格子(数論)(lattice in number theory)とは、有限階数の自由 $\mathbb{Z}$ 加群に、有理数値の非退化な対称双線形形式を備えたもののことであり、Euclid 空間の格子に標準内積を制限したものが典型である。Gram 行列の行列式を判別式といい、整な格子では双対格子の中での指数が判別式の絶対値に等しく、双対格子と一致するユニモジュラー格子は判別式が $\pm1$ の整な格子として特徴づけられる。正定値なユニモジュラー格子は階数 $4$ 以下では $\mathbb{Z}^n$ に限るが、階数 $8$ には偶な $E_8$ 格子がある。整数係数の 2 次形式を基底によらずに扱う枠組みであり、正定値な偶ユニモジュラー格子のテータ級数はモジュラー形式になる。
数論で格子(lattice)というときは、有限階数の自由 $\mathbb{Z}$ 加群に、有理数値の非退化な対称双線形形式を備えたものを指すことが多い。典型は Euclid 空間 $\mathbb{R}^n$ の格子(格子(群))に標準内積を制限したもので、整数係数の 2 次形式を基底によらない言葉で扱う枠組みである。基本の不変量は Gram 行列の行列式(判別式)と双対格子であり、整・偶・ユニモジュラーの区別が分類の出発点になる。判別式は格子が双対格子からどれだけ離れているかを測り(thm-latnt-dual)、ユニモジュラーな格子は判別式が $\pm1$ の整な格子として特徴づけられる。正定値でユニモジュラーな格子は階数 $4$ 以下では $\mathbb{Z}^n$ しかないが(thm-latnt-small-rank)、階数 $8$ には偶な $E_8$ 格子が現れ、正定値な偶ユニモジュラー格子の点の個数はモジュラー形式の係数として数えられる。
格子(群) の記事は、格子をベクトル空間の離散部分群として扱う(離散性の特徴づけ、基本領域の体積)。この記事は、内積を備えた格子の算術を扱う。
階数 $n$ の自由 $\mathbb{Z}$ 加群 $L$ と対称な双線形形式 $b\colon L\times L\to\mathbb{Q}$ の組 $(L,b)$ で、$b$ を $L_{\mathbb{Q}}:=L\otimes_{\mathbb{Z}}\mathbb{Q}$ に延ばしたものが非退化であるものを格子という。$b(x,y)$ を $x\cdot y$ とも書き、$x\cdot x$ を $x$ のノルムという。$L$ の基底 $e_1,\dots,e_n$ について $G:=(e_i\cdot e_j)_{i,j}$ を Gram 行列、$\operatorname{disc}(L):=\det G$ を $L$ の判別式という。
基底を取り替える行列 $P\in\operatorname{GL}_n(\mathbb{Z})$ について Gram 行列は $P^{\mathsf T}GP$ になり、$\det P=\pm1$ なので判別式は基底によらない。$x=\sum x_ie_i$ のノルムは $\sum_iG_{ii}x_i^2+2\sum_{i< j}G_{ij}x_ix_j$ なので、整な格子が偶であることは Gram 行列の対角成分がすべて偶数であることと同値である。
正定値な格子 $L$ では、$L_{\mathbb{R}}:=L\otimes\mathbb{R}$ の上で $b$ が内積になる。その正規直交基底で $L_{\mathbb{R}}=\mathbb{R}^n$ とみると、$L$ は標準内積をもつ $\mathbb{R}^n$ の格子 $M\mathbb{Z}^n$($M$ は基底を列に並べた正則行列)であり、$G=M^{\mathsf T}M$ から基本領域の体積は $\lvert\det M\rvert=\sqrt{\operatorname{disc}(L)}$ である(格子(群) の記事の節「基底の取り替えと体積」)。逆に $\mathbb{R}^n$ の格子に標準内積を制限すれば、正定値な格子が得られる。
$(L,b)$ を階数 $n$ の格子、$e_1,\dots,e_n$ をその基底、$G$ を Gram 行列とする。
1.$e_i^\vee:=\sum_j(G^{-1})_{ij}e_j$ とおくと $e_i^\vee\cdot e_k=\sum_j(G^{-1})_{ij}G_{jk}=\delta_{ik}$ である。$y\in L_{\mathbb{Q}}$ を $y=\sum_jc_je_j^\vee$ と書くと $c_j=y\cdot e_j$ なので、$y\in L^\vee$ はすべての $c_j\in\mathbb{Z}$ と同値であり、$L^\vee=\bigoplus_j\mathbb{Z}e_j^\vee$ である。$e_i^\vee\cdot e_l^\vee=\sum_j(G^{-1})_{ij}\,e_j\cdot e_l^\vee=(G^{-1})_{il}$ なので Gram 行列は $G^{-1}$ で、非退化である。$e^\vee$ の双対基底は $e$ なので $(L^\vee)^\vee=L$ で、$\det G^{-1}=(\det G)^{-1}$ である。
2.$L$ が整なら $e_i\cdot e_j\in\mathbb{Z}$ なので $e_i\in L^\vee$ である。$e_i=\sum_jG_{ij}e_j^\vee$ なので、$L^\vee$ を基底 $e^\vee$ で $\mathbb{Z}^n$ と同一視すると、$L$ は $G\mathbb{Z}^n$ に対応する($G$ は対称)。$G$ の Smith 標準形を $\operatorname{diag}(d_1,\dots,d_n)$ とすると、$\det G\neq0$ からすべての $d_i\neq0$ で、Smith標準形 の記事の命題「Smith 標準形による余核の分解」により $\mathbb{Z}^n/G\mathbb{Z}^n\cong\bigoplus_i\mathbb{Z}/d_i\mathbb{Z}$ である。基本変形の行列の行列式は $\pm1$ なので $\prod_i\lvert d_i\rvert=\lvert\det G\rvert$ であり、$\lvert L^\vee/L\rvert=\lvert\det G\rvert$ となる。
3.$M$ は自由 $\mathbb{Z}$ 加群 $L$ の部分群なので階数 $n$ の自由加群であり(自由アーベル群)、その基底 $f_j=\sum_iP_{ij}e_i$ の行列 $P$ は整数行列で、$M_{\mathbb{Q}}=L_{\mathbb{Q}}$ から $\det P\neq0$ である。Gram 行列は $P^{\mathsf T}GP$ なので $\operatorname{disc}(M)=(\det P)^2\operatorname{disc}(L)\neq0$ で、$M$ は格子である。2 と同じ Smith 標準形の議論で $[L:M]=\lvert\mathbb{Z}^n/P\mathbb{Z}^n\rvert=\lvert\det P\rvert$ である。
4.2 により、$L^\vee=L$ と $\lvert\operatorname{disc}(L)\rvert=1$ は同値である。$\square$
有限アーベル群 $L^\vee/L$ を判別式群という。その上に $b$ が誘導する $\mathbb{Q}/\mathbb{Z}$ 値の形式が 判別式形式 であり、ユニモジュラーな格子の部分格子とその直交補を比べるときに使われる。
$L$ を整な格子とし、$M$ を $L\subset M\subset L^\vee$ を満たす部分群とする。$M$ は $L$ を指数有限で含む格子である。$M$ が整であるための必要十分条件は、$M/L$ の代表元どうしの $b$ の値がすべて整数であることで、そのとき $\operatorname{disc}(M)=\operatorname{disc}(L)/[M:L]^2$ である。とくに整な $M$ がユニモジュラーであることは $[M:L]^2=\lvert\operatorname{disc}(L)\rvert$ と同値である。
$L^\vee$ は階数 $n$ の自由加群なので、その部分群 $M$ も自由で、$L$ を含むので階数 $n$ である。$M$ に thm-latnt-dual の 3 を当てる($L\subset M$ の組で)と、$M$ は格子で $[M:L]$ は有限、$\operatorname{disc}(L)=[M:L]^2\operatorname{disc}(M)$ である。$x=x_0+l$、$y=y_0+l'$($x_0,y_0$ は代表元、$l,l'\in L$)について $x\cdot y=x_0\cdot y_0+x_0\cdot l'+l\cdot y_0+l\cdot l'$ で、$M\subset L^\vee$ と $L$ が整であることから後ろの 3 項は整数である。よって整であることは代表元どうしの値で決まる。最後の主張は thm-latnt-dual の 4 による。$\square$
$n$ を $4$ の倍数とし、$h:=(\frac12,\dots,\frac12)\in\mathbb{Q}^n$、$D_n^+:=D_n\cup(h+D_n)$ とおく。$D_n^+$ は整で $[D_n^+:D_n]=2$ なので、prop-latnt-overlattice により判別式 $4/2^2=1$ のユニモジュラー格子である。$D_n^+$ が偶であるのは $8\mid n$ のときに限る。$D_8^+$ は上の例の $E_8$ そのものであり、$D_{16}^+$ は階数 $16$ の偶ユニモジュラー格子である。$D_{12}^+$ は奇なユニモジュラー格子だが、ノルム $1$ のベクトルをもたないので $\mathbb{Z}^{12}$ と同型でない。
$D_n^\vee$:$D_n$ は $e_i\pm e_j$ で生成されるので、$y\in D_n^\vee$ は $y_i\pm y_j\in\mathbb{Z}$(すべての $i\neq j$)と同値で、$2y_i\in\mathbb{Z}$ かつ各 $y_i$ が $\mathbb{Z}$ を法として等しいこと、すなわち $y\in\mathbb{Z}^n\cup(h+\mathbb{Z}^n)$ と同値である。とくに $h\in D_n^\vee$ である。$2h=(1,\dots,1)$ は成分の和 $n$ が偶数なので $D_n$ に入り、$D_n^+$ は部分群である。代表元 $0,h$ について $h\cdot h=\frac n4\in\mathbb{Z}$ なので、prop-latnt-overlattice により $D_n^+$ は整である。$d\in D_n$ について $(h+d)\cdot(h+d)=\frac n4+\sum d_i+d\cdot d\equiv\frac n4\pmod2$ なので、偶であることは $\frac n4$ が偶数であることと同値である。$n=12$ では $D_{12}$ の $0$ でない元のノルムは $2$ 以上、$h+D_{12}$ の元は各成分が $\mathbb{Z}+\frac12$ に入るのでノルムは $12\cdot\frac14=3$ 以上である。
ノルム $1$ のベクトルがあれば、それを格子から切り離せる。
$L$ を整な格子、$e\in L$ を $e\cdot e=1$ を満たす元とし、$e^\perp:=\{x\in L\mid x\cdot e=0\}$ とおく。このとき $L=\mathbb{Z}e\oplus e^\perp$ は直交和であり、$\operatorname{disc}(e^\perp)=\operatorname{disc}(L)$ である。とくに $L$ がユニモジュラー(正定値)なら $e^\perp$ もユニモジュラー(正定値)である。
$x\in L$ について $x\cdot e\in\mathbb{Z}$ なので $x=(x\cdot e)e+\bigl(x-(x\cdot e)e\bigr)$ で、第 2 項は $e^\perp$ に入る。$ae\in e^\perp$ なら $a=ae\cdot e=0$ なので和は直和で、$e$ と $e^\perp$ は直交する。$e^\perp$ は自由加群 $L$ の部分群なので自由で、階数は $n-1$ である。$e$ と $e^\perp$ の基底を合わせた $L$ の基底での Gram 行列は $1$ と $e^\perp$ の Gram 行列 $G'$ のブロック対角なので、$\operatorname{disc}(L)=\det G'\neq0$ である。よって $e^\perp$ は格子で、整であり、thm-latnt-dual の 4 から最後の主張が従う。正定値性は制限で保たれる。$\square$
ノルム $1$ のベクトルの存在は、Minkowskiの凸体定理 で保証できる。$n$ 次元の半径 $1$ の閉球の体積を $\omega_n$ と書くと、$\omega_1=2$、$\omega_2=\pi$、$\omega_3=\frac43\pi$、$\omega_4=\frac{\pi^2}2$ である。
$L$ を階数 $n$ の正定値な格子とする。$0$ でない $x\in L$ で
$$
x\cdot x\le4\,\omega_n^{-2/n}\operatorname{disc}(L)^{1/n}
$$
となるものがある。$4\,\omega_n^{-2/n}$ の値は $n=1,2,3,4$ で順に $1$、$\frac4\pi=1.273\cdots$、$1.539\cdots$、$\frac{4\sqrt2}{\pi}=1.800\cdots$ で、いずれも $2$ より小さい。
上で見たように、$L=M\mathbb{Z}^n\subset\mathbb{R}^n$(標準内積)、$\lvert\det M\rvert=\sqrt{\operatorname{disc}(L)}$ とみてよい。$r>0$ を $\omega_nr^n=2^n\sqrt{\operatorname{disc}(L)}$ で定め、半径 $r$ の閉球 $B$ をとる。$K:=M^{-1}B$ は原点について対称な有界閉凸集合で、体積は $\omega_nr^n/\lvert\det M\rvert=2^n$ である。Minkowskiの凸体定理 の記事の系「有界な閉集合の場合」により $0$ でない $z\in\mathbb{Z}^n\cap K$ があり、$x:=Mz\in L\cap B$ は $0$ でなく、$x\cdot x\le r^2=4\,(\sqrt{\operatorname{disc}(L)}/\omega_n)^{2/n}$ である。
$\omega_1,\omega_2,\omega_3$ は線分・円板・球の大きさである。$\omega_4$ は、第 4 座標が $t$ の切り口が半径 $\sqrt{1-t^2}$ の 3 次元球であることから $\omega_4=\int_{-1}^1\omega_3(1-t^2)^{3/2}\,dt$ で、$t=\sin\theta$ とおくと $\int_{-\pi/2}^{\pi/2}\cos^4\theta\,d\theta=\frac{3\pi}8$ なので $\omega_4=\frac43\pi\cdot\frac{3\pi}8=\frac{\pi^2}2$ である。$4\omega_n^{-2/n}$ は $n=1$ で $4/2^2=1$、$n=2$ で $4/\pi$、$n=3$ で $4(3/(4\pi))^{2/3}=1.5393\cdots$、$n=4$ で $4(2/\pi^2)^{1/2}=4\sqrt2/\pi=1.8006\cdots$ である。
正定値なユニモジュラー格子で階数 $n\le4$ のものは $\mathbb{Z}^n$ と同型である。
$n$ についての帰納法による。$n=0$ では自明である。$1\le n\le4$ とし、$L$ を階数 $n$ の正定値ユニモジュラー格子とする。正定値なので $\operatorname{disc}(L)>0$(Gram 行列は正定値対称行列である)で、thm-latnt-dual の 4 から $\operatorname{disc}(L)=1$ である。lem-latnt-short-vector により $0$ でない $e\in L$ で $e\cdot e<2$ となるものがある。$L$ は整で正定値なので $e\cdot e$ は正の整数であり、$e\cdot e=1$ である。lem-latnt-split により $L=\mathbb{Z}e\oplus e^\perp$ で、$e^\perp$ は階数 $n-1$ の正定値ユニモジュラー格子である。帰納法の仮定から $e^\perp\cong\mathbb{Z}^{n-1}$ で、$\mathbb{Z}e\cong\mathbb{Z}$($e\cdot e=1$)と合わせて $L\cong\mathbb{Z}^n$ である。$\square$
階数を上げるとこの結論は成り立たなくなる。$E_8$ は偶なのでノルム $1$ のベクトルをもたず $\mathbb{Z}^8$ と同型でないし、奇な格子に限っても ex-latnt-dn-plus の $D_{12}^+$ が $\mathbb{Z}^{12}$ と同型でない。ノルム $1$ のベクトルがなければ lem-latnt-split で切り離す手がかりがなく、分類は急に難しくなる。
正定値な偶格子 $L$ について、上半平面 $\mathfrak{H}$ 上の関数
$$
\Theta_L(\tau):=\sum_{x\in L}q^{x\cdot x/2}=\sum_{m\ge0}r_L(2m)\,q^m,\qquad q=e^{2\pi i\tau}
$$
を $L$ のテータ級数という。$r_L(2m)$ はノルム $2m$ の元の個数である。指数 $x\cdot x/2$ が整数なので $\Theta_L(\tau+1)=\Theta_L(\tau)$ は明らかである。$L$ がユニモジュラーなら、$\Theta_L$ は重さ $n/2$ のモジュラー形式になる(Zag08 §3.2 の Theorem (Hecke, Schoenberg), p. 32 と Proposition 12 の証明, pp. 33–34。証明の核は Poisson の和公式による $\Theta_L(-1/\tau)=(\tau/i)^{n/2}\Theta_L(\tau)$ である。この記事では証明しない)。モジュラー形式の空間の構造(Eisenstein 級数と尖点形式への分解)から、次のことが従う。
各行は、記事の主張の仮定を 1 つだけ外したときに結論が崩れる例である。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| 整(thm-latnt-dual の 2) | $\langle\frac12\rangle$ | $L\subset L^\vee$ |
| 正定値(thm-latnt-small-rank) | 双曲平面 $U$ | $\mathbb{Z}^2$ と同型であること |
| ユニモジュラー(thm-latnt-small-rank) | $A_2$ | $\mathbb{Z}^2$ と同型であること |
| 階数 $n\le4$(thm-latnt-small-rank) | $E_8$ | $\mathbb{Z}^n$ と同型であること |
| 代表元どうしの値が整数(prop-latnt-overlattice) | $D_6\cup(h+D_6)$ | $M$ が整であること |
各行で、外した条件以外は満たされている。
1 行目:$\langle\frac12\rangle$ の双対格子は $2\mathbb{Z}$ で、$L=\mathbb{Z}$ を含まない。2 行目:$U$ は階数 $2$ でユニモジュラー(判別式 $-1$)だが正定値でなく、$(x,y)$ のノルム $2xy$ は偶数なのでノルム $1$ の元がない。$\mathbb{Z}^2$ には $e_1$ があるので同型でない。3 行目:$A_2$ は階数 $2$ の正定値な整格子だが判別式は $3$ で、判別式は同型で変わらないので判別式 $1$ の $\mathbb{Z}^2$ と同型でない。4 行目:$E_8$ は正定値ユニモジュラーで階数 $8$、偶なのでノルム $1$ の元がない。5 行目:$h=(\frac12,\dots,\frac12)\in D_6^\vee$ で $2h\in D_6$ なので $M=D_6\cup(h+D_6)$ は $D_6\subset M\subset D_6^\vee$ を満たす部分群だが、$h\cdot h=\frac32$ は整数でない。
整数係数の正定値 2 次形式の理論(二元二次形式 など)は、格子の同型類の理論と同じものである。正定値な偶ユニモジュラー格子は、同型を除いて階数 $8$ では $E_8$ だけ、階数 $16$ では $E_8\oplus E_8$ と、直和に分解しないもう 1 つの格子の 2 つであり、階数 $16$ の 2 つのテータ級数はどちらも重さ $8$ の正規化された Eisenstein 級数 $E_8$ に等しい(Zag08 p. 34。この記事では証明しない)。テータ級数が同じでも格子が同型とは限らない例である。代数体の整数環を $\mathbb{R}^n$ の格子とみて凸体定理を当てる議論は 判別式(代数体) と Minkowskiの凸体定理 の記事にある。
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