円に関する反転

同義語:円による反転inversion in a circlecircle inversion

概要

円に関する反転(inversion in a circle)とは、中心 $O$、半径 $r$ の円について、$O$ 以外の点 $P$ を、半直線 $OP$ の上で $OP\cdot OP'=r^2$ を満たす点 $P'$ に移す写像である。円周上の点は動かず、内部と外部が入れ替わり、2 回続けると元に戻る。2 点の距離は $P'Q'=\frac{r^2PQ}{OP\cdot OQ}$ と変わり、$O$ を通る直線は自分自身に、$O$ を通らない直線は $O$ を通る円に、$O$ を通る円は $O$ を通らない直線に、$O$ を通らない円は $O$ を通らない円に移る(どれも $O$ を除く)。交わる角の大きさは保たれ、向きは逆になる。接する円の列を平行線の間の列に移す Pappus の円鎖定理などに使われ、1 次分数変換や Riemann 球面、双曲幾何のモデルにつながる。

$$\newcommand{C}[0]{\mathbb{C}} \newcommand{div}[0]{\mathbin{÷}} \newcommand{N}[0]{\mathbb{N}} \newcommand{Q}[0]{\mathbb{Q}} \newcommand{R}[0]{\mathbb{R}} \newcommand{Z}[0]{\mathbb{Z}} $$

前提知識: 方べきの定理(高校数学), 円の方程式, 三角形の相似条件, 円周角の定理(高校数学)

高校での出発点:半直線の上で長さの積を一定にする

中心 $O$、半径 $r$ の円があるとき、$O$ 以外の点 $P$ に対して、半直線 $OP$ の上に
$$ OP\cdot OP'=r^2 $$
となる点 $P'$ をとる。$P$ を $P'$ に移す操作を、この円に関する 反転 という。$OP$ が $2$ 倍になれば $OP'$ は $\dfrac12$ 倍になるので、円の外の遠い点は中心の近くへ、中心の近くの点は遠くへ移る。円周上の点は動かない。
まず数値で計算してみる。

半径 2 の円での反転

原点 $O$ を中心とする半径 $2$ の円 $x^2+y^2=4$ で反転する($r^2=4$)。
(1) $P=(4,0)$:$OP=4$ なので $OP'=\dfrac44=1$ で、$P'$ は半直線 $OP$($x$ 軸の正の部分)の上にあるから $P'=(1,0)$ である。
(2) $P=(1,1)$:$OP=\sqrt2$ なので $OP'=\dfrac4{\sqrt2}=2\sqrt2$ である。$P'$ は $\overrightarrow{OP}=(1,1)$ と同じ向きで長さ $2\sqrt2$ の点なので、$P'=(2,2)$ である。
(3) $P=(3,4)$:$OP=5$ なので $OP'=\dfrac45$ である。$\overrightarrow{OP}$ と同じ向きの長さ $1$ のベクトルは $\left(\dfrac35,\dfrac45\right)$ なので、$P'=\dfrac45\left(\dfrac35,\dfrac45\right)=\left(\dfrac{12}{25},\dfrac{16}{25}\right)$ である。確かめると $OP'^2=\dfrac{144+256}{625}=\dfrac{400}{625}=\dfrac{16}{25}$ で、$OP'=\dfrac45$、$OP\cdot OP'=5\cdot\dfrac45=4$ である。
(1) と (2) を見比べると、$P=(4,0)$ は円の外にあって内側の $(1,0)$ へ、$P=(1,1)$ は円の内側にあって外側の $(2,2)$ へ移っている。

反転した点は、定規とコンパスでも作図できる。円の外の点 $P$ から円に 2 本の接線を引き、2 つの接点を結ぶと、その線分が $OP$ と交わる点が $P'$ である(図 1。証明は prop-inv-tangent)。

接点を結ぶ線分で反転を作図する

単位円 $x^2+y^2=1$ と $P=(2,0)$ を考える。$OP'=\dfrac12$ なので $P'=\left(\dfrac12,0\right)$ のはずである。
$T_1=\left(\dfrac12,\dfrac{\sqrt3}2\right)$ は $\dfrac14+\dfrac34=1$ より円周上にある。$\overrightarrow{OT_1}=\left(\dfrac12,\dfrac{\sqrt3}2\right)$、$\overrightarrow{T_1P}=\left(\dfrac32,-\dfrac{\sqrt3}2\right)$ の内積は $\dfrac34-\dfrac34=0$ なので、直線 $PT_1$ は半径 $OT_1$ に垂直で、$T_1$ における接線である。$x$ 軸について対称な $T_2=\left(\dfrac12,-\dfrac{\sqrt3}2\right)$ も同じく接点である。線分 $T_1T_2$ は直線 $x=\dfrac12$ の一部で、$OP$($x$ 軸)と $\left(\dfrac12,0\right)$ で交わる。これは $P'$ に一致する。

単位円に関する反転。円の外の点 P(2, 0) から引いた 2 本の接線の接点 T₁, T₂ を結ぶ線分が OP と交わる点が P′(1/2, 0) で、OP · OP′ = 2 · 1/2 = 1 になっている 単位円に関する反転。円の外の点 P(2, 0) から引いた 2 本の接線の接点 T₁, T₂ を結ぶ線分が OP と交わる点が P′(1/2, 0) で、OP · OP′ = 2 · 1/2 = 1 になっている
反転の面白さは、図形が思いがけない形に移ることにある。直線は円に、円は直線に移ることがあり、それでも交わる角の大きさは変わらない。この記事で答える問いは次の 4 つである。

  1. 反転で 2 点の距離はどう変わるか。→ lem-inv-similar、prop-inv-distance
  2. 直線と円は何に移るか。→ thm-inv-clines
  3. 2 つの図形が交わる角はどうなるか。→ thm-inv-angle
  4. 反転を使うと、何が見やすくなるか。→ thm-inv-pappus
    高校の計算・定理この記事の言葉大学の言葉
    $OP\cdot OP'=r^2$円に関する反転円に関する鏡映(円を鏡とする折り返し)
    相似な三角形 $OPQ$ と $OQ'P'$距離の変わり方 $P'Q'=\dfrac{r^2\,PQ}{OP\cdot OQ}$局所的な拡大率 $\dfrac{r^2}{OP^2}$
    円の方程式 $a(x^2+y^2)+Dx+Ey+F=0$円と直線をまとめて扱うRiemann 球面の上の円
    接線どうしの角角の大きさが保たれる共形写像
    複素数 $w=\dfrac1z$反転と実軸に関する折り返しの合成1 次分数変換(Möbius 変換)

反転を定義する

円を鏡とする反転

中心 $O$、半径 $r>0$ の円 $\Gamma$ を考える。$O$ と異なる点 $P$ に対し、半直線 $OP$ の上にあって
$$ OP\cdot OP'=r^2 $$
を満たす点 $P'$ を、$P$ の $\Gamma$ に関する 反転 (または反転した点)という。$P$ を $P'$ に移す写像も反転といい、$\Gamma$ を 反転の円、$O$ を 反転の中心 という。

中心 $O$ そのものには反転した点がない($OP=0$ では $OP\cdot OP'=r^2$ にならない)。反転は「平面から $O$ を除いた部分」の上の写像である。中心 $O$ が原点のとき、座標では次のように書ける。

反転の基本的な性質

中心 $O$、半径 $r$ の円 $\Gamma$ に関する反転を考え、$O$ を原点とする。

  1. 点 $P=(x,y)\ne O$ の反転は
    $$ P'=\left(\frac{r^2x}{x^2+y^2},\ \frac{r^2y}{x^2+y^2}\right) $$
    である。
  2. $P'$ の反転は $P$ に戻る。つまり、反転を 2 回続けると何も動かさない。
  3. $P$ が $\Gamma$ の上にあれば $P'=P$ である。$P$ が $\Gamma$ の内部($O$ 以外)にあれば $P'$ は外部に、外部にあれば $P'$ は内部にある。
長さと向きに分けて求める

方針:$P'$ は「$\overrightarrow{OP}$ と同じ向きで長さ $\dfrac{r^2}{OP}$」のベクトルで決まることを使う。
段 1(1 の式)。$\overrightarrow{OP}=(x,y)$ と同じ向きの点は、正の数 $t$ を使って $(tx,ty)$ と書ける。その長さは $t\sqrt{x^2+y^2}=t\cdot OP$ である。$OP'=\dfrac{r^2}{OP}$ となるには $t\cdot OP=\dfrac{r^2}{OP}$、つまり $t=\dfrac{r^2}{OP^2}=\dfrac{r^2}{x^2+y^2}$ であればよい。この $t$ は正なので、$P'=(tx,ty)$ は 1 の式になる。
段 2(2)。$P'$ は半直線 $OP$ の上にあるので、半直線 $OP'$ と半直線 $OP$ は同じである。$P'$ の反転を $P''$ とすると、$P''$ は半直線 $OP$ の上にあって $OP'\cdot OP''=r^2$ を満たす。一方 $OP'\cdot OP=r^2$ でもあるので、$OP''=\dfrac{r^2}{OP'}=OP$ である。同じ半直線の上で $O$ からの距離が等しい点は 1 つしかないので、$P''=P$ である。
段 3(3)。$OP'=\dfrac{r^2}{OP}$ である。$OP=r$ なら $OP'=r$ で、同じ半直線の上の同じ距離の点なので $P'=P$ である。$0< OP< r$ なら $\dfrac{r^2}{OP}>\dfrac{r^2}{r}=r$ なので $OP'>r$、つまり $P'$ は外部にある。$OP>r$ なら同じく $OP'< r$ である。$\square$

座標の式で反転する
  1. ex-inv-start (3) を式で確かめる。$r^2=4$、$P=(3,4)$ で $x^2+y^2=25$ なので、$P'=\left(\dfrac{4\cdot3}{25},\dfrac{4\cdot4}{25}\right)=\left(\dfrac{12}{25},\dfrac{16}{25}\right)$ である。
  2. 単位円($r^2=1$)で $P=(2,1)$ を反転すると、$x^2+y^2=5$ なので $P'=\left(\dfrac25,\dfrac15\right)$ である。もう一度反転すると、$\left(\dfrac25\right)^2+\left(\dfrac15\right)^2=\dfrac5{25}=\dfrac15$ なので、$P''=\left(\dfrac25\mathbin{÷}\dfrac15,\ \dfrac15\mathbin{÷}\dfrac15\right)=(2,1)$ となり、$P$ に戻る(prop-inv-basic の 2)。

ex-inv-tangent の作図が正しいことを、相似な三角形で示す。

接点を結ぶ弦と反転

$P$ が円 $\Gamma$(中心 $O$、半径 $r$)の外部にあり、$P$ から引いた 2 本の接線の接点を $T_1,T_2$ とする。線分 $T_1T_2$ と線分 $OP$ の交点を $M$ とすると、$M$ は $P$ の $\Gamma$ に関する反転である。

直角三角形の相似

方針:$OM\cdot OP=OT_1^2=r^2$ を、相似な直角三角形から導く。
段 1($T_1T_2\perp OP$)。$PT_1=PT_2$(2 本の接線の長さは等しい。方べきの定理(高校数学))であり、$OT_1=OT_2=r$ である。よって $O$ と $P$ はどちらも $T_1$、$T_2$ から等しい距離にあり、線分 $T_1T_2$ の垂直二等分線の上にある。したがって直線 $OP$ は線分 $T_1T_2$ の垂直二等分線であり、$M$ で $T_1T_2$ に垂直に交わる。
段 2(相似)。三角形 $OMT_1$ と三角形 $OT_1P$ を比べる。$\angle OMT_1=90^\circ$(段 1)、$\angle OT_1P=90^\circ$(接線は接点を通る半径に垂直)であり、$\angle MOT_1=\angle T_1OP$(共通の角)である。2 組の角が等しいので、2 つの三角形は相似である。
段 3(比)。段 2 の相似から $OM:OT_1=OT_1:OP$ なので、$OM\cdot OP=OT_1^2=r^2$ である。$M$ は線分 $OP$ の上にあるので半直線 $OP$ の上にもある。よって $M=P'$ である。$\square$

逆に、円の内部の点 $Q$($O$ 以外)の反転 $Q'$ を作図するには、$Q$ を通り $OQ$ に垂直な弦を引き、その両端での接線の交点をとればよい。これは prop-inv-tangent を $P=Q'$、$M=Q$ として逆にたどったものである。

主定理 1:距離の変わり方

反転は長さを保たない。しかし、中心 $O$ から見た相似な三角形が現れ、距離の変わり方は正確に分かる。

反転で現れる相似な三角形

中心 $O$、半径 $r$ の円に関する反転で、$P,Q$ が $P',Q'$ に移るとする。$O,P,Q$ が一直線上になければ、三角形 $OPQ$ と三角形 $OQ'P'$ は相似(頂点がこの順に対応)である。

2 辺の比と挟む角

方針:「2 組の辺の比とその間の角が等しい」という相似条件を使う。
段 1(辺の比)。反転の定義から $OP\cdot OP'=r^2$、$OQ\cdot OQ'=r^2$ なので、$OP\cdot OP'=OQ\cdot OQ'$ である。両辺を $OQ\cdot OP'$ で割ると
$$ \frac{OP}{OQ}=\frac{OQ'}{OP'} $$
である。つまり $OP:OQ=OQ':OP'$ である。
段 2(挟む角)。$P'$ は半直線 $OP$ の上に、$Q'$ は半直線 $OQ$ の上にあるので、$\angle P'OQ'=\angle POQ$ である。三角形 $OQ'P'$ で辺 $OQ'$ と $OP'$ に挟まれる角は $\angle Q'OP'$ で、これは $\angle POQ$ に等しい。
段 3(結論)。三角形 $OPQ$ の 2 辺 $OP,OQ$ と三角形 $OQ'P'$ の 2 辺 $OQ',OP'$ の比が等しく(段 1)、その間の角が等しい(段 2)。よって 2 つの三角形は相似で、$O\leftrightarrow O$、$P\leftrightarrow Q'$、$Q\leftrightarrow P'$ が対応する。$\square$

対応する頂点の順に注意する。$P$ に対応するのは $P'$ ではなく $Q'$ である。この入れ替わりから、次の角の等式が出る。これは後で thm-inv-clines と thm-inv-angle の証明に使う。

相似から出る角の等式

lem-inv-similar の状況で、$\angle OPQ=\angle OQ'P'$、$\angle OQP=\angle OP'Q'$ である。

対応する角

方針:相似な三角形の対応する角は等しいことを使う。
lem-inv-similar の対応 $O\leftrightarrow O$、$P\leftrightarrow Q'$、$Q\leftrightarrow P'$ により、三角形 $OPQ$ の頂点 $P$ の角 $\angle OPQ$ は、三角形 $OQ'P'$ の頂点 $Q'$ の角 $\angle OQ'P'$ に等しい。同じく、頂点 $Q$ の角 $\angle OQP$ は頂点 $P'$ の角 $\angle OP'Q'$ に等しい。$\square$

相似比から、距離の公式が出る。

反転と距離の公式

中心 $O$、半径 $r$ の円に関する反転で、$O$ と異なる 2 点 $P,Q$ が $P',Q'$ に移るとき
$$ P'Q'=\frac{r^2\,PQ}{OP\cdot OQ} $$
である。

相似比と、一直線上の場合

方針:$O,P,Q$ が一直線上にないときは lem-inv-similar の相似比を使い、一直線上にあるときは長さを直接計算する。
段 1(一直線上にないとき)。lem-inv-similar で辺 $PQ$ に対応するのは辺 $Q'P'$ なので、相似比は
$$ \frac{P'Q'}{PQ}=\frac{OQ'}{OP}=\frac{r^2/OQ}{OP}=\frac{r^2}{OP\cdot OQ} $$
である($OQ'=\dfrac{r^2}{OQ}$ を使った)。両辺に $PQ$ を掛けて公式を得る。
段 2(同じ半直線の上にあるとき)。$P,Q$ が $O$ から見て同じ向きにあれば、$P',Q'$ も同じ半直線の上にあり
$$ P'Q'=\left|\frac{r^2}{OP}-\frac{r^2}{OQ}\right|=\frac{r^2\,|OQ-OP|}{OP\cdot OQ} $$
である。このとき $PQ=|OQ-OP|$ なので公式が成り立つ。
段 3(反対の半直線の上にあるとき)。$P,Q$ が $O$ をはさんで反対側にあれば、$P',Q'$ も $O$ をはさんで反対側にあり
$$ P'Q'=\frac{r^2}{OP}+\frac{r^2}{OQ}=\frac{r^2\,(OQ+OP)}{OP\cdot OQ} $$
である。このとき $PQ=OP+OQ$ なので公式が成り立つ。$\square$

距離の公式を確かめる
  1. 単位円で $P=(2,0)$、$Q=(0,1)$ とする。$P'=\left(\dfrac12,0\right)$、$Q'=(0,1)$ なので $P'Q'=\sqrt{\dfrac14+1}=\dfrac{\sqrt5}2$ である。公式では $PQ=\sqrt5$、$OP=2$、$OQ=1$ なので $\dfrac{1\cdot\sqrt5}{2\cdot1}=\dfrac{\sqrt5}2$ で一致する。
  2. 半径 $2$ の円で ex-inv-start の $P=(4,0)$、$Q=(1,1)$ とする。$P'=(1,0)$、$Q'=(2,2)$ なので $P'Q'=\sqrt{1+4}=\sqrt5$ である。公式では $PQ=\sqrt{9+1}=\sqrt{10}$、$OP=4$、$OQ=\sqrt2$ なので $\dfrac{4\sqrt{10}}{4\sqrt2}=\sqrt5$ で一致する。
  3. 単位円で $P=(2,0)$、$Q=(3,0)$(同じ半直線の上)とする。$PQ=1$ だが、$P'=\left(\dfrac12,0\right)$、$Q'=\left(\dfrac13,0\right)$ で $P'Q'=\dfrac16$ である。公式でも $\dfrac{1}{2\cdot3}=\dfrac16$ である。長さは保たれない。

prop-inv-distance から、Ptolemy の不等式 $AB\cdot CD+AD\cdot BC\ge AC\cdot BD$ が三角不等式に帰着する。これは Ptolemyの定理 で扱う。

主定理 2:直線と円は直線か円に移る

以下、反転の中心 $O$ を原点にとる。直線と円は、どちらも
$$ a(x^2+y^2)+Dx+Ey+F=0\qquad(\ast) $$
の形の方程式で表せる。$a=0$ で $(D,E)\ne(0,0)$ なら直線である。$a\ne0$ なら、両辺を $a$ で割って平方完成すると
$$ \left(x+\frac{D}{2a}\right)^2+\left(y+\frac{E}{2a}\right)^2=\frac{D^2+E^2-4aF}{4a^2} $$
となるので、$D^2+E^2-4aF>0$ のとき円である。また、図形が原点 $O$ を通るのは、$(\ast)$ に $x=y=0$ を代入して $F=0$ となるときである。円の方程式のこの形は 円の方程式 で扱う。

直線と円の移り方

中心 $O$ の円に関する反転で、次のように移る(どの場合も $O$ は除いて考える)。

  1. $O$ を通る直線は、その直線自身に移る。
  2. $O$ を通らない直線は、$O$ を通る円に移る。
  3. $O$ を通る円は、$O$ を通らない直線に移る。
  4. $O$ を通らない円は、$O$ を通らない円に移る。
    ここで「図形 $\mathcal{C}$ が図形 $\mathcal{C}'$ に移る」とは、$\mathcal{C}$ の $O$ 以外の点の反転全体が、$\mathcal{C}'$ から $O$ を除いた部分にちょうど一致することをいう。

2 と 3 は、反転を 2 回続けると元に戻ること(prop-inv-basic の 2)により、互いに裏返しの関係にある。まず、相似な三角形で 1〜3 を示す。

相似な三角形による証明(1〜3)

方針:$O$ から直線に下ろした垂線の足 $H$ を使い、cor-inv-angles で直角を移す。
段 1(1)。$O$ を通る直線 $\ell$ の上の点 $X\ne O$ について、$X'$ は半直線 $OX$ の上にあるので $\ell$ の上にある。逆に $\ell$ の上の点 $Y\ne O$ は、$Y'$ も $\ell$ の上にあり、$Y=(Y')'$ なので $\ell$ の点の反転になっている。
段 2(2 の、像が円の上にあること)。$\ell$ は $O$ を通らない直線とし、$O$ から $\ell$ に下ろした垂線の足を $H$ とする。$H\ne O$ なので $H'$ がある。$\ell$ の上の点 $X\ne H$ をとる。$O,H,X$ は一直線上にない(直線 $OH$ と $\ell$ の交点は $H$ だけである)。cor-inv-angles を $P=H$、$Q=X$ として使うと
$$ \angle OX'H'=\angle OHX=90^\circ $$
である。直径 $OH'$ を見込む角が直角なので、$X'$ は $OH'$ を直径とする円 $\omega$ の上にある(直径に対する円周角は直角であり、その逆も成り立つ。円周角の定理(高校数学))。$X=H$ のときも $H'$ は $\omega$ の上にある。
段 3(2 の、円のどの点も像であること)。$\omega$ の上の点 $Y$ で $Y\ne O$ のものをとる。$Y=H'$ なら $Y=H'$ は $H$ の反転である。$Y\ne H'$ なら、三角形 $OYH'$ は $Y$ で直角なので $\angle YOH'<90^\circ$ である。よって半直線 $OY$ は、$OH$ に垂直な直線 $\ell$ と交わる。その交点を $X$ とすると、段 2 により $X'$ は $\omega$ の上にあり、半直線 $OY$ の上にもある。半直線 $OY$ と円 $\omega$ の共有点は $O$ と $Y$ だけなので、$X'=Y$ である。
段 4(3)。$O$ を通る円 $\omega_0$ の、$O$ と反対側の直径の端を $A$ とし、$A'$ を通って $OA$ に垂直な直線を $\ell_0$ とする。$\ell_0$ は $O$ を通らず、$O$ から $\ell_0$ に下ろした垂線の足は $A'$ である。段 2・段 3 により、$\ell_0$ は $OA''=OA$ を直径とする円、つまり $\omega_0$ に移る。反転を 2 回続けると元に戻るので、$\omega_0$($O$ を除く)は $\ell_0$ に移る。$\square$

4 は相似な三角形でも示せるが、座標を使うと 4 つの場合を一度に示せる。

方程式に代入する証明(1〜4)

方針:反転した点をもう一度反転すると元に戻ることを使い、$(\ast)$ に反転の式を代入する。
段 1(像の方程式)。反転の円の半径を $r$ とし、点 $P'=(X,Y)\ne O$ をとって $\rho=X^2+Y^2$ とおく。prop-inv-basic の 2 により、$P'$ が図形 $(\ast)$ の点の反転であることは、$P'$ の反転 $P=\left(\dfrac{r^2X}{\rho},\dfrac{r^2Y}{\rho}\right)$ が $(\ast)$ を満たすことと同じである。$P$ の座標では $x^2+y^2=\dfrac{r^4(X^2+Y^2)}{\rho^2}=\dfrac{r^4}{\rho}$ なので、$(\ast)$ に代入すると
$$ \frac{ar^4}{\rho}+\frac{Dr^2X+Er^2Y}{\rho}+F=0 $$
となる。両辺に $\rho>0$ を掛けると
$$ F(X^2+Y^2)+r^2DX+r^2EY+ar^4=0\qquad(\ast\ast) $$
である。つまり、係数の組 $(a,D,E,F)$ が $(F,\ r^2D,\ r^2E,\ ar^4)$ に変わる。
段 2(1 と 2:直線)。直線では $a=0$ である。$(\ast\ast)$ の定数項は $ar^4=0$ なので、像は $O$ を通る。$F=0$($O$ を通る直線)なら $(\ast\ast)$ は $r^2(DX+EY)=0$ で、元の直線と同じである。$F\ne0$($O$ を通らない直線)なら $(\ast\ast)$ の $X^2+Y^2$ の係数は $F\ne0$ で、平方完成の判定式は $(r^2D)^2+(r^2E)^2-4F\cdot0=r^4(D^2+E^2)>0$ なので円である。
段 3(3 と 4:円)。円では $a\ne0$ かつ $D^2+E^2-4aF>0$ である。$(\ast\ast)$ の定数項は $ar^4\ne0$ なので、像は $O$ を通らない。$F=0$($O$ を通る円)なら $D^2+E^2>0$ で、$(\ast\ast)$ は $r^2(DX+EY)+ar^4=0$ という直線である。$F\ne0$($O$ を通らない円)なら、$(\ast\ast)$ の判定式は
$$ (r^2D)^2+(r^2E)^2-4F\cdot ar^4=r^4(D^2+E^2-4aF)>0 $$
なので円である。$\square$

4 つの場合を計算する

単位円($r=1$)で反転する。係数の組は $(a,D,E,F)\mapsto(F,D,E,a)$ と変わる。
(1) 直線 $y=x$($x-y=0$、$F=0$)は自分自身に移る。たとえば $(2,2)\mapsto\left(\dfrac14,\dfrac14\right)$ で、どちらも $y=x$ の上にある。
(2) 直線 $x=2$($x-2=0$、$(a,D,E,F)=(0,1,0,-2)$)は $-2(X^2+Y^2)+X=0$、つまり $\left(X-\dfrac14\right)^2+Y^2=\dfrac1{16}$ に移る。点で確かめると、$(2,0)\mapsto\left(\dfrac12,0\right)$、$(2,1)\mapsto\left(\dfrac25,\dfrac15\right)$ で、$\left(\dfrac25-\dfrac14\right)^2+\dfrac1{25}=\dfrac9{400}+\dfrac{16}{400}=\dfrac1{16}$ である。
(3) 円 $(x-1)^2+y^2=1$($x^2+y^2-2x=0$、$(1,-2,0,0)$)は $-2X+1=0$、つまり直線 $X=\dfrac12$ に移る。$(1,1)\mapsto\left(\dfrac12,\dfrac12\right)$、$(2,0)\mapsto\left(\dfrac12,0\right)$ である。
(4) 円 $(x-3)^2+y^2=4$($x^2+y^2-6x+5=0$、$(1,-6,0,5)$)は $5(X^2+Y^2)-6X+1=0$、つまり $\left(X-\dfrac35\right)^2+Y^2=\dfrac9{25}-\dfrac15=\dfrac4{25}$ に移る。$(1,0)\mapsto(1,0)$、$(5,0)\mapsto\left(\dfrac15,0\right)$、$(3,2)\mapsto\left(\dfrac3{13},\dfrac2{13}\right)$ で、最後の点は $5\cdot\dfrac{13}{169}-\dfrac{18}{13}+1=\dfrac5{13}-\dfrac{18}{13}+\dfrac{13}{13}=0$ を満たす。

単位円(灰色)に関する反転で、青の図形が赤の破線の図形に移る。(a) 中心を通る直線は自分自身に、(b) 中心を通らない直線 x = 2 は中心を通る円に、(c) 中心を通る円は直線 x = 1/2 に、(d) 中心を通らない円は中心を通らない円に移る。(d) の × はもとの円の中心 (3, 0) の像 (1/3, 0) で、像の円の中心 (3/5, 0)(+)とは異なる 単位円(灰色)に関する反転で、青の図形が赤の破線の図形に移る。(a) 中心を通る直線は自分自身に、(b) 中心を通らない直線 x = 2 は中心を通る円に、(c) 中心を通る円は直線 x = 1/2 に、(d) 中心を通らない円は中心を通らない円に移る。(d) の × はもとの円の中心 (3, 0) の像 (1/3, 0) で、像の円の中心 (3/5, 0)(+)とは異なる
(4) の円の中心 $(3,0)$ は $\left(\dfrac13,0\right)$ に移るが、像の円の中心は $\left(\dfrac35,0\right)$ である。円は円に移っても、中心は中心に移らない(ex-inv-center)。

主定理 3:交わる角の大きさが保たれる

2 つの図形(それぞれ直線か円)が点 $P$ で交わるとき、その 交わる角 を、$P$ における 2 本の接線のなす角と定める(直線の接線はその直線自身とする)。円の接線は、接点を通る半径に垂直な直線である。
証明の準備として、1 本の直線の像の、$P'$ における接線を求める。反転の中心 $O$ のまわりの回転は、長さと半直線を保つので反転と入れ替えられる。そこで $P$ を $x$ 軸の正の部分にとってよい。

直線の像の接線

単位円に関する反転を考え、$P=(p,0)$($p>0$)とする。$P$ を通り、$x$ 軸の正の向きとのなす角が $\varphi$($0<\varphi<180^\circ$)の直線 $t$ の像は、$P'=\left(\dfrac1p,0\right)$ を通り、$P'$ における接線の向きが $(\cos\varphi,-\sin\varphi)$ の円である。つまり、$x$ 軸となす角は、$t$ では $\varphi$、像の接線では $-\varphi$ である。$\varphi=0$($t$ が $x$ 軸)のときは、$t$ は自分自身に移る。

像の円の中心を求める

方針:prf-thm-inv-clines-coord の段 1 で像の方程式を出し、中心から $P'$ への半径に垂直な向きを求める。
段 1(像の方程式)。$t$ は向き $(\cos\varphi,\sin\varphi)$ で $P$ を通るので、方程式は $\sin\varphi\,(x-p)-\cos\varphi\,y=0$、つまり $(a,D,E,F)=(0,\sin\varphi,-\cos\varphi,-p\sin\varphi)$ である。$r=1$ なので像は
$$ -p\sin\varphi\,(X^2+Y^2)+\sin\varphi\,X-\cos\varphi\,Y=0 $$
である。$0<\varphi<180^\circ$ なので $\sin\varphi>0$ であり、両辺を $-p\sin\varphi$ で割ると $X^2+Y^2-\dfrac1pX+\dfrac{\cos\varphi}{p\sin\varphi}Y=0$ となる。
段 2(中心)。平方完成すると、中心は $C=\left(\dfrac1{2p},\ -\dfrac{\cos\varphi}{2p\sin\varphi}\right)$ である。$X=\dfrac1p$、$Y=0$ を段 1 の式に代入すると $\dfrac1{p^2}-\dfrac1{p^2}+0=0$ なので、$P'$ は像の円の上にある。
段 3(接線)。$\overrightarrow{CP'}=\left(\dfrac1p-\dfrac1{2p},\ \dfrac{\cos\varphi}{2p\sin\varphi}\right)=\dfrac1{2p\sin\varphi}(\sin\varphi,\ \cos\varphi)$ である。接線は半径 $CP'$ に垂直なので、その向きは $(\sin\varphi,\cos\varphi)$ に垂直な $(\cos\varphi,-\sin\varphi)$ である(内積は $\sin\varphi\cos\varphi-\cos\varphi\sin\varphi=0$)。$\varphi=0$ の場合は thm-inv-clines の 1 である。$\square$

次に、接する図形は接する図形に移ることを確かめる。

接することは保たれる

円 $\mathcal{C}$ とその点 $P\ne O$ における接線 $t$ を反転すると、像 $\mathcal{C}'$ と $t'$ は $P'$ で接する。

共有点が 1 つだけになる

方針:反転は $O$ 以外の点を 1 対 1 に移すので、共有点の個数を数える。
段 1($O$ 以外の共有点)。$\mathcal{C}$ と $t$ の共有点は $P$ だけである。反転は、$O$ 以外の点を $O$ 以外の点に 1 対 1 で移す(2 回で元に戻るので、異なる点は異なる点に移る)。したがって $\mathcal{C}'$ と $t'$ の $O$ 以外の共有点は $P'$ だけである。
段 2($O$ は共有点でない)。thm-inv-clines の 3・4 により、円の像は $O$ を通らない直線か、$O$ を通らない円である。$\mathcal{C}$ は円なので、$\mathcal{C}'$ は $O$ を通らない。よって $\mathcal{C}'$ と $t'$ の共有点は $P'$ だけである。
段 3(接する)。$\mathcal{C}'$ と $t'$ がどちらも直線になることはない。そうなるには $\mathcal{C}$ と $t$ がどちらも $O$ を通る必要があるが(thm-inv-clines の 1・3)、そのとき $\mathcal{C}$ と $t$ は $P$ と $O$ の 2 点を共有してしまう。直線と円、または 2 つの円が 1 点だけを共有するとき、それらはその点で接する(直線と円なら、中心からの距離が半径に等しい。2 つの円なら、共有点は 2 つの中心を結ぶ直線の上にあり、接線は共通である)。$\square$

角の大きさが保たれること

2 つの図形(それぞれ直線か円)が点 $P\ne O$ で角 $\theta$ で交わるとき、反転した像は $P'$ で同じ角 $\theta$ で交わる。ただし角の向き(回る向き)は逆になる。

接線の向きで比べる

方針:回転と拡大で単位円・$P=(p,0)$ の場合にし、lem-inv-tangent-dir で接線の向きを比べる。
段 1(場合を絞る)。中心 $O$ のまわりの回転は反転と入れ替えられる。また、$O$ を中心に $k$ 倍に拡大すると、半径 $r$ の円に関する反転は半径 $kr$ の円に関する反転に変わる($OP\cdot OP'=r^2$ の両辺の長さが $k$ 倍、$k^2$ 倍になる)。回転も拡大も角の大きさを変えないので、反転の円は単位円、$P=(p,0)$($p>0$)としてよい。
段 2(接線に置き換える)。2 つの図形の $P$ における接線を $t_1$、$t_2$ とし、$x$ 軸となす角をそれぞれ $\varphi_1$、$\varphi_2$ とする。図形が円なら、lem-inv-tangency により、その像の $P'$ における接線は $t_1'$(または $t_2'$)の $P'$ における接線と同じである。図形が直線なら、それ自身が接線である。
段 3(向きの比較)。lem-inv-tangent-dir により、像の接線が $x$ 軸となす角は $-\varphi_1$、$-\varphi_2$ である。2 本の接線のなす角は、もとは $\varphi_1-\varphi_2$、像では $-\varphi_1-(-\varphi_2)=-(\varphi_1-\varphi_2)$ で、大きさは等しく、向きは逆である。$\square$

45° で交わる 2 直線

単位円で反転する。直線 $x=2$ と直線 $x+y=4$ は $P=(2,2)$ で $45^\circ$ で交わる(向きのベクトル $(0,1)$ と $(1,-1)$ のなす角の余弦は $\dfrac{-1}{\sqrt2}$ で、直線としてのなす角は $45^\circ$)。
像は、$x=2$ が円 $\left(x-\dfrac14\right)^2+y^2=\dfrac1{16}$(ex-inv-clines (2))、$x+y-4=0$ が $-4(x^2+y^2)+x+y=0$、つまり $\left(x-\dfrac18\right)^2+\left(y-\dfrac18\right)^2=\dfrac1{32}$ である。$P'=\left(\dfrac14,\dfrac14\right)$ で、2 つの円の中心から $P'$ への半径は $\boldsymbol u=\left(0,\dfrac14\right)$ と $\boldsymbol w=\left(\dfrac18,\dfrac18\right)$ である。接線のなす角は半径のなす角に等しく、
$$ \cos\theta=\frac{\boldsymbol u\cdot\boldsymbol w}{|\boldsymbol u|\,|\boldsymbol w|}=\frac{\frac1{32}}{\frac14\cdot\frac{\sqrt2}8}=\frac{1}{\sqrt2} $$
なので $\theta=45^\circ$ である。2 つの像の円は原点 $O$ でもう一度交わる。もとの 2 直線は $O$ に対応する点を持たないが、「遠くの方で交わる」代わりに $O$ で同じ角で交わっていると見ることができる(rem-inv-sphere)。
同じく、直交する 2 直線 $x=2$、$y=2$ の像は、中心 $\left(\dfrac14,0\right)$ と $\left(0,\dfrac14\right)$、半径 $\dfrac14$ の 2 円で、$P'$ での半径 $\left(0,\dfrac14\right)$ と $\left(\dfrac14,0\right)$ の内積は $0$ なので、直交している。

単位円に関する反転で、P(2, 2) で 45° で交わる 2 直線 x = 2(青)と x + y = 4(緑)が、P′(1/4, 1/4) で 45° で交わる 2 つの円(破線)に移る。右上は原点付近の拡大図 単位円に関する反転で、P(2, 2) で 45° で交わる 2 直線 x = 2(青)と x + y = 4(緑)が、P′(1/4, 1/4) で 45° で交わる 2 つの円(破線)に移る。右上は原点付近の拡大図
角が保たれるので、反転は「接する」「直交する」という関係も保つ。直交する 2 円について、一方の円に関する反転で他方の円が自分自身に移ることは、方べきの定理から直接示せる(方べきの定理(高校数学) の命題「直交する円と方べき」)。

反転で見通す:Pappus の円鎖

反転の使い方の典型は、「接する円がたくさんある図」を、円の一部を直線に変えて単純な図に移すことである。次の図を考える。

半円の間に並ぶ円の列

$A=(0,0)$、$C=(4,0)$、$B=(6,0)$ とし、$AB$ を直径とする円 $\Gamma_B$(中心 $(3,0)$、半径 $3$)と、$AC$ を直径とする円 $\Gamma_C$(中心 $(2,0)$、半径 $2$)を考える。2 円は $A$ で接している。$CB$ を直径とする円を $\omega_0$(中心 $(5,0)$、半径 $1$)とする。$\omega_0$ は $\Gamma_B$ に内側から、$\Gamma_C$ に外側から接する。
次に、$x$ 軸より上で、$\Gamma_B$ に内側から、$\Gamma_C$ に外側から、$\omega_0$ に外側から接する円を $\omega_1$ とする。以下同様に、$\omega_{n-1}$ に外側から接し、$\omega_{n-2}$ とは異なる円を $\omega_n$ とする(図 4 の左)。$\omega_n$ の中心の高さ($x$ 軸からの距離)と、$\omega_n$ の直径を比べよ。

高校数学で解く:座標で $\omega_1$ を求める

方針:$\omega_1$ の中心を $(x,y)$、半径を $\rho$ とし、3 つの接する条件を中心間の距離の式にする。
段 1(条件を式にする)。2 円が内側から接するとき中心間の距離は半径の差、外側から接するとき半径の和である。よって
$$ (x-3)^2+y^2=(3-\rho)^2,\qquad (x-2)^2+y^2=(2+\rho)^2,\qquad (x-5)^2+y^2=(1+\rho)^2 $$
である。
段 2(1 つ目と 2 つ目の差)。左辺どうし、右辺どうしを引くと、$y^2$ と $x^2$、$\rho^2$ が消えて $(-6x+9)-(-4x+4)=(9-6\rho)-(4+4\rho)$、つまり $-2x+5=5-10\rho$ となる。よって $x=5\rho$ である。
段 3(1 つ目と 3 つ目の差)。同じく引くと $(-6x+9)-(-10x+25)=(9-6\rho)-(1+2\rho)$、つまり $4x-16=8-8\rho$ となる。よって $x=6-2\rho$ である。
段 4(解く)。段 2・段 3 から $5\rho=6-2\rho$ なので $\rho=\dfrac67$、$x=\dfrac{30}7$ である。2 つ目の式から $y^2=\left(2+\dfrac67\right)^2-\left(\dfrac{30}7-2\right)^2=\dfrac{400-256}{49}=\dfrac{144}{49}$ で、$y>0$ より $y=\dfrac{12}7$ である。
段 5(比べる)。中心の高さ $\dfrac{12}7$ は、直径 $2\rho=\dfrac{12}7$ のちょうど $1$ 倍である。$\square$

同じ計算を続けると、$\omega_2$ は中心 $\left(3,\dfrac{12}5\right)$、半径 $\dfrac35$ で、高さは直径 $\dfrac65$ の $2$ 倍、$\omega_3$ は中心 $\left(2,\dfrac{12}5\right)$、半径 $\dfrac25$ で、高さは直径 $\dfrac45$ の $3$ 倍になる。$\omega_0$ の高さは $0$ で、直径の $0$ 倍である。この規則は反転を使うと一度に示せる。

Pappus の円鎖定理

ex-inv-pappus-problem と同じように、点 $C$ を線分 $AB$ の内部にとり、$AB$、$AC$、$CB$ を直径とする円 $\Gamma_B$、$\Gamma_C$、$\omega_0$ と、$\Gamma_B$ に内側から、$\Gamma_C$ に外側から接する円の列 $\omega_0,\omega_1,\omega_2,\dots$ をとる。このとき、$\omega_n$ の中心から直線 $AB$ までの距離は、$\omega_n$ の直径の $n$ 倍である。

大学数学で見る:$A$ を中心に反転する

方針:$A$ を中心とし、$\omega_n$ が自分自身に移るような半径で反転する。2 つの半円は平行な 2 直線に、円の列は同じ大きさの円が縦に積み重なった列に移る。
段 1(半径の選び方)。$A$ は $\omega_n$ の外部にある($\omega_n$ は $\Gamma_B$ の内側、$\Gamma_C$ の外側にあり、$A$ で接し合う 2 円の間の、$A$ から離れた部分にある)。$A$ の $\omega_n$ に関する方べきを $k>0$ とし、中心 $A$、半径 $\sqrt k$ の円に関する反転を考える。$A$ を通る直線が $\omega_n$ と $X,Y$ で交わると、方べきの定理により $AX\cdot AY=k$ で、$A$ は外部にあるので $Y$ は半直線 $AX$ の上にある(方べきの定理(高校数学))。よって $Y=X'$ であり、$\omega_n$ は自分自身に移る。
段 2(2 つの半円は平行な 2 直線に移る)。$\Gamma_B$ は $A$ を通る円なので、thm-inv-clines の 3 により直線に移る。prf-thm-inv-clines-geom の段 4 により、その直線は $B'$ を通って $AB$ に垂直な直線 $x=\dfrac{k}{AB}$ である($A$ を原点、$AB$ を $x$ 軸にとる)。同じく $\Gamma_C$ は直線 $x=\dfrac{k}{AC}$ に移る。2 直線は平行で、間の幅は $w:=\dfrac{k}{AC}-\dfrac{k}{AB}$ である。
段 3(円の列は幅 $w$ の円に移る)。$\omega_j$ は $A$ を通らない円なので、円 $\omega_j'$ に移る(thm-inv-clines の 4)。$\omega_j$ と $\Gamma_B$ の共有点は 1 つだけなので、lem-inv-tangency の証明と同じく、$\omega_j'$ と直線 $x=\dfrac{k}{AB}$ の共有点も 1 つだけで、両者は接する。$\Gamma_C$ についても同じである。2 本の平行線の両方に接する円の直径は幅 $w$ に等しく、中心は 2 直線のちょうど中央の直線の上にある。
段 4(列の位置)。$\omega_0$ は $x$ 軸について対称であり、$x$ 軸の上の点 $A$ を中心とする反転は $x$ 軸についての折り返しと入れ替えられるので、$\omega_0'$ も $x$ 軸について対称で、中心は $x$ 軸の上(高さ $0$)にある。$\omega_1'$ は $\omega_0'$ に接する直径 $w$ の円なので、中心の高さは $\pm w$ である。$x$ 軸より上の点は、半直線 $AP$ の上に移るので $x$ 軸より上に移る。$\omega_1$ は $x$ 軸より上にあるので、$\omega_1'$ の中心の高さは $w$ である。以下、$\omega_j'$ は $\omega_{j-1}'$ に接し $\omega_{j-2}'$ と異なる直径 $w$ の円なので、中心の高さは $jw$ である($j$ についての帰納法)。
段 5(結論)。段 1 により $\omega_n'=\omega_n$ なので、$\omega_n$ の直径は $w$、中心の高さは $nw$ である。よって高さは直径の $n$ 倍である。$\square$

反転した図を数値で確かめる

ex-inv-pappus-problem で $n=2$ とする。$\omega_2$ の中心は $\left(3,\dfrac{12}5\right)$、半径は $\dfrac35$ なので、$A$ の方べきは $k=9+\dfrac{144}{25}-\dfrac9{25}=\dfrac{360}{25}=\dfrac{72}5$ である。2 つの半円の像は直線 $x=\dfrac{k}{6}=\dfrac{12}5$ と $x=\dfrac{k}{4}=\dfrac{18}5$ で、幅は $w=\dfrac65$ である。これは $\omega_2$ の直径 $2\cdot\dfrac35=\dfrac65$ に等しい。$\omega_2$ の中心の高さ $\dfrac{12}5$ は $2w$ である。同じく $n=1$ では $k=\left(\dfrac{30}7\right)^2+\left(\dfrac{12}7\right)^2-\left(\dfrac67\right)^2=\dfrac{900+144-36}{49}=\dfrac{144}7$、$w=\dfrac{k}{4}-\dfrac{k}{6}=\dfrac{k}{12}=\dfrac{12}7$ で、prf-inv-pappus-coord の直径 $\dfrac{12}7$ と一致する。

左は 2 つの半円の間に並ぶ円の列 ω₀, ω₁, ω₂, …。赤の ω₂ の中心の高さ 12/5 は直径 6/5 の 2 倍。灰色の破線は A を中心とする反転の円(半径の 2 乗 72/5)で、ω₂ に直交する。右は反転した図で、2 つの半円は平行な 2 直線 x = 12/5、x = 18/5 に、円の列は同じ大きさの円の縦の列に移り、ω₂ は自分自身に移る 左は 2 つの半円の間に並ぶ円の列 ω₀, ω₁, ω₂, …。赤の ω₂ の中心の高さ 12/5 は直径 6/5 の 2 倍。灰色の破線は A を中心とする反転の円(半径の 2 乗 72/5)で、ω₂ に直交する。右は反転した図で、2 つの半円は平行な 2 直線 x = 12/5、x = 18/5 に、円の列は同じ大きさの円の縦の列に移り、ω₂ は自分自身に移る
座標で解くと円 1 つごとに連立方程式を解く必要があるが、反転すると「平行な 2 直線の間に同じ円を積む」だけの図になり、$n$ 番目の円についての規則が一度に分かる。この定理と、その周辺(円の列の半径の公式など)は Pappusの円鎖 で扱う。

例と反例

外した仮定・期待崩れる主張ボックス
中心 $O$ を除く反転した点が定まるex-inv-origin
図形が直線か円である像も直線か円になるex-inv-ellipse
(円の中心は中心に移る、という期待)像の円の中心は元の中心の像ex-inv-center
(長さも保たれる、という期待)2 点の距離が保たれるex-inv-distance (3)
(向きも保たれる、という期待)三角形の頂点の回る向きがいつも保たれるex-inv-orientation
中心には反転した点がない

単位円で、$P_t=(t,0)$($t>0$)を反転すると $P_t'=\left(\dfrac1t,0\right)$ である。$t=\dfrac1{10},\dfrac1{100},\dfrac1{1000}$ と $P_t$ を $O$ に近づけると、$P_t'$ は $(10,0),(100,0),(1000,0)$ といくらでも遠くへ行き、近づく先の点がない。したがって $O$ の反転を平面の点として定めることはできない。$O$ を通る図形の像から $O$ が抜けるのも、このためである(thm-inv-clines の 2 の像の円は、$O$ を除いた部分だけが像になる)。

反例:楕円は円にも直線にも移らない

単位円で、楕円 $\dfrac{x^2}4+y^2=1$ を反転する。楕円上の 4 点 $(2,0)$、$(-2,0)$、$(0,1)$、$(0,-1)$ は、それぞれ $\left(\dfrac12,0\right)$、$\left(-\dfrac12,0\right)$、$(0,1)$、$(0,-1)$ に移る。
像が円だとすると、はじめの 3 点を通る円は $y$ 軸について対称なので、中心は $(0,c)$ で、$\dfrac14+c^2=(1-c)^2$ より $c=\dfrac38$、半径の 2 乗は $\dfrac14+\dfrac9{64}=\dfrac{25}{64}$ である。ところが 4 つ目の点 $(0,-1)$ の中心からの距離の 2 乗は $\left(\dfrac{11}8\right)^2=\dfrac{121}{64}\ne\dfrac{25}{64}$ である。また 3 点 $\left(\pm\dfrac12,0\right)$、$(0,1)$ は一直線上にないので、像は直線でもない。実際、像の方程式は $4(X^2+Y^2)^2=X^2+4Y^2$ という 4 次式になる。prf-thm-inv-clines-coord で、$x^2+y^2$ がひとまとまりで現れる $(\ast)$ の形だったことが、円と直線だけが円と直線に移る理由である。

注意:中心は中心に移らない

ex-inv-clines (4) の円 $(x-3)^2+y^2=4$ で、中心 $(3,0)$ は $\left(\dfrac13,0\right)$ に移る。一方、像の円 $\left(X-\dfrac35\right)^2+Y^2=\dfrac4{25}$ の中心は $\left(\dfrac35,0\right)$ である。像の円の中心は、直径の両端 $(1,0)$、$(5,0)$ の像 $(1,0)$、$\left(\dfrac15,0\right)$ の中点 $\dfrac12\left(1+\dfrac15\right)=\dfrac35$ として求める必要がある。反転は長さの比を保たないので、中点は中点に移らない。

反例:三角形の回る向きは保たれるとは限らない

単位円で、三角形 $A=(2,0)$、$B=(0,2)$、$C=(1,3)$ を反転すると、$A'=\left(\dfrac12,0\right)$、$B'=\left(0,\dfrac12\right)$、$C'=\left(\dfrac1{10},\dfrac3{10}\right)$ である。符号つき面積 $\dfrac12\{(x_B-x_A)(y_C-y_A)-(y_B-y_A)(x_C-x_A)\}$ は、もとの三角形で $\dfrac12\{(-2)\cdot3-2\cdot(-1)\}=-2$(時計回り)、像で $\dfrac12\left\{\left(-\dfrac12\right)\cdot\dfrac3{10}-\dfrac12\cdot\left(-\dfrac25\right)\right\}=\dfrac12\cdot\dfrac1{20}=\dfrac1{40}$(反時計回り)である。この三角形では回る向きが逆になる。
ただし、いつも逆になるわけではない。
(1) 反転の円の上の 3 点は動かない(prop-inv-basic の 3)ので、向きは変わらない。たとえば $(1,0)$、$\left(-\dfrac12,\dfrac{\sqrt3}2\right)$、$\left(-\dfrac12,-\dfrac{\sqrt3}2\right)$ はそのまま動かない。
(2) $A=(2,0)$、$B=(0,2)$、$C=(-2,0)$ は原点を中心とする半径 $2$ の円の上にあり、像は $A'=\left(\dfrac12,0\right)$、$B'=\left(0,\dfrac12\right)$、$C'=\left(-\dfrac12,0\right)$ である。符号つき面積は、もとの三角形で $\dfrac12\{(-2)\cdot0-2\cdot(-4)\}=4$、像で $\dfrac12\left\{\left(-\dfrac12\right)\cdot0-\dfrac12\cdot(-1)\right\}=\dfrac14$ で、どちらも正(反時計回り)である。
(1) と (2) では、3 点を通る円の中心が $O$ なので、$O$ はその円の内部にある。一方、はじめの三角形では、3 点 $(2,0)$、$(0,2)$、$(1,3)$ を通る円は中心 $\left(\dfrac32,\dfrac32\right)$、半径の 2 乗 $\dfrac52$ で、$O$ までの距離の 2 乗は $\dfrac92>\dfrac52$ なので、$O$ はこの円の外にある。一般に、$O$ が 3 点を通る円の外にあれば向きは逆になり、内部にあれば向きは変わらない(ここでは証明しない)。反転が必ず逆にするのは、交わる角の向きである(thm-inv-angle)。これは 2 つの図形が交わる点のごく近くでの向きの話で、離れた 3 点の向きの話ではない。

大学数学で見る

複素数で書く:$w=\frac{1}{z}$ との関係

点 $(x,y)$ を複素数 $z=x+yi$ で表す。単位円に関する反転は $\left(\dfrac{x}{x^2+y^2},\dfrac{y}{x^2+y^2}\right)$ なので、$\dfrac{z}{|z|^2}=\dfrac{z}{z\bar z}=\dfrac1{\bar z}$ と書ける。したがって
$$ w=\frac1z=\overline{\left(\frac1{\bar z}\right)} $$
は、単位円に関する反転のあとに実軸に関する折り返しをしたものである。折り返しも円と直線を円と直線に移すので、$w=\dfrac1z$ も円と直線を円と直線に移す。これは w=1/z による図形の変換 の主題である。反転は交わる角の向きを逆にし(thm-inv-angle)、折り返しも角の向きを逆にするので、2 つを合わせた $w=\dfrac1z$ は交わる角の向きを保つ。一般に、1 次分数変換 $z\mapsto\dfrac{az+b}{cz+d}$($ad-bc\ne0$。Möbius変換)は、偶数個の反転(直線に関する折り返しを含む)の合成として書け、逆に偶数個の反転の合成はこの形になる(証明しない。Hit18 Theorem 3.4.4)。1 次分数変換の高校数学での扱いは 1次分数変換(高校数学) にある。

無限遠点と球面:反転は鏡映になる

ex-inv-origin で、$O$ に近づく点の像は限りなく遠くへ行った。そこで平面に 1 点 $\infty$(無限遠点)を付け加え、$O$ と $\infty$ が反転で入れ替わると約束する。すると反転は「平面 $\cup\{\infty\}$」全体の 1 対 1 の対応になり、直線は「$\infty$ を通る円」とみなせる。thm-inv-clines の 4 つの場合は「円は円に移る」の 1 つにまとまる。ex-inv-angle で 2 直線の像が $O$ でもう一度交わったのは、2 直線が $\infty$ で交わっていたと見ることにあたる。
平面 $\cup\{\infty\}$ は球面と同一視できる。原点を中心とする半径 $1$ の球面 $a^2+b^2+c^2=1$ の北極 $N=(0,0,1)$ から、球面上の点 $(a,b,c)$($c\ne1$)を $xy$ 平面に射影すると、点 $\left(\dfrac{a}{1-c},\dfrac{b}{1-c}\right)$ に写る(立体射影。$N$ は $\infty$ に対応させる。Hit18 §3.3)。この対応で、単位円に関する反転は、球面の上では赤道面に関する鏡映 $(a,b,c)\mapsto(a,b,-c)$ になる。実際、$(a,b,-c)$ の像 $\left(\dfrac{a}{1+c},\dfrac{b}{1+c}\right)$ は $\left(\dfrac{a}{1-c},\dfrac{b}{1-c}\right)$ と同じ向きにあり、原点からの距離の積は $\dfrac{a^2+b^2}{(1-c)(1+c)}=\dfrac{1-c^2}{1-c^2}=1$ である。たとえば球面上の $\left(\dfrac35,0,\dfrac45\right)$ は $(3,0)$ に、鏡映した $\left(\dfrac35,0,-\dfrac45\right)$ は $\left(\dfrac13,0\right)$ に写り、$3\cdot\dfrac13=1$ である。立体射影は角の大きさを保つことが知られている(証明しない。Hit18 Theorem 3.3.5)。この球面を Riemann球面 という。

双曲幾何のモデルと共形写像

単位円の内部を「平面」とし、単位円に直交する円の弧(と直径)を「直線」とみなすと、平行線の公理が成り立たない幾何(双曲幾何)のモデルができる(Poincaré の円板モデル)。このモデルで「直線に関する折り返し」にあたるのは、単位円に直交する円に関する反転である。単位円に直交する円に関する反転は単位円を自分自身に移し、内部を内部に移す(Hit18 §5.1 の本文、p. 82)。thm-inv-angle により、このモデルの角は普通の角と同じに測れる。角の大きさを保つ写像を一般に 共形写像 という(共形変換)。

さらに先へ

  • 反転で距離がどう変わるか(prop-inv-distance)を使うと、Ptolemy の不等式が三角不等式に帰着する。これは Ptolemyの定理 で扱う。
  • 2 つの円を同心円に移す反転を使うと、2 円の間に接しながら並ぶ円の列が閉じるかどうかは最初の円によらないことが分かる(Steinerの円鎖)。
  • 三角形の九点円が内接円・傍接円に接するという定理は、反転で九点円を直線に移すと見通しがよくなる(Feuerbachの定理)。
  • 2 円の方べきが等しい点の集合(根軸)と反転の関係は 根軸と根心 で扱う。

関連項目

参考文献

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