Wilsonの定理

同義語:Wilson's theoremウィルソンの定理

概要

Wilsonの定理(Wilson's theorem)とは、整数 $n\geq2$ が素数であるための必要十分条件は $(n-1)!\equiv-1\pmod n$、すなわち $n$ が $(n-1)!+1$ を割り切ることである、という定理である。たとえば $6!=720=7\cdot103-1$ である。素数 $p$ については、$2,\dots,p-2$ を $p$ を法とする逆元どうしの組に分けると積が $1$ になり、残る $1$ と $p-1$ の積が $-1$ を与える。合成数 $n$ では $(n-1)!$ は $n=4$ のとき $2$、それ以外のとき $0$ と合同である。帰結として $p\equiv1\pmod 4$ なら $((p-1)/2)!$ の平方が $-1$ と合同になる。素数の簡潔な特徴づけだが、素数判定としては実用的でない。

$$\newcommand{C}[0]{\mathbb{C}} \newcommand{N}[0]{\mathbb{N}} \newcommand{Q}[0]{\mathbb{Q}} \newcommand{R}[0]{\mathbb{R}} \newcommand{Z}[0]{\mathbb{Z}} $$

前提知識: 素数, 合同式, 階乗, 互いに素, Fermatの小定理

動機

$1$ から $p-1$ までの整数をすべて掛けた階乗 $(p-1)!$ を素数 $p$ で割った余りを調べてみる。
$$ 2!=2=3-1,\qquad 4!=24=25-1,\qquad 6!=720=721-1=7\cdot103-1,\qquad 10!=3628800=11\cdot329891-1 $$
であり、$p=3,5,7,11$ のどれでも $(p-1)!$ は $p$ の倍数より $1$ だけ小さい。これが偶然でなく、すべての素数で成り立つというのが Wilson の定理である。しかも合成数では決して成り立たない。たとえば $5!=120$ は $6$ で割り切れ、$8!=40320$ は $9$ で割り切れる。したがって、$n$ が素数であるかどうかは $(n-1)!$ を $n$ で割った余りだけで判定できる。素数を「割り算」ではなく「掛け算の余り」で特徴づける、簡潔で意外な定理である。
以下、$n\geq2$ を整数とし、$a\equiv b\pmod n$ は $n\mid a-b$ を意味する(合同式)。

定理

Wilsonの定理

整数 $n\geq2$ について、次は同値である。

  1. $n$ は素数である。
  2. $(n-1)!\equiv-1\pmod n$、すなわち $n\mid(n-1)!+1$ である。

1 ⇒ 2 を 2 通りに証明し、2 ⇒ 1 は合成数の場合の余りを決定する prop-wilson-composite から従うことを示す。

逆元の組分けによる証明

1 ⇒ 2 を示す。$p=n$ を素数とする。$p=2$ なら $1!=1\equiv-1\pmod 2$ である。$p\geq3$ とする。
$1\leq a\leq p-1$ なる各整数 $a$ は $p$ と互いに素なので、Bézoutの等式により $ax+py=1$ となる整数 $x,y$ があり、$x$ を $p$ で割った余りを $b$ とすれば $ab\equiv1\pmod p$、$1\leq b\leq p-1$ である。このような $b$ はただ一つである($ab\equiv ab'$ なら $p\mid a(b-b')$ で、$p\nmid a$ だから Euclid の補題により $p\mid b-b'$、よって $b=b'$)。$b$ を $a$ の逆元と呼び $a^{*}$ と書くと、$(a^{*})^{*}=a$ である。
$a^{*}=a$ となるのは $a^2\equiv1$、すなわち $p\mid(a-1)(a+1)$ のときであり、Euclid の補題(素数 の記事の補題「Euclidの補題」)により $p\mid a-1$ または $p\mid a+1$、すなわち $a=1$ または $a=p-1$ のときに限る。したがって残りの $p-3$ 個の整数 $2,3,\dots,p-2$ は、$a\neq a^{*}$ となる組 $\{a,a^{*}\}$ に分かれ、各組の積は $1$ と合同である。ゆえに
$$ (p-1)!=1\cdot(p-1)\cdot\prod_{\text{組}}aa^{*}\equiv1\cdot(-1)\cdot1=-1\pmod p $$
である。

多項式の因数分解による証明

1 ⇒ 2 の別証明を与える。$p$ を素数とし、整数係数の多項式
$$ F(x)=\bigl(x^{p-1}-1\bigr)-(x-1)(x-2)\cdots(x-(p-1)) $$
を考える。2 つの項の $x^{p-1}$ の係数はともに $1$ なので、$F$ の次数は $p-2$ 以下である。Fermatの小定理により、$a=1,2,\dots,p-1$ のそれぞれについて $a^{p-1}-1\equiv0$ であり、積の項も $x=a$ で $0$ になるので、$F(a)\equiv0\pmod p$ である。
係数を $p$ で割った余りで考えると、$F$ は有限体 $\mathbb{F}_p=\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ 上の次数 $p-2$ 以下の多項式で、$p-1$ 個の相異なる根をもつ。体上の $0$ でない多項式の根の個数は次数以下なので(有限体 の記事の補題「体上の多項式の根の個数」)、$F$ の係数はすべて $p$ で割り切れる。すなわち多項式として
$$ x^{p-1}-1\equiv(x-1)(x-2)\cdots(x-(p-1))\pmod p $$
が成り立つ。$x=0$ を代入すると $-1\equiv(-1)^{p-1}(p-1)!\pmod p$ である。$p$ が奇素数なら $(-1)^{p-1}=1$ なので $(p-1)!\equiv-1$ であり、$p=2$ は直接確かめられる。

2 ⇒ 1 は、次の命題の対偶である。

合成数での余り

$n\geq2$ を合成数とする。$n=4$ なら $(n-1)!\equiv2\pmod 4$ であり、$n\neq4$ なら $(n-1)!\equiv0\pmod n$ である。特に合成数 $n$ では $(n-1)!\not\equiv-1\pmod n$ である。

約数を階乗の中に見つける

$n=ab$、$1< a\leq b< n$ と書く。$a< b$ なら、$a$ と $b$ は $1,2,\dots,n-1$ の中の相異なる数なので $ab=n$ が $(n-1)!$ を割り切る。$a=b$、すなわち $n=a^2$ のとき、$a\geq3$ なら $2a< a^2=n$ であり、$a$ と $2a$ は $1,\dots,n-1$ の中の相異なる数なので $a\cdot2a=2n$ が $(n-1)!$ を割り切る。$a=2$ なら $n=4$ で $3!=6\equiv2\pmod 4$ である。
最後の主張:$n\neq4$ なら $(n-1)!\equiv0\not\equiv-1$ である($n\geq2$ では $n\nmid1$)。$n=4$ では $2\not\equiv-1\equiv3\pmod 4$ である。

thm-wilson の証明の完成:1 ⇒ 2 は prf-wilson(または prf-wilson-polynomial)で示した。2 ⇒ 1 は、$n$ が合成数なら prop-wilson-composite により 2 が成り立たないことから従う。

他の証明と出典

原始根 $g$ を使う証明もある(Euler による)。$p$ が奇素数なら $1,2,\dots,p-1$ は $g^0,g^1,\dots,g^{p-2}$ を並べ替えたものと合同なので、$(p-1)!\equiv g^{0+1+\cdots+(p-2)}=g^{(p-1)(p-2)/2}$ である。$h=g^{(p-1)/2}$ は $h^2\equiv1$、$h\not\equiv1$ を満たすので $h\equiv-1$ であり、$(p-1)!\equiv h^{p-2}\equiv(-1)^{p-2}=-1$ となる。
組合せ論的な証明として、Cayley による次のものがある。正 $p$ 角形の頂点を一筆で巡る向きつきの閉路は $(p-1)!$ 通りあり、そのうち正多角形(正 $p$ 角形と星形)になる $p-1$ 通りを除いた残りは、中心のまわりの回転で $p$ 個ずつの組に分かれる。よって $(p-1)!-(p-1)\equiv0\pmod p$ である(Mos11 Chapter 5, p. 45)。逆元の組分けによる証明は Ste17 Proposition 2.1.22(pp. 27–28)、多項式による証明は Mos11 p. 44–45 にある。

例と反例

小さな素数での確認

$p=13$ では $12!=479001600$ であり、$12!+1=479001601=13\cdot36846277$ である。逆元の組分けは
$$ 2\cdot7=14,\quad 3\cdot9=27,\quad 4\cdot10=40,\quad 5\cdot8=40,\quad 6\cdot11=66 $$
で、いずれも $13$ で割って $1$ 余る。残る $1$ と $12\equiv-1$ を掛けて $12!\equiv-1\pmod{13}$ となる。

反例:合成数では成り立たない

$n=4$ では $3!=6\equiv2$、$n=6$ では $5!=120\equiv0$、$n=8$ では $7!=5040\equiv0$、$n=9$ では $8!=40320\equiv0$ であり、どれも $-1$ と合同でない。prop-wilson-composite のとおり、$n=4$ だけが例外的に余り $2$ をとる。これは「$(n-1)!\equiv-1\pmod n$ は素数でなくても成り立ちうる」という推測を破る。同じ形の Fermatの小定理 の合同式 $a^{n-1}\equiv1\pmod n$ は合成数 $n$ でも成り立つことがある($2^{340}\equiv1\pmod{341}$、$341=11\cdot31$)ので、Wilson の定理は素数の正確な特徴づけである点で異なる。

反例:逆元の組分けは合成数の法では働かない

prf-wilson は、$a^2\equiv1$ の解が $\pm1$ だけであることを使った。$8$ を法とすると $1,3,5,7$ はすべて $a^2\equiv1$ を満たし、自分自身が逆元になる。したがって組分けの議論は破れ、実際 $8$ と互いに素な数の積は $1\cdot3\cdot5\cdot7=105\equiv1\pmod 8$ で $-1$ にならない。この現象は thm-wilson-gauss で一般的に説明される。

帰結と一般化

半分の階乗と −1 の平方根

半分の階乗の平方

$p$ を奇素数とし、$h=(p-1)/2$ とおく。このとき
$$ (h!)^2\equiv(-1)^{h+1}\pmod p $$
である。特に $p\equiv1\pmod 4$ なら $x=h!$ は $x^2\equiv-1\pmod p$ を満たし、$p\equiv3\pmod 4$ なら $h!\equiv\pm1\pmod p$ である。

k と p−k を組にする

$1\leq k\leq h$ について $p-k\equiv-k\pmod p$ なので、
$$ (p-1)!=\prod_{k=1}^{h}k\,(p-k)\equiv\prod_{k=1}^{h}(-k^2)=(-1)^h(h!)^2\pmod p $$
である。thm-wilson により左辺は $-1$ と合同なので、$(h!)^2\equiv-(-1)^h=(-1)^{h+1}$ を得る。$p\equiv1\pmod 4$ なら $h$ は偶数で $(h!)^2\equiv-1$ である。$p\equiv3\pmod 4$ なら $h$ は奇数で $(h!)^2\equiv1$ であり、$p\mid(h!-1)(h!+1)$ から Euclid の補題により $h!\equiv\pm1$ である。

たとえば $p=13$ では $h=6$、$6!=720\equiv5\pmod{13}$ で $5^2=25\equiv-1\pmod{13}$ である。$p=5$ では $2!=2$、$2^2=4\equiv-1\pmod 5$ である。この系は、$p\equiv1\pmod 4$ のとき $-1$ が $p$ を法とする平方剰余であること(平方剰余 の記事の系「−1 が平方剰余となる素数」)に、平方根を具体的に与える別証明を与えている。$p\equiv3\pmod 4$ のときの符号は、$p=7$ では $3!=6\equiv-1$、$p=23$ では $11!\equiv1$ のように両方が現れる。

Gauss による一般化

Wilson の定理は「$p$ と互いに素な $1$ から $p-1$ までの数の積は $-1$」と読むこともできる。法を合成数に替えるとどうなるかを考える。$n$ と互いに素な $1$ 以上 $n$ 以下の整数の積を $P(n)$ と書く。
答え(thm-wilson-gauss)を述べる前に、群の言葉で準備をする。$n$ と互いに素な剰余類の全体 $G=(\mathbb{Z}/n\mathbb{Z})^{\times}$ は乗法について有限アーベル群であり、$P(n)$ は $G$ のすべての元の積である。

有限アーベル群の全元の積

$G$ を有限アーベル群(演算は乗法、単位元 $1$)とし、$T=\{x\in G\mid x^2=1\}$ とおく。

  1. $G$ の全元の積は、$T$ の全元の積に等しい。
  2. $T=\{1,t\}$($t\neq1$)なら、$G$ の全元の積は $t$ である。
  3. $T$ が $1$ と異なる 2 元 $s,t$ で $t\neq s$ となるものを含むなら、$G$ の全元の積は $1$ である。
逆元の組と位数 4 の部分群

1:$x\notin T$ なら $x^{-1}\neq x$ であり、$x^{-1}\notin T$ である。よって $G\setminus T$ は組 $\{x,x^{-1}\}$ に分かれ、各組の積は $1$ である。$G$ は可換なので積の順序は変えてよく、全元の積は $T$ の全元の積に等しい。
2:$T=\{1,t\}$ なら 1 により積は $1\cdot t=t$ である。
3:$T$ は部分群である($x^2=y^2=1$ なら $(xy)^2=x^2y^2=1$)。仮定の $s,t$ について $K=\{1,s,t,st\}$ を考えると、$st\neq1$($t\neq s^{-1}=s$)、$st\neq s$、$st\neq t$ なので $K$ は $T$ の位数 $4$ の部分群である。$T$ は $K$ の剰余類 $xK$($x\in T$)の交わらない和に分かれ(Lagrangeの定理 の記事の命題「左剰余類は群を分割する」)、各剰余類の元の積は
$$ x\cdot xs\cdot xt\cdot xst=x^4s^2t^2=1 $$
である。よって $T$ の全元の積は $1$ であり、1 により $G$ の全元の積も $1$ である。

Gaussによる一般化

整数 $n\geq2$ について、
$$ P(n)\equiv\begin{cases}-1\pmod n & n=2,\ 4,\ p^k,\ 2p^k\ (p\text{ は奇素数},\ k\geq1)\text{ のとき},\\ 1\pmod n & \text{それ以外のとき}\end{cases} $$
である。

Gaussによる一般化の証明

$G=(\mathbb{Z}/n\mathbb{Z})^{\times}$、$T=\{x\in G\mid x^2=1\}$ とする。$n=2$ なら $P(2)=1\equiv-1\pmod 2$ である。以下 $n\geq3$ とすると $-1\not\equiv1\pmod n$ なので、$T$ は少なくとも $1$ と $-1$ を含む。
$n=4,p^k,2p^k$ のとき $T=\{1,-1\}$ であることを示す。$n=4$ なら $G=\{1,3\}$ で明らかである。$n=p^k$ で $x^2\equiv1$ とすると $p^k\mid(x-1)(x+1)$ であり、$(x+1)-(x-1)=2$ と $p\geq3$ から $p$ は $x-1$ と $x+1$ の両方を割ることはない。よって $p^k$ はどちらか一方を割り切り、$x\equiv\pm1\pmod{p^k}$ である。$n=2p^k$ なら $x$ は奇数で、$x\equiv\pm1\pmod{p^k}$ と $x\equiv\pm1\pmod 2$(奇数なので自動的)から $x\equiv\pm1\pmod{2p^k}$ である。したがって lem-wilson-group-product の 2 により $P(n)\equiv-1$ である。
それ以外の $n\geq3$ について、$T$ が $1,-1$ と異なる元 $t$ を含むことを示せば、lem-wilson-group-product の 3($s=-1$)により $P(n)\equiv1$ となる。

  • $n=2^k$、$k\geq3$ のとき、$t=2^{k-1}+1$ とおくと $t^2=2^{2k-2}+2^k+1\equiv1\pmod{2^k}$($2k-2\geq k$)であり、$t\not\equiv1$、また $t+1=2^{k-1}+2$ は $2^k$ で割り切れないので $t\not\equiv-1$ である。
  • $n$ が互いに素な $a,b\geq3$ の積 $n=ab$ に書けるとき、中国剰余定理により $t\equiv1\pmod a$、$t\equiv-1\pmod b$ となる整数 $t$ がとれる。$t^2\equiv1$ は $a$ と $b$ の両方を法として成り立つので $n$ を法としても成り立ち、$t\equiv-1\not\equiv1\pmod b$ から $t\not\equiv1\pmod n$、$t\equiv1\not\equiv-1\pmod a$ から $t\not\equiv-1\pmod n$ である。$t$ は $n$ と互いに素である($t^2\equiv1$ より)。
    $n\geq3$ が $4,p^k,2p^k$ のいずれでもなければ、上の 2 つの場合のどちらかに当たる。実際、$n$ が 2 の冪なら $n=2^k$、$k\geq3$ である。$n$ が奇素因数 $p$ をもち $n=2^ep^km$($m$ は $p$ と互いに素な奇数)と書くとき、$m\geq3$ なら $a=2^ep^k$、$b=m$ とすればよく、$m=1$ なら $e\geq2$ で $a=2^e$、$b=p^k$ とすればよい。

$n=p$ が素数の場合が Wilson の定理の 1 ⇒ 2 である。$n\leq30$ で $P(n)\equiv1$ となるのは $n=8,12,15,16,20,21,24,28,30$ である。thm-wilson-gauss で $P(n)\equiv-1$ となる $n$ は、$n$ を法とする原始根が存在する $n$(原始根 の記事の定理「原始根が存在する法」)とちょうど一致する。$n\geq3$ については、上の証明が示したとおり、この条件は $x^2\equiv1\pmod n$ の解が $x\equiv\pm1$ だけであることとも同値である。この一般化は Gauss が『Disquisitiones Arithmeticae』第 78 条で述べた(Dic19 Chapter III, p. 65)。

補足

歴史

Dic19 Chapter III(pp. 59–65)によれば、Leibniz は 1682 年の未刊の手稿で、素数 $p$ について $(p-2)!\equiv1\pmod p$(Wilson の定理と同値)を述べていた。定理は E. Waring が 1770 年の『Meditationes Algebraicae』で、John Wilson によるものとして初めて公表したが、証明はなかった。最初に証明を公表したのは Lagrange で(ベルリン・アカデミーの 1771 年の紀要)、逆($n\mid(n-1)!+1$ なら $n$ は素数)も示した。Euler は原始根を用いた証明を与えた(rem-wilson-other-proofs)。

素数判定としての効率

thm-wilson は素数の必要十分条件であるが、$(n-1)!$ を $n$ で割った余りを求めるには、素朴には $n-2$ 回の掛け算が必要であり、$n$ の桁数に対して指数的な手間がかかる。そのため実用的な素数判定には使われない(Mos11 p. 45、Ste17 p. 27)。実用的な判定は Fermatの小定理 の合同式を出発点とする方法(Miller–Rabin 法など)や、それを精密化した方法による。

Wilson素数

素数 $p$ で $(p-1)!+1$ が $p^2$ でも割り切れるものを Wilson 素数という。$p=5$($4!+1=25$)、$p=13$($12!+1=479001601=13^2\cdot2834329$)、$p=563$ が知られているが、2026 年の時点でこれら以外の Wilson 素数は見つかっておらず、少なくとも $2\times10^{13}$ 未満にはほかにないことが計算で確かめられている。Wilson 素数が無限に存在するかどうかは未解決である(OEIS-A007540)。

関連項目

参考文献

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