 位相は強 $G$ 位相より粗い)、許容開集合は標準位相の開集合である。強 $G$ 位相は弱 $G$ 位相を許容被覆の任意個の和で閉じるように最小限に広げたもので、層の構成と貼り合わせの両方を可能にする(BGR84 §9.1、Bos14 第 5 章)。
$X=\operatorname{Sp}A$ を affinoid 空間とする。弱 $G$ 位相上の前層 $\mathcal{O}_X\colon U\mapsto A_U$($U$ は affinoid 部分領域)は層であり、強 $G$ 位相上の層に一意に延長する。延長した層を $X$ の構造層 $\mathcal{O}_X$ という。各点 $x\in X$ における茎 $\mathcal{O}_{X,x}:=\varinjlim_{x\in U}\mathcal{O}_X(U)$($U$ は $x$ を含む affinoid 部分領域を走る帰納極限)は局所環であり、その極大イデアルは $\mathfrak{m}_x\mathcal{O}_{X,x}$ に一致する。
Grothendieck 位相を備えた集合 $X$ とその上の $K$ 代数の層 $\mathcal{O}_X$ の組を $G$ 環付き $K$ 空間といい、すべての茎が局所環であるとき局所 $G$ 環付き $K$ 空間という。その射 $(X,\mathcal{O}_X)\to(Y,\mathcal{O}_Y)$ とは、$G$ 位相について連続な写像 $\varphi\colon X\to Y$(許容開集合の逆像が許容開集合で、許容被覆の逆像が許容被覆)と、$K$ 代数の層の射 $\varphi^\sharp\colon\mathcal{O}_Y\to\varphi_*\mathcal{O}_X$ の組で、各点で茎の射が局所射であるものをいう(環付き空間の射の $G$ 位相版)。
$K$ 上の rigid 解析空間(rigid analytic space)とは、局所 $G$ 環付き $K$ 空間 $(X,\mathcal{O}_X)$ であって、次をみたすものをいう。
強 $G$ 位相を備えた affinoid 空間は (G0)–(G2) をみたし、rigid 解析空間である。affinoid 空間の間の rigid 解析空間としての射は、affinoid 代数の射から得られる射に一致する(BGR84 §9.3、Bos14 第 5 章)。affinoid 空間の許容開集合 $U$ は、構造層を制限して rigid 解析空間になる。
$\{X_i\}_{i\in I}$ を rigid 解析空間の族、各 $i,j$ について $X_{ij}\subset X_i$ を許容開集合、$\varphi_{ij}\colon X_{ij}\to X_{ji}$ を rigid 解析空間の同型とし、$X_{ii}=X_i$、$\varphi_{ii}=\mathrm{id}$、$\varphi_{ij}(X_{ij}\cap X_{ik})=X_{ji}\cap X_{jk}$、$\varphi_{ik}=\varphi_{jk}\circ\varphi_{ij}$($X_{ij}\cap X_{ik}$ 上で)が成り立つとする。このとき rigid 解析空間 $X$ と、許容被覆をなす許容開集合への同型 $\psi_i\colon X_i\to X_i'\subset X$ で、$\psi_j\circ\varphi_{ij}=\psi_i$($X_{ij}$ 上)をみたすものが同型を除いて一意に存在する。
BGR84 §9.3、Bos14 第 5 章に譲る。集合としては $X=\bigsqcup X_i/\sim$ とし、部分集合 $U\subset X$ を各 $\psi_i^{-1}(U)$ が許容開集合であるとき許容開集合とし、被覆を各 $X_i$ に引き戻したものが許容であるとき許容被覆とすると、(G0)–(G2) がみたされ、構造層は層の貼り合わせで定まる。この命題でスキームの解析化や Tate 曲線が構成できる(ex-rigid-space-projective-line、ex-rigid-space-tate-curve)。
複素解析では、収束冪級数で局所的に定めた正則関数を開被覆に沿って貼り合わせれば複素多様体上の正則関数の層が得られる。非アルキメデス体 $K$ でも収束冪級数の環は作れるが、$K$ の位相が完全不連結なため閉単位円板は互いに交わらない開かつ閉な部分に無数に分割でき、各部分で勝手に定めた関数をつなぐと「局所的には冪級数だが大域的には冪級数でない」関数が大量に生じる。これでは閉円板上の関数環が $K\langle t\rangle$ にならず、GAGA のような代数幾何との比較も成り立たない。
Tate の処方は、$\mathbb{B}$ の関数環を $K\langle t\rangle$ と決め、部分領域として認めるものを $\{|f|\le|g|\}$ の形の有理部分領域(とその有限和)に、被覆として認めるものを有限個の affinoid 部分領域で細分できるものに限ることである。閉円板を $\{|t|\le|\pi|\}$ と $\{|t|\ge|\pi|\}$ に分けることは許されるが(2 つは円周 $\{|t|=|\pi|\}$ で交わる)、$\{|t|\le|\pi|\}$ と $\{|t|>|\pi|\}$ に分けることは許されない(後者は有限個の affinoid で覆えない)。許される被覆では部分どうしが「太い」重なりをもち、非輪状定理がその上で関数を強制的に貼り合わせる。点集合や標準位相を変えるのではなく層の公理を課す被覆を選ぶ、これが Grothendieck 位相を使う理由である。Berkovich と Huber は点を付け加える別の道を取った(Berkovich空間・adic空間、rem-rigid-space-berkovich-adic)。
$\mathbb{B}^n=\operatorname{Sp}K\langle t_1,\dots,t_n\rangle$ は最も基本的な affinoid 空間である。$n=1$ のとき、$c\in K$ と $r=|\pi|^m$($m\in\mathbb{N}$)について $\{x:|t(x)-c|\le r\}=\mathbb{B}((t-c)/\pi^m)$ は Weierstrass 部分領域で、その affinoid 代数は $K\langle(t-c)/\pi^m\rangle\cong K\langle T\rangle$ である。$\{x:|t(x)|\ge r\}$ は Laurent 部分領域 $\mathbb{B}(\pi^m/t)$ で、その affinoid 代数 $K\langle t,\pi^m/t\rangle$ は Laurent級数 $\sum_{i\in\mathbb{Z}}a_it^i$ で $i\to+\infty$ のとき $|a_i|\to0$、$i\to-\infty$ のとき $|a_i|r^i\to0$ となるものの全体である。任意の affinoid 空間 $\operatorname{Sp}A$ は、$A$ の表示 $K\langle t_1,\dots,t_n\rangle\to A$ に対応する閉埋め込み $\operatorname{Sp}A\hookrightarrow\mathbb{B}^n$ により、閉多重円板の中の「解析的閉部分集合」として実現される。
$\mathbb{D}:=\{x\in\mathbb{B}:|t(x)|<1\}$ を開単位円板とする。$\mathbb{D}=\bigcup_{m\ge1}\mathbb{D}_m$、$\mathbb{D}_m:=\mathbb{B}(t^m/\pi)=\{|t|\le|\pi|^{1/m}\}$ は affinoid 部分領域の増大列による被覆であり、$\mathbb{D}$ は強 $G$ 位相の許容開集合で $\{\mathbb{D}_m\}$ はその許容被覆である。実際、像が $\mathbb{D}$ に含まれる affinoid 空間の射 $\varphi\colon Y=\operatorname{Sp}B\to\mathbb{B}$ をとると、$g:=\varphi^\sharp(t)\in B$ は $Y$ のすべての点で $|g(y)|<1$ をみたす。affinoid 代数の元の絶対値は最大値をとる(最大値原理、BGR84 §6.2)ので $\max_{y\in Y}|g(y)|=:\rho<1$ であり、$|\pi|^{1/m}\ge\rho$ となる $m$ をとれば $\varphi(Y)\subset\mathbb{D}_m$、すなわち $\{\varphi^{-1}(\mathbb{D}_m)\}$ は 1 個の元 $\varphi^{-1}(\mathbb{D}_m)=Y$ で細分される。したがって $\mathbb{D}$ は rigid 解析空間であり、その関数環は
$$
\mathcal{O}(\mathbb{D})=\varprojlim_m K\langle t^m/\pi\rangle=\Bigl\{\sum_{i\ge0}a_it^i:\text{任意の }r<1\text{ について }|a_i|r^i\to0\Bigr\}
$$
すなわち開単位円板で収束する冪級数の環である(射影極限)。一方 $\mathbb{D}$ は affinoid 空間ではない。もし $\mathbb{D}=\operatorname{Sp}A'$ であれば、恒等射 $\mathbb{D}\to\mathbb{D}$ に対して許容被覆 $\{\mathbb{D}_m\}$ は有限個の affinoid 部分領域で細分され、各 affinoid 部分領域はある $\mathbb{D}_m$ に含まれるので、ある $M$ について $\mathbb{D}=\mathbb{D}_M$ となる。しかし $\bar{K}$ には $|\pi|^{1/M}<|x|<1$ をみたす元 $x$(たとえば $\pi^{1/(M+1)}$)があり、$\mathbb{D}\ne\mathbb{D}_M$ である。これは、affinoid 空間が「準コンパクト」(任意の許容被覆が有限の許容細分をもつ)であるのに対し $\mathbb{D}$ がそうでないことを示している。
$\mathbb{A}^{1,\mathrm{an}}:=\bigcup_{m\ge0}\operatorname{Sp}K\langle\pi^mt\rangle$ を、半径 $|\pi|^{-m}$ の閉円板 $\{|t|\le|\pi|^{-m}\}$ の増大列を(各 $\operatorname{Sp}K\langle\pi^mt\rangle$ を次の円板の Weierstrass 部分領域とみなして)prop-rigid-space-gluing で貼り合わせた rigid 解析空間とする。その点は $\bar{K}$ の $\operatorname{Gal}(\bar{K}/K)$ 軌道、すなわち $\mathbb{A}^1_K$ の閉点の全体であり、関数環 $\mathcal{O}(\mathbb{A}^{1,\mathrm{an}})$ は $\bar{K}$ 全体で収束する冪級数(整関数)の環である。射影直線の解析化 $\mathbb{P}^{1,\mathrm{an}}$ は、2 枚の閉単位円板 $\mathbb{B}_0=\operatorname{Sp}K\langle t\rangle$ と $\mathbb{B}_\infty=\operatorname{Sp}K\langle s\rangle$ を、Laurent 部分領域 $\{|t|=1\}=\operatorname{Sp}K\langle t,t^{-1}\rangle$ と $\{|s|=1\}=\operatorname{Sp}K\langle s,s^{-1}\rangle$ の同型 $s\mapsto t^{-1}$ に沿って貼り合わせたものである。$\mathbb{P}^{1,\mathrm{an}}$ は 2 個の affinoid で覆えるので準コンパクトであり、$\mathbb{A}^{1,\mathrm{an}}$ は準コンパクトでない(ex-rigid-space-open-disk と同じ議論)。これは射影直線が固有(固有射)で affine 直線がそうでないことの反映である(thm-rigid-space-gaga)。$\{\mathbb{B}_0,\mathbb{B}_\infty\}$ は $\mathbb{P}^{1,\mathrm{an}}$ の許容被覆であり、Tate の非輪状定理と $\mathcal{O}(\mathbb{B}_0)=K\langle t\rangle$、$\mathcal{O}(\mathbb{B}_\infty)=K\langle t^{-1}\rangle$、$\mathcal{O}(\mathbb{B}_0\cap\mathbb{B}_\infty)=K\langle t,t^{-1}\rangle$ から $\mathcal{O}(\mathbb{P}^{1,\mathrm{an}})=K\langle t\rangle\cap K\langle t^{-1}\rangle=K$ が従う(複素射影直線の正則関数が定数に限ることの類似)。
$q\in K^\times$ を $|q|<1$ なる元とする。乗法群の解析化 $\mathbb{G}_m^{\mathrm{an}}=\mathbb{A}^{1,\mathrm{an}}\setminus\{0\}=\bigcup_{m}\{|\pi|^m\le|t|\le|\pi|^{-m}\}$ に $q^{\mathbb{Z}}$ が $t\mapsto qt$ で作用する(群作用)。閉円環 $\{|q|\le|t|\le1\}$ の 2 つの境界円周 $\{|t|=|q|\}$ と $\{|t|=1\}$ を $t\mapsto qt$ で同一視して貼り合わせた rigid 解析空間 $E_q:=\mathbb{G}_m^{\mathrm{an}}/q^{\mathbb{Z}}$ を Tate 曲線という。Tate の定理により、$E_q$ は $K$ 上の楕円曲線
$$
E_q\colon y^2+xy=x^3+a_4(q)x+a_6(q),\qquad a_4(q)=-5\sum_{n\ge1}\frac{n^3q^n}{1-q^n},\quad a_6(q)=-\frac{1}{12}\sum_{n\ge1}\frac{(5n^3+7n^5)q^n}{1-q^n}
$$
の解析化に同型であり、$E_q$ の j不変量は $j(q)=q^{-1}+744+196884q+\cdots$ で $|j(q)|>1$ をみたす。逆に $|j(E)|>1$ なる $K$ 上の楕円曲線 $E$ は $K$ の高々 2 次の拡大の上で Tate 曲線に同型である(Tate、Sil94 V.3・V.5、FvdP04)。これは $\mathbb{C}^\times/q^{\mathbb{Z}}$ による複素楕円曲線の一意化の非アルキメデス版で、被覆空間 $\mathbb{G}_m^{\mathrm{an}}\to E_q$($K$ 有理点では $E_q(K)=K^\times/q^{\mathbb{Z}}$)は rigid 解析空間の枠組みで初めて意味をもつ。Tate はこの例のために rigid 解析空間の理論を作った Tat71。
$k$ を標数 $p$ の完全体、$W=W(k)$ を Wittベクトル 環、$K=W[1/p]$ とする。affine 直線 $\mathbb{A}^1_k$ の形式的持上げ $\operatorname{Spf}W\{t\}$(形式スキーム)の生成ファイバーは閉単位円板 $\mathbb{B}=\operatorname{Sp}K\langle t\rangle$ で、$W\{t\}\otimes_WK=K\langle t\rangle$ はその関数環である。一方、過収束級数の環 $W\{t\}^\dagger$ について
$$
W\{t\}^\dagger\otimes_WK=\varinjlim_{r\to1^+}\mathcal{O}\bigl(\{|t|\le r\}\bigr)
$$
すなわち、$\mathbb{B}$ を $\mathbb{P}^{1,\mathrm{an}}$ の中でわずかに広げた閉円板 $\{|t|\le r\}$($r>1$、$r\in|\bar{K}^\times|$)の上の関数の帰納極限である。Monsky–Washnitzerコホモロジーは、滑らかな affine スキーム $X_0/k$ の持上げの「生成ファイバーの近傍」の上の de Rhamコホモロジー であり、$X_0$ を固有な多様体 $\bar{X}$ に埋め込んで $\bar{X}$ の持上げの生成ファイバーの中で $X_0$ の管状近傍 $]X_0[$ の狭義近傍をとる Berthelot の rigid コホモロジー(rigidコホモロジー)と一致する。管状近傍・狭義近傍・その上の de Rham 複体の超コホモロジーはいずれも rigid 解析空間の言葉で述べられ、$\{|t|\le1\}\subset\{|t|\le r\}$ の関係はその最も簡単な場合である(Ber86、LS07 第 2 章・第 3 章・第 8 章)。
$\mathbb{B}=\operatorname{Sp}K\langle t\rangle$ を $V:=\{|t|\le|\pi|\}$ と $W:=\{|t|>|\pi|\}$ に分ける。$V$ は affinoid 部分領域、$W=\bigcup_{m\ge1}W_m$、$W_m:=\{|t|\ge|\pi|^{1-1/m}\}=\mathbb{B}(\pi^{m-1}/t^m)$ は affinoid 部分領域の増大和である。このとき次が成り立つ。
$\mathbb{B}=\operatorname{Sp}K\langle t\rangle$ に標準位相を入れる。$\mathbb{B}$ 上の $K$ 代数の層 $\mathcal{F}$ で次の 2 条件をみたすものは存在しない。
そのような $\mathcal{F}$ が存在したとする。$V:=\{|t|\le|\pi|\}$、$W:=\{|t|>|\pi|\}$ とおくと、prop-rigid-space-totally-disconnected により $V$ は開かつ閉集合で、$W=\mathbb{B}\setminus V$ も開集合であり、$\{V,W\}$ は $\mathbb{B}$ の互いに素な開集合による開被覆である。$1\in\mathcal{F}(V)$ と $0\in\mathcal{F}(W)$ は、$V\cap W=\emptyset$ なので貼り合わせの条件を自動的にみたす(層の定義により $\mathcal{F}(\emptyset)$ は零環である)。よって層の公理から $f\in\mathcal{F}(\mathbb{B})=K\langle t\rangle$ で $f|_V=1$、$f|_W=0$ をみたすものが存在する。条件 2 により、$u\in V$ なら $f(u)=\mathrm{ev}_u(f|_V)=\mathrm{ev}_u(1)=1$、$u\in W$ なら $f(u)=\mathrm{ev}_u(0)=0$ である。
$n\ge1$ に対し $u_n:=1+\pi^n\in K$ は $|u_n|=1>|\pi|$ をみたす $\mathbb{B}$ の相異なる $K$ 有理点であり、$W$ に属する。よって $f(u_n)=0$($n\ge1$)であり、$f$ は無限個の零点をもつ。ところが $K\langle t\rangle$ の $0$ でない元は $\mathbb{B}$ に有限個の零点しかもたない。実際、Weierstrass の準備定理(Tate代数、BGR84 §5.2)により $0\ne f\in K\langle t\rangle$ は $f=e\cdot\omega$($e$ は $K\langle t\rangle$ の単元、$\omega\in K[t]$ は多項式)と書け、単元はどの点でも $0$ にならないので $f$ の零点は $\omega$ の零点に限られる。したがって $f=0$ である。しかし $\pi\in V$ で $f(\pi)=1\ne0$ であり、矛盾する。
この反例が破るのは標準位相の任意の開被覆に対する層の公理であり、被覆 $\{V,W\}$ は許容被覆でない(ex-rigid-space-non-admissible-cover)。強 $G$ 位相の構造層 $\mathcal{O}_{\mathbb{B}}$ は条件 1 と、許容開集合に限った条件 2 をみたす($\mathrm{ev}_u$ は $A_U\to A_U/\mathfrak{m}_uA_U=K_u$)。標準位相の上で局所的に $\mathcal{O}$ の切断で与えられる関数の層(局所解析関数の層)は作れるが、その大域切断は $K\langle t\rangle$ より真に大きい。
$\mathbb{B}=\operatorname{Sp}K\langle t\rangle$、$V:=\mathbb{B}(t/\pi)=\{|t|\le|\pi|\}$、$W':=\mathbb{B}(\pi/t)=\{|t|\ge|\pi|\}$ とおく。$\{V,W'\}$ は affinoid 部分領域による有限被覆であり、列
$$
0\to K\langle t\rangle\xrightarrow{\ f\mapsto(f,f)\ }K\langle t/\pi\rangle\times K\langle t,\pi/t\rangle\xrightarrow{\ (f,g)\mapsto f-g\ }K\langle t/\pi,\pi/t\rangle\to0
$$
は完全である。すなわち $\check{H}^0(\{V,W'\},\mathcal{O})=K\langle t\rangle$、$\check{H}^1(\{V,W'\},\mathcal{O})=0$ である。
まず 3 つの affinoid 代数を級数で書く(BGR84 §7.2)。たとえば $K\langle t,S\rangle/(tS-\pi)$ では、$tS-\pi$ を法として $t^iS^j$($i,j\ge1$)を $\pi t^{i-1}S^{j-1}$ に置き換える操作を繰り返すと、任意の元が $\sum_{i\ge0}b_it^i+\sum_{j\ge1}b'_jS^j$($|b_i|,|b'_j|\to0$)の形に整理され、この形の元は $tS-\pi$ を $0$ に送る代入 $S\mapsto\pi/t$ で互いに異なる次数の項からなる Laurent 級数に単射に写るので、整理の結果は剰余類だけで定まり、商環は Laurent 級数環と同一視される(他の 2 つも同様)。$K\langle t/\pi\rangle=K\langle t,T\rangle/(\pi T-t)$ は $T\mapsto t/\pi$ により、円板 $V$ 上で収束する冪級数の環
$$
K\langle t/\pi\rangle=\Bigl\{\sum_{i\ge0}a_it^i:|a_i||\pi|^i\to0\Bigr\}
$$
と同一視される。同様に $K\langle t,\pi/t\rangle=K\langle t,S\rangle/(tS-\pi)$ は $S\mapsto\pi/t$ により Laurent 級数の環
$$
K\langle t,\pi/t\rangle=\Bigl\{\sum_{i\in\mathbb{Z}}b_it^i:|b_i|\to0\ (i\to+\infty),\ |b_i||\pi|^i\to0\ (i\to-\infty)\Bigr\}
$$
と、$K\langle t/\pi,\pi/t\rangle$ は円周 $\{|t|=|\pi|\}$ 上で収束する Laurent 級数の環
$$
K\langle t/\pi,\pi/t\rangle=\Bigl\{\sum_{i\in\mathbb{Z}}c_it^i:|c_i||\pi|^i\to0\ (|i|\to\infty)\Bigr\}
$$
と同一視され、$V$、$W'$、$V\cap W'$ への制限写像はいずれも級数をそのまま送る包含写像である($|a_i|\to0$ なら $|a_i||\pi|^i\to0$、$|b_i|\to0$($i\to+\infty$)なら $|b_i||\pi|^i\to0$ に注意)。$\{V,W'\}$ が $\mathbb{B}$ を覆うことは、各点で $|t(x)|\le|\pi|$ または $|t(x)|\ge|\pi|$ が成り立つことから明らかである。
$K\langle t\rangle\to K\langle t/\pi\rangle\times K\langle t,\pi/t\rangle$ の単射性:包含写像なので明らかである。
等化子であること:$f=\sum_{i\ge0}a_it^i\in K\langle t/\pi\rangle$ と $g=\sum_{i\in\mathbb{Z}}b_it^i\in K\langle t,\pi/t\rangle$ が $K\langle t/\pi,\pi/t\rangle$ で一致したとする。Laurent 級数の係数を比較して、$i<0$ で $b_i=0$、$i\ge0$ で $a_i=b_i$ を得る。$g\in K\langle t,\pi/t\rangle$ より $|b_i|\to0$($i\to+\infty$)なので $|a_i|\to0$ であり、$f=g=\sum_{i\ge0}a_it^i\in K\langle t\rangle$ である。したがって $(f,g)$ は $K\langle t\rangle$ の元の像である。
全射性:$h=\sum_{i\in\mathbb{Z}}c_it^i\in K\langle t/\pi,\pi/t\rangle$ をとり、$h_+:=\sum_{i\ge0}c_it^i$、$h_-:=\sum_{i<0}c_it^i$ とおく。$|c_i||\pi|^i\to0$($i\to+\infty$)だから $h_+\in K\langle t/\pi\rangle$ であり、$h_-$ は正の次数の項をもたず $|c_i||\pi|^i\to0$($i\to-\infty$)だから $h_-\in K\langle t,\pi/t\rangle$ である。$h=h_+-(-h_-)$ は $(h_+,-h_-)$ の像であり、全射である。
証明の要は、共通部分 $V\cap W'=\{|t|=|\pi|\}$ の関数環に $V$ と $W'$ の関数が同じ級数として写ることである。標準位相の被覆 $\{V,W\}$($W=\{|t|>|\pi|\}$)では共通部分が空でこの強制がなくなる(prop-rigid-space-no-sheaf)。thm-rigid-space-tate-acyclicity はこの計算を $X(f)\cup X(1/f)$ に対して行い、rem-rigid-space-tate-acyclicity-source の細分の議論で一般化したものである。
$X$ を $K$ 上局所有限型(有限型射)のスキームとする。
1–3 は BGR84 §9.3、Bos14 第 5 章に譲る。構成は、affine の場合に $X=\operatorname{Spec}K[t_1,\dots,t_n]/I$ に対して $X^{\mathrm{an}}:=\bigcup_m\operatorname{Sp}K\langle\pi^mt\rangle/(I)$ と定め、一般には affine 開被覆に沿って prop-rigid-space-gluing で貼り合わせる。4 は Köpf Kop74 による非アルキメデス版の GAGA で、複素数体上の Serre の定理の類似である(概説は Bos14 第 6 章、FvdP04)。固有でない $X$(たとえば $\mathbb{A}^1$)では 4 は成り立たず、$\mathcal{O}(\mathbb{A}^{1,\mathrm{an}})$ は多項式環 $K[t]$ より真に大きい(ex-rigid-space-projective-line)。
1 は Kiehl Kie67 による。証明は BGR84 §9.4、Bos14 第 6 章に譲る。要点は、affinoid 部分領域への制限 $A\to A_U$ が平坦な環準同型(平坦射)であること、および Tate の非輪状定理を $M\otimes_A$ した複体に適用することである。2 は Kiehl の有限性定理で、Bos14 第 6 章、FvdP04 を参照。固有性は、分離的であって、有限 affinoid 被覆 $\{U_i\}$ とそれを「相対的にコンパクトに」含む有限 affinoid 被覆 $\{U_i'\}$ をもつことで定義され、$\mathbb{P}^{n,\mathrm{an}}$ や固有スキームの解析化は固有である。
rigid 解析空間は点を極大イデアル($\bar{K}$ 値点の Galois 軌道)に限り、Grothendieck 位相で貼り合わせを制御する。Berkovich Ber90 は、affinoid 代数 $A$ の有界な乗法的半ノルム $|\cdot|_x\colon A\to\mathbb{R}_{\ge0}$ の全体 $\mathcal{M}(A)$ を点集合とし、$x\mapsto|f|_x$ を連続にする最も粗い位相を入れた。$\mathcal{M}(A)$ はコンパクト空間かつ Hausdorff で局所弧状連結(弧状連結空間)であり、$\operatorname{Sp}A$ は $\mathcal{M}(A)$ の稠密な部分集合($A/\ker|\cdot|_x$ が $K$ 上有限な点)として含まれる(Ber90 第 1–3 章)。パラコンパクト(パラコンパクト空間)な狭義 $K$ 解析的 Berkovich 空間の圏は、準分離的で有限型の affinoid 被覆をもつ rigid 解析空間の圏と同値であり、許容開集合と許容被覆は Berkovich 空間の通常の位相の開集合と開被覆から回復される(Ber93 定理 1.6.1)。Huber Hub94 は、$A$ の連続な付値で $A^\circ:=\{f:\sup_x|f(x)|\le1\}$ の上で $1$ 以下のものの同値類の全体 $\operatorname{Spa}(A,A^\circ)$ を点集合とする adic 空間を導入した。$\operatorname{Spa}(A,A^\circ)$ は準コンパクトなスペクトル空間で、rigid 解析空間の圏は adic 空間の圏に充満忠実(充満忠実関手)に埋め込まれ、許容開集合・許容被覆は $\operatorname{Spa}$ の開集合・開被覆に対応する(Hub94、Bos14 第 9 章)。いずれも点を増やすことで Grothendieck 位相が通常の位相に置き換わる。一方 Raynaud の観点では、準コンパクト準分離的な rigid 解析空間の圏は、$K$ の付値環 $K^\circ$ 上の許容形式スキーム(平坦で位相的有限表示の準コンパクト準分離的形式スキーム)の圏を許容形式ブローアップ(ブローアップ)で局所化した圏と同値であり、rigid 解析空間は形式スキームの「生成ファイバー」として扱える(Bos14 第 8 章)。ex-rigid-space-monsky-washnitzer の $\operatorname{Spf}W\{t\}$ と $\mathbb{B}$ の関係はその最も簡単な例である。
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