以上の整数全体の集合 の部分集合 は
以上の整数の狭義単調増加列(以下、単純に整数列 (integer sequence) という)
あるいは
とみることができる。
整数列 に対して、
以下の正の項の個数を であらわす。ただし とおく。
を の計数関数 (counting function) という。
が成り立つ。
つの整数列 の和集合 (sumset) を、 と の要素の和であらわされる数全体の集合
と定める(unionとは全く別概念なので、混同しないように)。
となるとき、 を の位数 の加法的基 (additive basis) あるいは単に基 (basis) という。
そのような整数 が存在するとき、 を の加法的基あるいは単に基という。
先と同様、素数全体の集合を , を含む平方数全体の集合を であらわすと、
Waring-Lagrangeの四平方数定理は
あるいは、 が の位数 の基であるとあらわされ、Goldbach予想は
とあらわされる。