5-0 章の見取り図

$$$$

この章の問い

整数が素数の積に分解されるように、有限群を「これ以上分けられない群」に分解できるか。分解は一意か。

道筋

  • 単純群:正規部分群をもたない群。可換な単純群は素数位数の巡回群に限る。
  • $A_5$ の単純性:共役類を数えて正規部分群を排除する、最初の非可換な単純群。
  • 組成列:有限群は単純な層に分解できる。可解性との関係。
  • Jordan–Hölder の定理:組成因子は順序を除いて一意に決まる。

読み方

4 ページを順に読む。第二同型定理(第2章)を Jordan–Hölder の証明で使う。$A_5$ のページは計算が多いので、共役類の個数を数える部分だけを追ってもよい。

章末で言えること

有限群の組成因子は、組成列の取り方に依らず、順序を除いて一意に決まる。

前の章から持ち込むもの

商群、第二同型定理、部分群対応定理。

参考文献

[1]
David S. Dummit and Richard M. Foote, Abstract Algebra, 3rd ed., Wiley, 2004

Mathpediaは寄付と、参考文献の書籍リンク(Amazonアソシエイト)の紹介料で運営されています。 支援について / 寄付する

前ページへ
群論 ― 準同型・群作用・Sylow の定理と有限群の分類の表紙
次ページへ