3-0 章の見取り図

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この章の問い

群は、抽象的な対象であるだけでなく、何かに作用して初めて意味をもつ。群が集合に作用するとき、軌道の大きさを群の位数で測れるか。

道筋

  • 置換群:巡回置換への分解、符号、Cayley の定理。すべての群は置換群に埋め込める。
  • 群作用:軌道と安定化群、軌道安定化群定理、類等式、Burnside の補題。
  • 中心化群と正規化群:作用の特別な例として共役を調べる。
  • Cauchy の定理:位数を割る素数に対し、その位数の元が存在することを示す。

読み方

置換群と群作用は必須。Cauchy の定理は、第4章の Sylow の定理の最も簡単な場合として読める。

章末で言えること

有限群 $G$ が集合 $X$ に作用するとき、軌道 $Gx$ の元の個数は $|G|/|G_x|$ に等しい。この式が、Cauchy の定理と次章の Sylow の定理の証明を動かす。

前の章から持ち込むもの

剰余類、Lagrange の定理、商群。

参考文献

[1]
David S. Dummit and Richard M. Foote, Abstract Algebra, 3rd ed., Wiley, 2004

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