体 $k$ 上の滑らかなスキーム $X$ の de Rham コホモロジーを、点の余次元ごとに分けた局所コホモロジーで計算する道具が Cousin 分解(留数分解)である。原論文の原注 (8)・(9) は、これを de Rham 複体に施して得られる余次元によるスペクトル系列を、Atiyah–Hodge の超越的な Leray スペクトル系列に代わる純代数的な道具として提案し、特異スキームの代数的な特異ホモロジーの定義案まで述べる。本頁は、次元 1 の場合を完全に閉じ、一般次元では何が定義され何が証明されていないかを、原論文の言葉どおりに区別して示す。
$k$ を体、$X$ を $k$ 上局所有限型で滑らかなスキーム(したがって局所ネーター的で正則)、$\mathcal E$ を局所自由 $\mathcal O_X$ 加群とする。$x\in X$ に対し $p=\dim\mathcal O_{X,x}$ を $x$ の余次元と呼び、$X^p$ で余次元 $p$ の点の集合を表す。$H^q_x(\mathcal E)=\varinjlim_n\operatorname{Ext}^q_{\mathcal O_{X,x}}(\mathcal O_{X,x}/\mathfrak m_x^n,\mathcal E_x)$ は点 $x$ に台をもつ局所コホモロジーである。
本頁の主結果は次の五つである。
Atiyah–Hodge AH55 は、$\mathbb C$ 上の非特異射影多様体 $X$ の上の「第二種」の閉有理形式を、開埋め込み $U\hookrightarrow X$ の Leray スペクトル系列(原論文の式 (12))で定義した。本書『3-1 第二種の微分形式と Leray スペクトル系列』で見たとおり、比較定理の後ではこの定義は純代数的な条件に置き換わるが、Leray スペクトル系列そのものは依然として超越的である。原論文はその代数的な定義を問い(式 (12)、印字 p. 100)、答えの代わりに原注 (8) で別のスペクトル系列を提案する。
原注 (8) の出発点は、当時 Harvard で進んでいた Hartshorne の双対性のセミナー(のちの『Residues and Duality』Har66)である。正則スキーム上の局所自由層には、点の余次元ごとに局所コホモロジーを並べた標準的な入射分解、Cousin 分解(留数分解)がある。次元 1 では古典的な「repartitions」(各点での主要部の族)による分解である。原論文は、この分解が $\mathcal O_X$ 線型でない準同型についても関手的なので de Rham 複体に施せると述べ、点の余次元によるスペクトル系列を得る。さらに、留数によって各点の寄与を剰余体 $k(x)$ の de Rham コホモロジーで表せること、標数 $0$ ではその表示が同型であること、$k=\mathbb C$ では Zariski 閉集合によるフィルトレーションの帰納極限と解釈できること、$H^{2p}$ の最後の段が余次元 $p$ の代数的サイクルの類の張る空間であることを述べる。原注 (9) は、ホモロジーに移せば「正則」の仮定を外せるだろうと推測し、埋め込みによる定義 (H) と埋め込み不変性の問題を残す。この二つの原注は、後に Hartshorne の代数的 de Rham ホモロジー Har75 と Bloch–Ogus の coniveau スペクトル系列 BO74 として結実する。本頁では後代の結果を先取りせず、1963 年の紙面から何が閉じ、何が閉じないかを見る。
Cousin 複体は、層の切断を「どの点に台をもつか」で分ける。そのために点の余次元と、点に台をもつ局所コホモロジーを定める。
$X$ を局所ネーター的スキーム、$\mathcal E$ を $\mathcal O_X$ 加群とする。点 $x\in X$ の余次元を $\operatorname{codim}x=\dim\mathcal O_{X,x}$ と定め、$X^p=\{x\in X:\operatorname{codim}x=p\}$ とおく。$x$ に台をもつ局所コホモロジーを
$$H^q_x(\mathcal E)=\varinjlim_n\operatorname{Ext}^q_{\mathcal O_{X,x}}\bigl(\mathcal O_{X,x}/\mathfrak m_x^n,\ \mathcal E_x\bigr)$$
と定める(Ext関手の帰納極限)。$H^0_x(\mathcal E)$ は $\mathcal E_x$ のうち $\mathfrak m_x$ の冪で消される元の部分加群であり、$\mathcal O_{X,x}$ が整域(例えば $X$ が正則)で $\mathcal E$ が局所自由、$\operatorname{codim}x\ge1$ なら $0$ である。$X$ が整のとき、生成点 $\xi$($\operatorname{codim}\xi=0$、$\mathfrak m_\xi=0$)では $H^0_\xi(\mathcal E)=\mathcal E_\xi$、$H^q_\xi(\mathcal E)=0$($q\ge1$)。
$X^0$ は既約成分の生成点の集合で、$X$ が $k$ 上有限型で既約なら $X^{\dim X}$ は閉点の集合である。局所コホモロジーは $\operatorname{Ext}$ で定義したので $\mathcal O_X$ 線型な準同型については関手的だが、de Rham 複体の微分 $d$ は $\mathcal O_X$ 線型でない。原注 (8) はこの点を「任意のアーベル層の準同型に関して関手的」と述べる。次元 1 ではこれを直接確かめる(下の定理の証明の段 4)。一般次元では、$H^q_x(\mathcal E)$ を $x$ の開近傍 $U$ 上の $\overline{\{x\}}\cap U$ に台をもつコホモロジーの帰納極限に書き直せばアーベル層の準同型についても関手的になるが、その書き直しが上の定義と一致することは Har66 の内容で、本頁では確かめない。
$X$ を局所ネーター的スキーム、$\mathcal E$ を $\mathcal O_X$ 加群とする。$Z^p\subset X$ を余次元 $p$ 以上の点の集合(閉集合とは限らないが、余次元 $p$ 以上の閉集合の族で尽くされる)とし、$\mathcal E$ の $Z^p$ に台をもつ切断の層の導来関手の三角 $\mathbf R\Gamma_{Z^{p+1}}\mathcal E\to\mathbf R\Gamma_{Z^p}\mathcal E\to\mathbf R\Gamma_{Z^p/Z^{p+1}}\mathcal E\to$ から得られる層のスペクトル系列 $E_1^{p,q}=\mathcal H^{p+q}_{Z^p/Z^{p+1}}(\mathcal E)\Rightarrow\mathcal H^{p+q}_{Z^0}(\mathcal E)$(到達項は $p+q=0$ で $\mathcal E$、$p+q>0$ で $0$。$q$ は $0$ 以上の整数)の $q=0$ の行
$$0\to\mathcal E\to C^0(\mathcal E)\xrightarrow{d_1}C^1(\mathcal E)\xrightarrow{d_1}C^2(\mathcal E)\to\cdots,\qquad C^p(\mathcal E)=\mathcal H^p_{Z^p/Z^{p+1}}(\mathcal E)\cong\bigoplus_{x\in X^p}i_{x*}H^p_x(\mathcal E)$$
を $\mathcal E$ の Cousin 複体(留数複体、Cousin複体)という。ここで $i_x\colon\overline{\{x\}}\to X$ は閉包の包含で、$i_{x*}H^p_x(\mathcal E)$ は $\overline{\{x\}}$ 上の定数層を押し出したもの、右の同型は $\mathcal H^p_{Z^p/Z^{p+1}}$ が余次元 $p$ の各点の寄与に分かれることによる(Har66 IV)。$\mathcal E$ が Cohen–Macaulay(すべての $x$ で $H^q_x(\mathcal E)=0$、$q\ne\operatorname{codim}x$)なら $E_1^{p,q}=0$($q\ne0$)で、Cousin 複体は $\mathcal E$ の分解になる。
定義の中の同型と、Cohen–Macaulay なら分解になるという主張は Har66 IV の内容として引用したもので、本頁では証明しない。次元 1 では Cousin 複体を定義に頼らず直接書き下し、分解であることを確かめる。
原注 (8) の系列 (S$^\bullet$) の $E_1$ 項は、点の剰余体 $k(x)$ の de Rham コホモロジーで書かれる。
$K/k$ を体の拡大とする。Kähler 微分の複体 $\Omega^\bullet_{K/k}$($\Omega^p_{K/k}=\bigwedge^p_K\Omega^1_{K/k}$、微分は外微分)のコホモロジーを $H^n_{dR}(K/k)=H^n(\Omega^\bullet_{K/k})$ と書き、$K/k$ の de Rham コホモロジーという。原論文はこれを $H^\bullet(K)$ と印字する。
$K/k$ が有限生成で分離的なら、$K$ は $k$ 上滑らかな affine スキーム $U$ の関数体で、$\Omega^\bullet_{K/k}=\varinjlim_{U'}\Gamma(U',\Omega^\bullet_{U'/k})$($U'$ は $U$ の空でない affine 開集合を動く)である。affine では de Rham コホモロジーが大域切断の複体で計算できる(本書『1-1 de Rham 複体と超コホモロジー』)ので、$H^n_{dR}(K/k)=\varinjlim_{U'}H^n_{dR}(U')$、すなわち原注 (8) の言う「滑らかな affine 模型の de Rham コホモロジーの帰納極限」になる。$X$ が滑らかな整スキームで $K$ がその関数体なら $\Omega^p_{K/k}=\Omega^p_{X/k}\otimes_{\mathcal O_X}K$ である。
次の事実は証明せずに引用する。出典は主に Har66、Har77、Mat89 で、該当箇所は本頁では確認していない。
次元 1 では、局所コホモロジーは離散付値環の上の計算に尽きる。まずそれを済ませる。
$\mathcal O$ を離散付値環、$t$ を一意化元、$K$ を商体、$M$ を階数 $r$ の自由 $\mathcal O$ 加群とする。$H^0_{\mathfrak m}(M)=0$、$H^1_{\mathfrak m}(M)\cong(M\otimes_{\mathcal O}K)/M\cong(K/\mathcal O)^r$、$H^q_{\mathfrak m}(M)=0$($q\ge2$)。とくに $H^1_{\mathfrak m}(M)$ は可除加群で、$\mathcal O$ 加群として入射的である。
$M=\mathcal O^r$ としてよい。$H^0_{\mathfrak m}(\mathcal O)=\varinjlim\operatorname{Hom}(\mathcal O/t^n,\mathcal O)$ は $\mathcal O$ の $t$ 冪捩れ元の集合で、$\mathcal O$ は整域なので $0$。完全列 $0\to\mathcal O\xrightarrow{t^n}\mathcal O\to\mathcal O/t^n\to0$ に $\operatorname{Hom}(-,\mathcal O)$ を施すと、$\operatorname{Ext}^1(\mathcal O/t^n,\mathcal O)$ は $t^n\colon\mathcal O\to\mathcal O$ の余核 $\mathcal O/t^n$ で、$\operatorname{Ext}^q=0$($q\ge2$、$\mathcal O$ の大域次元は $1$)。同じ列を $0\to\mathcal O\to K\to K/\mathcal O\to0$($K$ は入射的)と比べると、$\operatorname{Ext}^1(\mathcal O/t^n,\mathcal O)\cong\operatorname{Hom}(\mathcal O/t^n,K/\mathcal O)=(K/\mathcal O)[t^n]=t^{-n}\mathcal O/\mathcal O$ であり、$n$ についての推移写像は包含 $t^{-n}\mathcal O/\mathcal O\subset t^{-n-1}\mathcal O/\mathcal O$ である。帰納極限は $\bigcup_nt^{-n}\mathcal O/\mathcal O=K/\mathcal O$。$K/\mathcal O$ は $t$ 倍が全射なので可除で、単項イデアル整域上の可除加群は入射的である(引用する事実 3)。
これで、曲線上の局所自由層は「余次元と一致する次数以外の局所コホモロジーが消える」という Cohen–Macaulay の条件を、閉点で満たすことが分かった。生成点では $H^0_\xi(\mathcal E)=\mathcal E_\xi$ が残る。二つを並べたものが repartitions による分解である。
$X$ を体 $k$ 上滑らかで連結な曲線、$K$ をその関数体、$\mathcal E$ を階数 $r$ の局所自由 $\mathcal O_X$ 加群とする。$C^0(\mathcal E)=\mathcal E\otimes_{\mathcal O_X}K$($K$ の定数層をテンソルした、有理切断の層)、$C^1(\mathcal E)=\bigoplus_{x}i_{x*}\bigl((\mathcal E_x\otimes K)/\mathcal E_x\bigr)$($x$ は閉点を動く。加法的 Cousin データの層)とおく。
段 1(完全性).茎で見る。閉点 $x$ では $C^0(\mathcal E)_x=\mathcal E_x\otimes K$、$C^1(\mathcal E)_x=(\mathcal E_x\otimes K)/\mathcal E_x$(他の閉点の摩天楼層の茎は $0$)なので、列は定義により完全。生成点 $\xi$ では $\mathcal E_\xi=\mathcal E_\xi\otimes K$、$C^1(\mathcal E)_\xi=0$ なので完全。
段 2(flasque 性).$X$ はネーター的位相空間なので、任意の開集合は準コンパクトで、直和の切断は切断の直和である。$C^0(\mathcal E)$ は既約空間上の定数層なので、空でない開集合への制限はすべて同型で、flasque。$C^1(\mathcal E)(U)=\bigoplus_{x\in U}(\mathcal E_x\otimes K)/\mathcal E_x$ で、$V\subset U$ への制限は $x\in V$ の成分への射影であり全射。よって flasque。(ii) の残りは引用する事実 1 と、flasque 層が $\Gamma$ について非輪状であることによる。
段 3(関手性).$d\colon\Omega^p_{X/k}\to\Omega^{p+1}_{X/k}$ は関数体の微分 $d\colon\Omega^p_{K/k}\to\Omega^{p+1}_{K/k}$ に延び($\Omega^p_{K/k}=\Omega^p_{X/k}\otimes K$)、$d(\Omega^p_{X/k,x})\subset\Omega^{p+1}_{X/k,x}$ なので商 $(\Omega^p_{K/k})/\Omega^p_{X/k,x}\to(\Omega^{p+1}_{K/k})/\Omega^{p+1}_{X/k,x}$ にも降りる。主要部をとる写像は $d$ と可換だから、$C^\bullet(\Omega^\bullet_{X/k})$ は二重複体で、各列 $C^\bullet(\Omega^p)$ が $\Omega^p$ の分解なので全複体は $\Omega^\bullet_{X/k}$ からの擬同型を受け、各項は flasque。引用する事実 1 により (iii) が従う。
これで次元 1 では、原注 (8) の主張のうち、分解であること、アーベル層の準同型に関する関手性、de Rham 複体への適用が閉じた。$C^1$ の切断は各点での主要部の族で、有限個の点を除いて $0$ であるようなものであり、これが原注 (8) の言う repartitions である。超コホモロジーの計算に要るのは flasque 性だけで、ここまでに引いたのは古典的な事実だけである。
上の定理の $C^\bullet(\mathcal E)$ は、定義(Cousin 複体)の複体と一致する。実際 $X^0=\{\xi\}$、$X^1=$ 閉点の集合で、$H^0_\xi(\mathcal E)=\mathcal E_\xi$、$H^1_x(\mathcal E)=(\mathcal E_x\otimes K)/\mathcal E_x$(上の補題)だから次数付き層として一致し、微分は主要部をとる写像で、これは $\mathcal E\to C^0\to C^1$ の余核への標準写像として定義の $d_1$ と同じものである。ただし定義の中の同型 $\mathcal H^p_{Z^p/Z^{p+1}}(\mathcal E)\cong\bigoplus_{x\in X^p}i_{x*}H^p_x(\mathcal E)$ は Har66 IV から引用したものなので、この一致は定義の側の引用に依る。上の定理自身はこの一致を使っていない。
原注 (8) はこの分解が「even injective」だと述べる。入射性は超コホモロジーの計算には要らないが、原注の主張として次に分けて確かめる。入射加群の直和の入射性に原論文より後の結果を引くので、状態は条件付きである。
上の定理(次元 1 の Cousin 分解)の設定で、$C^0(\mathcal E)$ と $C^1(\mathcal E)$ は入射 $\mathcal O_X$ 加群である。
段 1($C^0$).$C^0(\mathcal E)=j_{\xi*}(\mathcal E_\xi)$($j_\xi\colon\{\xi\}\to X$)で、$\mathcal E_\xi$ は体 $K$ 上の加群だから入射的、$j_{\xi*}$ は入射的対象を保つ(引用する事実 3。$\operatorname{Hom}_{\mathcal O_X}(\mathcal F,j_{\xi*}\mathcal E_\xi)=\operatorname{Hom}_K(\mathcal F_\xi,\mathcal E_\xi)$ で、茎をとる関手は完全)。
段 2($C^1$ の各項).閉点 $x$ の項 $i_{x*}\bigl((\mathcal E_x\otimes K)/\mathcal E_x\bigr)$ は、上の補題(離散付値環の上の局所コホモロジー)により入射 $\mathcal O_{X,x}$ 加群 $H^1_x(\mathcal E)\cong(K/\mathcal O_{X,x})^r$ の摩天楼層なので、引用する事実 3 により入射的である。
段 3(直和).各項は準連接である。実際 $x$ を含む affine 開集合 $\operatorname{Spec}A$ 上で、$A$ 加群 $M=(K/\mathcal O_{X,x})^r$ に付随する準連接層 $\widetilde M$ の茎は、$x$ では $M$、生成点では $M\otimes_AK=0$($M$ は捩れ加群)、他の閉点 $x'$ では $0$($M$ の各元は $\mathfrak m_x$ の冪で消され、$\mathfrak m_x^n\not\subset\mathfrak m_{x'}$)なので、$\widetilde M=i_{x*}M$ である。よって引用する事実 3 の後半により、準連接な入射 $\mathcal O_X$ 加群の直和 $C^1(\mathcal E)$ は入射的である。
段 3 で引いたのは、準連接層の圏が局所ネーター的であること(Gabriel)と、そこで入射的なものが $\mathcal O_X$ 加群としても入射的であること(Har66 II §7)で、後者は原論文より後の結果である。原論文の「even injective」の一語はこの入力に依る。以下で入射性を使う箇所はなく、次元 1 の de Rham コホモロジーの計算は上の定理だけで済む。
一般次元では、同じ筋を通すために二つの入力が要る。Cousin 複体が $\mathcal E$ の分解であること(局所コホモロジーが余次元と一致する次数にしか現れない Cohen–Macaulay 性)と、外微分 $d$ が各項に作用すること(関手性)である。各項が flasque なことは定義の形(既約閉集合上の定数層の押し出しの、ネーター空間上の直和)から分かるので、系列を得るのに入射性は要らない。原論文は前者を Hartshorne のセミナーに委ねる。
$X$ を $k$ 上滑らか、$\mathcal E$ を局所自由とする。
要点のみ述べる。段 1((i)).引用する事実 4 の内容であり、本書は Har66 IV の該当箇所を開いていないので閉じない。(ii) に要るのは (i) のうち分解であること(完全性)だけで、各項が flasque なことは定義の形から分かる。段 2(関手性).$d$ が $H^p_x$ に作用することは、局所コホモロジーのアーベル層による書き直し(定義の後の段落)を要し、これも本頁では確かめない。段 3((ii) の形式的な部分).(i) と段 2 を認めれば、各列 $C^\bullet(\Omega^q_{X/k})$ は flasque 分解だから全複体は $\Omega^\bullet_{X/k}$ の flasque 分解で、$\Gamma(X,C^p(\Omega^q))=\bigoplus_{x\in X^p}H^p_x(\Omega^q)$(ネーター性により直和と可換)。引用する事実 1 の $p$ によるフィルトレーションのスペクトル系列がそのまま (ii) である。段 4(次元 1).曲線では、(ii) は上の定理(次元 1 の Cousin 分解)の (iii) そのものであり、入射性なしに閉じる。(i) は上の注意(Cousin 複体の定義との一致)を通して上の定理(分解であること)と上の命題(次元 1 の Cousin 分解の入射性)に帰着し、後者の分だけ条件付きである。
記号 $\mathbf H^{p+q}_x(\Omega^\bullet_{X/k})$ は原注 (8) のもので、点 $x$ に台をもつ超コホモロジーの意である。本頁ではそれを段 3 で現れる形 $H^q(H^p_x(\Omega^\bullet))$ の意味で使い、超コホモロジーの導来関手としての定義との一致は問わない。$E_1$ の各項は局所的な量だけで書かれ、点の間の貼り合わせは微分 $d_r$ に押し込まれる。次に原論文は、この局所的な量を留数で剰余体の de Rham コホモロジーに置き換える。
$x\in X^p$ とする。原注 (8) の留数写像とは、微分形式の留数を用いて定まる標準的な準同型
$$(R)\colon\ H^{q-p}_{dR}(k(x)/k)\longrightarrow\mathbf H^{p+q}_x(\Omega^\bullet_{X/k})$$
のことである。原論文はその構成を書かない。本頁では次元 1 の場合に限って定義する。$p=0$($x=\xi$ 生成点)では $H^q_{dR}(K/k)=H^q(H^0_\xi(\Omega^\bullet))$ の恒等写像。$p=1$(閉点、$k(x)/k$ 分離的)では、$\mathbf H^{1+q}_x(\Omega^\bullet_{X/k})$ は複体 $K/\mathcal O_{X,x}\xrightarrow{d}\Omega^1_{K/k}/\Omega^1_{X/k,x}$ の $q$ 次コホモロジーで、一意化元 $t$ による留数 $\operatorname{res}_x\colon\Omega^1_{K/k}/\Omega^1_{X/k,x}\to k(x)$($\sum_{m\ge1}a_mt^{-m}dt\mapsto a_1$)は $d(K/\mathcal O_{X,x})$ を消し($d(at^{-m})$ に $t^{-1}dt$ の項はない)、写像 $\mathbf H^2_x(\Omega^\bullet_{X/k})\to k(x)=H^0_{dR}(k(x)/k)$ を誘導する。$(R)$ をその切断 $a\mapsto[a\,t^{-1}dt]$ と定める。$q\ne1$ では左辺が $0$($\Omega^1_{k(x)/k}=0$)なので $(R)$ は零写像である。
$k$ を標数 $0$ の体、$X$ を $k$ 上滑らかとする。上の定理(一般次元の Cousin 複体と余次元スペクトル系列)の (i)(ii) が成り立ち、すべての $x\in X^p$ と $q$ について留数写像 $(R)$ が定義されて同型であるとする。このときスペクトル系列
$$(S^\bullet)\colon\quad E_1^{p,q}=\bigoplus_{x\in X^p}H^{q-p}_{dR}(k(x)/k)\Longrightarrow H^{p+q}_{dR}(X)$$
が収束する。$E_1^{p,q}=0$($q< p$)であり、abutment のフィルトレーション $F^pH^n_{dR}(X)$ は $2p>n$ で $0$、$H^{2p}_{dR}(X)$ の最後の段 $F^pH^{2p}_{dR}(X)=E_\infty^{p,p}$ は $E_1^{p,p}=\bigoplus_{x\in X^p}H^0_{dR}(k(x)/k)$ の部分商である。ここで $H^0_{dR}(k(x)/k)=\ker(d\colon k(x)\to\Omega^1_{k(x)/k})$ は $k(x)$ の中での $k$ の代数的閉包で、$x$ が閉点なら $k(x)$ 自身である。
(R) が同型なら (ii) の $E_1$ 項を $H^{q-p}_{dR}(k(x)/k)$ で置き換えられる。$H^{q-p}=0$($q< p$)から $E_1^{p,q}=0$($q< p$)、よって全次数 $n=p+q$ の項は $p\le n/2$ にしかなく、$F^pH^n=0$($2p>n$)。$n=2p$ では $F^pH^{2p}=E_\infty^{p,p}$。$H^0_{dR}(k(x)/k)$ の同定は、標数 $0$ で $a\in k(x)$ が $k$ 上超越的なら $da\ne0$($\Omega^1_{k(a)/k}$ は $da$ を基底とし、$\Omega^1_{k(a)/k}\otimes k(x)\to\Omega^1_{k(x)/k}$ は分離拡大について単射)、代数的なら $da=0$ による。原論文の「theorem 1 を用いる超越的議論」で (R) が同型になるという段は、(R) の一般次元での定義と、局所コホモロジーを $\mathbb C$ 上の解析的な台付きコホモロジーと比較する議論を要し、本頁では閉じない。
一般次元では仮定の形でしか述べられない (S$^\bullet$) が、曲線では留数完全列そのものになる。それを確かめる。
$k$ を標数 $0$ の体、$X$ を $k$ 上滑らかで連結な曲線、$K$ をその関数体とする。各閉点 $x$ で $\mathbf H^1_x(\Omega^\bullet_{X/k})=0$、$\operatorname{res}_x$ は $d(K/\mathcal O_{X,x})$ を消して同型 $\mathbf H^2_x(\Omega^\bullet_{X/k})\cong k(x)$ を誘導し、$(R)$ は定義されて同型である。系列 (S$^\bullet$) は $E_2$ で退化し、完全列
$$0\to H^1_{dR}(X)\to H^1_{dR}(K/k)\xrightarrow{\ \operatorname{res}\ }\bigoplus_{x}k(x)\to H^2_{dR}(X)\to0,\qquad H^0_{dR}(X)=H^0_{dR}(K/k)$$
を与える。ここで $\operatorname{res}=(\operatorname{res}_x)_x$ で、$x$ は閉点を動く。
段 1(局所計算).$K/\mathcal O_{X,x}=\varinjlim_n t^{-n}\mathcal O_{X,x}/\mathcal O_{X,x}$ と $\Omega^1_{K/k}/\Omega^1_{X/k,x}=\varinjlim_nt^{-n}\Omega^1_{X/k,x}/\Omega^1_{X/k,x}$ は有限長の加群の帰納極限なので完備化で変わらず、引用する事実 2 により $K/\mathcal O_{X,x}\cong t^{-1}k(x)[t^{-1}]$、$\Omega^1_{K/k}/\Omega^1_{X/k,x}\cong t^{-1}k(x)[t^{-1}]\,dt$、$d(at^{-m})=-mat^{-m-1}dt$($a\in k(x)$、$d$ は $k(x)$ 上で $0$)。標数 $0$ なので $d$ は単射で、像は $t^{-m}dt$($m\ge2$)の張る部分空間である。よって $\mathbf H^1_x=\ker d=0$、$\mathbf H^2_x=\operatorname{coker}d\cong k(x)$ で、同型は $t^{-1}dt$ の係数、すなわち $\operatorname{res}_x$ が与える。
段 2(一意化元によらないこと).$t'=ut$($u$ 単元)とすると $a\,t^{-1}dt=a\,t'^{-1}dt'-a\,u^{-1}du$ で $a\,u^{-1}du$ は正則なので、$\operatorname{res}_{t'}(a\,t^{-1}dt)=a$($a\in k(x)$。$k(x)\subset\hat{\mathcal O}_{X,x}$ は Hensel の補題による一意な $k$ 代数としての埋め込みで、$t$ によらない)。$\operatorname{res}_t$ と $\operatorname{res}_{t'}$ はともに $d(K/\mathcal O_{X,x})$ を消し、段 1 により $\Omega^1_{K/k}/\Omega^1_{X/k,x}$ は $d(K/\mathcal O_{X,x})$ と $a\,t^{-1}dt$ たちで張られるので、両者は等しい。
段 3(系列).次元 1 では、上の定理(次元 1 の Cousin 分解)の (iii) と引用する事実 1 により、上の定理(一般次元の Cousin 複体と余次元スペクトル系列)の系列 (ii) が入射性なしに得られる。$E_1^{0,q}=H^q_{dR}(K/k)$($q=0,1$)、$E_1^{1,0}=\bigoplus_x\mathbf H^1_x=0$、$E_1^{1,1}=\bigoplus_x\mathbf H^2_x\cong\bigoplus_xk(x)$、他は $0$。$d_1\colon E_1^{0,1}\to E_1^{1,1}$ は Cousin 複体の微分(主要部をとる写像)が誘導するもので、段 1 により各点の留数である。$E_1$ が二列しかないので $E_2=E_\infty$ で、$H^1_{dR}(X)=\ker d_1$、$H^2_{dR}(X)=\operatorname{coker}d_1$、$H^0_{dR}(X)=E_1^{0,0}$。
この完全列は、本書『3-1 第二種の微分形式と Leray スペクトル系列』の留数完全列(完備曲線 $X$ から有限個の点 $S$ を除いた $U$ についての $0\to H^1_{dR}(X)\to H^1_{dR}(U)\to\bigoplus_{s\in S}k(s)\to H^2_{dR}(X)\to0$)で $S$ を大きくした帰納極限にほかならない($X$ が完備のとき)。$H^1_{dR}(K/k)=\varinjlim_SH^1_{dR}(X-S)$ だからである。原注 (8) の (S$^\bullet$) は、この留数完全列の高次元版として読める。
原注 (8) の残りの主張は、標数 $0$ の一般次元で (R) が同型であることに依存する。閉じないものを閉じないまま記録する。
原注 (8) は $k=\mathbb C$ のとき、(S$^\bullet$) が、$X$ を次元の減る Zariski 閉部分集合の列でフィルトレーションしたときの $H^\bullet(X^h,\mathbb C)$ の台によるスペクトル系列の、列を細かくした帰納極限と解釈でき、$H^{2p}$ の最後の段 $F^pH^{2p}$ が余次元 $p$ の代数的サイクルの類で生成される部分空間だと述べる。上の定理(留数写像と系列 (S•))の仮定のもとでは、最後の段が $E_1^{p,p}=\bigoplus_{x\in X^p}H^0_{dR}(k(x)/k)$(各項は $k$ の有限次拡大)の部分商であることまでは形式的に出る。それが代数的サイクルの類の張る空間と一致することには、(a) 閉集合 $Z$ に台をもつ $H^\bullet_{Z}(X^h,\mathbb C)$ の系列と (S$^\bullet$) の比較((R) の同型性と同じ入力)、(b) 余次元 $p$ の既約閉集合 $Z$ について $H^{2p}_Z(X^h,\mathbb C)\to H^{2p}(X^h,\mathbb C)$ の像が $Z$ の類で張られること(Thom 同型)が要る。本頁はどちらも示さず、状態は未完結である。
原注 (8) 末は、$E_1$ は大きいが $E_2^{p,q}$ は既に $k$ 上有限次元だろうと推測し、$\dim X\le2$ または小さい $p,q$ では確かめられると述べる(計算は書かれていない)。曲線では上の命題(曲線での留数写像と系列 (S•))により $E_2=H^\bullet_{dR}(X)$ で、完備曲線の de Rham コホモロジーの有限次元性(連接層コホモロジーの有限性と Hodge–de Rham スペクトル系列)と留数完全列から有限次元である。次元 $2$ の計算は本頁では行っていない。
原注 (9) は「正則」の仮定をホモロジーに移して外す案を述べる。定義案と、それに付随する問題を記録する。
$k$ を標数 $0$ の体、$X$ を $k$ 上有限型のスキーム(正則とは限らない)、$X\hookrightarrow X'$ を $k$ 上滑らかで至るところ $n$ 次元のスキームへの閉埋め込みとする。原注 (9) の定義案 (H) は
$$H_i(X):=\mathbf H^{2n-i}_X\bigl(X',\Omega^\bullet_{X'/k}\bigr)$$
($X$ に台をもつ超コホモロジー)である。原論文は台の添字を斜体の $i$ と印字しているが、直後に「$X$ に台をもつ超コホモロジー」と説明しているので、本書は台を $X$ と読む(読解の記録では誤植 9-16)。原注は、$k=\mathbb C$ のとき $H_i(X)$ が $X^h$ の任意台の特異ホモロジー(コンパクト台コホモロジーの双対)に一致するだろうと推測する。
定義案 (H) の右辺が埋め込み $X\hookrightarrow X'$ によらないことを、原注 (9) は Hartshorne のセミナーの不変性問題と同じ型の問題として残す。二つの埋め込み $X\hookrightarrow X'_1$、$X\hookrightarrow X'_2$ は対角埋め込み $X\hookrightarrow X'_1\times X'_2$ で支配されるので、独立性は「滑らかなスキームの閉埋め込み $X'\hookrightarrow X''$(余次元 $c$)で $X\subset X'$ のとき $\mathbf H^{i}_X(X',\Omega^\bullet_{X'/k})\cong\mathbf H^{i+2c}_X(X'',\Omega^\bullet_{X''/k})$」という型の主張に帰着する。$\mathbb C$ 上なら比較定理と Thom 同型から期待されるが、本頁では証明しない。原注 (9) はさらに、$\Omega^\bullet_{X'/k}$ の留数分解からホモロジー版の系列
$$(S_\bullet)\colon\quad E^1_{p,q}=\bigoplus_{x\in X_p}H^{p-q}_{dR}(k(x)/k)\Longrightarrow H_{p+q}(X)$$
($X_p$ は閉包の次元が $p$ の $X$ の点の集合)を述べる。$x\in X_p$ の $X'$ での余次元は $n-p$ で、上の定理(留数写像と系列 (S•))の $E_1$ を台 $X$ に制限し次数を $2n-i$ に読み替えるとこの形になる。したがって (S$_\bullet$) は (R) の同型性に依存し、未完結である。
次元 1 の Cousin 二重複体は、具体的に書き下して de Rham コホモロジーを計算できる。
$k$ を標数 $0$ の代数閉体、$K=k(t)$ とする。$H^0_{dR}(K/k)=k$ で、$H^1_{dR}(K/k)=\Omega^1_{K/k}/dK$ は類 $[dt/(t-a)]$($a\in k$)を基底にもつ。実際、部分分数分解により $f\,dt$ は多項式部分と $c_{a,m}(t-a)^{-m}dt$ の和で、$t^ndt=d(t^{n+1}/(n+1))$、$(t-a)^{-m}dt=d(-(t-a)^{1-m}/(m-1))$($m\ge2$)は完全形式であり、$[dt/(t-a)]$ たちは $a$ での留数 $1$、他の点で $0$ なので一次独立である。
$X=\mathbb P^1_k$ では、閉点は $a\in k$ と $\infty$ で、$E_1^{1,1}=\bigoplus_{a}k\,e_a\oplus k\,e_\infty$。$s=1/t$ とすると $dt/(t-a)=-ds/(s(1-as))$ なので $\infty$ での留数は $-1$ であり、$d_1[dt/(t-a)]=e_a-e_\infty$。$d_1$ は単射で、余核は「留数の和」$\bigoplus k\to k$ により $k$ に同型である。よって $H^0_{dR}(\mathbb P^1)=k$、$H^1_{dR}(\mathbb P^1)=0$、$H^2_{dR}(\mathbb P^1)\cong k$ で、$H^2$ の生成元は「留数の和が $1$ の repartition」の類である。
$X=\mathbb A^1_k$ では $E_1^{1,1}=\bigoplus_ak\,e_a$、$d_1[dt/(t-a)]=e_a$ は同型で、$H^1_{dR}(\mathbb A^1)=H^2_{dR}(\mathbb A^1)=0$。$\mathbb P^1$ と比べると、$\infty$ を除いたことで $H^2$ を担っていた留数の和の制約が消えている。
留数写像 (R) の同型性で標数 $0$ が要ることは、曲線の局所計算に既に現れる。
標数 $0$ の仮定を外す。$k$ を標数 $p>0$ の体、$X=\mathbb A^1_k$、$x$ を原点、$t$ を座標とする。$K/\mathcal O_{X,x}\to\Omega^1_{K/k}/\Omega^1_{X/k,x}$ で $d(t^{-p})=-pt^{-p-1}dt=0$ なので $d$ は単射でなく、$\mathbf H^1_x(\Omega^\bullet_{X/k})$ は $t^{-mp}$($m\ge1$)の類を含んで $0$ でない。また $t^{-mp-1}dt$ は像に入らないので $\mathbf H^2_x(\Omega^\bullet_{X/k})$ は $k(x)=k$ より大きい。
以下は原論文の主張ではなく、後代の結果の紹介である(本頁の執筆時点 2026 年の知識による。本書は以下の文献の該当箇所を開いていない)。
本頁が対応する原論文は Gro66 である。
| 本頁 | 原論文 | 印字頁 |
|---|---|---|
| 背景と動機:Leray スペクトル系列の代数的定義の問い | 式 (12) とその後の段落 | 100 |
| 定義(点の余次元と局所コホモロジー) | 原注 (8) の $H^p_x(\mathcal E)$ | 100 |
| 定義(Cousin 複体) | 原注 (8)「Cousin resolution」「residue resolution」 | 100–101 |
| 定理(次元 1 の Cousin 分解)、注意(Cousin 複体の定義との一致) | 原注 (8)「repartitions」による分解 | 101 |
| 命題(次元 1 の Cousin 分解の入射性) | 原注 (8)「even injective」 | 101 |
| 定理(一般次元の Cousin 複体と余次元スペクトル系列) | 原注 (8) の $E_1^{p,q}$ の式 | 101 |
| 定義(体の拡大の de Rham コホモロジー) | 原注 (8) の $H^\bullet(K)$ | 101 |
| 定義(留数写像 (R))、定理(留数写像と系列 (S•))、命題(曲線での留数写像と系列 (S•)) | 原注 (8) の (R)、(S$^\bullet$) | 101 |
| 注意(幾何的解釈と代数的類) | 原注 (8) の括弧書きと「algebraic」の段落 | 101 |
| 予想($E_2$ の有限次元性) | 原注 (8) 末 | 101 |
| 定義(代数的特異ホモロジーの定義案) | 原注 (9) の (H) | 101 |
| 注意(埋め込み不変性の問題) | 原注 (9) の不変性問題と (S$_\bullet$) | 101 |
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