Vivianiの定理(Viviani's theorem)とは、正三角形の中(周を含む)のどの点についても、3 辺までの距離の和がその正三角形の高さに等しいという定理である。一般の三角形 $ABC$ では、辺の長さを $a,b,c$、面積を $S$、三角形の中の点から辺 $BC,CA,AB$ までの距離を $d_a,d_b,d_c$ とすると $a\,d_a+b\,d_b+c\,d_c=2S$ が成り立ち、和 $d_a+d_b+d_c$ は最も短い高さと最も長い高さの間を動く。逆に、内部のどの点でも和が等しい三角形は正三角形に限る。三角形の外の点では、距離に符号をつけると同じ等式が成り立つ。辺の長さがすべて等しい凸多角形、内角がすべて等しい凸多角形、正四面体(4 つの面までの距離の和が高さに等しい)にも広がる。
前提知識: 三角形の面積の公式, 直線の方程式と点と直線の距離
正三角形の中に点 $P$ をとり、$P$ から 3 つの辺に垂線を下ろす。3 本の垂線の長さを足すと、いくつになるだろうか。点と直線の距離の公式(直線の方程式と点と直線の距離)を使って、座標で計算してみる。
$A(0,3)$、$B(-\sqrt3,0)$、$C(\sqrt3,0)$ とする。$AB=BC=CA=2\sqrt3$ で、三角形 $ABC$ は正三角形、高さ($A$ から辺 $BC$ までの距離)は $3$ である。3 辺を含む直線の方程式は次のとおりである。
辺 $BC$ まで $0$、辺 $CA$ まで $\dfrac{\lvert-3\rvert}2=\dfrac32$、辺 $AB$ まで $\dfrac{\lvert3\rvert}2=\dfrac32$ で、和は $0+\dfrac32+\dfrac32=3$ である。
正三角形の中の点 P から 3 辺に下ろした垂線の長さを足すと、破線の高さ 3 に等しい
3 つの点で、和はどれも高さの $3$ になった。(2) では、無理数の部分がちょうど打ち消し合っている。これは偶然ではない。この記事で答える問いは次の 4 つである。
| 高校の計算 | この記事の言葉 | 大学の言葉 |
|---|---|---|
| 点と直線の距離の和 | 3 辺までの距離の和 | 座標の 1 次関数(アフィン関数) |
| 3 つの三角形の面積を足す | $a\,d_a+b\,d_b+c\,d_c=2S$ | 重心座標の成分の和が $1$ |
| 領域の中の 1 次式の最大・最小 | 和は最短と最長の高さの間 | 線形計画(最大・最小は頂点でとる) |
| 3 辺の長さが等しい | 和が一定 | 内向きの単位法線ベクトルの和が $\vec0$ |
以下、三角形 $ABC$ の辺の長さを $a=BC$、$b=CA$、$c=AB$、面積を $S$ とする。「三角形の中の点」は、内部の点と周の上の点をまとめたものとする。
三角形 $ABC$ の中の点 $P$ について、$P$ から直線 $BC$、$CA$、$AB$ までの距離を、それぞれ $d_a$、$d_b$、$d_c$ と書く。点が $P$ であることを示したいときは $d_a(P)$ のように書く。
頂点 $A$ から直線 $BC$ までの距離を $h_a$ と書き、辺 $BC$ に対する 高さ という。$h_b$、$h_c$ も同じように定める。三角形の面積は $S=\dfrac12ah_a=\dfrac12bh_b=\dfrac12ch_c$ なので
$$
h_a=\frac{2S}a,\qquad h_b=\frac{2S}b,\qquad h_c=\frac{2S}c
$$
である。
$P$ が頂点 $A$ のときは、$A$ は直線 $CA$ と直線 $AB$ の上にあるので $d_b(A)=d_c(A)=0$、$d_a(A)=h_a$ である。$P$ が辺 $BC$ の上にあるときは $d_a(P)=0$ である。
一般の三角形で成り立つ等式から始める。3 辺の長さを「重み」にして距離を足すと、面積の 2 倍になる。
三角形 $ABC$ の中の点 $P$ について
$$
a\,d_a+b\,d_b+c\,d_c=2S
$$
が成り立つ。
方針:線分 $PA$、$PB$、$PC$ で三角形 $ABC$ を 3 つに分け、それぞれの面積を「底辺 × 高さ ÷ 2」で書く。
段 1($P$ が内部にあるとき)。線分 $PA$、$PB$、$PC$ で、三角形 $ABC$ は 3 つの三角形 $PBC$、$PCA$、$PAB$ に、重なりもすき間もなく分かれる(図 2)。三角形 $PBC$ は、底辺を $BC$(長さ $a$)とすると、高さは $P$ から直線 $BC$ までの距離 $d_a$ なので、面積は $\dfrac12a\,d_a$ である。同じく三角形 $PCA$ の面積は $\dfrac12b\,d_b$、三角形 $PAB$ の面積は $\dfrac12c\,d_c$ である。3 つを足すと $S$ になるので
$$
\frac12a\,d_a+\frac12b\,d_b+\frac12c\,d_c=S
$$
で、両辺を $2$ 倍すると結論を得る。
$P$ が周の上にあるときも同じ等式が成り立つ。$\square$
段 2($P$ が辺 $BC$ の上にあり、頂点ではないとき)。$d_a=0$ である。線分 $PA$ で、三角形 $ABC$ は 2 つの三角形 $PCA$、$PAB$ に分かれ、面積はそれぞれ $\dfrac12b\,d_b$、$\dfrac12c\,d_c$ である。よって $b\,d_b+c\,d_c=2S$ で、$a\,d_a=0$ を加えても等式は変わらない。辺 $CA$、$AB$ の上の点でも同じである。
段 3($P$ が頂点のとき)。$P=A$ なら $d_a=h_a$、$d_b=d_c=0$ なので、左辺は $a\,h_a=2S$ である。$P=B$、$P=C$ でも同じである。
線分 PA、PB、PC で正三角形は 3 つの三角形に分かれ、それぞれの面積は辺の長さ × 距離 ÷ 2 である
$A(0,3)$、$B(0,0)$、$C(4,0)$ とする。$a=BC=4$、$b=CA=5$、$c=AB=3$、$S=\dfrac12\cdot4\cdot3=6$ で、$2S=12$ である。辺 $CA$ を含む直線は $3x+4y-12=0$($\sqrt{3^2+4^2}=5$)、辺 $AB$ は $x=0$、辺 $BC$ は $y=0$ である。
(1) $P(1,1)$ のとき。$d_a=1$、$d_b=\dfrac{\lvert3+4-12\rvert}5=1$、$d_c=1$ で、
$$
a\,d_a+b\,d_b+c\,d_c=4\cdot1+5\cdot1+3\cdot1=12=2S
$$
である。3 つの距離がどれも $1$ なので、$P$ は内接円の中心(内心)で、内接円の半径は $1$ である。距離の和は $3$ である。
(2) $P\left(2,\dfrac12\right)$ のとき。$d_a=\dfrac12$、$d_b=\dfrac{\lvert6+2-12\rvert}5=\dfrac45$、$d_c=2$ で、
$$
a\,d_a+b\,d_b+c\,d_c=4\cdot\frac12+5\cdot\frac45+3\cdot2=2+4+6=12=2S
$$
である。距離の和は $\dfrac12+\dfrac45+2=\dfrac{33}{10}$ で、(1) の $3$ と違う。
ex-viv-345 では、重みつきの和はいつも $12$ だが、ただの和 $d_a+d_b+d_c$ は点によって変わった。重み $a,b,c$ が違うからである。
3 辺の長さが等しければ、lem-viv-area の重みがそろい、ただの和が一定になる。
1 辺の長さ $a$ の正三角形 $ABC$ の高さを $h$ とする。三角形の中のどの点 $P$ についても
$$
d_a+d_b+d_c=h
$$
が成り立つ。ここで $h=\dfrac{\sqrt3}2a$ である。
段 1(補題を使う)。正三角形では $a=b=c$ なので、lem-viv-area は
$$
a\,d_a+a\,d_b+a\,d_c=2S,\qquad\text{つまり}\qquad a\,(d_a+d_b+d_c)=2S
$$
となる。
段 2(高さで書く)。底辺 $BC$ と高さ $h$ から $S=\dfrac12ah$ なので $2S=ah$ である。段 1 の式は $a\,(d_a+d_b+d_c)=ah$ で、$a>0$ で両辺を割ると $d_a+d_b+d_c=h$ である。
段 3(高さの値)。頂点 $A$ から辺 $BC$ に下ろした垂線の足を $M$ とする。正三角形は $AM$ について線対称なので $M$ は $BC$ の中点で、$BM=\dfrac a2$ である。直角三角形 $ABM$ で三平方の定理を使うと
$$
h=AM=\sqrt{a^2-\left(\frac a2\right)^2}=\sqrt{\frac34a^2}=\frac{\sqrt3}2a
$$
である。$\square$
ex-viv-start の三角形は $a=2\sqrt3$ なので、$h=\dfrac{\sqrt3}2\cdot2\sqrt3=3$ で、計算した 3 つの点の和と一致する。
ex-viv-start の三角形の内部の点 $P(x,y)$ で、3 つの距離を絶対値なしで書く。$P$ は辺 $BC$ より上にあるので $d_a=y$ である。$P$ は直線 $CA$ について原点と同じ側にあり、原点で $\sqrt3\cdot0+0-3=-3<0$ なので、$\sqrt3x+y-3<0$ である。よって $d_b=\dfrac{3-\sqrt3x-y}2$ である。同じく原点で $\sqrt3\cdot0-0+3=3>0$ なので $\sqrt3x-y+3>0$ で、$d_c=\dfrac{\sqrt3x-y+3}2$ である。足すと
$$
d_a+d_b+d_c=y+\underbrace{\frac{3-\sqrt3x-y}2+\frac{\sqrt3x-y+3}2}_{\sqrt3x\text{ は打ち消し合い }\frac{6-2y}2=3-y}=y+(3-y)=3
$$
となり、$x$ も $y$ も消える。ex-viv-start の (2) で $\pm\dfrac{\sqrt3}4$ が打ち消し合ったのは、この $\pm\dfrac{\sqrt3}2x$ の打ち消し合いである。
高さは $h=\dfrac{\sqrt3}2\cdot6=3\sqrt3$ である。中心(3 辺から等しい距離にある点)から各辺までの距離は、thm-viv-main により和が $3\sqrt3$ で、3 つが等しいので $\sqrt3$ である。
ex-viv-345 で見たとおり、一般の三角形では和 $d_a+d_b+d_c$ は点によって変わる。しかし、どこまでも大きくなるわけではない。
三角形 $ABC$ の最も長い辺の長さを $L$、最も短い辺の長さを $m$ とする。三角形の中のどの点 $P$ についても
$$
\frac{2S}L\le d_a+d_b+d_c\le\frac{2S}m
$$
が成り立つ。左端は最も短い高さ、右端は最も長い高さで、それぞれ、最も長い辺の向かいの頂点と、最も短い辺の向かいの頂点で等号になる。
段 1(下からの評価)。$a\le L$、$b\le L$、$c\le L$ で、距離はどれも $0$ 以上なので、$a\,d_a\le L\,d_a$、$b\,d_b\le L\,d_b$、$c\,d_c\le L\,d_c$ である。足して lem-viv-area を使うと
$$
2S=a\,d_a+b\,d_b+c\,d_c\le L\,(d_a+d_b+d_c)
$$
で、$L>0$ で割ると $d_a+d_b+d_c\ge\dfrac{2S}L$ である。
段 2(上からの評価)。$a\ge m$、$b\ge m$、$c\ge m$ なので、同じように $2S\ge m\,(d_a+d_b+d_c)$ で、$d_a+d_b+d_c\le\dfrac{2S}m$ である。
段 3(等号)。たとえば最も長い辺が $BC$($L=a$)なら、頂点 $A$ では $d_a=h_a=\dfrac{2S}a$、$d_b=d_c=0$ で、和は $\dfrac{2S}L$ に等しい。最も短い辺の向かいの頂点でも同じく和は $\dfrac{2S}m$ に等しい。def-viv-dist の $h_a=\dfrac{2S}a$ から、辺が長いほど高さは短いので、$\dfrac{2S}L$ は最も短い高さ、$\dfrac{2S}m$ は最も長い高さである。$\square$
正三角形では $L=m$ なので、両端が一致して thm-viv-main が出てくる。
ex-viv-345 の三角形では $L=5$、$m=3$、$2S=12$ なので、和は $\dfrac{12}5$ 以上 $4$ 以下である。
左の正三角形ではどの点でも和は 3、右の辺 3, 4, 5 の三角形では和が同じ点は平行な直線の上に並び、和は頂点 B で最小、頂点 C で最大になる
図 3 の右の直線は、$2x+y+12=5k$($k$ は和の値)で表される平行な直線である。和は $x,y$ の 1 次式なので、三角形の上での最大値・最小値は頂点でとる。これは 不等式の表す領域と線形計画法 で、領域の上の 1 次式の最大・最小を求めるときと同じ考え方である。正三角形では 1 次式の $x$ と $y$ の係数がどちらも $0$ になり(ex-viv-coord)、和は定数になる。
thm-viv-main の逆も成り立つ。和がどの点でも同じなら、三角形は正三角形である。証明には、線分の上を点が動くときの距離の変わり方を使う。
直線 $\ell$ について同じ側にある($\ell$ の上にあってもよい)2 点 $X$、$Y$ と、$0\le t\le1$ に対して、線分 $XY$ を $t:(1-t)$ に内分する点 $P=(1-t)X+tY$ をとる。$P$、$X$、$Y$ から $\ell$ までの距離を $d(P)$、$d(X)$、$d(Y)$ とすると
$$
d(P)=(1-t)\,d(X)+t\,d(Y)
$$
である。
要点:$\ell$ の方程式を $px+qy+r=0$ とし $f(x,y)=px+qy+r$ とおくと、距離は $\dfrac{\lvert f\rvert}{\sqrt{p^2+q^2}}$ である。$f$ は 1 次式なので $f(P)=(1-t)f(X)+t\,f(Y)$ で、$f(X)$ と $f(Y)$ が同じ符号なので絶対値をそのままはずせる。
段 1(分子を関数と見る)。点 $(x_0,y_0)$ から $\ell$ までの距離は $\dfrac{\lvert f(x_0,y_0)\rvert}{\sqrt{p^2+q^2}}$ である。
段 2(内分点での値)。$X(x_1,y_1)$、$Y(x_2,y_2)$ とすると、$P$ の座標は $\bigl((1-t)x_1+tx_2,\ (1-t)y_1+ty_2\bigr)$ である。$r=(1-t)r+tr$ と書けるので
$$f(P)=p\bigl((1-t)x_1+tx_2\bigr)+q\bigl((1-t)y_1+ty_2\bigr)+(1-t)r+tr=(1-t)f(X)+t\,f(Y)$$
である。
段 3(絶対値をはずす)。$X$ と $Y$ が $\ell$ について同じ側にあるので、$f(X)$ と $f(Y)$ は同じ符号をもつ(どちらかが $0$ でもよい)。$1-t\ge0$、$t\ge0$ なので、$(1-t)f(X)$ と $t\,f(Y)$ も同じ符号で、同じ符号の数の和の絶対値は絶対値の和である。よって $\lvert f(P)\rvert=(1-t)\lvert f(X)\rvert+t\lvert f(Y)\rvert$ で、両辺を $\sqrt{p^2+q^2}$ で割ると結論を得る。$\square$
三角形の中の 2 点は、3 辺を含むどの直線についても三角形と同じ側にあるので、lem-viv-segment を $d_a$、$d_b$、$d_c$ のどれにも使える。
三角形 $ABC$ の内部のどの点 $P$ でも、和 $d_a+d_b+d_c$ が同じ値であるとする。このとき三角形 $ABC$ は正三角形である。
方針:頂点 $A$ から重心 $G$ へ向かう線分の上で、和を $t$ の 1 次式として計算する。$t$ の係数が $0$ であることから、高さについての等式が出る。
段 1(重心での距離)。辺 $BC$ の中点を $M$ とすると、重心 $G$ は中線 $AM$ を $2:1$ に内分する点で、$G=\dfrac13A+\dfrac23M$ である。$A$ と $M$ は直線 $BC$ について同じ側($M$ は直線の上)にあり、$d_a(A)=h_a$、$d_a(M)=0$ なので、lem-viv-segment($t=\dfrac23$)により $d_a(G)=\dfrac13h_a$ である。同じく $d_b(G)=\dfrac13h_b$、$d_c(G)=\dfrac13h_c$ である。
段 2(線分 $AG$ の上の点)。$0< t\le1$ に対して $P_t=(1-t)A+tG$ とおく。$G=\dfrac13A+\dfrac13B+\dfrac13C$ を代入すると
$$
P_t=\left(1-\frac{2t}3\right)A+\frac t3B+\frac t3C
$$
で、3 つの係数はどれも正で和が $1$ なので、$P_t$ は三角形の内部の点である(点の存在範囲と凸結合)。
段 3(和を $t$ で書く)。lem-viv-segment と段 1 により
$$
d_a(P_t)=(1-t)h_a+\frac t3h_a,\qquad d_b(P_t)=(1-t)\cdot0+\frac t3h_b,\qquad d_c(P_t)=(1-t)\cdot0+\frac t3h_c
$$
である($d_b(A)=d_c(A)=0$ を使った)。足して整理すると
$$
d_a(P_t)+d_b(P_t)+d_c(P_t)=h_a+t\left(\frac{h_a+h_b+h_c}3-h_a\right)
$$
である。
段 4(係数が $0$)。仮定から、$t=1$ と $t=\dfrac12$ で和は等しい。段 3 の式の差をとると $\dfrac12\left(\dfrac{h_a+h_b+h_c}3-h_a\right)=0$ なので、$h_a=\dfrac{h_a+h_b+h_c}3$ である。
段 5(3 つの高さが等しい)。頂点 $B$、$C$ から $G$ へ向かう線分で段 2〜段 4 を繰り返すと、$h_b=\dfrac{h_a+h_b+h_c}3$、$h_c=\dfrac{h_a+h_b+h_c}3$ も得られる。よって $h_a=h_b=h_c$ で、$a=\dfrac{2S}{h_a}$、$b=\dfrac{2S}{h_b}$、$c=\dfrac{2S}{h_c}$ から $a=b=c$ である。$\square$
ex-viv-345 の三角形では $h_a=3$、$h_b=\dfrac{12}5$、$h_c=4$ で、重心は $G\left(\dfrac43,1\right)$ である。prf-viv-converse の段 3 の式は
$$
3+t\left(\frac{3+\frac{12}5+4}3-3\right)=3+t\left(\frac{47}{15}-3\right)=3+\frac{2}{15}t
$$
で、$t$ の係数 $\dfrac2{15}$ は $0$ でない。$t=1$ の点 $G$ では和は $\dfrac{47}{15}$ で、頂点 $A$ に近い点ほど $3$ に近い。
$G$ から 3 辺までの距離は $d_a=1$、$d_b=\dfrac{\lvert4+4-12\rvert}5=\dfrac45$、$d_c=\dfrac43$ で、和は $1+\dfrac45+\dfrac43=\dfrac{15+12+20}{15}=\dfrac{47}{15}$ と一致する。
$P$ が三角形の外にあると、thm-viv-main の和は高さに等しくならない。たとえば ex-viv-start の三角形と外の点 $P(1,-1)$ では、あとの ex-viv-outside のとおり、距離の和は $5$ になる。しかし、距離に符号をつけると等式がよみがえる。
三角形 $ABC$ と平面の点 $P$ について、$P$ が直線 $BC$ に関して頂点 $A$ と同じ側にある(または直線 $BC$ の上にある)とき $\delta_a(P)=d_a(P)$、反対側にあるとき $\delta_a(P)=-d_a(P)$ と定め、$\delta_a(P)$ を $P$ から辺 $BC$ までの 符号つきの距離 という。$\delta_b$、$\delta_c$ も同じように定める。三角形の中の点では $\delta_a=d_a$、$\delta_b=d_b$、$\delta_c=d_c$ である。
平面のどの点 $P$ についても
$$
a\,\delta_a+b\,\delta_b+c\,\delta_c=2S
$$
が成り立つ。特に、高さ $h$ の正三角形では、平面のどの点 $P$ についても $\delta_a+\delta_b+\delta_c=h$ である。
要点:直線 $BC$ の方程式 $px+qy+r=0$ を、左辺が $A$ で正になる向きにとると、$\delta_a=\dfrac{px+qy+r}{\sqrt{p^2+q^2}}$ は座標 $x,y$ の 1 次式になる。したがって左辺 $g=a\,\delta_a+b\,\delta_b+c\,\delta_c$ も 1 次式 $\alpha x+\beta y+\gamma$ である。3 つの頂点では lem-viv-area により $g=2S$ で、同一直線上にない 3 点で同じ値をとる 1 次式は $\alpha=\beta=0$ の定数なので、$g=2S$ である。正三角形では $a=b=c$ で割ればよい。
段 1(符号つきの距離は 1 次式)。直線 $BC$ の方程式を $px+qy+r=0$ とし、$f(x,y)=px+qy+r$ とおく。必要なら $p,q,r$ をすべて $-1$ 倍して、$f(A)>0$ にしておく。$f$ の値は直線 $BC$ の一方の側で正、反対側で負なので、$A$ と同じ側の点で $f>0$、反対側で $f<0$ である。よって $\delta_a(x,y)=\dfrac{f(x,y)}{\sqrt{p^2+q^2}}$ で、$\delta_a$ は $x,y$ の 1 次式である。$\delta_b$、$\delta_c$ も同じである。したがって $g=a\,\delta_a+b\,\delta_b+c\,\delta_c$ も、ある定数 $\alpha,\beta,\gamma$ で $g(x,y)=\alpha x+\beta y+\gamma$ と書ける。
段 2(頂点での値)。頂点は三角形の中の点なので、lem-viv-area により $g(A)=g(B)=g(C)=2S$ である。
段 3($\alpha=\beta=0$)。$A(x_1,y_1)$、$B(x_2,y_2)$、$C(x_3,y_3)$ とする。$g(B)-g(A)=0$、$g(C)-g(A)=0$ は
$$\alpha(x_2-x_1)+\beta(y_2-y_1)=0,\qquad\alpha(x_3-x_1)+\beta(y_3-y_1)=0$$
である。1 つ目に $(y_3-y_1)$、2 つ目に $(y_2-y_1)$ を掛けて引くと $\alpha D=0$、1 つ目に $(x_3-x_1)$、2 つ目に $(x_2-x_1)$ を掛けて引くと $\beta D=0$ になる。ここで $D=(x_2-x_1)(y_3-y_1)-(x_3-x_1)(y_2-y_1)$ で、$\lvert D\rvert$ は三角形 $ABC$ の面積の $2$ 倍なので $D\ne0$ である(三角形の面積の公式 の座標による面積の公式)。よって $\alpha=\beta=0$ で、$g=\gamma$ は定数、段 2 から $\gamma=2S$ である。
段 4(正三角形)。$a=b=c$ なら、$a\,(\delta_a+\delta_b+\delta_c)=2S=ah$ から $\delta_a+\delta_b+\delta_c=h$ である。$\square$
ex-viv-start の三角形と、辺 $BC$ の下の点 $P(1,-1)$ をとる。
3 辺までの距離は、辺 $BC$ まで $1$、辺 $CA$ まで $\dfrac{\lvert\sqrt3-1-3\rvert}2=2-\dfrac{\sqrt3}2$、辺 $AB$ まで $\dfrac{\lvert\sqrt3+1+3\rvert}2=2+\dfrac{\sqrt3}2$ である。$P$ は直線 $BC$ に関して $A$ と反対側にあり、直線 $CA$ に関しては $B$ と、直線 $AB$ に関しては $C$ と同じ側にあるので、$\delta_a=-1$、$\delta_b=2-\dfrac{\sqrt3}2$、$\delta_c=2+\dfrac{\sqrt3}2$ である。
直線の方程式の左辺に 2 点を代入し、符号が同じなら同じ側である。直線 $BC$($y$):$A$ で $3>0$、$P$ で $-1<0$ なので反対側。直線 $CA$($\sqrt3x+y-3$):$B$ で $\sqrt3\cdot(-\sqrt3)+0-3=-6$、$P$ で $\sqrt3-4$ で、どちらも負なので同じ側。直線 $AB$($\sqrt3x-y+3$):$C$ で $3+3=6$、$P$ で $\sqrt3+4$ で、どちらも正なので同じ側。
正三角形の外の点 P から 3 辺を含む直線に下ろした垂線。辺 BC までの距離は頂点 A と反対側なので −1 と数えると、和は高さ 3 になる
lem-viv-area の「面積を分ける」考え方は、辺の長さがすべて等しい多角形でもそのまま使える。
すべての辺の長さが $s$ の凸 $n$ 角形の面積を $S$ とする。内部のどの点 $P$ についても、$P$ から $n$ 本の辺を含む直線までの距離の和は $\dfrac{2S}s$ で、一定である。
凸多角形の内部の点 $P$ と $n$ 個の頂点を結ぶと、多角形は、各辺を底辺とし $P$ を頂点とする $n$ 個の三角形に、重なりもすき間もなく分かれる。$k$ 番目の辺までの距離を $d_k$ とすると、$k$ 番目の三角形の面積は $\dfrac12s\,d_k$ である。足すと $\dfrac12s\,(d_1+d_2+\dots+d_n)=S$ なので、$d_1+d_2+\dots+d_n=\dfrac{2S}s$ である。$\square$
4 点 $(0,0)$、$(5,0)$、$(8,4)$、$(3,4)$ を順に結ぶと、4 辺の長さはどれも $5$(たとえば $(5,0)$ と $(8,4)$ の距離は $\sqrt{3^2+4^2}=5$)で、ひし形である。底辺 $5$、高さ $4$ なので $S=20$ で、prop-viv-polygon の値は $\dfrac{2\cdot20}5=8$ である。4 辺を含む直線は $y=0$、$y=4$、$4x-3y=0$、$4x-3y-20=0$ である。
$1+3+\dfrac{\lvert8-3\rvert}5+\dfrac{\lvert8-3-20\rvert}5=1+3+1+3=8$ である。
辺の長さが違っても、角がすべて等しければ和は一定になる。たとえば角がすべて $120^\circ$ の六角形では、辺をたどると向きが $60^\circ$ ずつ回るので、向かい合う辺(3 つ先の辺)の向きは $180^\circ$ 違い、平行になる。平行な 2 本の直線の間にある点から 2 本までの距離の和は、2 本の間の幅に等しい。したがって 6 本までの距離の和は、3 組の幅の和で一定である。
すべての内角が等しい凸 $n$ 角形では、内部の点から $n$ 本の辺を含む直線までの距離の和は一定である。
要点:$k$ 番目の辺に垂直で内側を向く長さ $1$ のベクトルを $\vec n_k$、その辺の上の点を $V_k$ とすると、$P$ から $k$ 番目の辺までの距離は内積 $\vec n_k\cdot\overrightarrow{V_kP}$ である。和は $(\vec n_1+\dots+\vec n_n)\cdot\overrightarrow{OP}$ と $P$ によらない定数の和で、内角が等しいと $\vec n_1+\dots+\vec n_n=\vec0$ になるので、和は $P$ によらない。
段 1(距離を内積で書く)。辺を反時計回りにたどり、$k$ 番目の辺の上の点を $V_k$、その辺に垂直で多角形の内側を向く長さ $1$ のベクトルを $\vec n_k$ とする。内部の点 $P$ から $k$ 番目の辺を含む直線までの距離 $d_k$ は、$\overrightarrow{V_kP}$ の $\vec n_k$ 方向の成分なので、$d_k=\vec n_k\cdot\overrightarrow{V_kP}=\vec n_k\cdot\overrightarrow{OP}-\vec n_k\cdot\overrightarrow{OV_k}$ である(ベクトルの内積)。足すと
$$d_1+\dots+d_n=(\vec n_1+\dots+\vec n_n)\cdot\overrightarrow{OP}-\sum_{k=1}^n\vec n_k\cdot\overrightarrow{OV_k}$$
で、第 2 項は $P$ によらない。
段 2(向きが一定の角ずつ回る)。内角がすべて等しい凸 $n$ 角形では、各頂点の外角はどれも $\theta=\dfrac{360^\circ}n$ である(外角の和は $360^\circ$)。辺をたどると、辺の向きは頂点ごとに $\theta$ ずつ回る。$\vec n_k$ は $k$ 番目の辺の向きを $90^\circ$ 回したものなので、$\vec n_{k+1}$ は $\vec n_k$ を $\theta$ 回したものである。
段 3(和が $\vec0$)。ベクトルを複素数で表し(複素数の極形式)、$\omega=\cos\theta+i\sin\theta$ とおくと、$\theta$ の回転は $\omega$ を掛けることなので $\vec n_k=\vec n_1\,\omega^{k-1}$ である。de Moivre の定理から $\omega^n=\cos360^\circ+i\sin360^\circ=1$ で、$n\ge3$ なので $\omega\ne1$ である。等比数列の和の公式により
$$\vec n_1+\dots+\vec n_n=\vec n_1\,(1+\omega+\dots+\omega^{n-1})=\vec n_1\cdot\frac{1-\omega^n}{1-\omega}=0$$
である。段 1 の第 1 項が $0$ になるので、和は $P$ によらない。$\square$
原点から出発し、長さ $2,1,2,1,2,1$ の辺を、向きを $60^\circ$ ずつ回しながらつなぐと、頂点
$$
(0,0),\ (2,0),\ \left(\frac52,\frac{\sqrt3}2\right),\ \left(\frac32,\frac{3\sqrt3}2\right),\ \left(\frac12,\frac{3\sqrt3}2\right),\ \left(-\frac12,\frac{\sqrt3}2\right)
$$
の六角形ができる。内部のどの点でも、6 本までの距離の和は $\dfrac{9\sqrt3}2$ で一定である(辺の長さは等しくないので、prop-viv-polygon は使えない)。
6 本目の辺で原点にもどる。内角はどれも $120^\circ$ である。1 本目の辺 $y=0$ と 4 本目の辺 $y=\dfrac{3\sqrt3}2$ は平行で、幅は $\dfrac{3\sqrt3}2$ である。この六角形は中心のまわりの $120^\circ$ の回転で自分自身に移るので、残りの 2 組の幅も $\dfrac{3\sqrt3}2$ である。よって内部のどの点でも、6 本までの距離の和は $3\cdot\dfrac{3\sqrt3}2=\dfrac{9\sqrt3}2$ である。
辺が 2, 1, 2, 1, 2, 1 で角がすべて 120° の六角形。同じ色の実線と破線は向かい合う平行な 2 辺までの距離で、その和は幅に等しい
空間でも、正三角形の代わりに正四面体をとると同じことが起こる。面積の代わりに体積を分ける。
正四面体の高さを $H$ とする。正四面体の中のどの点 $P$ についても、$P$ から 4 つの面を含む平面までの距離の和は $H$ である。
1 つの面の面積を $F$、体積を $V$ とすると $V=\dfrac13FH$ である。$P$ と 4 つの面を結ぶと、正四面体は、各面を底面とし $P$ を頂点とする 4 つの三角錐に、重なりもすき間もなく分かれる($P$ が面の上にあるときは、その面を底面とする三角錐の体積が $0$ になる)。$k$ 番目の面までの距離を $d_k$ とすると、その三角錐の体積は $\dfrac13Fd_k$ である。足すと $\dfrac13F(d_1+d_2+d_3+d_4)=V=\dfrac13FH$ なので、$d_1+d_2+d_3+d_4=H$ である。$\square$
4 点 $(0,0,0)$、$(1,1,0)$、$(1,0,1)$、$(0,1,1)$ を頂点とする四面体は、どの 2 点の距離も $\sqrt2$ なので正四面体である。頂点 $(0,0,0)$ から向かいの面(平面 $x+y+z=2$)までの距離は $\dfrac{\lvert0+0+0-2\rvert}{\sqrt3}=\dfrac{2\sqrt3}3$ で、これが高さ $H$ である(点と平面の距離)。残りの 3 面は $x+y-z=0$、$x-y+z=0$、$-x+y+z=0$ である。
平面 $x+y+z=2$ まで $\dfrac{\frac34}{\sqrt3}=\dfrac{\sqrt3}4$、$x+y-z=0$ まで $\dfrac{\frac34}{\sqrt3}=\dfrac{\sqrt3}4$、$x-y+z=0$ と $-x+y+z=0$ まで $\dfrac{\frac14}{\sqrt3}=\dfrac{\sqrt3}{12}$ で、和は $\dfrac{3+3+1+1}{12}\sqrt3=\dfrac{2\sqrt3}3$ である。
thm-viv-main と prop-viv-polygon、prop-viv-equiangular の仮定を外すと、何が崩れるかを並べる。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| 三角形が正三角形 | 辺 $3,4,5$ の三角形の $P(1,1)$ と $P\left(2,\frac12\right)$ | 3 辺までの距離の和が一定($3$ と $\frac{33}{10}$) |
| $P$ が三角形の中にある | 正三角形の外の点 $P(1,-1)$ | 距離の和が高さに等しい(和は $5$、高さは $3$) |
| 多角形が等辺または等角 | 直角台形 $(0,0),(4,0),(2,2),(0,2)$ | 4 辺までの距離の和が一定 |
1 行目は ex-viv-345、2 行目は ex-viv-outside で確かめた。2 行目は、距離に符号をつければ等式が成り立つ(prop-viv-signed)。3 行目を確かめる。
4 点 $(0,0)$、$(4,0)$、$(2,2)$、$(0,2)$ を順に結ぶ四角形は、辺の長さが $4$、$2\sqrt2$、$2$、$2$ で、内角は $90^\circ$、$45^\circ$、$135^\circ$、$90^\circ$ である。辺を含む直線は $y=0$、$x+y-4=0$、$y=2$、$x=0$ である。
点 $(1,1)$ では和は $3+\sqrt2=4.41\ldots$、点 $\left(\dfrac52,\dfrac12\right)$ では和は $\dfrac92+\dfrac{\sqrt2}2=5.20\ldots$ で、一定ではない。
点 $(1,1)$:$1+\dfrac{\lvert1+1-4\rvert}{\sqrt2}+1+1=3+\sqrt2$。点 $\left(\dfrac52,\dfrac12\right)$:$\dfrac12+\dfrac{\left\lvert\frac52+\frac12-4\right\rvert}{\sqrt2}+\dfrac32+\dfrac52=\dfrac92+\dfrac{\sqrt2}2$。
lem-viv-area は、重心座標で書くと見通しがよくなる。三角形の中の点 $P$ を $P=\alpha A+\beta B+\gamma C$($\alpha+\beta+\gamma=1$、$\alpha,\beta,\gamma\ge0$)と表す(点の存在範囲と凸結合)。この $(\alpha,\beta,\gamma)$ を $P$ の 重心座標 という(重心座標)。$\alpha$ は面積の比 $\dfrac{\triangle PBC}S$ に等しい(Cevaの定理(高校数学) の重心座標の命題。この記事では証明しない)。$\triangle PBC=\dfrac12a\,d_a$ と $S=\dfrac12ah_a$ から $\alpha=\dfrac{d_a}{h_a}$、つまり $d_a=\alpha h_a$ である。同じく $d_b=\beta h_b$、$d_c=\gamma h_c$ で、
$$
d_a+d_b+d_c=\alpha h_a+\beta h_b+\gamma h_c
$$
となる。右辺は 3 つの高さを重み $\alpha,\beta,\gamma$ で平均したものである。
座標 $(x,y)$ は重心座標の 1 次式で、逆に重心座標も座標の 1 次式なので、和は $x,y$ の 1 次式 $\alpha' x+\beta' y+\gamma'$ である。アフィン関数の多角形の上での最大・最小は頂点でとる。これは線形計画法の基本の事実で、ex-viv-range と図 3 で見たことである。
多角形でも同じ見方ができる。prf-viv-equiangular の要点のとおり、凸多角形の内部の点から辺までの距離の和は、内向きの単位法線ベクトルの和 $\vec n_1+\dots+\vec n_n$ と $\overrightarrow{OP}$ の内積に定数を足したものなので、和が一定になるのは $\vec n_1+\dots+\vec n_n=\vec0$ のとき、かつそのときに限る。
$k$ 番目の辺の長さを $s_k$、辺を反時計回りにたどったときの向きのベクトルを $\vec e_k$(長さ $1$)とすると、多角形は閉じているので $s_1\vec e_1+\dots+s_n\vec e_n=\vec0$ である。各 $\vec e_k$ を $90^\circ$ 回すと $\vec n_k$ になり、回転は和を保つので $s_1\vec n_1+\dots+s_n\vec n_n=\vec0$ である。すべての $s_k$ が等しければ、$s$ で割って $\vec n_1+\dots+\vec n_n=\vec0$ となる。これが prop-viv-polygon の別の証明である。等角の多角形では prf-viv-equiangular のとおり $\vec n_k$ が等しい角で並ぶので、やはり和が $\vec0$ になる。辺も角もそろっていなくても条件を満たす多角形はある(たとえば長方形でもひし形でもない平行四辺形は、向かい合う辺の $\vec n_k$ が打ち消し合う)。
空間では、正四面体に限らず、$n$ 次元の正単体(正三角形・正四面体の $n$ 次元版)の内部の点から $n+1$ 個の面までの距離の和は一定である。証明は prop-viv-tetra と同じく体積の分割による。
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