レンズ空間(lens space)とは、球面 $S^{2n-1}\subset\mathbb{C}^n$ に巡回群 $\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ を座標の回転 $z_j\mapsto e^{2\pi\sqrt{-1}q_jm/p}z_j$($q_j$ は $p$ と互いに素)で作用させた商空間 $L(p;q_1,\dots,q_n)$ のことで、3 次元の $L(p;q)$ が基本である。閉多様体で、基本群は $\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$、ホモロジー群は $q_j$ によらない。$L(p;q)$ と $L(p;q')$ は $qq'\equiv\pm k^2$ のときホモトピー同値、$q\equiv\pm q'^{\pm1}$ のとき同相であり、基本的な不変量が一致してもホモトピー同値でない組や、ホモトピー同値だが同相でない組を与える基本例である。
前提知識: n次元球面, 群作用, 商空間, 被覆空間, 基本群, 多様体
以下 $\zeta_p:=e^{2\pi\sqrt{-1}/p}$ とおき、$\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ の元 $m+p\mathbb{Z}$ に対し $\zeta_p^m$ と書く($\zeta_p^p=1$ なのでこれは矛盾なく定まる)。
$p\ge2$ と $q$ を互いに素な整数とし、$1\le q< p$ とする。3 次元球面(n次元球面)を
$$S^3=\{(z_1,z_2)\in\mathbb{C}^2\mid|z_1|^2+|z_2|^2=1\}$$
と $\mathbb{C}^2$ の部分空間とみなし、巡回群(巡回群)$\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ を
$$(m+p\mathbb{Z})\cdot(z_1,z_2):=(\zeta_p^m z_1,\ \zeta_p^{qm}z_2)$$
により $S^3$ に作用させる(群作用)。この作用による商空間(商空間)
$$L(p;q):=S^3/(\mathbb{Z}/p\mathbb{Z})$$
を $(p;q)$ 型のレンズ空間(lens space)という。$L(p,q)$ とも書き、高次元の記法(lens-space-def-general)に合わせて $L(p;1,q)$ とも書く。
$n\ge2$、$p\ge2$ とし、$q_1,\dots,q_n$ を $p$ と互いに素な整数($1\le q_i< p$)とする。$(2n-1)$ 次元球面を
$$S^{2n-1}=\Bigl\{(z_1,\dots,z_n)\in\mathbb{C}^n\ \Big|\ \sum_{j=1}^n|z_j|^2=1\Bigr\}$$
とみなし、$\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ を
$$(m+p\mathbb{Z})\cdot(z_1,\dots,z_n):=(\zeta_p^{q_1m}z_1,\dots,\zeta_p^{q_nm}z_n)$$
により作用させる。商空間
$$L(p;q_1,\dots,q_n):=S^{2n-1}/(\mathbb{Z}/p\mathbb{Z})$$
を $(p;q_1,\dots,q_n)$ 型のレンズ空間という。$L_p(q_1,\dots,q_n)$ とも書く。$n=2$、$q_1=1$、$q_2=q$ のとき $L(p;1,q)=L(p;q)$ であり、lens-space-def-3d に一致する。商写像を $\pi\colon S^{2n-1}\to L(p;q_1,\dots,q_n)$ と書く。
文献によっては $L(p;q_1,\dots,q_n)$ を $L_p(q_1,\dots,q_n)$、$L(p,q_1,\dots,q_n)$ と書き、また 3 次元では作用を $(z_1,z_2)\mapsto(\zeta_pz_1,\zeta_p^qz_2)$ とするものと $(\zeta_p^qz_1,\zeta_pz_2)$ とするものがある。$p=1$ を許して $L(1;q)=S^3$ とする流儀もある。定義から直ちに次が従う。
レンズ空間は、球面を有限巡回群で割った最も単純な多様体である。$S^3$ を $\mathbb{C}^2$ の単位球面とみなすと、$\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ は二つの複素座標をそれぞれ角 $2\pi/p$、$2\pi q/p$ だけ回転させる。回転は固定点をもたないので、商は各点の近くで $S^3$ と同じ見え方をする 3 次元閉多様体になる。名前は、$L(p;q)$ が 3 次元球体をレンズの形に切った基本領域(二つの球面状の面をもつ立体)の上下の面を $2\pi q/p$ だけ回転して貼り合わせたものとして得られることに由来する。
レンズ空間が重要なのは、基本群・ホモロジー群・コホモロジー群という基本的な代数的位相不変量がすべて一致するのに、ホモトピー同値でない多様体の組を与えるからである。さらに、ホモトピー同値だが同相でない組も与える。すなわち「ホモトピー不変量では区別できない」「ホモトピー型では区別できない」という 2 段階の限界を、最小の具体例で示す。これらの区別には Reidemeister 捩れのようなより精密な不変量が必要であり、レンズ空間の分類は単純ホモトピー論の出発点になった。
$p=2$、$q_1=\cdots=q_n=1$ のとき、作用は $z\mapsto-z$ の対蹠写像であり、$L(2;1,\dots,1)=S^{2n-1}/\{\pm1\}$ は $(2n-1)$ 次元実射影空間(射影空間)$\mathbb{R}\mathrm{P}^{2n-1}$ である(射影空間の記事の命題(球面の商としての射影空間))。$p=2$ では $q_i$ は $1$ しか取れないので、$\mathbb{R}\mathrm{P}^{2n-1}$ が $p=2$ のレンズ空間のすべてである。$\mathbb{R}\mathrm{P}^3\cong\mathrm{SO}(3)$ でもある(SO(3)とSU(2)の記事の命題(被覆写像であることと $\mathbb{RP}^3$ との同相))。
$L(7;2)$ と $L(7;3)$ は同相である。実際 $3\cdot5=15\equiv1\pmod7$ なので $3^{-1}\equiv5$、$-5\equiv2\pmod7$ であり、$2\equiv-3^{-1}\pmod7$ である。よって lens-space-rem-conventions の最後の項目(または lens-space-thm-classification の同相条件 $q\equiv\pm q'^{\pm1}$)により $L(7;2)\cong L(7;3)$ である。定義式だけを見ると異なる空間に見える二つの商が、実は同じ多様体である例である。
$L(7;1)$ と $L(7;2)$ はホモトピー同値(ホモトピー同値)だが同相でない。ホモトピー同値の条件 $qq'\equiv\pm k^2\pmod p$(lens-space-thm-classification)は、$qq'=2$、$k=3$ のとき $k^2=9\equiv2\pmod7$ なので成り立つ。同相の条件 $q\equiv\pm q'^{\pm1}\pmod p$ は、$2^{-1}\equiv4\pmod7$ より右辺の候補が $\pm2,\pm4\equiv2,5,4,3$ であり、$1$ はこれらのどれとも合同でないので成り立たない。ホモトピー型の分類と同相の分類が真に異なることを示す最小の例の一つである。
$L(5;1)$ と $L(5;2)$ を考える。両者が満たす性質は「基本群・整数係数ホモロジー群・整数係数コホモロジー群がすべて同型である(いずれも $p=5$ だけで決まる、lens-space-prop-fundamental-group・lens-space-thm-homology)」ことであり、満たさない性質は「ホモトピー同値である」ことである。破れる含意は「基本群と(コ)ホモロジー群が同型ならばホモトピー同値」である。
実際、ホモトピー同値の条件は $qq'=1\cdot2=2\equiv\pm k^2\pmod5$ となる整数 $k$ の存在だが、$5$ を法とする平方数は $0,1,4$ であり $\pm k^2$ の候補は $0,\pm1,\pm4\equiv0,1,4$ なので、$2$ はこの形に書けない。よって $L(5;1)$ と $L(5;2)$ はホモトピー同値でない(lens-space-thm-classification)。$L(7;1)$ と $L(7;2)$(lens-space-ex-homotopy-not-homeomorphic)が「ホモトピー不変量では区別できないが同相では区別される」段階にとどまるのに対し、$L(5;1)$ と $L(5;2)$ は「最も基本的な代数的位相不変量では区別できないがホモトピー型で区別される」というより強い現象を示す。
以下 $L:=L(p;q_1,\dots,q_n)$、$G:=\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$、$S:=S^{2n-1}$ とし、$g\in G$ の作用を $z\mapsto gz$ と書く。$\mathbb{C}^n=\mathbb{R}^{2n}$ の Euclid ノルムを $\|\cdot\|$ とする。
各 $g\in G$ は $\mathbb{C}^n$ のユニタリ線形写像の制限なので $S$ の実解析的な微分同相写像(微分同相写像)であり、作用は自由かつ固有不連続(固有不連続。lens-space-prf-manifold の 2 の近傍 $V$ が固有不連続性の証人)である。滑らかな多様体への離散群(離散群)の自由かつ固有不連続な滑らかな作用の商は滑らかな多様体になり、商写像は局所微分同相になる(Lee12 Ch. 21 Theorem 21.13)ので、$L$ は $(2n-1)$ 次元の実解析的閉多様体である。ユニタリ写像は $\mathbb{R}^{2n}$ の向きを保つ(複素線形写像の実行列式は複素行列式の絶対値の 2 乗)ので $S$ の向きを保ち、向きを保つ自由な作用の商は向き付け可能(向き付け可能)である(Lee12 Ch. 15 Theorem 15.36 の議論)。よって $L$ は向き付け可能である。作用が等長的なので、$S$ の標準的な Riemann 計量(リーマン幾何学)は $L$ に降り、$L$ は断面曲率(断面曲率)$1$ の定曲率空間になる($\pi$ は局所等長写像)。
$\pi\colon S^{2n-1}\to L(p;q_1,\dots,q_n)$ は普遍被覆(普遍被覆)であり、$q_1,\dots,q_n$ によらず
$$\pi_1(L(p;q_1,\dots,q_n))\cong\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$$
である。生成元は、$x\in S$ を固定し $g=1+p\mathbb{Z}$ とするとき、$x$ から $gx$ への $S$ 内の道 $t\mapsto(\zeta_p^{q_1t}z_1,\dots,\zeta_p^{q_nt}z_n)$($0\le t\le1$、$\zeta_p^{s}:=e^{2\pi\sqrt{-1}s/p}$)の $\pi$ による像のループで代表される。
$n\ge2$ より $2n-1\ge3\ge2$ なので $S=S^{2n-1}$ は単連結である(単連結空間の記事の命題(球面の単連結性))。よって被覆写像 $\pi$(lens-space-prop-manifold)は普遍被覆である。各 $g\in G$ は $S$ の同相写像で $\pi\circ g=\pi$ を満たすので被覆変換であり、$G$ は被覆変換群(被覆変換群)$\mathrm{Deck}(\pi)$ の部分群である($g\mapsto(z\mapsto gz)$ は 1 により単射)。逆に被覆変換 $\sigma$ をとり、$x\in S$ を固定すると $\pi(\sigma(x))=\pi(x)$ なので $\sigma(x)=gx$ なる $g\in G$ がある。$\sigma$ と $z\mapsto gz$ はともに $\pi$ の($\pi$ 自身を通した)持ち上げで $x$ での値が一致し、$S$ は連結なので、持ち上げの一意性(被覆空間の記事の定理(持ち上げの一意性))により $\sigma=g$ である。よって $\mathrm{Deck}(\pi)=G$ である。普遍被覆の被覆変換群は底空間の基本群に同型である(被覆空間の記事の定理(普遍被覆の存在と被覆空間の分類)の 3。$L$ は多様体なので同定理の仮定である弧状連結性・局所弧状連結性・半局所単連結性を満たす)から、$\pi_1(L)\cong G=\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ である。
生成元について、同型 $\pi_1(L,\pi(x))\to\mathrm{Deck}(\pi)$ は、ループ $\gamma$ に対し「$x$ を始点とする $\gamma$ の持ち上げの終点 $\tilde\gamma(1)$ を $\sigma(x)$ とする被覆変換 $\sigma$」を対応させるものであり、上の道は $x$ から $gx$ への持ち上げなので、その像のループは $g=1+p\mathbb{Z}$ に対応し、$\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ を生成する。$\square$
$L=L(p;q_1,\dots,q_n)$ の整数係数ホモロジー群(ホモロジー群)は $q_1,\dots,q_n$ によらず
$$H_i(L;\mathbb{Z})\cong\begin{cases}\mathbb{Z}&(i=0,\ 2n-1)\\\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}&(i\text{ は奇数},\ 0< i<2n-1)\\0&(i\text{ は偶数},\ 0< i<2n-1)\\0&(i\ge2n)\end{cases}$$
であり、整数係数コホモロジー群(コホモロジー群)は
$$H^i(L;\mathbb{Z})\cong\begin{cases}\mathbb{Z}&(i=0,\ 2n-1)\\\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}&(i\text{ は偶数},\ 0< i<2n-1)\\0&(i\text{ は奇数},\ 0< i<2n-1)\\0&(i\ge2n)\end{cases}$$
である。
$H_0\cong\mathbb{Z}$ は $L$ が弧状連結であることによる。$H_1$ は Hurewicz の定理(Hat02 §2.A Theorem 2A.1)により基本群のアーベル化であり、$\pi_1(L)\cong\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$(lens-space-prop-fundamental-group)はすでにアーベル群(アーベル群)なので $H_1(L)\cong\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ である。$2\le i\le2n-1$ の値は、$G$ の作用と両立する $S^{2n-1}$ の胞体分割(各次元 $0,1,\dots,2n-1$ に $p$ 個ずつの胞体)から $L$ に各次元に一つずつ胞体をもつ CW 複体(CW複体)の構造を与え、胞体ホモロジー(胞体ホモロジー)の境界写像が交互に $0$ と $p$ 倍になることから計算される。証明は Hat02 §2.2 Example 2.43 に譲る。コホモロジー群は普遍係数定理(Hat02 §3.1 Theorem 3.2)により $H^i\cong\operatorname{Hom}(H_i,\mathbb{Z})\oplus\operatorname{Ext}(H_{i-1},\mathbb{Z})$ で、$\operatorname{Hom}(\mathbb{Z}/p\mathbb{Z},\mathbb{Z})=0$、$\operatorname{Ext}(\mathbb{Z}/p\mathbb{Z},\mathbb{Z})\cong\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ から従う。$L$ はコンパクトで向き付け可能な $(2n-1)$ 次元多様体なので、Poincaré 双対性(Poincaré双対性)$H^i(L)\cong H_{2n-1-i}(L)$ とも整合する。
$\pi$ は被覆写像なので(lens-space-prop-manifold)、$k\ge2$ に対して $\pi_*\colon\pi_k(S^{2n-1})\to\pi_k(L)$ は同型である(ホモトピー群の記事の命題(被覆空間と$n$-単純性)、Hat02 §4.1 Proposition 4.1)。$\pi_k(S^{2n-1})$ の値は球面のホモトピー群の記事の命題(消滅域と対角線)による。$\square$
$p\ge2$ とし、$q,q'$ を $p$ と互いに素な整数とする。
1 の必要性は基本群への誘導写像と写像度の議論により、十分性は具体的な写像の構成による(Whi41、Olu53)。2 の十分性は lens-space-rem-conventions の議論である。必要性は Reidemeister 捩れ(Reidemeister捩れ)が組合せ的不変量として $L(p;q)$ を分類すること(Rei35、Fra35、dR36)と、3 次元多様体の同相が組合せ同値を保つこと(Moise の定理、Moi52)による。同相分類を直接示したのは Bro60 である。$h$-コボルディズムによる分類が同相分類と一致することは AB68 による。高次元 $L(p;q_1,\dots,q_n)$ の分類も Reidemeister 捩れにより同様に与えられ、ホモトピー同値と同相の条件はそれぞれ $q_1\cdots q_n\equiv\pm k^nq_1'\cdots q_n'$ の形、および $(q_1',\dots,q_n')$ が $(\pm rq_{\sigma(1)},\dots,\pm rq_{\sigma(n)})$ の形に書けることである(Coh73 §29–§31)。
$S^3=\{|z_1|^2+|z_2|^2=1\}$ は二つのソリッドトーラス $\{|z_1|^2\le1/2\}$ と $\{|z_1|^2\ge1/2\}$ の和であり、$G$ の作用はそれぞれを保つ。したがって $L(p;q)$ も二つのソリッドトーラス(ソリッドトーラス)を境界のトーラスで貼り合わせて得られ、これは $L(p;q)$ の種数 $1$ の Heegaard 分解(Heegaard分解)である。貼り合わせは、一方のソリッドトーラスのメリディアンを、他方の境界上の傾き $p/q$ の曲線(ロンジチュード方向に $p$ 回、メリディアン方向に $q$ 回巻く単純閉曲線)に写す。同じことを $S^3$ の自明な結び目(結び目)に沿った係数 $-p/q$ の Dehn 手術(Dehn手術)として述べることもでき、$p/q$ の連分数(連分数)展開 $[a_1;a_2,\dots,a_k]$ を用いれば、$k$ 成分の鎖状の絡み目(絡み目)に沿った整数係数 $a_1,\dots,a_k$ の手術に書き換えられる。逆に、種数 $1$ の Heegaard 分解をもつ閉 3 次元多様体は $S^3$、$S^1\times S^2$、およびレンズ空間に限る。これらの構成の詳細は Hat3M §2 に譲る。
$p$ と互いに素な整数の列 $q_1,q_2,\dots$ に対し、包含 $\mathbb{C}^n\hookrightarrow\mathbb{C}^{n+1}$ は $G$ の作用と両立する包含 $L(p;q_1,\dots,q_n)\hookrightarrow L(p;q_1,\dots,q_{n+1})$ を誘導する。これらの和(帰納極限)
$$L_p^\infty:=\bigcup_{n\ge1}L(p;q_1,\dots,q_n)=S^\infty/(\mathbb{Z}/p\mathbb{Z})$$
を無限次元レンズ空間という。$S^\infty=\bigcup_nS^{2n-1}$ は可縮(可縮空間)であり、$S^\infty\to L_p^\infty$ は被覆写像なので、$L_p^\infty$ は Eilenberg–MacLane 空間(Eilenberg–MacLane空間)$K(\mathbb{Z}/p\mathbb{Z},1)$、すなわち離散群 $\mathbb{Z}/p\mathbb{Z}$ の分類空間(分類空間)$B(\mathbb{Z}/p\mathbb{Z})$ である(Hat02 §1.B)。Eilenberg–MacLane 空間はホモトピー同値を除いて一意なので、$L_p^\infty$ のホモトピー型は列 $(q_i)$ によらず、$q_i=1$ の場合を考えれば十分である。$p=2$ のとき $L_2^\infty=\mathbb{R}\mathrm{P}^\infty$ である。有限個を除いて $0$ である複素数列の空間の単位球面を $S^\infty$ とし、各座標に $\zeta_p^{q_i}$ を掛ける作用で割っても同じ空間が得られる。
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