2-0 章の見取り図

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この章の問い

整数を $n$ で割った余りで計算するように、群の元を「同じ類」にまとめて新しい群を作れるか。作れるのは、どんな部分群のときか。

道筋

  • 剰余類と Lagrange の定理:部分群による群の分割と、位数の約数関係。
  • 正規部分群と商群:剰余類の積が代表元に依らない条件が、正規性である。
  • 第二・第三同型定理:商を計算するときに使う 2 つの公式。
  • 部分群対応定理:商群の部分群と、元の群の部分群との対応。
  • 群の拡大と完全列:核と商から群を復元する問題の入口。

読み方

最初の 2 ページは必須。第二・第三同型定理と部分群対応定理は、第5章の組成列で使う。完全列のページは、第8章の半直積を読む前に戻れば十分である。

章末で言えること

正規部分群 $N\trianglelefteq G$ に対し、商群 $G/N$ が定まり、$G$ の $N$ を含む部分群と $G/N$ の部分群が一対一に対応する。

前の章から持ち込むもの

準同型と核、第一同型定理、部分群の判定。

参考文献

[1]
David S. Dummit and Richard M. Foote, Abstract Algebra, 3rd ed., Wiley, 2004

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