二等辺三角形の底角定理(base angles theorem)とは、三角形 $ABC$ で $AB=AC$ ならば底角 $\angle B$ と $\angle C$ が等しいという定理である。2 辺とその間の角による合同条件を認めると、三角形 $ABC$ を頂点の順を入れかえた三角形 $ACB$ と比べるだけで証明でき、逆に $\angle B=\angle C$ ならば $AB=AC$ である。頂角の二等分線は底辺を垂直に 2 等分し、3 辺が等しいことと 3 つの角が等しいことは同値になる。証明は平行線公準を使わないが、長さを道のりで測るなど合同条件が成り立たない測り方では、2 辺が等しくても底角は等しくならない。
2 辺が等しい三角形を 二等辺三角形 という。紙で二等辺三角形を切り抜き、等しい 2 辺が重なるように折ると、2 つの角がぴったり重なる。この 2 つの角が等しいことを、まず座標で確かめる。
$A(0,0)$、$B(5,0)$、$C(3,4)$ とする。$AB=5$、$AC=\sqrt{3^2+4^2}=5$ で、$AB=AC$ の二等辺三角形である。$BC=\sqrt{(5-3)^2+4^2}=2\sqrt5$ である。
この記事で答える問いは次の 4 つである。
| 高校・中学の言葉 | この記事の言葉 | 大学の言葉 |
|---|---|---|
| 二等辺三角形の底角は等しい | thm-bat-main | 折り返し(鏡映)で三角形が自分自身に重なる |
| 底角が等しければ二等辺三角形 | thm-bat-converse | 主定理の逆 |
| 頂角の二等分線は底辺を垂直に 2 等分する | cor-bat-bisector | 対称軸 |
三角形 $ABC$ で $AB=AC$ のとき、$ABC$ を 二等辺三角形 という。等しい 2 辺の間の角 $A$ を 頂角、頂角の向かいの辺 $BC$ を 底辺、底辺の両端の角 $B$、$C$ を 底角 という。
この定義では、3 辺が等しい正三角形も二等辺三角形に含まれる(どの頂点を頂角の頂点にしてもよい)。Euclid『原論』第 I 巻の定義 20 は「2 辺だけが等しいもの」を二等辺三角形とよび、正三角形を含めない(Hea56 p. 154)が、以下の定理はどちらの流儀でも成り立つ。
この記事では、次の事実を認めて使う。(i)〜(iii) は 三角形の合同条件 の注意「この記事で認めて使う事実」に含まれる。(iv) の前半は 平行線公準(高校数学) の注意「中立幾何で使う事実」の (N5) で、後半は同じ注意の (N4)(直線の両側)から出る。どれも平行線公準を使わない。
(i) 2 辺とその間の角:三角形 $ABC$、$A'B'C'$ で $AB=A'B'$、$AC=A'C'$、$\angle A=\angle A'$ ならば、2 つの三角形は合同である。合同な三角形では、対応する 3 辺と 3 つの角がそれぞれ等しい(三角形の合同条件 の定義「合同な三角形」)。
(ii) 写し取り:半直線の上に、始点から与えられた長さの点がただ 1 つある。
(iii) 角の和:角 $\angle XOY$ の内部を通る半直線 $OZ$ があれば $\angle XOY=\angle XOZ+\angle ZOY$ で、特に $\angle XOZ<\angle XOY$ である。一直線をなす 2 つの角の和は $180^\circ$ である。
(iv) 三角形 $ABC$ の頂点 $A$ から角 $\angle BAC$ の内部へ出る半直線は、$B$ と $C$ の間の点で辺 $BC$ と交わる。また、$D$ が $B$ と $C$ の間の点なら、半直線 $AD$ は角 $\angle BAC$ の内部を通る。
三角形 $ABC$ で $AB=AC$ ならば、$\angle B=\angle C$ である。
方針:三角形 $ABC$ と、同じ三角形を頂点の順を変えて読んだ三角形 $ACB$ を、(i) で比べる。
段 1(対応を決める)。三角形 $ABC$ と三角形 $ACB$ を、頂点の対応 $A\leftrightarrow A$、$B\leftrightarrow C$、$C\leftrightarrow B$ で比べる。三角形 $ABC$ の辺 $AB$ には三角形 $ACB$ の辺 $AC$ が、三角形 $ABC$ の辺 $AC$ には三角形 $ACB$ の辺 $AB$ が対応する。
段 2(2 辺とその間の角)。仮定 $AB=AC$ から、対応する辺どうしが等しい:$AB=AC$、$AC=AB$。2 辺の間の角は、どちらの三角形でも同じ角 $\angle BAC$ である。
段 3(合同)。(i) により、三角形 $ABC$ と三角形 $ACB$ は、この対応で合同である。
段 4(底角)。合同な三角形では対応する角が等しい。三角形 $ABC$ の角 $B$ には、三角形 $ACB$ の角 $C$ が対応するので、$\angle ABC=\angle ACB$ である。$\square$
この証明は、4 世紀の Pappus によるものと伝えられ、Heath の注にも紹介されている(Hea56 pp. 254–255)。1 つの三角形を「表から見たもの」と「裏から見たもの」の 2 つとして比べている。
二等辺三角形 ABC(AB = AC)。頂角の二等分線 AM は底辺 BC を垂直に 2 等分し、三角形は AM について左右対称になる
要点:Euclid『原論』第 I 巻 命題 5 は、三角形を自分自身と比べることを避け、等しい 2 辺を延ばして別々の三角形を 2 組作り、(i) を 2 回使う(Hea56 pp. 251–252)。長いが、(i) を「違う 2 つの三角形」にだけ使う。
段 1(点をとる)。辺 $AB$ を $B$ の先へ延ばした半直線の上に $B$ と違う点 $F$ をとり、半直線 $AC$ の上に $AG=AF$ となる点 $G$ をとる((ii))。$AG=AF>AB=AC$ なので、$G$ は $C$ の先にある。
段 2(三角形 $AFC$ と $AGB$)。$AF=AG$、$AC=AB$ で、間の角はどちらも $\angle FAG$($=\angle BAC$)である。(i) により合同で、$FC=GB$、$\angle ACF=\angle ABG$、$\angle AFC=\angle AGB$ である。
段 3(三角形 $BFC$ と $CGB$)。$BF=AF-AB=AG-AC=CG$ であり、段 2 から $FC=GB$、間の角 $\angle BFC=\angle AFC=\angle AGB=\angle CGB$ である。(i) により合同で、$\angle BCF=\angle CBG$ である。
段 4(引き算)。$C$ は角 $\angle ABG$ の内部に、$B$ は角 $\angle ACF$ の内部にある(図の位置関係で、この記事では証明しない)。(iii) により $\angle ABC=\angle ABG-\angle CBG$、$\angle ACB=\angle ACF-\angle BCF$ で、段 2・段 3 から右辺どうしが等しいので、$\angle ABC=\angle ACB$ である。$\square$
要点:座標平面では角を内積で測るので(三角形(高校数学) の注意「この記事で前提にすること」の (P3))、$\cos B$ と $\cos C$ を計算して比べればよい。この証明は (i) を使わず、座標平面の距離と内積だけを使う。
段 1(記号)。$\vec u=\overrightarrow{BA}$、$\vec v=\overrightarrow{BC}$ とおく。$\overrightarrow{CA}=\vec u-\vec v$、$\overrightarrow{CB}=-\vec v$ である。
段 2(仮定を式にする)。$AC=AB$ は $\lvert\vec u-\vec v\rvert^2=\lvert\vec u\rvert^2$、つまり $\lvert\vec u\rvert^2-2\vec u\cdot\vec v+\lvert\vec v\rvert^2=\lvert\vec u\rvert^2$ で、$2\vec u\cdot\vec v=\lvert\vec v\rvert^2$ と同じである。
段 3(余弦を比べる)。$\cos B=\dfrac{\vec u\cdot\vec v}{\lvert\vec u\rvert\,\lvert\vec v\rvert}=\dfrac{\lvert\vec v\rvert}{2\lvert\vec u\rvert}$ である。一方 $\overrightarrow{CA}\cdot\overrightarrow{CB}=-\vec u\cdot\vec v+\lvert\vec v\rvert^2=\dfrac{\lvert\vec v\rvert^2}2$、$\lvert\overrightarrow{CA}\rvert=\lvert\vec u\rvert$ なので、$\cos C=\dfrac{\lvert\vec v\rvert}{2\lvert\vec u\rvert}$ である。
段 4(結論)。$\cos B=\cos C$ で、$0^\circ$ と $180^\circ$ の間の角は余弦の値で決まるので、$B=C$ である。$\square$
prf-bat-vector の段 3 の式 $\cos B=\dfrac{BC/2}{AB}$ は、頂角から底辺に下ろした垂線の足が底辺の中点であること(cor-bat-bisector)を、計算の側から表している。ex-bat-start では $\dfrac{\sqrt5}{5}=\dfrac1{\sqrt5}$ で、確かに一致する。
三角形 $ABC$ で $\angle B=\angle C$ ならば、$AB=AC$ である。
方針:$AB\ne AC$ と仮定し、長い方の辺から短い方と同じ長さを切り取って (i) を使うと、「部分の角」と「全体の角」が等しくなって矛盾する(Euclid『原論』第 I 巻 命題 6、Hea56 pp. 255–256)。
段 1(仮定)。$AB\ne AC$ と仮定する。$B$ と $C$ の役を入れかえても仮定と結論は変わらないので、$AB>AC$ としてよい。
段 2(点 $D$)。半直線 $BA$ の上に $BD=AC$ となる点 $D$ をとる((ii))。$BD=AC< AB$ なので、$D$ は $B$ と $A$ の間にある。
段 3(合同)。三角形 $DBC$ と三角形 $ACB$ を、対応 $D\leftrightarrow A$、$B\leftrightarrow C$、$C\leftrightarrow B$ で比べる。$DB=AC$(段 2)、$BC=CB$(共通)で、間の角は $\angle DBC=\angle ABC$($D$ は半直線 $BA$ の上)と $\angle ACB$ で、仮定により等しい。(i) により合同で、対応する角について $\angle DCB=\angle ABC$ である。仮定 $\angle ABC=\angle ACB$ と合わせて、$\angle DCB=\angle ACB$ である。
段 4(矛盾)。$D$ は $B$ と $A$ の間にあるので、(iv) により半直線 $CD$ は角 $\angle BCA$ の内部を通り、(iii) により $\angle DCB<\angle ACB$ である。段 3 の $\angle DCB=\angle ACB$ に反する。
段 5(結論)。よって $AB=AC$ である。$\square$
Euclid は段 4 で「三角形 $DBC$ は三角形 $ACB$ より小さい」と面積で矛盾を出しており、Heath はそこに図からは自明でない仮定が使われていると注意している(Hea56 p. 256)。上の証明では、その部分を角についての (iii)・(iv) で置きかえた。
$AB=AC$ の二等辺三角形 $ABC$ で、頂角 $A$ の二等分線と辺 $BC$ の交点を $M$ とする。このとき
方針:二等分線が辺 $BC$ と交わることを (iv) で確かめ、2 つに分けた三角形を (i) で比べる。
段 1(交点)。頂角の二等分線の半直線は角 $\angle BAC$ の内部を通るので、(iv) により $B$ と $C$ の間の点 $M$ で辺 $BC$ と交わる。
段 2(合同)。三角形 $ABM$ と三角形 $ACM$ で、$AB=AC$(仮定)、$AM$ は共通、間の角は $\angle BAM=\angle CAM$(二等分線)である。(i) により合同で、$BM=CM$、$\angle AMB=\angle AMC$ である。
段 3(1 の結論)。$BM=CM$ で $M$ は $B$ と $C$ の間にあるので、$M$ は辺 $BC$ の中点である。$\angle AMB$ と $\angle AMC$ は一直線をなすので和が $180^\circ$ で((iii))、等しいからどちらも $90^\circ$ である。よって $AM\perp BC$ である。
段 4(2 の結論)。辺 $BC$ の中点はただ 1 つなので、中線は線分 $AM$ である。また、点 $A$ から直線 $BC$ に下ろせる垂線はただ 1 本なので(平行線公準(高校数学) の例「中立幾何の定理の使い方」の (3))、垂線の足は $M$ である。$\square$
ex-bat-start の $A(0,0)$、$B(5,0)$、$C(3,4)$ では、辺 $BC$ の中点は $M(4,2)$ である。$\overrightarrow{AM}=(4,2)$、$\overrightarrow{BC}=(-2,4)$ で、内積は $-8+8=0$ なので $AM\perp BC$ である。
頂角の二等分線の向きは、$\overrightarrow{AB}$ と $\overrightarrow{AC}$ の向きの単位ベクトルの和 $(1,0)+\left(\dfrac35,\dfrac45\right)=\left(\dfrac85,\dfrac45\right)$ で、これは $\overrightarrow{AM}=(4,2)$ と同じ向き($\dfrac25$ 倍)である。3 本の線が 1 本に重なっている。
cor-bat-bisector の 1 は、辺 $BC$ の垂直二等分線が頂点 $A$ を通ることも言っている。これは、2 点 $B$、$C$ から等しい距離にある点 $A$ が垂直二等分線の上にあることの特別な場合である(三角形の合同条件 の命題「垂直二等分線は 2 点から等距離の点の集まり」)。
三角形の 3 辺がすべて等しいことと、3 つの角がすべて等しいことは同値である。このとき 3 つの角はどれも $60^\circ$ である。
3 辺が等しいとする。$AB=AC$ から thm-bat-main により $\angle B=\angle C$、$BA=BC$ から同じく $\angle A=\angle C$ で、3 つの角は等しい。逆に 3 つの角が等しいとすると、$\angle B=\angle C$ から thm-bat-converse により $AB=AC$、$\angle A=\angle C$ から $BA=BC$ で、3 辺は等しい。最後に、内角の和は $180^\circ$ なので(三角形の内角の和)、等しい 3 つの角はどれも $60^\circ$ である。$\square$
最後の $60^\circ$ だけは内角の和を使うので、平行線公準に頼っている。それより前の部分は平行線公準を使わない。
円の中心を $O$、円の上の 2 点を $P$、$Q$ とすると、$OP=OQ$(半径)なので三角形 $OPQ$ は二等辺三角形で、$\angle OPQ=\angle OQP$ である。たとえば $O(0,0)$、$P(5,0)$、$Q(3,4)$(半径 $5$)は ex-bat-start の三角形そのもので、中心角 $\angle POQ\approx53.13^\circ$ に対して $\angle OPQ=\angle OQP\approx63.43^\circ$ である。
この事実は、円周角が中心角の半分であることの証明(円周角の定理(高校数学))や、直径に対する円周角が直角であることの証明(直径に対する円周角)で使われる。正五角形の対角線と黄金比の関係も、頂角 $36^\circ$・底角 $72^\circ$ の二等辺三角形を追いかけて示される(正五角形と黄金比)。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| 長さを普通の距離で測る(別の測り方にする) | ex-bat-cx-taxicab | 2 辺が等しければ底角が等しい |
| 比べる角が等しい 2 辺の向かいの角である | ex-bat-cx-wrong-angle | 等しい辺の両端の角が等しい |
| 図形が三角形である(四角形にする) | ex-bat-cx-quad | 等しい 2 辺の、共有しない端の角が等しい |
2 点 $(x_1,y_1)$、$(x_2,y_2)$ の「長さ」を、碁盤の目の道を通る道のり $\lvert x_1-x_2\rvert+\lvert y_1-y_2\rvert$ で測ることにする(角は普通の角のまま)。$A(0,0)$、$B(2,0)$、$C(1,1)$ では、この長さで $AB=2+0=2$、$AC=1+1=2$ で、2 辺が等しい。
しかし角は、$\overrightarrow{BA}=(-2,0)$、$\overrightarrow{BC}=(-1,1)$ から $\cos B=\dfrac{2}{2\sqrt2}=\dfrac1{\sqrt2}$ で $B=45^\circ$、$\overrightarrow{CA}=(-1,-1)$、$\overrightarrow{CB}=(1,-1)$ から $\overrightarrow{CA}\cdot\overrightarrow{CB}=0$ で $C=90^\circ$ である。底角は等しくない。
prf-bat-pappus は (i) しか使っていないので、この測り方では (i)(2 辺とその間の角による合同)が成り立っていないことも分かる。底角定理は、長さと角の測り方が (i) を満たすようにかみ合っていることに支えられている。
$AB=AC$、頂角 $A=100^\circ$ の二等辺三角形では、底角は $B=C=40^\circ$ である(ex-bat-start-use の (1))。等しい辺 $AB$ の両端の角は $A=100^\circ$ と $B=40^\circ$ で、等しくない。等しいのは、等しい 2 辺 $AB$、$AC$ のそれぞれの「向かいの」角 $C$ と $B$ である。
凸四角形 $ABCD$ で $A(0,0)$、$B(2,0)$、$C(4,3)$、$D(0,2)$ とすると、$AB=AD=2$ である。等しい 2 辺 $AB$、$AD$ の、$A$ でない端の角を測ると
$$
\cos\angle ABC=\frac{\overrightarrow{BA}\cdot\overrightarrow{BC}}{\lvert\overrightarrow{BA}\rvert\,\lvert\overrightarrow{BC}\rvert}=\frac{-4}{2\sqrt{13}},\qquad \cos\angle ADC=\frac{\overrightarrow{DA}\cdot\overrightarrow{DC}}{\lvert\overrightarrow{DA}\rvert\,\lvert\overrightarrow{DC}\rvert}=\frac{-2}{2\sqrt{17}}
$$
で、$\angle ABC\approx123.69^\circ$、$\angle ADC\approx104.04^\circ$ と等しくない。三角形では、等しい 2 辺の残りの端どうしが 1 本の辺 $BC$ で直接結ばれているので、prf-bat-pappus の「裏返して重ねる」が使えた。四角形では、残りの端 $B$、$D$ の間に別の頂点 $C$ があり、$CB\ne CD$ なら折り返しても重ならない。
prf-bat-pappus は、三角形 $ABC$ が、頂角の二等分線 $AM$ を軸とする折り返し(鏡映)で自分自身に重なることを、合同の言葉で言っている。折り返しは $A$ と $M$ を動かさず、$B$ と $C$ を入れかえ、長さと角を変えない。だから $\angle B$ は $\angle C$ に移り、2 つは等しい。
長さと角を変えない平面の写像を 合同変換 という。合同変換で自分自身に移る図形の性質を調べることは、図形の 対称性 を調べることであり、大学では合同変換の全体を群として扱う(平面の合同変換の分類)。正三角形でない二等辺三角形は、恒等写像と 1 つの折り返しの 2 つの対称性だけをもち、正三角形は 3 つの折り返しと 3 つの回転($0^\circ$、$120^\circ$、$240^\circ$)からなる 6 つの対称性をもつ。
thm-bat-main・thm-bat-converse・cor-bat-bisector の証明は、rem-bat-premises の (i)〜(iv) と、cor-bat-bisector の 2 で使う垂線の一意性(平行線公準(高校数学) の例「中立幾何の定理の使い方」の (3))だけを使い、平行線公準を使わない。したがって、平行線公準が成り立たない幾何(非Euclid幾何学)でも、(i)〜(iv) が成り立つかぎり同じ定理が成り立つ。Hilbert の公理系でも、底角定理は合同の公理から早い段階で導かれ、ほかの合同条件の証明に使われる(三角形の合同条件、Hilbertの公理系)。
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