Grothendieck宇宙(Grothendieck universe)とは、推移的で、二元集合・冪集合・自分の元で添字付けた族の和集合をとる操作について閉じた集合 $U$ のことであり、$U$ に属する集合から直積・写像の集合・商集合・実数などの通常の構成で作った集合はまた $U$ に属する。$U$ 自身は $U$ に属さず、$\omega$ を元にもつ宇宙は到達不能基数 $\kappa$ による累積階層の段 $V_\kappa$ とちょうど一致するので、その存在は $\mathsf{ZFC}$ からは証明できない。圏論や代数幾何では宇宙を固定して小さい集合・小さい圏を定め、集合の圏や前層の圏のような大きい圏を集合論の中で扱い、必要に応じてより大きい宇宙に移る。
Grothendieck宇宙は、元をとる・対を作る・冪集合をとる・添字付きの和をとるという集合論の基本操作について閉じた集合である。宇宙 $U$ に属する集合から通常の構成で作った集合(直積、写像の集合、商集合、整数・実数など)はまた $U$ に属するので、$U$ を「普段の数学をするのに十分な集合の世界」として扱える。一方、「$U$ に属するすべての群」「$U$ に属するすべての集合」の集まりは $U$ には属さない($U$ の中から見れば大きい)が、$U$ の部分集合なので、外から見れば一つの集合である。圏論や代数幾何では、こうして「すべての集合の圏」「すべての群の圏」のような大きい対象を集合論の中で扱い、必要ならさらに大きい宇宙をとって前層の圏などを作る。
この記事では、定義と流儀の違い、宇宙に属する集合の閉性(thm-gu-closure)とその帰結として宇宙が自分自身より小さい集合にならないこと(cor-gu-not-small)を証明し、宇宙と到達不能基数の対応、宇宙の共通部分(prop-gu-intersection)と大小関係(prop-gu-comparable)を述べる。最後に、宇宙を固定したときの「小さい」圏と関手圏の大きさ(thm-gu-functor-category、prop-gu-large-functor-category)を扱う。
集合 $U$ が Grothendieck 宇宙(Grothendieck universe)であるとは、次の四条件を満たすことをいう。
(U1) $x\in U$ かつ $y\in x$ なら $y\in U$。
(U2) $x,y\in U$ なら $\{x,y\}\in U$。
(U3) $x\in U$ なら $\mathcal{P}(x)\in U$。
(U4) $I\in U$ で、$(x_i)_{i\in I}$ がすべて $U$ の元であるような族なら、$\bigcup_{i\in I}x_i\in U$。
以下では単に宇宙ともいう。
(U1) は $U$ が推移的な集合であること、すなわち $U$ の元はすべて $U$ の部分集合であることを言う。四条件は SGA4 Exposé I の付録(宇宙)の Définition 1(p. 185)と同じであり、ZFC公理系の記事の定義「Grothendieck 宇宙」でも同じ形で述べている。
$U$ を宇宙とする。
$U$-集合・$U$-小の言葉は KS06 Definition 1.1.2(p. 10)、$U$-圏・$U$-小な圏は同書 Definition 1.2.1 の直後(p. 11)による。宇宙を一つ固定したとき、「小さい集合」「小さい圏」はそれぞれ $U$-小な集合・$U$-小な圏を意味し、局所小圏は $U$-圏を意味する。
宇宙は「普段の操作では外へ出られない集合の箱」である。実数、関数空間、群などはすべて箱の中で作れるが、箱そのものは箱の中にない。箱の中から見ると「すべての集合の圏」は大きすぎるが、箱の外から見れば普通の集合でできた圏である。この二つの視点を使い分けることで、大きい圏の議論をクラスを持ち出さずに ZFC公理系の中で行える。ただし、無限集合を元にもつ箱の存在には追加の仮定(到達不能基数の存在)が要る。
$U$ を空でない宇宙とする。
$\mathbb{Z}$ を $\omega\times\omega$ の同値関係 $(m,n)\sim(m',n')\iff m+n'=m'+n$ による商集合として作れば、2 と 4 により $\mathbb{Z}\in U$ である。$\mathbb{Q}$ は $\mathbb{Z}\times(\mathbb{Z}\setminus\{0\})$ の商集合なので同様に $U$ に属する。$\mathbb{R}$ を Dedekind の切断($\mathbb{Q}$ の部分集合で条件を満たすもの)の集合として作れば $\mathbb{R}\subset\mathcal{P}(\mathbb{Q})$ なので $U$ に属し、$\mathbb{C}=\mathbb{R}\times\mathbb{R}$ も $U$ に属する。和や積などの演算も直積の部分集合(グラフ)なので $U$ に属する。$\square$
この定理により、$U$ に属する集合から有限回の通常の構成で作った集合は $U$ に属する。たとえば $\omega\in U$ なら、$\mathbb{R}$ 上の位相全体、$\mathbb{R}^n$ 上の連続関数全体、ある $U$-集合を台集合とする群の構造全体なども $U$ に属する。
$U$ を空でない宇宙とする。$U$ は $U$-小でない。とくに $U\notin U$ であり、$\mathbf{Set}_U$ の対象全体の集合 $U$ は $U$-小でない。
全単射 $h\colon x\to U$($x\in U$)があったとする。thm-gu-closure の 3 により $U=h[x]\in U$ である。(U3) により $\mathcal{P}(U)\in U$ であり、(U1) により $\mathcal{P}(U)\subset U$ である。すると包含写像は $\mathcal{P}(U)$ から $U$ への単射であり、Cantorの定理(冪集合から元の集合への単射は存在しない)に反する。よって $U$ は $U$-小でない。$U\in U$ なら恒等写像により $U$ は $U$-小になるので、$U\notin U$ である。$\square$
$U\notin U$ は正則性公理からも直ちに従うが、上の証明は (U1)〜(U4) と Cantorの定理だけを使っている。
宇宙がどのような集合であるかは、到達不能基数によって完全に決まる。$V_\alpha$ は累積階層の第 $\alpha$ 段($V_0=\emptyset$、$V_{\alpha+1}=\mathcal{P}(V_\alpha)$、極限 $\delta$ では $V_\delta=\bigcup_{\alpha < \delta}V_\alpha$)を表す。
ZFC公理系のもとで、次が成り立つ。
1 は到達不能基数の記事の命題「到達不能基数が与えるGrothendieck宇宙」で証明されている。2・3・4 はZFC公理系の記事の定理「宇宙は $V_\kappa$ の形をしている」とその直後の注意、系「宇宙の公理と到達不能基数」の (1) で証明されている。2 の証明では、thm-gu-closure と同じ閉性から $\kappa$ の正則性と強極限性を導き、$\in$ についての帰納法で $U=V_\kappa$ を示す。
したがって、$\omega$ を元にもつ宇宙が存在することは、到達不能基数が存在することと同値である。到達不能基数の記事の定理「到達不能基数の存在はZFCから証明できない」により、ZFC が無矛盾なら、そのような宇宙の存在は ZFC から証明できない。「任意の集合はある宇宙の元である」という宇宙の公理を ZFC に加えた体系が Tarski–Grothendieck 集合論であり、ZFC のもとで宇宙の公理は到達不能基数が非有界に存在することと同値である(ZFC公理系の記事の系「宇宙の公理と到達不能基数」の (2))。
$\mathcal{U}$ を宇宙からなる空でない集合とすると、$\bigcap\mathcal{U}$ は宇宙である。とくに、集合 $x$ を元にもつ宇宙が一つでもあれば、$x$ を元にもつ宇宙のうち包含に関して最小のものがある。
$U:=\bigcap\mathcal{U}$ とおく。(U1):$x\in U$、$y\in x$ なら、各 $U'\in\mathcal{U}$ について $x\in U'$ なので $y\in U'$、よって $y\in U$。(U2)・(U3) も同様に、各 $U'$ で条件を使えばよい。(U4):$I\in U$ で各 $x_i\in U$ なら、各 $U'\in\mathcal{U}$ について $I\in U'$、$x_i\in U'$ なので $\bigcup_ix_i\in U'$、よって $\bigcup_ix_i\in U$。
後半:$x\in U_0$ となる宇宙 $U_0$ をとり、$\mathcal{U}_0:=\{U'\in\mathcal{P}(U_0)\mid U'\text{ は宇宙で }x\in U'\}$ とおく。$U_0\in\mathcal{U}_0$ なので空でなく、前半により $U_{\min}:=\bigcap\mathcal{U}_0$ は $x$ を元にもつ宇宙である。$x$ を元にもつ任意の宇宙 $U$ について、$U\cap U_0$ は前半により宇宙で $x$ を元にもち $U_0$ に含まれるので、$U\cap U_0\in\mathcal{U}_0$ であり、$U_{\min}\subset U\cap U_0\subset U$ である。$\square$
$U,U'$ を $\omega$ を元にもつ宇宙とすると、$U=U'$、$U\in U'$、$U'\in U$ のどれか一つだけが成り立つ。また $U\subsetneq U'$ と $U\in U'$ は同値である。
thm-gu-classification の 2 により、到達不能基数 $\kappa,\lambda$ で $U=V_\kappa$、$U'=V_\lambda$ となるものがある。順序数は比較可能なので $\kappa=\lambda$、$\kappa < \lambda$、$\lambda < \kappa$ のどれか一つが成り立つ。$\kappa < \lambda$ なら、$\lambda$ は極限順序数なので $\kappa+1 < \lambda$ であり、$V_\kappa\in\mathcal{P}(V_\kappa)=V_{\kappa+1}\subset V_\lambda$、すなわち $U\in U'$ である。$\lambda < \kappa$ なら同様に $U'\in U$ である。$U\in U'$ と $U'\in U$ は同時には成り立たない(成り立てば (U1) により $U\in U$ となり、cor-gu-not-small に反する)。同じ理由で $U=U'$ のとき $U\in U'$ は成り立たない。
後半は前半と (U1) から従う。
$U\in U'$ なら (U1) により $U\subset U'$ で、$U\neq U'$($U'\notin U'$)なので $U\subsetneq U'$。逆に $U\subsetneq U'$ なら $U\neq U'$ で、前半から $U\in U'$ か $U'\in U$ である。$U'\in U$ なら (U1) により $U'\subset U$ となり $U\subsetneq U'$ に反するので、$U\in U'$ である。$\square$
宇宙 $U$ を一つ固定すると、$\mathbf{Set}_U$ や、$U$-集合を台とする群・アーベル群・位相空間・環上の加群の圏が定まる。これらの対象全体は $U$ の部分集合で、cor-gu-not-small により $U$-小でないので、これらは $U$-小な圏ではない。一方、二つの $U$-集合 $x,y$ の間の写像全体 $y^x$ は thm-gu-closure の 4 により $U$ に属するので、$\mathbf{Set}_U$ は $U$-圏である(SGA4 Exposé I, Définition 1.1(p. 5)、KS06 §1.2 の例)。群などの圏も、準同型の集合が写像の集合の部分集合なので $U$-圏である。
$U$ を宇宙、$\mathcal{C}$ を $U$-小な圏、$\mathcal{D}$ を $U$-圏とする。このとき、関手 $\mathcal{C}\to\mathcal{D}$ と自然変換のなす関手圏 $\operatorname{Fct}(\mathcal{C},\mathcal{D})$ は $U$-圏である。とくに、$U$-小な圏 $\mathcal{C}$ 上の前層の圏 $\operatorname{Fct}(\mathcal{C}^{\mathrm{op}},\mathbf{Set}_U)$ は $U$-圏である(SGA4 Exposé I, 1.1.1 b)(p. 5))。
関手 $F,G\colon\mathcal{C}\to\mathcal{D}$ を固定する。自然変換 $\eta\colon F\Rightarrow G$ は成分の族 $(\eta_c)_{c\in\operatorname{Ob}\mathcal{C}}$ で決まるので、$\eta\mapsto(\eta_c)_c$ は $\operatorname{Nat}(F,G)$ から $\prod_{c\in\operatorname{Ob}\mathcal{C}}\operatorname{Hom}_{\mathcal{D}}(Fc,Gc)$ への単射である。
$\mathcal{C}$ は $U$-小なので、$I\in U$ と全単射 $\varphi\colon I\to\operatorname{Ob}\mathcal{C}$ がある。各 $i\in I$ について $\operatorname{Hom}_{\mathcal{D}}(F\varphi(i),G\varphi(i))$ は $U$-小なので、選択公理により、各 $i$ ごとに $y_i\in U$ と全単射 $\psi_i\colon\operatorname{Hom}_{\mathcal{D}}(F\varphi(i),G\varphi(i))\to y_i$ を一斉にとる。すると $(h_c)_c\mapsto(\psi_i(h_{\varphi(i)}))_{i\in I}$ は $\prod_c\operatorname{Hom}_{\mathcal{D}}(Fc,Gc)$ から $\prod_{i\in I}y_i$ への全単射であり、$i\mapsto y_i$ は $I$ から $U$ への写像なので、thm-gu-closure の 3 により $\prod_{i\in I}y_i\in U$ である。
合成すると、$\operatorname{Nat}(F,G)$ は $U$ の元 $P:=\prod_iy_i$ への単射 $j$ をもつ。像 $j[\operatorname{Nat}(F,G)]$ は $P$ の部分集合なので thm-gu-closure の 1 により $U$ に属し、$j$ はそれへの全単射である。よって $\operatorname{Nat}(F,G)$ は $U$-小である。前層の圏については、$\mathcal{C}^{\mathrm{op}}$ が $U$-小で $\mathbf{Set}_U$ が $U$-圏であることから従う。$\square$
$\mathcal{D}$ の Hom 集合がはじめから $U$ に属する場合($\mathbf{Set}_U$ など)は、$\psi_i$ を恒等写像にとれるので選択公理は要らない。宇宙を集合全体に置き換えたものが、局所小圏の記事の命題「小さい始域をもつ関手圏は局所小である」である。始域が $U$-小であるという仮定は外せない。
$U$ を空でない宇宙とし、$\mathcal{C}$ を対象の集合が $U$ で、恒等射以外の射をもたない圏とする。$\mathcal{C}$ は $U$-圏であるが、$\operatorname{Fct}(\mathcal{C},\mathbf{Set}_U)$ は $U$-圏でない。
$\mathcal{C}$ の Hom 集合は空集合か恒等射一つからなる集合なので、$U$-小である(thm-gu-closure の 1・2 により $\emptyset,\{\emptyset\}\in U$)。$2:=\{\emptyset,\{\emptyset\}\}\in U$ とおき、すべての対象を $2$ に送る関手を $F$ とする。$\mathcal{C}$ には恒等射しかないので、成分の族 $(\eta_c)_{c\in U}$($\eta_c\colon2\to2$)はどれも自然変換である。$S\subset U$ に対し、$c\in S$ なら $\eta_c$ を $2$ の二元の入れ替え、$c\notin S$ なら恒等写像とする族を対応させると、$\mathcal{P}(U)$ から $\operatorname{Nat}(F,F)$ への単射が得られる。
$\operatorname{Nat}(F,F)$ が $U$-小なら、全単射 $\operatorname{Nat}(F,F)\to x$($x\in U$)があり、(U1) により $x\subset U$ なので、合成して $\mathcal{P}(U)$ から $U$ への単射が得られる。これは Cantorの定理 に反する。よって $\operatorname{Nat}(F,F)$ は $U$-小でない。$\square$
始域が大きい関手圏や、$U$-圏 $\mathcal{C}$ 上の前層の圏 $\operatorname{Fct}(\mathcal{C}^{\mathrm{op}},\mathbf{Set}_U)$ を扱うときは、より大きい宇宙 $V$ をとって $V$ の中で考える。これを支えるのが次の事実である。
$U,V$ を宇宙とし、$U\in V$ とする。
$\omega$ を元にもつ宇宙 $U$ が与えられたとき、$U\in V$ となる宇宙 $V$ がとれるかどうかは、$U\cap\mathrm{Ord}$ より大きい到達不能基数があるかどうかで決まる(thm-gu-classification)。宇宙の公理を仮定すれば、どの宇宙もより大きい宇宙の元になる。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| (U4) 添字付きの和で閉じること | $V_{\omega+\omega}$ | (U1)〜(U3) を満たし $\omega$ を含む集合が、到達不能基数 $\kappa$ による $V_\kappa$ であること |
| (U3) 冪集合で閉じること | 遺伝的に可算な集合全体 $H$ | (U1)・(U2)・(U4) を満たし $\omega$ を含む集合が $\mathbb{R}$ を含むこと |
| $\omega\in U$ | $V_\omega$ | $U\cap\mathrm{Ord}$ が到達不能基数であること |
| 関手の始域が $U$-小であること(thm-gu-functor-category) | 対象が $U$ で恒等射だけの圏 | 関手圏が $U$-圏であること |
1 行目:$V_{\omega+\omega}=\bigcup_{n\in\omega}V_{\omega+n}$ は推移的である(超限帰納法の記事の命題「累積階層の各段階は推移的」)。$x,y\in V_{\omega+n}$ なら $\{x,y\}\subset V_{\omega+n}$ なので $\{x,y\}\in V_{\omega+n+1}$ であり、$x\in V_{\omega+n+1}$ なら $x\subset V_{\omega+n}$ なので $\mathcal{P}(x)\subset\mathcal{P}(V_{\omega+n})=V_{\omega+n+1}$、すなわち $\mathcal{P}(x)\in V_{\omega+n+2}$ である。よって (U1)〜(U3) を満たし、$\omega\in V_{\omega+1}$ である。しかし $I=\omega$、$x_n=V_{\omega+n}$ とすると $\bigcup_nx_n=V_{\omega+\omega}$ であり、これは $V_{\omega+\omega}$ に属さない(cor-gu-not-small の議論、または正則性公理)。$V_{\omega+\omega}$ に属する順序数全体は $\omega+\omega$ で、これは基数ですらない。
2 行目:集合 $x$ の推移閉包 $\operatorname{TC}(x)$($x$ を含む最小の推移的集合、$x\cup\bigcup x\cup\bigcup\bigcup x\cup\cdots$)が可算であるような $x$ の全体を $H$ とする。$H$ は (U1)・(U2)・(U4) を満たす。
$y\in x$ なら $y\subset\operatorname{TC}(x)$ で $\operatorname{TC}(x)$ は推移的なので $\operatorname{TC}(y)\subset\operatorname{TC}(x)$ であり、(U1) が成り立つ。$\operatorname{TC}(\{x,y\})=\{x,y\}\cup\operatorname{TC}(x)\cup\operatorname{TC}(y)$ なので (U2) が成り立つ。$I\in H$ なら $I\subset\operatorname{TC}(I)$ は可算であり、$x_i\in H$ について $\operatorname{TC}(\bigcup_ix_i)\subset\bigcup_i\operatorname{TC}(x_i)$ は可算個の可算集合の和集合なので、選択公理のもとで可算である(可算集合の記事の定理「可算個の可算集合の和集合」)。よって (U4) も成り立つ。
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