局所副有限群の表現(representations of locally profinite groups)とは、単位元がコンパクト開部分群の基本近傍系をもつ位相群 $G$ の複素表現を、各ベクトルの安定化群が開となるsmooth性のもとで研究する理論である。コンパクト開部分群 $K$ の固定部分 $V^K$ が表現を組み立て、すべての $V^K$ が有限次元なら許容表現という。Haar測度から作るHecke代数 $C_c^\infty(G)$ はsmooth表現に作用し、平均化冪等元 $e_K$ は $V^K$ への射影を与える。$p$進簡約群や局所Langlands対応の基礎となる。
局所副有限群(locally profinite group)とは、Hausdorff 位相群 $G$ で、単位元の基本近傍系をなすコンパクト開部分群をもつものをいう。
van Dantzig の定理により、これは「局所コンパクトかつ完全不連結な Hausdorff 位相群」と同値である。この同値性を次節で示す。コンパクト開近傍系による群の記述は BZ76(§1.1, p. 6)も参照する。コンパクト開部分群は副有限群である。「局所副有限」は、各有限部分集合が有限部分群に含まれるという局所有限群とは別概念である。
$\mathbb R$ は連結で、単位元 $0$ の真の開部分群をもたない。$\mathbb R$ 自身はコンパクトでないので、コンパクト開部分群は存在しない。したがって $\mathbb R$ は局所コンパクト群ではあるが局所副有限群でない。
Hausdorff位相群 $G$ が局所コンパクトかつ完全不連結であることと、単位元がコンパクト開部分群の基本近傍系を持つことは同値である。
まず必要な位相的事実を示す。コンパクトHausdorff空間 $C$ の点 $x$ に対し、$x$ を含むすべての開かつ閉の集合の共通部分を $Q$ とする。$Q$ は閉なのでコンパクトであり、連結である。もし非連結なら $Q=A\sqcup B$ と非空の閉集合に分けられ、$x\in A$ としてよい。$A,B$ は $C$ の閉集合でもあり、正規空間 の定理「コンパクト Hausdorff 空間は正規」により、互いに交わらない開集合 $U,V$ でそれぞれを囲める。コンパクト集合 $C\setminus(U\cup V)$ の各点 $y$ は $Q$ に属さないから、$x$ を含み $y$ を含まない開かつ閉の集合 $N_y$ が存在する。補集合の有限部分被覆を選ぶと、それらの $N_y$ の有限共通部分 $N$ は開かつ閉で、$Q\subseteq N\subseteq U\cup V$ となる。$N\cap U$ は $N$ 内で開かつ閉、従って $C$ 内でも開かつ閉である。しかしこれは $x$ を含み $B$ を含まず、$Q$ の定義に矛盾する。よって $Q$ は連結である。
従って $C$ が完全不連結なら $Q=\{x\}$ である。$x$ の任意の開近傍 $O$ に対し、同じ有限部分被覆の議論を $C\setminus O$ へ使えば、$x$ を含み $O$ に入る開かつ閉の集合が得られる。
$G$ を局所コンパクトかつ完全不連結とする。単位元の任意の近傍 $O$ を取り、その中にコンパクトな閉近傍 $C$ を選ぶ。ここでは 局所コンパクト空間 の定理「コンパクト近傍の同値な形」の条件4を用いる。$C$ は完全不連結なコンパクトHausdorff空間だから、先の結果により、$1$ を含む $C$ 内の開かつ閉の集合 $U\subseteq\operatorname{int}_G C$ を選べる。$U$ はコンパクトで、$G$ 内でも開であり、$U\subseteq O$ である。
各 $u\in U$ について積の連続性により、単位元の開近傍 $V_u$ と $u$ の開近傍 $W_u$ を $V_uW_u\subseteq U$ となるよう取る。有限個の $W_u$ が $U$ を覆うので、対応する $V_u$ の有限共通部分とその逆集合を交わらせれば、対称な開近傍 $V$ が得られ、$VU\subseteq U$ となる。$v\in V$ なら $vU\subseteq U$ と $v^{-1}U\subseteq U$ の両方が成り立つため、$vU=U$ である。
そこで $H=\{g\in G:gU=U\}$ と置く。集合を保つ平行移動の安定化群なので $H$ は部分群であり、$V\subseteq H$ だから開である。さらに $1\in U$ より $H\subseteq U$ となる。開部分群の補集合は他の左剰余類の和なので開であり、$H$ は閉でもある。従ってコンパクトな $U$ の閉部分集合 $H$ はコンパクトである。$H\subseteq O$ なので、任意の近傍の中にコンパクト開部分群が得られた。
逆にコンパクト開部分群が基本近傍系をなすなら、コンパクト近傍があるので局所コンパクトである。単位元を含む連結部分集合 $A$ と任意の開部分群 $H$ を取ると、離散空間 $G/H$ への商写像は連続で、その像は連結だから一点である。従って $A\subseteq H$ である。Hausdorff性と近傍系の性質よりすべての $H$ の共通部分は $\{1\}$ なので $A=\{1\}$ となる。平行移動により各点の連結成分が一点であり、$G$ は完全不連結である。$\square$
以下、係数体を $\mathbb C$ とし、表現空間には離散位相を入れる。
局所副有限群 $G$ の表現 $(\pi,V)$ が smooth 表現であるとは、すべての $v\in V$ に対し安定化群
$$
G_v:=\{g\in G:\pi(g)v=v\}
$$
が開部分群であることをいう。同値に、各 $v$ はあるコンパクト開部分群 $K\subset G$ によって固定される。
これは作用 $G\times V\to V$ の連続性と同値である。$V$ が離散位相であることが重要で、Hilbert 空間上の強連続ユニタリー表現とは別の圏を定める。コンパクト開部分群 $K$ に対し
$$
V^K:=\{v\in V:\pi(k)v=v\quad(\forall k\in K)\}
$$
と書けば、smooth 性は $V=\bigcup_KV^K$ と同値である。
smooth 表現 $(\pi,V)$ が許容的(admissible)であるとは、すべてのコンパクト開部分群 $K\subset G$ に対して $\dim_{\mathbb C}V^K<\infty$ となることをいう。
一般の局所副有限群では、既約 smooth 表現が自動的に許容的とは限らない。非アルキメデス局所体上の簡約群に対する許容性定理を使う場合は、群と係数体の仮定を明記する必要がある。後の反例は、一般の離散群ではこの許容性が保証されないことを示す。
smooth $G$-表現 $V$ の $G$-安定部分空間 $W$ と商 $V/W$ はともに smooth である。
$w\in W$ は $V$ の元でもあるので、あるコンパクト開部分群が $w$ を固定する。よって $W$ は smooth である。$\bar v=v+W\in V/W$ に対して、$v$ を固定するコンパクト開部分群 $K$ を取れば、$k\bar v=\bar v$ がすべての $k\in K$ について成り立つ。よって $V/W$ も smooth である。$\square$
$G$ がコンパクトな局所副有限群なら、任意の既約 smooth 複素表現 $V$ は有限次元で、ある有限商 $G/N$ を経由する。
$0\ne v\in V$ を取る。$v$ を固定するコンパクト開部分群 $K$ が存在する。$G/K$ は有限なので、有限個の共役の共通部分
$$
N=\bigcap_{g\in G}gKg^{-1}
$$
は開正規部分群であり $v$ を固定する。正規性から $N$ はすべての $\pi(g)v$ を固定する。既約性により $Gv$ の線形包は $V$ 全体なので、$N$ は $V$ に自明に作用する。したがって表現は有限群 $G/N$ を経由し、有限個の $\pi(g)v$ で生成されるから有限次元である。$\square$
左 Haar 測度 $dg$ を固定する。局所定数でコンパクトな台をもつ複素数値関数全体を $\mathcal H(G):=C_c^\infty(G)$ と書く。ここで上付き $\infty$ は微分可能性でなく局所定数性を表す。
$f_1,f_2\in\mathcal H(G)$ に対し
$$
(f_1*f_2)(g):=\int_G f_1(x)f_2(x^{-1}g)\,dx
$$
と定める。この畳み込みを積とする結合代数 $\mathcal H(G)$ を $G$ の Hecke 代数という。
$G$ が非離散なら一点の特性関数は局所定数でないため、$\mathcal H(G)$ は一般に単位元をもたない。しかしコンパクト開部分群 $K$ に対し
$$
e_K:=\frac{1}{\operatorname{vol}(K)}1_K
$$
は局所的な単位元として働く。
$K\subset G$ をコンパクト開部分群とする。このとき $e_K*e_K=e_K$ である。また smooth 表現 $(\pi,V)$ に
$$
\pi(f)v:=\int_G f(g)\pi(g)v\,dg
$$
で $\mathcal H(G)$ を作用させると、$\pi(e_K)V=V^K$ となり、$\pi(e_K)$ は $V^K$ への射影である。
$g\in G$ に対し
$$
(1_K*1_K)(g)=\int_K1_K(x^{-1}g)\,dx.
$$
$g\in K$ なら被積分関数は常に $1$、$g\notin K$ なら常に $0$ なので
$$
1_K*1_K=\operatorname{vol}(K)1_K,
$$
従って $e_K*e_K=e_K$ である。
任意の $v\in V$ について
$$
\pi(e_K)v=\frac1{\operatorname{vol}(K)}\int_K\pi(k)v\,dk.
$$
smooth 性により被積分関数は有限商上の有限和として解釈できる。Haar 測度の左不変性から、任意の $k_0\in K$ に対して
$$
\pi(k_0)\pi(e_K)v
=\frac1{\operatorname{vol}(K)}\int_K\pi(k_0k)v\,dk
=\pi(e_K)v.
$$
よって像は $V^K$ に含まれる。逆に $v\in V^K$ なら平均は $v$ に等しい。従って像は $V^K$ であり、冪等性から射影である。$\square$
smooth $G$-表現の圏は、$\mathcal H(G)$ の非退化加群、すなわち $\mathcal H(G)M=M$ を満たす加群の圏と同値である。表現から加群への対応は上の積分作用で与えられる。
この圏同値は BZ76 §2.5, p. 16 に述べられている。局所単位を用いる構成を次節で証明する。誘導表現、Frobenius相互律、Jacquet 加群は本記事では扱わない。
$f_1,\ldots,f_m\in\mathcal H(G)$ に対し、コンパクト開部分群 $K$ を十分小さく選ぶと、すべての $i$ について $e_K*f_i=f_i=f_i*e_K$ となる。従って $\mathcal H(G)M=M$ である加群 $M$ の任意の元 $v$ に対し、$e_Kv=v$ となる $K$ がある。
局所定数関数 $f$ の台はコンパクトである。台の各点の周りに $f$ が一定な開集合を取り、コンパクト開部分群の剰余類でその点を覆う。有限部分被覆を取り、使った有限個の部分群の共通部分を取れば、$f$ はあるコンパクト開部分群の右作用に不変になる。実際、選んだ各左剰余類はその部分群の右作用で保たれるので、台の内外で値が変わらない。右剰余類についても同じ議論を行い、さらに共通部分を取ることで、$f$ を左右とも $K$ 不変にできる。有限個の $f_i$ についてもう一度共通部分を取る。
左 $K$ 不変性から $(e_K*f_i)(g)=f_i(g)$ となる。右側も、$x^{-1}g\in K$ となる $x$ は $gK$ に属するので
$$
(f_i*e_K)(g)=\frac1{\operatorname{vol}(K)}\int_{gK}f_i(x)\,dx=f_i(g)
$$
となる。ここでは左 Haar 測度により $\operatorname{vol}(gK)=\operatorname{vol}(K)$ である。
$\mathcal H(G)M=M$ なら $v=\sum_i f_i v_i$ と有限和で書ける。上で得た共通の $K$ に対し $e_Kv=\sum_i(e_K*f_i)v_i=v$ である。$\square$
定理「smooth表現とHecke加群」の逆方向を構成する。左平行移動を $(L_g f)(x)=f(g^{-1}x)$ と書く。非退化 Hecke 加群 $M$ の $v$ に対し $e_Kv=v$ となる $K$ を選び、
$$
\pi(g)v:=(L_ge_K)v
$$
と定める。選択に依存しないことを示す。$L\subseteq K$ がコンパクト開なら、直接平均を計算して $e_K*e_L=e_K=e_L*e_K$ となる。従って $e_Lv=e_L e_Kv=e_Kv=v$ であり、
$$
(L_ge_L)v=(L_ge_L)e_Kv=L_g(e_L*e_K)v=(L_ge_K)v.
$$
二つの選択 $K,K'$ には共通の下位部分群 $L=K\cap K'$ を使えばよい。複数のベクトルにも共通の $L$ を使えるので、この作用は線型である。
次に群の積との両立を確認する。$w=\pi(h)v$ は $hKh^{-1}$ で固定されるという Hecke 加群の式 $e_{hKh^{-1}}w=w$ を満たす。実際 $L_he_K$ は左 $hKh^{-1}$ 不変で、その左平均は自身である。従って
$$
\pi(g)\pi(h)v=(L_ge_{hKh^{-1}})*(L_he_K)v
=L_g\bigl(e_{hKh^{-1}}*(L_he_K)\bigr)v
=(L_{gh}e_K)v=\pi(gh)v.
$$
また $\pi(1)v=e_Kv=v$ である。$k\in K$ なら $L_ke_K=e_K$ なので $\pi(k)v=v$ であり、この表現は smooth である。
復元した群作用から積分で作る Hecke 作用が元の作用と一致することも示せる。$e_Kv=v$ とし、$f\in\mathcal H(G)$ を取る。関数 $f*e_K$ は右 $K$ 不変でコンパクトな台を持つため、有限個の左剰余類 $g_iK$ 上の定数 $c_i$ を使って $f*e_K=\sum_i c_i1_{g_iK}$ と書ける。従って
$$
fv=(f*e_K)v=\sum_i c_i\operatorname{vol}(K)\pi(g_i)v.
$$
一方、$\pi(g)v$ は各左剰余類上一定であり、$f*e_K$ の値はその剰余類での $f$ の平均であるため、この和は $\int_G f(g)\pi(g)v\,dg$ に等しい。
元の smooth 群作用から始めた場合は、$e_Kv=v$ に対して $(L_ge_K)v=\pi(g)e_Kv=\pi(g)v$ となり、群作用が復元される。群作用と可換する線型写像は積分作用とも可換し、Hecke 作用と可換する線型写像は復元式とも可換する。従って対象だけでなく射についても互いに逆な対応が得られる。$\square$
複素 smooth $G$ 表現の短完全列 $0\to U\xrightarrow{i}V\xrightarrow{p}W\to0$ とコンパクト開部分群 $K$ に対し、$0\to U^K\xrightarrow{i}V^K\xrightarrow{p}W^K\to0$ は完全列である。
$i$ は単射なので制限も単射である。$v\in V^K$ が $p(v)=0$ を満たせば、$v=i(u)$ となる $u$ が一意にある。各 $k\in K$ に対し $i(ku-u)=kv-v=0$ だから $ku=u$ で、$u\in U^K$ となる。よって中央で完全である。
全射性には平均化を使う。$w\in W^K$ を取り、$p(v)=w$ となる $v\in V$ を選ぶ。平均化射影で $v'=\pi_V(e_K)v\in V^K$ とおけば、$p$ は群作用と可換するため
$$
p(v')=\pi_W(e_K)p(v)=\pi_W(e_K)w=w.
$$
従って制限 $V^K\to W^K$ も全射である。$\square$
この命題は BZ76 §2.4, p. 15 の平均化による完全性を、持ち上げと射影で示したものである。複素数係数であることは平均の分母を割れる点に使う。係数体の標数が有限商の位数を割る場合には、同じ結論は成立しない。
標数 $p$ の体 $k$ と位数 $p$ の巡回群 $G=\langle g\rangle$ を取る。二次元表現 $V$ の基底を $e_1,e_2$ とし、$ge_1=e_1$、$ge_2=e_2+e_1$ と定める。$(g-1)^2=0$ で $(1+(g-1))^p=1$ だからこれは $G$ の表現である。$U=ke_1$ と $W=V/U$ はいずれも自明表現だが、$V^G=ke_1$ である。従って $V^G\to W^G=W$ は零写像で、全射でない。有限群は局所副有限群であり、すべての表現は smooth なので、この反例は係数の仮定だけを外している。
無限離散群 $G=\mathbb Z$ の群環 $V=\mathbb C[G]$ を左正則表現とする。各元の安定化群は離散位相では開なので smooth である。しかしコンパクト開部分群 $K=\{0\}$ に対し $V^K=V$ は無限次元で、許容的でない。
副有限群 $G=\mathbb Z_p$ に対し、$V=\bigoplus_{n\ge1}\mathbb C[G/p^nG]$ を取る。各ベクトルは有限個の直和成分しか持たず、その成分に現れる最大の $n$ に対する $p^nG$ が固定するため smooth である。しかし作用の核は $\bigcap_{n\ge1}p^nG=\{0\}$ で開でない。従って表現全体は一つの有限商を経由しない。各ベクトルごとの開部分群と、表現全体に共通の開正規部分群とは別の条件である。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| 完全不連結性 | 実数の加法群 | 局所コンパクトでもコンパクト開部分群を持たない |
| 許容性の有限次元条件 | 無限離散群の正則表現 | Smoothでも固定空間が無限次元になる |
| 表現全体で共通の開核 | $\bigoplus_n\mathbb C[\mathbb Z_p/p^n\mathbb Z_p]$ | 各ベクトルが有限商を経由しても表現全体は経由しない |
| 有限群の位数が係数体で可逆であること | 標数 $p$ の二次元 $C_p$ 表現 | 固定空間を取る操作が全射を保たない |
既約性を加えても一般の局所副有限群で許容性は従わない。位数無限の元 $q\in\mathbb C^\times$、例えば $q=2$ を選ぶ。$V$ を整数 $n\in\mathbb Z$ で添字付けた基底 $e_n$ の有限線型結合全体とし、可逆線型写像 $T(e_n)=e_{n+1}$、$D(e_n)=q^n e_n$ を定める。$G$ を $T,D$ が生成する $GL(V)$ の部分群として離散位相を入れる。任意の離散群は局所副有限群であり、$V$ のこの表現は smooth である。
非零 $G$ 不変部分空間 $W\subseteq V$ を取り、$0\ne v=\sum_{n\in F}a_ne_n\in W$ を有限台 $F$ で書く。$a_j\ne0$ の一つの $j\in F$ に対し、$q^n$ は相異なるので補間多項式
$$
P(X)=\prod_{n\in F\setminus\{j\}}\frac{X-q^n}{q^j-q^n}
$$
が定まり、$P(D)v=a_je_j$ となる。$W$ は $D$ 不変なのでその線型結合 $P(D)$ でも不変であり、$e_j\in W$ である。$T$ と $T^{-1}$ の作用からすべての $e_n$ が $W$ に入り、$W=V$ となる。従って表現は既約である。しかし $K=\{1\}$ はコンパクト開部分群で、$V^K=V$ は無限次元だから許容的でない。
この反例は $p$ 進簡約群の既約許容表現に関する特有の定理を、任意の局所副有限群へ広げられないことを示す。ここで有限台と $q$ の位数無限性は、補間で一つの基底元を抜き出す段階に使った。
Mathpediaは寄付と、参考文献の書籍リンク(Amazonアソシエイト)の紹介料で運営されています。 支援について / 寄付する