平行移動と可換な作用素(translation-invariant operator)とは、$L^2(\mathbb R^n)$ 上の有界線形作用素 $T$ で、すべての平行移動 $\tau_yf(x)=f(x-y)$ と可換なもののことである。このような $T$ は、Fourier 変換したあとに有界な関数 $m$ を掛ける Fourier 乗数作用素 $\widehat{Tf}=m\widehat f$ にちょうど一致し、$m$ はほとんどいたるところ一意で $\|T\|=\|m\|_\infty$ となる。畳み込み、熱方程式の解作用素、Hilbert 変換が典型例で、どれも互いに可換な正規作用素である。$n=1$ で正の数による拡大とも可換なものは、恒等作用素と Hilbert 変換の 1 次結合に限られる。
有限アーベル群の上の関数では、平行移動と可換な線形写像は Fourier 変換で同時に対角化され、各周波数を何倍するかという「周波数ごとの倍率」で決まる(離散Fourier変換 の定理「平行移動と可換な線形写像の対角化」。$\mathbb Z/N\mathbb Z$ の場合が巡回行列である)。
実数空間の上の関数でも同じことが起こる。関数を平行移動する操作は、Fourier変換 によって位相 $e^{-2\pi iy\cdot\xi}$ を掛ける操作に変わる。このため、すべての平行移動と可換な $L^2$ 上の有界作用素は、Fourier 変換したあとで周波数ごとに有界な関数 $m(\xi)$ を掛ける作用素(Fourier 乗数作用素)にちょうど一致する。畳み込み、熱方程式の解作用素、Hilbert 変換はどれもこの形である。さらに $n=1$ で正の数による拡大とも可換であることを課すと、残るのは恒等作用素と Hilbert 変換の 1 次結合だけになる。
以下、$L^2(\mathbb R^n)$ は複素数値の関数の空間で、内積は $\langle f,g\rangle=\int f\overline g\,dx$ とする。Fourier 変換は Fourier変換 の記事の規格化
$$
\mathcal Ff(\xi)=\widehat f(\xi)=\int_{\mathbb R^n}f(x)e^{-2\pi ix\cdot\xi}\,dx
$$
に従い、同じ記事の定理「Plancherelの等式」により $L^2(\mathbb R^n)$ 上のユニタリ作用素 $\mathcal F$ に延長したものを使う。Schwartz 空間 $\mathcal S(\mathbb R^n)$ は Schwartz空間 のとおりで、$\mathcal F$ は $\mathcal S$ を $\mathcal S$ に全単射に写し、$\mathcal S$ の上では逆が反転積分で与えられる(Fourier変換 の節「急減少関数での反転」)。$y\in\mathbb R^n$ による平行移動を
$$
\tau_yf(x)=f(x-y)
$$
と書く。$\tau_y$ は $L^2(\mathbb R^n)$ 上のユニタリ作用素である。$B(L^2)$ は $L^2(\mathbb R^n)$ 上の有界線形作用素全体を表す。
$T\in B(L^2(\mathbb R^n))$ が、すべての $y\in\mathbb R^n$ について
$$
T\tau_y=\tau_yT
$$
を満たすとき、$T$ を平行移動と可換な作用素(translation-invariant operator)という。
$m\in L^\infty(\mathbb R^n)$ に対し、
$$
T_m=\mathcal F^{-1}M_m\mathcal F,\qquad\text{すなわち}\qquad\widehat{T_mf}=m\,\widehat f\quad(f\in L^2(\mathbb R^n))
$$
を $m$ を乗数(multiplier)とする Fourier 乗数作用素という。ここで $M_mg=mg$ は $L^2(\mathbb R^n)$ 上の掛け算作用素である。
$\mathcal F$ がユニタリなので、$T_m$ は掛け算作用素 $M_m$ とユニタリ同値である。正規作用素 の例「掛け算作用素と対角作用素」と命題「掛け算作用素のスペクトル」から、$T_m$ は正規作用素で、$\|T_m\|=\|m\|_\infty$、$\sigma(T_m)$ は $m$ の本質的値域(本質的上限 の定義「本質的値域」)に等しい。
Hilbert 変換は $L^2$ の極限として
$$
Hf(x)=\lim_{\varepsilon\downarrow0}\frac1\pi\int_{\lvert t\rvert\ge\varepsilon}\frac{f(x-t)}{t}\,dt
$$
とも表せる(Kna16 Theorem 8.24、p. 438。この記事では証明しない)。$1/(\pi t)$ は可積分でないので、2 の畳み込みの形には入らない。
一方、微分 $\partial/\partial x_j$ は $\mathcal S$ の上で平行移動と可換で、$\widehat{\partial_jf}=2\pi i\xi_j\widehat f$ を満たすが、乗数 $2\pi i\xi_j$ は有界でない。$\partial_j$ は $L^2$ 上の有界作用素に延長できず、この記事の定義には入らない。
$T\in B(L^2(\mathbb R^n))$ が平行移動と可換であることと、ある $m\in L^\infty(\mathbb R^n)$ で $T=T_m$ と書けることは同値である。このとき $m$ はほとんどいたるところ一意に定まり、$\|T\|=\|m\|_\infty$ である。
証明の考え方は、Fourier 変換で平行移動を指数関数の掛け算に移し、指数関数の重ね合わせで滑らかな関数の掛け算を作り、最後に乗数を局所的に取り出すことである。
1. 平行移動の変換:$y\in\mathbb R^n$ について $\mathcal F\tau_y=M_{e_y}\mathcal F$ である。実際、$f\in\mathcal S$ なら $f\in L^1$ なので Fourier変換 の節「基本操作」の公式から $\widehat{\tau_yf}=e_y\widehat f$ であり、両辺は $L^2$ 上の有界作用素で、$\mathcal S$ は $L^2$ で稠密である(Schwartz空間 の命題「$L^p$ 空間との関係」)。
2. 十分性:$m\in L^\infty$ なら、1 から
$$
T_m\tau_y=\mathcal F^{-1}M_mM_{e_y}\mathcal F=\mathcal F^{-1}M_{e_y}M_m\mathcal F=\tau_yT_m
$$
である。ノルムの等式は $\|T_m\|=\|M_m\|=\|m\|_\infty$ による。一意性:$T_m=T_{m'}$ なら $M_m=M_{m'}$ で、これを有界な台をもつ関数 $\mathbf 1_{\{\lvert\xi\rvert\le k\}}$ に当てると、$m=m'$ がほとんどいたるところ成り立つ。
以下、$T$ が平行移動と可換であるとし、$B=\mathcal FT\mathcal F^{-1}$ とおく。1 から $B$ はすべての $M_{e_y}$ と可換である。
3. 滑らかな乗数との可換性:$\varphi\in\mathcal S$ について $BM_\varphi=M_\varphi B$ である。$g=\mathcal F^{-1}\varphi\in\mathcal S$ とおくと、反転公式から $\varphi(\xi)=\int g(y)e^{-2\pi iy\cdot\xi}\,dy$ である。$h,k\in L^2$ について、$\int\!\!\int\lvert g(y)h(\xi)k(\xi)\rvert\,dy\,d\xi\le\|g\|_1\|h\|_2\|k\|_2$ なので Fubiniの定理 から
$$
\langle M_\varphi h,k\rangle=\int_{\mathbb R^n}g(y)\langle M_{e_y}h,k\rangle\,dy
$$
である。これを $(h,B^*k)$ と $(Bh,k)$ に使うと
$$
\langle BM_\varphi h,k\rangle=\langle M_\varphi h,B^*k\rangle=\int g(y)\langle BM_{e_y}h,k\rangle\,dy=\int g(y)\langle M_{e_y}Bh,k\rangle\,dy=\langle M_\varphi Bh,k\rangle
$$
であり、$h,k$ は任意なので $BM_\varphi=M_\varphi B$ である。
4. 乗数の取り出し:$Q_k=\{\lvert\xi\rvert\le k\}$ とし、$\chi_k\in C_c^\infty(\mathbb R^n)$ を $0\le\chi_k\le1$、$Q_k$ の上で $\chi_k=1$、台が $Q_{k+1}$ に含まれるようにとる($Q_{k+1/2}$ の指示関数を半径 $1/2$ の 軟化子 で軟化すればよい)。$m_k=B\chi_k\in L^2$ とおく。$j< k$ なら $\chi_j\chi_k=\chi_j$ なので、3 から
$$
\chi_jm_k=M_{\chi_j}B\chi_k=BM_{\chi_j}\chi_k=B\chi_j=m_j
$$
であり、$Q_j$ の上でほとんどいたるところ $m_k=m_j$ である。よって可測関数 $m$ で、各 $k$ について $Q_k$ の上でほとんどいたるところ $m=m_k$ となるものがある。台が $Q_k$ に含まれる $\varphi\in C_c^\infty$ については $\varphi=\varphi\chi_k$ なので、
$$
B\varphi=BM_\varphi\chi_k=M_\varphi m_k=\varphi m
$$
である。
5. 乗数の有界性:$k\ge1$、$\varepsilon>0$ を固定し、$E=\{\xi\in Q_k:\lvert m(\xi)\rvert>\|B\|+\varepsilon\}$ とおく。軟化子 $\rho$ で $\varphi_j=\rho_{1/j}*\mathbf 1_E$ とおくと、$\varphi_j\in C_c^\infty$、$0\le\varphi_j\le1$、台は $Q_{k+1}$ に含まれ、$\varphi_j\to\mathbf 1_E$($L^2$)である(軟化子 の命題「軟化の基本性質」と定理「軟化による近似」)。部分列に移って、ほとんどいたるところでも収束するとしてよい。4 から $\|m\varphi_j\|_2=\|B\varphi_j\|_2\le\|B\|\,\|\varphi_j\|_2$ であり、$\lvert m\varphi_j-m\mathbf 1_E\rvert^2\le4\lvert m\rvert^2\mathbf 1_{Q_{k+1}}$ と $m\mathbf 1_{Q_{k+1}}=m_{k+1}\mathbf 1_{Q_{k+1}}\in L^2$ から、優収束定理 により $m\varphi_j\to m\mathbf 1_E$($L^2$)である。極限をとると
$$
(\|B\|+\varepsilon)\,\lvert E\rvert^{1/2}\le\|m\mathbf 1_E\|_2\le\|B\|\,\lvert E\rvert^{1/2}
$$
なので $\lvert E\rvert=0$ である。$k$ と $\varepsilon=1/l$ を動かして、ほとんどいたるところ $\lvert m\rvert\le\|B\|$ を得る。
6. 結論:$m\in L^\infty$ なので $M_m$ は有界で、4 から $B$ と $M_m$ は $C_c^\infty$ の上で一致する。$C_c^\infty$ は $L^2$ で稠密なので(軟化子 の系「滑らかな関数の稠密性」)$B=M_m$、すなわち $T=\mathcal F^{-1}M_m\mathcal F=T_m$ である。$\square$
この定理と証明の別の筋($T$ が $L^1$ 関数との畳み込みと可換であることを経由する)は Kna16 Theorem 8.14(pp. 425–427)にある。
$m\mapsto T_m$ は $L^\infty(\mathbb R^n)$ から、平行移動と可換な作用素全体への全単射で、和・積・定数倍を保ち、$T_m^*=T_{\overline m}$、$\|T_m\|=\|m\|_\infty$ を満たす。とくに平行移動と可換な作用素どうしは互いに可換で、どれも正規作用素であり、
全単射とノルムは thm-ti-main から、演算の保存は $M_mM_{m'}=M_{mm'}$ などと $\mathcal F$ のユニタリ性から従う。$\langle T_mf,g\rangle=\langle M_m\widehat f,\widehat g\rangle=\langle\widehat f,M_{\overline m}\widehat g\rangle=\langle f,T_{\overline m}g\rangle$ から $T_m^*=T_{\overline m}$ である。1・3 はこれと一意性から($T_m^*=T_m$ は $\overline m=m$、$T_m^*T_m=T_mT_m^*=I$ は $\lvert m\rvert^2=1$)、2 は、正作用素は自己共役なので 1 により $m$ を実数値としてよいことと、$\langle T_mf,f\rangle=\int m\lvert\widehat f\rvert^2\,d\xi$ と 正作用素 の例「正作用素の例」の 3 から従う。$\square$
$\{\tau_y\}$ と可換な作用素全体が可換な代数で、しかも $M_m$ たちとユニタリ同値であることは、有限測度空間上の掛け算作用素の環が自分自身の可換子に一致すること(von Neumann環 の命題「基本的な例」の 2)と同じ型の現象である。
$n=1$ とし、$\lambda>0$ による拡大を $\delta_\lambda f(x)=f(x/\lambda)$ と書く。$\delta_\lambda$ は $L^2(\mathbb R)$ 上の有界作用素で、$\|\delta_\lambda f\|_2=\lambda^{1/2}\|f\|_2$ である。乗数が拡大で変わらないこと、つまり $\xi>0$ と $\xi<0$ のそれぞれで定数であることが、拡大との可換性にあたる。
$T\in B(L^2(\mathbb R))$ について、次は同値である。
拡大の変換:$f\in\mathcal S$ について、Fourier変換 の節「基本操作」の拡大の公式($a=1/\lambda$)から $\widehat{\delta_\lambda f}(\xi)=\lambda\widehat f(\lambda\xi)$ である。$E_\lambda g(\xi)=g(\lambda\xi)$ とおくと $E_\lambda$ は $L^2$ 上の有界作用素で、$\mathcal F\delta_\lambda=\lambda E_\lambda\mathcal F$ が $\mathcal S$ の上で、したがって稠密性と有界性から $L^2$ 全体で成り立つ。
2 ⇔ 3:$P_+$、$P_-$、$I$、$H$ の乗数はそれぞれ $\mathbf 1_{(0,\infty)}$、$\mathbf 1_{(-\infty,0)}$、$1$、$-i\operatorname{sgn}\xi$ である($\xi=0$ は零集合なので無視してよい)。$a=\frac12(c_++c_-)$、$b=\frac i2(c_+-c_-)$ とおくと、$a-ib=c_+$、$a+ib=c_-$ なので、$\xi>0$ と $\xi<0$ で $a+b(-i\operatorname{sgn}\xi)$ は $c_+$、$c_-$ に等しい。この対応は可逆なので、thm-ti-main の一意性から 2 と 3 は同値である。
2 ⇒ 1:$T=T_m$、$m=c_+\mathbf 1_{(0,\infty)}+c_-\mathbf 1_{(-\infty,0)}$ である。平行移動との可換性は thm-ti-main による。$\lambda>0$ なら $m(\lambda\xi)=m(\xi)$ なので $M_mE_\lambda=E_\lambda M_m$ であり、拡大の変換から $T_m\delta_\lambda=\delta_\lambda T_m$ である。
1 ⇒ 2:thm-ti-main から $T=T_m$、$m\in L^\infty$ と書け、拡大の変換から $M_mE_\lambda=E_\lambda M_m$ である。$g=\mathbf 1_{[-\lambda R,\lambda R]}$ に当てると、$[-R,R]$ の上でほとんどいたるところ $m(\xi)=m(\lambda\xi)$ であり、$R\to\infty$ として、各 $\lambda>0$ について
$$
m(\lambda\xi)=m(\xi)\quad(\text{ほとんどすべての }\xi)
$$
を得る。$m$ をほとんどいたるところ等しい Borel 関数に取り替えてよい(取り替える零集合 $Z$ について $\{\xi:\lambda\xi\in Z\}=\lambda^{-1}Z$ も零集合なので、上の式は保たれる)。$G(\xi,\lambda)=m(\lambda\xi)-m(\xi)$ は $(0,\infty)^2$ 上の Borel 関数で、$W=\{G\ne0\}$ の各 $\lambda$ での切り口は零集合である。Fubiniの定理(Tonelli の形)から $W$ は零集合であり、ほとんどすべての $\xi>0$ で切り口 $\{\lambda>0:m(\lambda\xi)\ne m(\xi)\}$ も零集合である。そのような $\xi_0>0$ を 1 つとると、ほとんどすべての $\lambda>0$ で $m(\lambda\xi_0)=m(\xi_0)$、すなわち $(0,\infty)$ の上でほとんどいたるところ $m=c_+:=m(\xi_0)$ である。$(-\infty,0)$ でも同様にして定数 $c_-$ を得る。よって $T=c_+P_++c_-P_-$ である。$\square$
とくに、平行移動と拡大の両方と可換な作用素で、$\widehat f$ が $(-\infty,0)$ でほとんどいたるところ $0$ になる $f$ 全体をちょうど核にもつものは、$P_-$ の $0$ でない定数倍に限る($\widehat f=\mathbf 1_{[0,1]}$ となる $f$ が核に入ることから $c_+=0$、核が全体でないことから $c_-\ne0$ となる)。さらに反転 $f(x)\mapsto f(-x)$ とも可換なら、$m$ は偶関数でなければならないので $c_+=c_-$ となり、$T$ は恒等作用素の定数倍である。Hilbert 変換は反転と反可換である。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| すべての $y\in\mathbb R$ の平行移動と可換(整数 $y$ だけにする) | $p(x)=2+\cos2\pi x$ による $x$ 側の掛け算 $M_p$ | Fourier 乗数作用素であること(thm-ti-main) |
| 有界性 | $\mathcal S(\mathbb R)$ 上の微分 $d/dx$ | 有界な乗数 $m\in L^\infty$ で表せること(thm-ti-main) |
| すべての $\lambda>0$ の拡大と可換($\lambda=2$ だけにする) | 乗数 $m(\xi)=\exp(2\pi i\log_2\lvert\xi\rvert)$ の $T_m$ | $T=aI+bH$ と書けること(thm-ti-dilation) |
| 平行移動との可換性 | $x$ 側の掛け算 $M_{\operatorname{sgn}}$ | $T=aI+bH$ と書けること(thm-ti-dilation) |
1 行目:整数 $k$ について $p(x-k)=p(x)$ なので $M_p\tau_k=\tau_kM_p$ だが、$\tau_{1/2}M_p\tau_{1/2}^{-1}$ は $p(x-\tfrac12)=2-\cos2\pi x$ による掛け算で $M_p$ と異なる。よって $M_p$ は平行移動と可換でなく、thm-ti-main の 2 から Fourier 乗数作用素でない。2 行目:$d/dx$ は $\mathcal S$ の上で平行移動と可換だが、$f_k(x)=e^{2\pi ikx}e^{-\pi x^2}$ について $\|f_k'\|_2/\|f_k\|_2\to\infty$($k\to\infty$)なので $L^2$ 上の有界作用素に延長できず、乗数 $2\pi i\xi$ も有界でない。3 行目:$\lvert m\rvert=1$ で $m(2\xi)=m(\xi)$ なので、$T_m$ は平行移動と $\delta_2$ と可換である。しかし $m$ は $(0,\infty)$ で定数でないので、$T_m$ は $aI+bH$ の形でない。4 行目:$\operatorname{sgn}(x/\lambda)=\operatorname{sgn}x$ なので $M_{\operatorname{sgn}}$ はすべての $\delta_\lambda$ と可換だが、$\tau_1M_{\operatorname{sgn}}\mathbf 1_{[-1,0]}=-\mathbf 1_{[0,1]}$ と $M_{\operatorname{sgn}}\tau_1\mathbf 1_{[-1,0]}=\mathbf 1_{[0,1]}$ は($L^2$ の元として)異なるので、平行移動と可換でない。
Mathpediaは寄付と、参考文献の書籍リンク(Amazonアソシエイト)の紹介料で運営されています。 支援について / 寄付する