Mittag-Lefflerの問題(コンパクトRiemann面)(Mittag-Leffler problem on compact Riemann surfaces)とは、コンパクトで連結な Riemann 面の有限個の点に Laurent 展開の主部を指定したとき、ちょうどその主部をもちほかで正則な有理型関数があるかを問う問題である。解があるための必要十分条件は、すべての正則な 1 形式 $\omega$ について、主部と $\omega$ の積の留数の総和が $0$ になることで、解は定数の差を除いて一意である。必要性は留数定理から、十分性は Dolbeault 形の Serre 双対性から従う。障害は種数 $g$ 個の条件で、主部の指定を有理型関数の主部で割った商は、構造層の 1 次コホモロジーと同型な $g$ 次元の空間になる。
前提知識: Riemann面, 有理型関数, リーマン面上の微分形式, 留数, Serre双対性
Mittag-Lefflerの問題(コンパクトRiemann面)(Mittag-Leffler problem on compact Riemann surfaces)とは、コンパクトで連結な Riemann 面 $X$ の有限個の点に Laurent 展開の主部を指定したとき、ちょうどその主部をもち、ほかでは正則な有理型関数が $X$ の上にあるかを問う問題である。答えは、すべての正則な 1 形式 $\omega$ について、指定した主部 $\alpha_p$ と $\omega$ の積の留数の総和 $\sum_p\operatorname{Res}_p(\alpha_p\omega)$ が $0$ になることであり、解は定数の差を除いて一意である。
複素平面やその開集合では、主部をどう指定しても解がある(Mittag-Lefflerの定理)。コンパクトな面ではそうはいかない。有理型関数 $f$ と正則な 1 形式 $\omega$ の積 $f\omega$ は有理型の 1 形式で、その留数の総和は留数定理により $0$ だからである。この記事の主定理は、この必要条件が十分でもあることを述べる。障害となる条件は正則な 1 形式の個数、すなわち種数 $g$ 個だけであり、種数 $0$ ではいつでも解ける。
この記事では、Dolbeault 形の Serre 双対性を引用して主定理を証明する。指定された主部を滑らかな関数で切り取り、はみ出した $\bar\partial$ を補正できるかどうかを積分 $\int\beta\wedge\omega$ で判定し、それが留数の総和に等しいことを Stokes の定理で示す。帰結として、主部の空間を大域的な有理型関数の主部で割った商が $H^1(X,\mathcal O)$ と同型で $g$ 次元であること、1 点にだけ高々 $g+1$ 位の極をもつ定数でない有理型関数があることを導き、複素トーラスで条件を具体的に書く。
以下、$X$ はコンパクトで連結な Riemann面 とする。$\mathcal M(X)$ を $X$ 上の 有理型関数 の体、$\Omega(X)$ を $X$ 上の正則な 1 形式の空間とし、$g:=\dim_{\mathbb C}\Omega(X)$ とおく。$g$ は有限で(Serre双対性 の定理「Serre 双対性」の 2)、$X$ の位相的な 種数 に等しい(GR79 Ch. VII §7、pp. 225–226。この記事では証明しない)。$\Omega(X)$ と有理型の 1 形式、その留数は リーマン面上の微分形式 の定義「正則1形式」「有理型1形式・位数・留数」に従う。留数は座標によらない(同記事の命題「位数と留数の座標不変性」)。
$p\in X$ について、$p$ のまわりの有理型関数の芽全体を、正則関数の芽全体で割った商を $\mathcal P_p$ と書き、その元を $p$ での主部(主要部ともいう)という。$p$ を中心とする局所座標 $z$($z(p)=0$)をとると、各主部は $\sum_{k=1}^Na_kz^{-k}$ の形の代表をただ 1 つもつ。$X$ 上の主部の指定とは、族 $\alpha=(\alpha_p)_{p\in X}$($\alpha_p\in\mathcal P_p$)で、有限個の $p$ を除いて $\alpha_p=0$ となるものをいう。その全体を $\mathcal P(X)=\bigoplus_{p\in X}\mathcal P_p$ と書き、$\alpha_p\ne0$ となる $p$ の集合を $\alpha$ の台という。$f\in\mathcal M(X)$ の各点での主部を並べたもの($f$ の極は有限個)を $\operatorname{pp}(f)\in\mathcal P(X)$ と書く。$\operatorname{pp}(f)=\alpha$ となる $f$ を $\alpha$ の解という。
$\alpha$ の解とは、各 $p$ で $f-\alpha_p$ が $p$ の近くで正則($\alpha_p$ の代表と比べて)になり、$\alpha$ の台の外で正則な有理型関数である。$\omega\in\Omega(X)$ と $\alpha_p$ の代表 $h_p$ について、$h_p\omega$ は $p$ の近くの有理型の 1 形式で、代表を正則な芽だけ取り替えても留数は変わらない(正則な関数と正則な 1 形式の積の留数は $0$)。そこで
$$
\langle\alpha,\omega\rangle:=\sum_{p\in X}\operatorname{Res}_p(\alpha_p\,\omega)
$$
とおく(有限和)。これは $\alpha$ と $\omega$ の双線形形式である。
$X$ をコンパクトで連結な Riemann 面、$\alpha\in\mathcal P(X)$ を主部の指定とする。$\alpha$ の解 $f\in\mathcal M(X)$ が存在するための必要十分条件は、すべての $\omega\in\Omega(X)$ について $\langle\alpha,\omega\rangle=0$ となることである。解が存在すれば、解の全体は $f+\mathbb C$ である。
証明には次の Dolbeault 形の Serre 双対性を引用する。
$X$ の上の滑らかな $(0,1)$ 形式 $\beta$ について、次は同値である(Serre双対性 の定理「Serre 双対性」を複素次元 $1$、型 $(p,q)=(0,1)$、自明な束に当てたもの。この記事では証明しない)。
$X$ 上の有理型の 1 形式 $\eta$ について、$\sum_{p\in X}\operatorname{Res}_p\eta=0$ である。
$\eta$ の極を $p_1,\dots,p_k$ とし、$p_i$ を中心とする座標円板 $D_i=\{\lvert z_i\rvert< \varepsilon\}$ を、閉包が互いに交わらないようにとる。$X':=X\setminus\bigcup_iD_i$ は境界つきのコンパクトな曲面で、その上で $\eta$ は正則である。局所座標で $\eta=h\,dz$ と書くと $d\eta=\frac{\partial h}{\partial\bar z}d\bar z\wedge dz=0$ である。Stokesの定理 の定理「Stokes の定理」により、$X'$ の境界は各 $\partial D_i$ を逆向きにたどったものなので
$$
0=\int_{X'}d\eta=-\sum_{i=1}^k\oint_{\lvert z_i\rvert=\varepsilon}\eta=-2\pi i\sum_{i=1}^k\operatorname{Res}_{p_i}\eta
$$
である(円周は反時計回り)。$\square$
主定理の証明の要は、指定された主部を滑らかに切り取ったときに出る $\bar\partial$ の誤差を、留数で表すことである。
$\alpha\in\mathcal P(X)$ の台を $S$ とする。各 $p\in S$ に、$p$ を中心とする座標 $z_p$ が定義された近傍 $U_p\supset\{\lvert z_p\rvert\le2\varepsilon\}$ を互いに交わらないようにとり、$\alpha_p$ の代表 $h_p=\sum_ka_{p,k}z_p^{-k}$ と、$\{\lvert z_p\rvert\le\varepsilon\}$ で $1$、$\{\lvert z_p\rvert<2\varepsilon\}$ の外で $0$ になる滑らかな関数 $\chi_p\colon X\to[0,1]$ をとる。$s:=\sum_{p\in S}\chi_ph_p$($X\setminus S$ の上の滑らかな関数)とおき、$\beta$ を $X\setminus S$ の上では $\bar\partial s$、$S$ の上では $0$ と定める。このとき $\beta$ は $X$ の上の滑らかな $(0,1)$ 形式で、各 $p\in S$ の近傍 $D_p:=\{\lvert z_p\rvert< \varepsilon\}$ の上で $0$ であり、すべての $\omega\in\Omega(X)$ について
$$
\int_X\beta\wedge\omega=-2\pi i\,\langle\alpha,\omega\rangle
$$
が成り立つ。
$U_p$ どうしは交わらないので、$D_p\setminus\{p\}$ の上では $s=h_p$ であり、$h_p$ は正則なので $\bar\partial s=0$ である。よって $\beta$ は $\bigcup_pD_p$ の上で $0$ になり、$X$ の上で滑らかである。$X':=X\setminus\bigcup_pD_p$ とおく。$\omega$ は正則なので、局所座標で $\omega=c\,dz$ と書くと $\partial s\wedge\omega=\frac{\partial s}{\partial z}c\,dz\wedge dz=0$、$d\omega=0$ であり、$X'$ の上で
$$
d(s\,\omega)=ds\wedge\omega+s\,d\omega=\bar\partial s\wedge\omega=\beta\wedge\omega
$$
である。$\beta$ は $D_p$ の上で $0$ なので、Stokes の定理と lem-mlr-residue-theorem の証明と同じ向きの計算により
$$
\int_X\beta\wedge\omega=\int_{X'}d(s\,\omega)=-\sum_{p\in S}\oint_{\lvert z_p\rvert=\varepsilon}h_p\,\omega=-2\pi i\sum_{p\in S}\operatorname{Res}_p(h_p\,\omega)=-2\pi i\,\langle\alpha,\omega\rangle
$$
である。$\square$
必要性.$f$ を $\alpha$ の解とし、$\omega\in\Omega(X)$ とする。$f\omega$ は有理型の 1 形式であり、各 $p$ で $f-h_p$($h_p$ は $\alpha_p$ の代表)は $p$ の近くで正則なので、$\operatorname{Res}_p(f\omega)=\operatorname{Res}_p(h_p\omega)$ である。lem-mlr-residue-theorem により $\langle\alpha,\omega\rangle=\sum_p\operatorname{Res}_p(f\omega)=0$ である。
十分性.すべての $\omega\in\Omega(X)$ で $\langle\alpha,\omega\rangle=0$ とする。lem-mlr-integral の $s$ と $\beta$ をとると、すべての $\omega$ で $\int_X\beta\wedge\omega=0$ なので、rem-mlr-cited により滑らかな関数 $u$ で $\bar\partial u=\beta$ となるものがある。$f:=s-u$ とおく。$X\setminus S$ の上で $\bar\partial f=\beta-\beta=0$ なので、$f$ はそこで正則である。各 $p\in S$ について、$D_p$ の上で $\bar\partial u=\beta=0$ なので $u$ は $D_p$ で正則であり、$D_p\setminus\{p\}$ の上で $f=h_p-u$ である。したがって $f$ は $p$ で有理型で、主部は $\alpha_p$ である。よって $f\in\mathcal M(X)$、$\operatorname{pp}(f)=\alpha$ である。
一意性.$f_1,f_2$ が解なら、$f_1-f_2$ はどの点でも主部が $0$ なので、除去可能特異点を除いて $X$ 全体で正則な関数である。有理型関数の存在 の命題「コンパクト面上の正則関数」により定数である。逆に解に定数を足したものも解である。$\square$
$s$ は主部を局所的に実現する関数を貼り合わせたもので、$\beta=\bar\partial s$ は貼り合わせのずれを測る。主定理は「ずれが $\bar\partial$ で消せること」と「留数の条件」が同じであることを、lem-mlr-integral の公式で結びつけている。
主定理は、解けるかどうかが $g$ 個の 1 次式で決まることを述べている。障害の全体を空間として取り出すと、構造層の 1 次コホモロジーが現れる。
写像 $\Phi\colon\mathcal P(X)\to\Omega(X)^*$、$\Phi(\alpha):=\langle\alpha,\cdot\rangle$ は全射で、核は $\operatorname{pp}(\mathcal M(X))$ である。したがって
$$
\mathcal P(X)/\operatorname{pp}(\mathcal M(X))\cong\Omega(X)^*
$$
であり、この空間は $g$ 次元である。さらに $\alpha$ に lem-mlr-integral の $\beta$ の Dolbeault 類 $[\beta]$ を対応させる写像は、同型 $\mathcal P(X)/\operatorname{pp}(\mathcal M(X))\cong H^{0,1}(X)\cong H^1(X,\mathcal O)$ を与える。
核が $\operatorname{pp}(\mathcal M(X))$ であることは thm-mlr-main そのものである。全射性:$\Omega(X)$ は有限次元なので、像が真の部分空間なら、それを消す $0$ でない $\omega\in\Omega(X)$ がある。$\omega(p)\ne0$ となる点 $p$ と、$p$ を中心とする座標 $z$ をとり、$\omega=c(z)\,dz$($c(0)\ne0$)と書く。$p$ での主部 $z^{-1}$ だけからなる指定を $\alpha$ とすると $\langle\alpha,\omega\rangle=\operatorname{Res}_p(c(z)z^{-1}dz)=c(0)\ne0$ であり、矛盾する。
後半:$\delta(\alpha):=[\beta]\in H^{0,1}(X)$ とおく。座標・代表・切り取り関数を取り替えて $s'$、$\beta'$ を得たとすると、各 $p$ の近くで $s$ と $s'$ はどちらも $\alpha_p$ の代表に等しいので、その差は正則な芽であり、$s-s'$ は $X$ 全体の滑らかな関数に延びる。$\beta-\beta'=\bar\partial(s-s')$ なので $\delta$ は選び方によらない。同じ座標と切り取り関数を使えば $s$ は $\alpha$ について線形なので $\delta$ は線形である。lem-mlr-integral により、$\delta$ と Serre の対による同型 $H^{0,1}(X)\cong\Omega(X)^*$(rem-mlr-cited)の合成は $-2\pi i\,\Phi$ であり、$\Phi$ は全射で核は $\operatorname{pp}(\mathcal M(X))$ なので、$\delta$ も全射で核は $\operatorname{pp}(\mathcal M(X))$ である。最後の同型 $H^{0,1}(X)\cong H^1(X,\mathcal O)$ は Dolbeaultの定理 の定理「Dolbeault の定理」による。$\square$
この同型は、$H^1(X,\mathcal O)$ を「主部の指定を、大域的な有理型関数の主部で割ったもの」として具体的に表している。GR79 Ch. VII §6 Theorem 1(p. 220)は、$H^1(X,\mathcal M)=0$ を示したうえで、層の完全列 $0\to\mathcal O\to\mathcal M\to\mathcal M/\mathcal O\to0$ のコホモロジー完全列から同じ同型を導いている。同書 §6 Theorem 7・8(pp. 224–225)は、因子 $D$ について「$\mathcal O(D)$ を法とする主部」に同じ議論を広げ、留数の対による同型 $H^0(X,\Omega(D))\cong H^1(X,\mathcal O(-D))^*$ を証明している(この記事では証明しない)。これは Riemann–Rochの定理 の定理「Serre双対性(曲線の場合)」の $h^1(\mathcal O_X(D))=\ell(K-D)$ のコンパクト Riemann 面での形である。
$p\in X$ とする。$p$ 以外では正則で、$p$ で高々 $g+1$ 位の極をもつ、定数でない有理型関数が $X$ 上にある。特に $g=0$ なら、主部の指定はつねに解をもつ。
$p$ を中心とする座標 $z$ を固定し、$p$ での主部 $\sum_{k=1}^{g+1}a_kz^{-k}$ からなる指定の空間を $V$ とする。$V$ は $g+1$ 次元で $\Omega(X)^*$ は $g$ 次元なので、$\Phi|_V$ の核に $0$ でない $\alpha$ がある。thm-mlr-main により $\alpha$ の解 $f$ があり、$f$ は $p$ に極をもつので定数でない。$g=0$ なら $\Omega(X)=0$ なので、主定理の条件は自動的に成り立つ。$\square$
$g=0$ の場合は、Riemann 球面 $\mathbb P^1$ で $\Omega(\mathbb P^1)=0$ であること(種数 の命題「Riemann球面の正則1形式」)に対応し、どんな主部の指定も有理関数の部分分数で実現できる。有理型関数の存在 の定理「一点にだけ極を許す存在定理」は同じ結論を Riemann–Roch の不等式から導いている。
$X=\mathbb C/\Lambda$($\Lambda$ は格子)では $\Omega(X)=\mathbb C\,dz$ である(種数 の命題「複素トーラスの正則1形式」)。各 $p$ で座標 $z-p$ を使い、$\alpha_p$ の代表を $\sum_ka_{p,k}(z-p)^{-k}$ と書くと $\langle\alpha,dz\rangle=\sum_pa_{p,1}$ である。したがって、主部の指定 $\alpha$ が楕円関数($\Lambda$ を周期にもつ $\mathbb C$ 上の有理型関数)で実現できるのは、$z^{-1}$ の係数の総和 $\sum_pa_{p,1}$ が $0$ のときに限る。たとえば、1 点で 1 位の極をもちほかで正則な楕円関数はない。一方、$0$ での主部 $z^{-2}$ は留数が $0$ なので実現でき、その解の 1 つが Weierstrass の $\wp$ 関数(楕円曲線)である。異なる 2 点 $p,q$ にそれぞれ主部 $(z-p)^{-1}$、$-(z-q)^{-1}$ を指定したものも実現できる。
一般に、1 点 $p$ で 1 位の極だけをもつ有理型関数があることは、主定理により、すべての $\omega\in\Omega(X)$ が $p$ で $0$ になることと同値である。$g\ge1$ ならどの点 $p$ にも $p$ で $0$ にならない $\omega$ があるので(GR79 Ch. VII §7.4、p. 228。この記事では証明しない)、そのような関数はない(有理型関数の存在 の注意「反例:任意点の単純極」)。同じ考え方で、$p$ だけに極をもつ有理型関数の極の位数として現れない自然数($p$ での空隙値)を数えると、$g\ge1$ ならちょうど $g$ 個あり、$1$ はつねに空隙値である(Weierstrass の空隙定理、GR79 Ch. VII §7 Theorem 5、p. 229。証明は Weierstrass点 の定理「Weierstrass の空隙定理」)。空隙値の並びが $1,2,\dots,g$ でない点が Weierstrass点 である。
| 外す条件 | 反例 | 成り立たなくなること |
|---|---|---|
| $X$ のコンパクト性 | $X=\mathbb C$、$0$ での主部 $z^{-1}$、$\omega=dz$ | 必要性(解があれば $\langle\alpha,\omega\rangle=0$) |
| $X$ の連結性 | $X$ を 2 つの Riemann 球面の非交和、$\alpha=0$ | 解が定数の差を除いて一意であること |
1 行目:$f(z)=1/z$ は $\mathbb C$ 上の有理型関数で、主部は指定どおりである。一方 $dz$ は $\mathbb C$ 上の正則な 1 形式で、$\langle\alpha,dz\rangle=\operatorname{Res}_0(z^{-1}dz)=1\ne0$ である。$\mathbb C$ では lem-mlr-residue-theorem の証明の $X'$ がコンパクトにならず、$z^{-1}dz$ の留数の総和は $1$ で、留数定理が成り立たない。
2 行目:一方の球面で $0$、他方で $1$ をとる関数は正則(したがって有理型)で、主部はすべて $0$ である。これと定数関数 $0$ はどちらも $\alpha=0$ の解だが、差は定数でない。
1 行目の $\mathbb C$ では、むしろどんな主部の指定にも解がある(Mittag-Lefflerの定理 の定理「Mittag-Leffler の定理(複素平面)」)。コンパクト性が障害を生むのであり、障害の大きさを測るのが種数である。
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