直観主義論理(intuitionistic logic)とは、命題の真を「証明が構成できること」と読む立場(BHK 解釈)に基づき、排中律 $\varphi\lor\lnot\varphi$ を一般の公理としては認めない論理である。古典論理の部分体系で、排中律を否定するのではなく一般には証明できないとするだけで、$\lnot\lnot(\varphi\lor\lnot\varphi)$ は証明できる。二重否定除去 $\lnot\lnot\varphi\to\varphi$ や Peirce の法則も一般には証明できず、どちらかをすべての式について加えると古典論理になる。命題論理の範囲では、Heyting 代数の値がつねに最大元になる式や、すべての Kripke モデルで成り立つ式がちょうど証明可能な式であり、開集合の束が典型的なモデルである。選言特性をもち、トポスの内部論理として現れる。
直観主義論理は、「証明できた」ことを「真である」ことの意味とみなす論理であり、排中律 $\varphi\lor\lnot\varphi$ を一般的な原理としては認めない。次の証明を考える。「無理数 $a,b$ で $a^b$ が有理数になるものがある。実際、$\sqrt2^{\sqrt2}$ が有理数なら $a=b=\sqrt2$ とすればよく、無理数なら $a=\sqrt2^{\sqrt2}$、$b=\sqrt2$ とすれば $a^b=\sqrt2^2=2$ である。」これは 古典論理 では正しい証明だが、「$\sqrt2^{\sqrt2}$ は有理数か無理数かのどちらかである」という排中律に頼っており、どちらの組が答えなのかを教えない。直観主義論理では、「$A$ または $B$」を証明するには $A$ か $B$ のどちらかを実際に証明しなければならないので、この議論は存在の証明にならない(この命題自体は、$a=\sqrt2$、$b=\log_29$ とすれば $a^b=3$ となり、$\log_29$ が無理数であることも直接示せるので、直観主義論理でも証明できる)。このように直観主義論理は、古典論理から排中律を除き、証明の構成的な内容を保つ論理である。
本記事では命題論理を扱う。命題変数 $p_0,p_1,\dots$ と定数 $\bot$(矛盾)から、結合子 $\land,\lor,\to$ で作られる式を論理式とし、否定は $\lnot\varphi:=(\varphi\to\bot)$ で定める。数理論理学 の記事の定義「命題論理の論理式」は $\lnot$ を基本の記号とし $\bot$ をもたないが、直観主義論理では $\bot$ を基本とし $\lnot$ を略記とする流儀が標準的であり(TvD88 第 2 章、vDa13 第 5 章)、本記事もそれに従う。$\varphi\leftrightarrow\psi$ は $(\varphi\to\psi)\land(\psi\to\varphi)$ の略記である。
任意の論理式 $\varphi,\psi,\chi$ について、次の形の論理式を 公理 とする。
公理 1〜7 に 排中律 $\varphi\lor\lnot\varphi$ を公理として加えた体系で証明可能であることを $\vdash_{\mathrm{C}}\varphi$ と書く。これは古典論理の命題論理であり、$\vdash_{\mathrm{C}}\varphi$ であることと、$\varphi$ がすべての真理値割り当てで真になる恒真式であることは同値である(命題論理の完全性定理。vDa13 第 2 章)。ここで $\bot$ はつねに偽と解釈する。公理 1〜7 はすべて恒真式なので、直観主義論理で証明可能な式は古典論理でも証明可能である。直観主義論理は古典論理の弱い部分体系であり、古典論理と矛盾する原理を加えたものではない。
直観主義論理の結合子は、次のように「何が証明になるか」で意味づけられる。この説明は Brouwer・Heyting・Kolmogorov の名をとって BHK 解釈と呼ばれる(TvD88 第 1 章)。
古典論理では命題は真か偽かのどちらかに決まっており、「偽でないなら真」($\lnot\lnot\varphi\to\varphi$)が成り立つ。直観主義論理では、命題は「すでに証明された」「すでに反駁された」「まだどちらでもない」という情報の状態で考える。情報は増えるだけで、いったん証明されたものは証明されたままである。$\lnot\varphi$ は「将来どれだけ情報が増えても $\varphi$ は証明されない」ことを意味する。すると「$\varphi$ は証明も反駁もまだされていないが、将来証明される可能性がある」状態では、$\varphi$ も $\lnot\varphi$ も成り立たず、$\varphi\lor\lnot\varphi$ も成り立たない。一方「$\varphi$ の反駁がありえない」ことが分かっても、$\varphi$ の証明が手に入ったわけではないので、$\lnot\lnot\varphi$ から $\varphi$ は出ない。この情報の状態を真理値とみなしたものが Heyting代数 の元であり(thm-intuitionistic-logic-soundness)、位相空間の開集合の全体はその典型例である。
次の式は直観主義論理で証明可能である(prop-intuitionistic-logic-derivations)。
3 元の全順序集合 $H=\{0< h<1\}$ は、$x\land y=\min\{x,y\}$、$x\lor y=\max\{x,y\}$、含意を $x\le y$ のとき $x\Rightarrow y=1$、$x>y$ のとき $x\Rightarrow y=y$ として Heyting代数 になる(Heyting代数 の記事の例「反例:排中律は一般には成り立たない」)。否定は $\lnot0=1$、$\lnot h=h\Rightarrow0=0$、$\lnot1=0$ である。命題変数 $p$ に $h$ を割り当てると、def-intuitionistic-logic-heyting-value の意味で次のようになる。
実数直線 $\mathbb{R}$ の開集合全体 $\operatorname{Op}(\mathbb{R})$ は、$U\Rightarrow V=\operatorname{int}((\mathbb{R}\setminus U)\cup V)$、$\lnot U=\operatorname{int}(\mathbb{R}\setminus U)$ により Heyting 代数になる(Heyting代数 の記事の例「開集合の束」)。$p$ に $U=(-\infty,0)$、$q$ に $V=(0,\infty)$ を割り当てる。$U\cap V=\emptyset$ なので $\lnot(p\land q)$ の値は $\operatorname{int}\mathbb{R}=\mathbb{R}$ である。一方 $\lnot U=(0,\infty)$、$\lnot V=(-\infty,0)$ なので $\lnot p\lor\lnot q$ の値は $\mathbb{R}\setminus\{0\}$ である。よって $\lnot(p\land q)\to(\lnot p\lor\lnot q)$ の値は $\operatorname{int}\bigl(\emptyset\cup(\mathbb{R}\setminus\{0\})\bigr)=\mathbb{R}\setminus\{0\}\ne\mathbb{R}$ であり、この De Morgan の法則の片側は直観主義論理で証明できない。$p$ に $U$ を割り当てれば $p\lor\lnot p$ の値も $\mathbb{R}\setminus\{0\}$ で、点 $0$ が「どちらとも決まらない」場所になっている。
逆向きの $(\lnot p\lor\lnot q)\to\lnot(p\land q)$ は直観主義論理で証明可能である(prop-intuitionistic-logic-derivations の 5)。
論理式の集合 $\Gamma$ と論理式 $\varphi,\psi$ について、$\Gamma\cup\{\varphi\}\vdash_{\mathrm{I}}\psi$ ならば $\Gamma\vdash_{\mathrm{I}}\varphi\to\psi$ である。逆も成り立つ。
まず $\vdash_{\mathrm{I}}\varphi\to\varphi$ を示す。公理 2 の $\psi:=(\varphi\to\varphi)$、$\chi:=\varphi$ の場合と、公理 1 の 2 つの例 $\varphi\to((\varphi\to\varphi)\to\varphi)$、$\varphi\to(\varphi\to\varphi)$ に前件肯定を 2 回使えばよい。
$\Gamma\cup\{\varphi\}$ からの導出 $\chi_1,\dots,\chi_m$ の長さについての帰納法で、各 $k$ について $\Gamma\vdash_{\mathrm{I}}\varphi\to\chi_k$ を示す。$\chi_k$ が公理か $\Gamma$ の元なら、$\Gamma\vdash_{\mathrm{I}}\chi_k$ と公理 1 の $\chi_k\to(\varphi\to\chi_k)$ から前件肯定で得られる。$\chi_k=\varphi$ なら上で示した。$\chi_k$ が $\chi_i$ と $\chi_j=(\chi_i\to\chi_k)$ から前件肯定で得られたなら、帰納法の仮定により $\Gamma\vdash_{\mathrm{I}}\varphi\to\chi_i$ と $\Gamma\vdash_{\mathrm{I}}\varphi\to(\chi_i\to\chi_k)$ であり、公理 2 の $(\varphi\to(\chi_i\to\chi_k))\to((\varphi\to\chi_i)\to(\varphi\to\chi_k))$ に前件肯定を 2 回使って $\Gamma\vdash_{\mathrm{I}}\varphi\to\chi_k$ を得る。
逆は、$\Gamma$ からの $\varphi\to\psi$ の導出の後に $\varphi$ と $\psi$ を付け加えれば、$\Gamma\cup\{\varphi\}$ からの $\psi$ の導出になることによる。$\square$
この証明は公理 1・2 と前件肯定しか使っていないので、古典論理でも同じく成り立つ。以下、$\Gamma\cup\{\varphi\}$ を $\Gamma,\varphi$ と書く。
任意の論理式 $\varphi,\psi$ について、次の式は直観主義論理で証明可能である。
$\lnot\chi=(\chi\to\bot)$ なので、$\chi$ と $\lnot\chi$ から前件肯定で $\bot$ が導かれる。以下 prop-intuitionistic-logic-deduction を繰り返し使う。
直観主義命題論理に、すべての $\varphi$ についての排中律 $\varphi\lor\lnot\varphi$ を公理として加えた体系と、すべての $\varphi$ についての二重否定除去 $\lnot\lnot\varphi\to\varphi$ を公理として加えた体系は、同じ式を証明する。したがって後者も古典論理である。
排中律を加えた体系で $\lnot\lnot\varphi\to\varphi$ を示す。$\lnot\lnot\varphi,\varphi\vdash\varphi$ であり、$\lnot\lnot\varphi,\lnot\varphi\vdash\bot$ から公理 7 で $\lnot\lnot\varphi,\lnot\varphi\vdash\varphi$ である。演繹定理により $\lnot\lnot\varphi\vdash\varphi\to\varphi$ かつ $\lnot\lnot\varphi\vdash\lnot\varphi\to\varphi$ であり、公理 6 と排中律 $\varphi\lor\lnot\varphi$ から $\lnot\lnot\varphi\vdash\varphi$ を得る。
二重否定除去を加えた体系で $\varphi\lor\lnot\varphi$ を示す。prop-intuitionistic-logic-derivations の 4 により $\lnot\lnot(\varphi\lor\lnot\varphi)$ が証明可能であり、二重否定除去の $\varphi\lor\lnot\varphi$ の場合と前件肯定で得られる。
どちらの体系でも他方の追加の公理が証明できるので、証明できる式は一致する。演繹定理は公理を追加しても成り立つ(prf-intuitionistic-logic-deduction は公理 1・2 と前件肯定しか使わない)。$\square$
Peirce の法則 $((\varphi\to\psi)\to\varphi)\to\varphi$ をすべての $\varphi,\psi$ について公理として加えた体系も、prop-intuitionistic-logic-classical の 2 つの体系と同じ式を証明する。実際、$\psi:=\bot$ とすると、Peirce の法則は $((\varphi\to\bot)\to\varphi)\to\varphi$、すなわち $(\lnot\varphi\to\varphi)\to\varphi$ である。公理 7($\bot\to\varphi$)と演繹定理により $\lnot\lnot\varphi\vdash_{\mathrm{I}}\lnot\varphi\to\varphi$ が示せる($\lnot\lnot\varphi,\lnot\varphi\vdash_{\mathrm{I}}\bot$ から公理 7 で $\varphi$ が出る)ので、$\psi:=\bot$ の場合の Peirce の法則から $\lnot\lnot\varphi\vdash_{\mathrm{I}}\varphi$ となり、二重否定除去が得られる。逆に、二重否定除去を加えた体系では、$\varphi,\lnot\varphi\vdash\bot$ と公理 7($\bot\to\psi$)から $\varphi,\lnot\varphi\vdash\psi$、演繹定理により $\lnot\varphi\vdash\varphi\to\psi$ である。したがって $(\varphi\to\psi)\to\varphi,\lnot\varphi\vdash\varphi$($\lnot\varphi\vdash\varphi\to\psi$ と仮定 $(\varphi\to\psi)\to\varphi$ から)であり、$\varphi,\lnot\varphi\vdash\bot$ と合わせて $(\varphi\to\psi)\to\varphi,\lnot\varphi\vdash\bot$、すなわち $(\varphi\to\psi)\to\varphi\vdash\lnot\lnot\varphi$ となる。二重否定除去で $(\varphi\to\psi)\to\varphi\vdash\varphi$ が得られ、演繹定理により Peirce の法則が証明できる。したがって Peirce の法則をすべての式について加えても古典論理になる。
注意として、この命題は「すべての $\varphi$ について」加える場合の主張である。1 つの命題変数 $p$ について $\lnot\lnot p\to p$ を仮定しても、$p\lor\lnot p$ は導けない。実際 ex-intuitionistic-logic-opens の $U=(-\infty,0)$ では $\lnot\lnot U=\operatorname{int}(\mathbb{R}\setminus(0,\infty))=U$ なので、$p$ に $U$ を割り当てると $\lnot\lnot p\to p$ の値は $\mathbb{R}$、$p\lor\lnot p$ の値は $\mathbb{R}\setminus\{0\}$ である。$\lnot\lnot p\to p\vdash_{\mathrm{I}}p\lor\lnot p$ なら演繹定理により $(\lnot\lnot p\to p)\to(p\lor\lnot p)$ が証明可能になるが、その値は $\mathbb{R}\setminus\{0\}$ なので thm-intuitionistic-logic-soundness に反する。
$H$ を Heyting代数 とし、含意を $\Rightarrow$、否定を $\lnot a:=a\Rightarrow0$ と書く。命題変数から $H$ への写像 $v$ を 付値 といい、論理式の値 $[\![\varphi]\!]_v\in H$ を
$$
[\![p_i]\!]_v=v(p_i),\quad[\![\bot]\!]_v=0,\quad[\![\varphi\land\psi]\!]_v=[\![\varphi]\!]_v\land[\![\psi]\!]_v,\quad[\![\varphi\lor\psi]\!]_v=[\![\varphi]\!]_v\lor[\![\psi]\!]_v,\quad[\![\varphi\to\psi]\!]_v=[\![\varphi]\!]_v\Rightarrow[\![\psi]\!]_v
$$
で帰納的に定める。すべての Heyting 代数 $H$ とすべての付値 $v$ について $[\![\varphi]\!]_v=1$ であるとき、$\varphi$ は Heyting 代数で妥当 であるという。
$H$ が 2 元の Boolean代数 $\{0<1\}$ のときは、$1$ を真、$0$ を偽とみなせば、これは通常の真理値表による値である。
$\vdash_{\mathrm{I}}\varphi$ ならば、すべての Heyting 代数 $H$ とすべての付値 $v$ について $[\![\varphi]\!]_v=1$ である。
Heyting 代数の定義(Heyting代数 の記事の定義「Heyting代数」)により、$c\le(a\Rightarrow b)\iff c\land a\le b$ である。$c=1$ とすると、$a\Rightarrow b=1\iff a\le b$ である($(\ast)$)。したがって、各公理の値が $1$ であることは、それぞれ次の不等式に帰着する($a,b,c$ は $\varphi,\psi,\chi$ の値)。
命題変数 $p,q$ について、$p\lor\lnot p$、$\lnot\lnot p\to p$、$((p\to q)\to p)\to p$、$\lnot(p\land q)\to(\lnot p\lor\lnot q)$ は古典論理の恒真式だが、直観主義論理では証明できない。特に、直観主義命題論理は無矛盾である($\bot$ は証明できない)。
はじめの 3 つは ex-intuitionistic-logic-three-chain、4 つ目は ex-intuitionistic-logic-opens で、値が $1$ でない付値を与えた。thm-intuitionistic-logic-soundness の対偶により、これらは証明できない。$\bot$ の値はつねに $0\ne1$ である。4 つの式が恒真式であることは、2 元の Boolean 代数で値が $1$ になることを場合分けで確かめればよい。$\square$
健全性の逆、すなわち完全性も成り立つ。
命題論理の論理式 $\varphi$ について、次は同値である。
1 ⇒ 2 は thm-intuitionistic-logic-soundness である。2 ⇒ 1 は、証明可能な同値で論理式を割った Lindenbaum 代数が Heyting 代数になり、その標準的な付値で値が $1$ になる式がちょうど証明可能な式であることから示される(TvD88b 第 13 章)。Kripke モデル とは、半順序集合 $(W,\le)$ と、各命題変数 $p$ に対し上に閉じた部分集合 $V(p)\subset W$($w\in V(p)$ かつ $w\le w'$ なら $w'\in V(p)$)を与えたものである。$w\Vdash\varphi\to\psi$ を「$w\le w'$ となるすべての $w'$ で、$w'\Vdash\varphi$ なら $w'\Vdash\psi$」と定め、$w\Vdash p$ を $w\in V(p)$ で定め、$\bot$ はどこでも成り立たないとし、$\land,\lor$ は点ごとに定める。$W$ を情報の状態、$\le$ を情報の増加と読めば、本記事の「直感」の節の説明の形式化である。上に閉じた部分集合の全体は Heyting 代数をなし、Kripke モデルは Heyting 代数の付値の特別な場合である。Kripke モデルに関する完全性は Kripke による。有限の Kripke モデルで足りることも示せる(vDa13 第 5 章、TvD88 第 2 章)。有限モデルで足りることから、$\vdash_{\mathrm{I}}\varphi$ かどうかは有限の手続きで判定できる。
命題論理の論理式 $\varphi$ について、$\vdash_{\mathrm{C}}\varphi$ であることと $\vdash_{\mathrm{I}}\lnot\lnot\varphi$ であることは同値である。特に、$\lnot\psi$ の形の論理式については、古典論理で証明可能なら直観主義論理でも証明可能である。
Glivenko(1929 年)による。証明は TvD88 第 2 章に譲る。後半は前半と prop-intuitionistic-logic-derivations の 3($\lnot\lnot\lnot\psi\to\lnot\psi$)から従う。この定理により、命題論理の範囲では、古典論理の定理は二重否定を付ければすべて直観主義論理の定理になり、直観主義論理が古典論理と矛盾する定理を含まないこと(def-intuitionistic-logic-hilbert の直後の段落)がさらに精密になる。述語論理ではこの形のままでは成り立たず(たとえば $\lnot\lnot\forall x\,(P(x)\lor\lnot P(x))$ は直観主義述語論理で証明できない)、論理式の各部分に二重否定を入れる Gödel–Gentzen の否定翻訳が代わりに使われる(TvD88 第 2 章)。
$\vdash_{\mathrm{I}}\varphi\lor\psi$ ならば、$\vdash_{\mathrm{I}}\varphi$ または $\vdash_{\mathrm{I}}\psi$ である。
トポス の各対象の部分対象の全体は Heyting 代数をなし、トポスの内部論理は一般に直観主義論理になる(MM92 Chapter IV・VI、トポス の記事)。真理値の対象は部分対象分類子 $\Omega$ であり、$\Omega$ は内部の Heyting 代数になる。たとえば位相空間 $X$ 上の層のトポスでは、終対象の部分対象はちょうど $X$ の開集合であり、ex-intuitionistic-logic-opens の Heyting 代数が真理値の代数として現れる。前層のトポスでは部分前層の Heyting 代数(Heyting代数 の記事の定理「部分前層の含意」)が現れ、半順序集合上の前層のトポスは Kripke モデルの一般化になっている。集合の圏の内部論理は古典論理であり、内部論理で排中律が成り立つトポスはブール的であるという(MM92 Chapter VI)。
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