零点の位数(order of zero)とは、正則関数 $f$ が点 $p$ で $0$ になるときの重複度であり、$p$ を中心とする Taylor 展開 $\sum a_k(z-p)^k$ で $a_k\neq0$ となる最小の $k$ として定義される。位数 $m$ であることは $f(z)=(z-p)^mh(z)$、$h(p)\neq0$ と書けることと同値で、これから恒等的に $0$ でない正則関数の零点が孤立することが従う。Riemann 面上では局所座標を通じて定義され座標の取り方によらず、Laurent 展開の最低次数で定まる極の位数、正則写像の局所的な巻き付きを測る分岐指数へと拡張される。零点で正、極で負に数えた位数 $\mathrm{ord}_x$ は有理型関数の体上の離散付値をなし、因子や Riemann–Hurwitz の公式の基礎になる。
前提知識: 正則関数, 有理型関数, Taylor展開(複素解析), Laurent展開, Riemann面
まず 複素数 平面の 開集合 上の正則関数について定義し、次に局所座標を通じて Riemann 面上に移す。
$U\subset\mathbb{C}$ を開集合、$f\colon U\to\mathbb{C}$ を正則関数、$p\in U$ とする。$f$ が $p$ のどんな 近傍 上でも恒等的に $0$ ではないとき、$p$ を中心とする $f$ の Taylor 展開
$$f(z)=\sum_{k=0}^{\infty}a_k(z-p)^k\qquad(|z-p|< r)$$
の係数 $a_k$ の中に $0$ でないものが存在する。このとき
$$\mathrm{ord}_p(f):=\min\{k\geq0\mid a_k\neq0\}$$
($k$ は $0$ 以上の整数を動く)を $f$ の $p$ における位数という。$f(p)=0$ のとき $\mathrm{ord}_p(f)\geq1$ であり、この値を $f$ の $p$ における零点の位数(order of zero)または重複度という。$f(p)\neq0$ のときは $\mathrm{ord}_p(f)=0$ である。$f$ が $p$ のある近傍上で恒等的に $0$ であるときは $\mathrm{ord}_p(f):=+\infty$ と約束する。
正則関数が各点のまわりで Taylor 展開をもつこと(冪級数 展開の存在)と、その係数が $a_k=f^{(k)}(p)/k!$ で与えられることは、本記事では既知とする(出典 Ahl79 Chapter 4 §3)。定義に現れる展開の収束半径 $r>0$ は $p$ を中心とし $U$ に含まれる 開円板 の半径であればよく、位数は $r$ の取り方によらない(同じ関数の同じ点を中心とする冪級数展開は一意だからである)。
$X$ を Riemann 面(連結(連結空間)な 1 次元 複素多様体)、$f$ を $X$ の点 $x$ のある近傍で定義された正則関数で、$x$ のどんな近傍上でも恒等的に $0$ ではないものとする。$x$ のまわりの 局所座標 $z\colon V\to z(V)\subset\mathbb{C}$ で $z(x)=0$ となるものを 1 つとり、
$$\mathrm{ord}_x(f):=\mathrm{ord}_0\bigl(f\circ z^{-1}\bigr)$$
と定める。右辺は def-order-of-zero-plane の意味の位数である。この値は局所座標 $z$ の取り方によらない(prop-order-of-zero-well-defined)。$f(x)=0$ のとき $\mathrm{ord}_x(f)\geq1$ を $f$ の $x$ における零点の位数という。
$X$ を Riemann 面、$f$ を $X$ 上の有理型関数、$x\in X$ を $f$ の 極 とする。$x$ のまわりの局所座標 $z$($z(x)=0$)に関する $f$ の Laurent 展開
$$f\circ z^{-1}(z)=\sum_{k=-n}^{\infty}a_kz^k\qquad(0<|z|< r),\qquad a_{-n}\neq0,\ n\geq1$$
の最低次数 $-n$ に対し、$n$ を $f$ の $x$ における極の位数(order of pole)という。これも局所座標の取り方によらない(prop-order-of-zero-pole-reciprocal)。
零点の位数・極の位数の概念を、値域の座標も動かして一般の正則写像に拡張したものが分岐指数である。
$X,Y$ を Riemann 面、$f\colon X\to Y$ を定数でない 正則写像、$x\in X$、$y:=f(x)$ とする。$x$ のまわりの局所座標 $z$($z(x)=0$)と $y$ のまわりの局所座標 $w$($w(y)=0$)をとり、$f$ の座標表示
$$F:=w\circ f\circ z^{-1}(z)=\sum_{k=1}^{\infty}c_kz^k$$
($c_0=w(f(x))=w(y)=0$)について、$F$ は $0$ の近傍で恒等的に $0$ ではなく($F$ が $0$ の近傍で恒等的に $0$ なら $f$ は $x$ の近傍で定数 $y$ となり、一致の定理 の記事の命題(正則写像に対する一致の定理)により、連結な $X$ 上で $f$ が定数になってしまうため)、
$$e_x(f):=\mathrm{ord}_0(F)=\min\{k\geq1\mid c_k\neq0\}$$
を $x$ における $f$ の分岐指数(ramification index)という。この値は $z,w$ の取り方によらない(prop-order-of-zero-ramification-well-defined)。$e_x(f)=1$ のとき $f$ は $x$ で不分岐であるといい、$e_x(f)\geq2$ のとき $f$ は $x$ で分岐するといい、$x$ を $f$ の分岐点という。
$X$ を Riemann 面、$f$ を $X$ 上の定数でない有理型関数とし、$f$ を正則写像 $f\colon X\to\mathbb{P}^1$(Riemann球面 への写像)とみなす。$x\in X$ に対し
$$\mathrm{ord}_x(f):=\begin{cases}e_x(f)&(f(x)=0\text{ のとき}),\\ -e_x(f)&(f(x)=\infty\text{ のとき}),\\ 0&(\text{それ以外})\end{cases}$$
と定める。prop-order-of-zero-ramification-well-defined により、$f(x)=0$ のとき $\mathrm{ord}_x(f)$ は零点の位数に、$f(x)=\infty$ のとき $-\mathrm{ord}_x(f)$ は極の位数に一致する。したがって $\mathrm{ord}_x(f)$ は「零点なら位数を正で、極なら位数を負で数えた整数」であり、def-order-of-zero-surface と両立する。
零点の位数は、正則関数を局所座標で冪級数展開したとき「$0$ が何重根として現れるか」を数える不変量であり、多項式 の根の重複度をそのまま一般化したものである。極の位数はその裏返しで、$\infty$ での重複度にあたる。分岐指数はこれをさらに一般化し、行き先の座標を基準にして「写像が点 $x$ の近くで何重に巻き付いているか」を測る。$f\colon X\to\mathbb{P}^1$ について零点の位数・極の位数は、それぞれ $0$、$\infty$ の近くで測った分岐指数にほかならない。位数 $\mathrm{ord}_x$ を全ての点について集めた形式和が 因子 $\sum_x\mathrm{ord}_x(f)\,x$ であり、$\mathrm{ord}_x$ が有理型関数の 体 上の 付値 をなすこと(prop-order-of-zero-valuation)が、零点と極を「足し引きできる代数的なデータ」として扱えることの根拠である。
$f(z)=z^3(z-1)^2$ は $\mathbb{C}$ 上の正則関数である。$p=0$ を中心とする展開は $f(z)=z^3-2z^4+z^5$ なので $\mathrm{ord}_0(f)=3$ である。$p=1$ では $u:=z-1$ とおくと $f=(1+u)^3u^2=u^2+3u^3+3u^4+u^5$ なので $\mathrm{ord}_1(f)=2$ である。$p=2$ では $f(2)=8\neq0$ なので $\mathrm{ord}_2(f)=0$ である。一般に多項式の根の重複度は、その根における零点の位数に等しい。
$\sin z=z-\dfrac{z^3}{3!}+\cdots$ より $\mathrm{ord}_0(\sin)=1$ である。一方 $1-\cos z=\dfrac{z^2}{2!}-\dfrac{z^4}{4!}+\cdots$ より $\mathrm{ord}_0(1-\cos)=2$ である。また $\sin z$ の零点は $k\pi$($k\in\mathbb{Z}$)で尽くされ、$\sin(z)=(-1)^k\sin(z-k\pi)$ より各零点の位数は $1$ である。
$X=\mathbb{P}^1$ 上の有理型関数 $f(z)=z^3$ を考える。$0$ における零点の位数は $3$ である。$\infty$ のまわりの局所座標 $t=1/z$ と、$\infty\in\mathbb{P}^1$ のまわりの局所座標 $w=1/\cdot$ をとると、$f$ の座標表示は $w\circ f\circ t^{-1}(t)=1/(1/t)^3=t^3$ なので $e_\infty(f)=3$、すなわち $f$ は $\infty$ に位数 $3$ の極を持ち $\mathrm{ord}_\infty(f)=-3$ である。$0$ と $\infty$ 以外の点 $x$ では $f(x)\neq0,\infty$ なので $\mathrm{ord}_x(f)=0$ であり、$\sum_{x\in\mathbb{P}^1}\mathrm{ord}_x(f)=3-3=0$ となる。
分岐指数を $f(z)=z^2$($\mathbb{P}^1\to\mathbb{P}^1$)で見る。$x=0$ では座標 $z,w$ をそのまま使って $F(z)=z^2$ だから $e_0(f)=2$、$0$ は分岐点である。$x=1$ では $\zeta:=z-1$、$w:=f(z)-1$ とおくと $w=(1+\zeta)^2-1=2\zeta+\zeta^2$ で最低次数は $1$ だから $e_1(f)=1$、$1$ は不分岐点である。同じ写像でも分岐指数は点ごとに異なる局所的な量である。
次の 2 つは、定義の仮定「正則で、恒等的に $0$ でない」を破ると位数の概念が働かないことを示す。
$U\subset\mathbb{C}$ を開集合、$f\colon U\to\mathbb{C}$ を正則関数、$p\in U$、$m\geq0$ を整数とする。次は同値である。
$f(z)=\sum_{k\geq0}a_k(z-p)^k$ を $|z-p|< r$ で収束する Taylor 展開とする。Taylor 係数は $a_k=f^{(k)}(p)/k!$ で与えられるから(出典 Ahl79 Chapter 4 §3)、1 と 3 は定義から直ちに同値である。
1 ⇒ 2:$a_0=\cdots=a_{m-1}=0$、$a_m\neq0$ とする。$h(z):=\sum_{k\geq m}a_k(z-p)^{k-m}$ とおく。この冪級数は $|z-p|< r$ で収束する($z\neq p$ なら $(z-p)^{-m}\sum_{k\geq m}a_k(z-p)^k$ に等しく、$z=p$ では値 $a_m$ をとる)から、$h$ は $|z-p|< r$ 上の正則関数であり、$h(p)=a_m\neq0$、$f(z)=(z-p)^mh(z)$ が成り立つ。
2 ⇒ 1:$h(z)=\sum_{k\geq0}b_k(z-p)^k$($b_0=h(p)\neq0$)を $h$ の Taylor 展開とすると、$f(z)=(z-p)^mh(z)=\sum_{k\geq0}b_k(z-p)^{k+m}$ は $f$ の $p$ を中心とする冪級数展開であり、冪級数展開の一意性から $a_k=0$($k< m$)、$a_m=b_0\neq0$ である。ゆえに $\mathrm{ord}_p(f)=m$ である。
def-order-of-zero-surface の $\mathrm{ord}_x(f)$ は、$x$ を中心とする局所座標 $z$ の取り方によらない。
$z,z'$ を $x$ を中心とする 2 つの局所座標とし、座標変換 を $\psi:=z\circ z'^{-1}$ とおく。$\psi$ は $0$ の近傍から $0$ の近傍への 双正則写像 で $\psi(0)=0$、$\psi'(0)\neq0$ である。$m:=\mathrm{ord}_0(f\circ z^{-1})$ とおくと、prop-order-of-zero-factorization により $f\circ z^{-1}(u)=u^mh(u)$、$h(0)\neq0$ と書ける。また $\psi(0)=0$ より、同じ命題($m=1$ の場合)により $\psi(u')=u'\eta(u')$、$\eta(0)=\psi'(0)\neq0$ と書ける。したがって
$$f\circ z'^{-1}(u')=f\circ z^{-1}\bigl(\psi(u')\bigr)=\psi(u')^m\,h(\psi(u'))=u'^m\Bigl[\eta(u')^m\,h(\psi(u'))\Bigr]$$
であり、角括弧内は $0$ の近傍で正則で、$u'=0$ での値 $\eta(0)^mh(0)$ は $0$ でない。再び prop-order-of-zero-factorization により $\mathrm{ord}_0(f\circ z'^{-1})=m$ である。
$U\subset\mathbb{C}$ を開集合、$f\colon U\to\mathbb{C}$ を正則関数、$p\in U$ を $f$ の零点で、$f$ は $p$ のどんな近傍上でも恒等的に $0$ でないとする。このとき $p$ のある近傍 $V$ で、$V$ 内の $f$ の零点は $p$ のみとなるものが存在する。すなわち $p$ は $f$ の零点集合の 孤立点 である。Riemann 面上の正則関数についても、局所座標を通じて同じことが成り立つ。
$m:=\mathrm{ord}_p(f)$ は有限で $m\geq1$ である。prop-order-of-zero-factorization により $p$ のある近傍 $V_0$ 上で $f(z)=(z-p)^mh(z)$、$h$ は正則、$h(p)\neq0$ と書ける。$h$ は連続(連続写像)だから、$p$ のある近傍 $V\subset V_0$ 上で $h\neq0$ である。$z\in V\setminus\{p\}$ に対し $(z-p)^m\neq0$ かつ $h(z)\neq0$ なので $f(z)\neq0$ である。ゆえに $V$ 内の $f$ の零点は $p$ のみである。Riemann 面の場合は、$x$ を中心とする局所座標 $z$ をとって $f\circ z^{-1}$ に上の議論を適用すればよい。
$X$ を Riemann 面、$f$ を $X$ 上の有理型関数、$x$ を $f$ の極とする。$x$ を中心とする局所座標 $z$ について次は同値である。
1 ⇒ 2:Laurent 展開 $f\circ z^{-1}(z)=\sum_{k\geq-n}a_kz^k$($a_{-n}\neq0$)に対し $h(z):=\sum_{k\geq-n}a_kz^{k+n}=\sum_{j\geq0}a_{j-n}z^j$ とおく。これは $0<|z|< r$ で $z^nf\circ z^{-1}(z)$ に等しい収束冪級数であり、$|z|< r$ 上の正則関数を定め、$h(0)=a_{-n}\neq0$ である。
2 ⇒ 3:$h(0)\neq0$ より $0$ のある近傍で $h\neq0$ であり、そこで $1/f\circ z^{-1}(z)=z^n\cdot(1/h(z))$、$1/h$ は正則で $(1/h)(0)\neq0$ である。右辺は $z=0$ で値 $0$ をとる正則関数だから、これが $1/f$ の $x$ への正則な拡張であり、prop-order-of-zero-factorization により $1/f$ の $x$ における零点の位数は $n$ である。
3 ⇒ 1:prop-order-of-zero-factorization により $1/f\circ z^{-1}(z)=z^ng(z)$、$g(0)\neq0$ と書け、$0$ の近傍で $f\circ z^{-1}(z)=z^{-n}(1/g(z))$ である。$1/g$ を Taylor 展開して $z^{-n}$ を掛ければ、最低次数 $-n$(係数 $1/g(0)\neq0$)の Laurent 展開が得られる。Laurent 展開の一意性(出典 Ahl79 Chapter 5 §1)により極の位数は $n$ である。
局所座標によらないことは、3 の言い換えと prop-order-of-zero-well-defined から従う。
$f\colon X\to Y$ を Riemann 面の間の定数でない正則写像、$x\in X$、$y=f(x)$ とする。
$f\colon X\to Y$ を Riemann 面の間の定数でない正則写像、$x\in X$、$e:=e_x(f)$ とする。このとき $x$ を中心とする局所座標 $z$ と $f(x)$ を中心とする局所座標 $w$ を適切に選ぶと、$x$ のある近傍で $w\circ f\circ z^{-1}(z)=z^e$ が成り立つ。すなわち $f$ は $x$ の近くで $z\mapsto z^e$ という形をしている。
証明は 開写像定理(複素解析) の記事の定理(正則写像の局所標準形)に譲る。要点は、$F(z)=z^eH(z)$($H(0)\neq0$)の $H$ が $0$ の近傍で正則な $e$ 乗根 $H=K^e$ を持つことと、$\phi(z):=zK(z)$ が $\phi'(0)=K(0)\neq0$ を満たすので新しい局所座標になることである。原典としては Forster For81 §2 を参照。
$X$ を Riemann 面(連結)、$\mathfrak{M}(X)$ を $X$ 上の有理型関数のなす体(連結な Riemann 面上の有理型関数全体が体をなすことの出典は For81 §1)とし、$x\in X$ とする。$\mathrm{ord}_x\colon\mathfrak{M}(X)\setminus\{0\}\to\mathbb{Z}$ は次を満たす。
$x$ を中心とする局所座標 $z$ をとり、$m:=\mathrm{ord}_x(f)$、$n:=\mathrm{ord}_x(g)$ とおく。prop-order-of-zero-factorization と prop-order-of-zero-pole-reciprocal、および def-order-of-zero-general により、$m,n$ の符号によらず $0$ のある近傍で $f\circ z^{-1}(z)=z^mu(z)$、$g\circ z^{-1}(z)=z^nv(z)$($u,v$ は正則で $u(0)\neq0$、$v(0)\neq0$)と書ける。逆に有理型関数が $0$ の近傍で $z^ku(z)$($u(0)\neq0$)と書けるならその $x$ における位数は $k$ である($k\geq0$ なら prop-order-of-zero-factorization、$k<0$ なら prop-order-of-zero-pole-reciprocal)。
有理型関数 $f\neq0$ に対し、形式和 $\operatorname{div}(f):=\sum_{x\in X}\mathrm{ord}_x(f)\,x$ を $f$ の 因子(主因子)という。$\mathrm{ord}_x(f)\neq0$ となる点は零点と極であり、prop-order-of-zero-isolated と prop-order-of-zero-pole-reciprocal によりそれぞれ孤立している。さらに零点は極に集積しない(極の近くでは $|f|$ が大きく $f\neq0$)し、極は零点に集積しない(零点の近くでは $f$ は正則)ので、零点と極を合わせた集合は $X$ の閉離散部分集合であり、$X$ がコンパクト(コンパクト空間)なら有限個である。さらに $X$ がコンパクトのとき $\sum_{x\in X}\mathrm{ord}_x(f)=0$、すなわち零点の個数と極の個数は位数込みで一致する(ex-order-of-zero-pole-and-ramification の $z^3$ がその例である)。これは $f\colon X\to\mathbb{P}^1$ の各 ファイバー の点の個数を分岐指数込みで数えると一定であること(正則写像の次数)から従い、本記事では証明せず出典 For81 §4 を挙げるにとどめる。分岐指数は Riemann–Hurwitzの公式 を通じて 種数 と結びつき、$\mathrm{ord}_x$ の付値としての性質は $X$ の各点の 局所環 が 離散付値環 であることを意味する。
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