作用群つきスキーム $(X,G)$ の上の作用つき局所自由加群 $\mathbb E$ の射影束 $P(\mathbb E)$ について、その混合エタールコホモロジーが $X$ の混合コホモロジーの $r$ 個の写しの直和になり、基本類 $\xi$ の冪 $1,\xi,\dots,\xi^{r-1}$ がその基底を与えることを示す。係数には 1 の冪根の捩れ $\mu_n^{\otimes(-j)}$ が現れ、和はちょうど $0\le j\le r-1$ の範囲をわたる。原論文の (1.12) と (2.4) は和の上限を書かずに印字されており、そのままでは成り立たないことも確かめる。
$(X,G)$ は作用群つきスキーム(本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』)、$n$ は許容される整数、$\mathbb E$ は $(X,G)$ 上の階数 $r\ge1$ の作用つき局所自由加群とする。本書の規約により $P=P(\mathbb E):=\operatorname{Proj}\operatorname{Sym}(\mathbb E^\vee)$($\mathbb E$ のファイバーの直線の空間)、$f\colon P\to X$ は射影、$\mathcal O(-1)\subset f^*\mathbb E$ は標準的な直線部分束、$\xi=\xi_{\mathbb E}:=c_1(\mathcal O_P(1))=\partial\,cl(\mathcal O_P(1))\in H^2(P,G;\mu_n)$ とする。$F$ は $(X,G)$ 上の $\mathbf Z/n$ 加群の層($n$ で消える可換群の層)を表す。
本頁の主結果は次の四つである。
Chern類を射影束から定める方法は Grothendieck 1958 Gro58 に始まる(参考書『Chern 類の公理的理論』の頁『1-1 射影束と標準線束』『3-1 Chern 類の定義と一意性』)。階数 $r$ の束 $\mathbb E$ の射影束 $P$ の上では、基本類 $\xi$ の冪 $1,\xi,\dots,\xi^{r-1}$ が $P$ のコホモロジーを底 $X$ のコホモロジーの上の自由加群として生成する。すると $\xi^r$ は低い冪の一次結合としてただ一通りに書け、その係数が Chern 類である。第 3 巻が扱った Grothendieck 1958 の理論では、この射影束公式は Chow 環などの「モデル」が満たすべき公理 A 1 として置かれた(参考書『Chern 類の公理的理論』の頁『2-1 公理 A 1〜A 4 と補題 2』)。
原論文 Gro68d はこの方法をエタールコホモロジーに移す。そのとき射影束公式は公理ではなく定理になり、二つの新しい点が現れる。第一に、係数は定数層 $\mathbf Z/n$ ではなく 1 の冪根の層 $\mu_n$ とその捩れで、$\xi\in H^2(P,\mu_n)$ の冪 $\xi^j$ は $H^{2j}(P,\mu_n^{\otimes j})$ に入る。したがって底の側の係数を $\mu_n^{\otimes(-j)}$ だけずらさないと次数が合わない。第二に、局所的な計算の根拠は、固有射の底変換定理と代数閉体の上の射影空間のコホモロジーという、エタールコホモロジーの深い二つの事実である。原論文の §1 は (1.8) を「鍵となる結果」と呼び、その証明を SGA 4 の固有底変換定理と、「よく知られた」射影空間のコホモロジーに帰着する(印字 pp. 234–235)。
原論文 §2 の小節 2.2(印字 pp. 245–247)は、同じ構成を作用群つきスキームに「転写」し、局所的な公式 (1.8) は作用を忘れて確かめればよいと書く。本頁は、この二つの場合をまとめて作用群つきで証明する(作用群が単位群なら §1 のスキームの場合である)。
原論文の印字には一つ問題がある。(1.8) と (1.9) の直後の文は基底を $\xi_0'^{\,i}$、$\xi_0^i$($0\le i\le r-1$)と正しく書くが、(1.12) は和を「$j\ge0$」とだけ書き、その和が有限であることを「$2j\le i$ の $j$ に限ってよい」と括弧書きで説明する(印字 p. 236)。この範囲では $j\ge r$ の項が残り、式は成り立たない。本頁は和を $0\le j\le r-1$ とした形を主結果とし、印字の形が偽であることを反例で示す。
射影束と基本類を、作用群つきで定める。規約は本書全体で一つで、本書『0-6 記号と約束』の射影束の規約と同じである。
$\mathbb E$ を $(X,G)$ 上の階数 $r\ge1$ の作用つき局所自由加群とする。$P(\mathbb E):=\operatorname{Proj}\operatorname{Sym}_{\mathcal O_X}(\mathbb E^\vee)$ とおき、$f\colon P(\mathbb E)\to X$ を射影とする。$P(\mathbb E)$ の点は $\mathbb E$ のファイバーの直線で、EGA の記法 EGA2 ではこれは $\mathbb P(\mathbb E^\vee)$ にあたる。$P(\mathbb E)$ の上には標準的な全射 $f^*\mathbb E^\vee\to\mathcal O_P(1)$ があり、その双対 $\mathcal O_P(-1)\hookrightarrow f^*\mathbb E$ は局所的に直和因子である直線部分束(標準的な直線部分束)である。構成は底変換と両立し、スキームの射 $h\colon X'\to X$ について $P(h^*\mathbb E)=P(\mathbb E)\times_XX'$、$\mathcal O_{P(h^*\mathbb E)}(1)$ は $\mathcal O_{P(\mathbb E)}(1)$ の引き戻しである。$\mathbb E$ の $G$ の作用 $\theta_g\colon g^*\mathbb E\xrightarrow{\sim}\mathbb E$ は、この関手性により $P(\mathbb E)$ への $G$ の作用($g$ の上の自己同型)と、$\mathcal O_P(1)$ の $G$ 線形化を定める。こうして $(P,G)$ は作用群つきスキームで、$f\colon(P,G)\to(X,G)$ は群を動かさない作用群つきスキームの射である。
$\mathbb E$ の階数が一定でないときは、$X$ を階数が一定の開かつ閉な部分に分け、それぞれで考える。以下の主張は各部分で成り立てば全体で成り立つので、階数を $r$ に固定する。
$\xi=\xi_{\mathbb E}:=\partial\,cl(\mathcal O_P(1))\in H^2(P,G;\mu_n)$ を $\mathbb E$ の射影束の基本類という。ここで $cl(\mathcal O_P(1))\in H^1(P,G;\mathbf G_m)$ は $G$ 線形化された可逆層の類、$\partial$ は Kummer 列の余境界である(本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の定理「可逆層の類のエタール表示」)。$j\ge0$ について $\xi^j\in H^{2j}(P,G;\mu_n^{\otimes j})$ は cup 積の冪($\xi^0=1$)である。$\xi^j$ の $G$ を忘れた類を $X$ のエタール開集合 $U$ の上の $f^{-1}(U)$ に制限した類が定める $R^{2j}f_*(\mu_n^{\otimes j})$ の大域切断を $\xi'^j$ と書く(原論文 (1.6) の $\xi'$ の冪にあたる)。$(X,G)$ 上の $\mathbf Z/n$ 加群の層 $F$ に対し、$U$ の上の $F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)}$ の切断 $a$ に $f^*a\cup\xi^j|_{f^{-1}(U)}\in H^{2j}(f^{-1}(U),f^*F)$ を対応させる写像が定める層の射を
$$\kappa_j\colon F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)}\to R^{2j}f_*f^*F$$
と書く。$\xi^j$ は作用群つきの類なので、$\kappa_j$ は $(X_{\text{ét}},G)$ の層の射である。
原論文は §1 で $\xi$ を $c_1(\mathcal O_P(-1))$ とし((1.5))、§2 で $\partial\,cl(\mathcal O_P(1))$ とする((2.5))。本書の $\xi$ は §2 の形である。$\xi$ と $-\xi$ はどちらも基底の生成元を与えるので、主結果 1〜3 は $\xi$ の符号によらない。Chern 類の符号には効くので、その照合は下の注意「原論文の §1 の射影束の読み方と符号」で行う。
次の事実は証明せずに引用する。出典は主に SGA4(原論文の文献 [2])、SGA5(原論文の文献 [25])、Har66 で、該当箇所の番号は本頁では確認していない。第 0 章の頁『0-3 エタールコホモロジーと Galois コホモロジー』に要点がある。本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の引用する事実もそのまま使う。
最初に、基本類がファイバーの上で射影空間の超平面類に制限されることを確かめる。本書の規約ではここに符号が出ない。
$\bar x\colon\operatorname{Spec}\Omega\to X$ を幾何的な点、$P_{\bar x}=P\times_X\operatorname{Spec}\Omega$ とする。$\mathbb E_{\bar x}\cong\Omega^r$ を一つ選ぶと $P_{\bar x}\cong\mathbf P^{r-1}_\Omega$ であり、$\xi$ の $G$ を忘れた類の $P_{\bar x}$ への制限は $\eta=c_1(\mathcal O_{\mathbf P^{r-1}}(1))$ である。$\xi^j$ の制限は $\eta^j$ である。
定義(作用つき局所自由加群の射影束)の底変換との両立により $P_{\bar x}=P(\Omega^r)=\mathbf P^{r-1}_\Omega$ で、$\mathcal O_P(1)$ の制限は $\mathcal O(1)$ である。$G$ を忘れる写像と $P_{\bar x}\to P$ による引き戻しはどちらもスキームの射(作用群の準同型は $\{e\}\to G$)による逆像なので、本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の定理「可逆層の類のエタール表示」の 3 により $c_1=\partial\,cl$ と可換で、$\xi$ は $c_1(\mathcal O(1))=\eta$ に移る。cup 積は引き戻しと可換なので(引用する事実 3)、$\xi^j$ は $\eta^j$ に移る。
$F$ を $(X,G)$ 上の $\mathbf Z/n$ 加群の層とする。
段 1(作用を忘れる).本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の補題「作用を忘れる関手の随伴と単射的対象」の 5 により、$\omega R^qf_*f^*F=R^qf_*(\omega f^*F)=R^qf_*f^*(\omega F)$ である。同じ補題の 1 により、$(X_{\text{ét}},G)$ の層が $0$ であること、射が同型であることは $\omega$ で確かめてよい。そこで以下 $G$ を忘れ、$F$ を $X_{\text{ét}}$ の $\mathbf Z/n$ 加群の層とする。$\kappa_i$ は忘却と両立する(同じ切断の対応で定まる)。
段 2(幾何的な点の茎へ).層が $0$ であること、層の射が同型であることは、幾何的な点での茎で確かめればよい(本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の引用する事実 1)。$\bar x\colon\operatorname{Spec}\Omega\to X$ を幾何的な点とする。$f$ は射影的なので固有であり、$f^*F$ は $n$ で消える捩れ層なので、引用する事実 1 により
$$(R^qf_*f^*F)_{\bar x}\cong H^q\bigl(P_{\bar x},(f^*F)|_{P_{\bar x}}\bigr)$$
である。$(f^*F)|_{P_{\bar x}}$ は $F$ を $\operatorname{Spec}\Omega$ に引き戻してから $P_{\bar x}\to\operatorname{Spec}\Omega$ で引き戻したもので、$\operatorname{Spec}\Omega$ の層は茎 $M:=F_{\bar x}$ だけで決まる定数層なので(本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の引用する事実 2)、これは $P_{\bar x}\cong\mathbf P^{r-1}_\Omega$ の上の定数層 $M$ である。
段 3(奇数次と高い次数).引用する事実 2 により、$q$ が奇数か $q>2(r-1)$ なら $H^q(\mathbf P^{r-1}_\Omega,M)=0$ で、1 を得る。
段 4(偶数次の同型).$0\le i\le r-1$ とする。$\kappa_i$ の茎は、$a\in(F\otimes\mu_n^{\otimes(-i)})_{\bar x}=M\otimes\mu_n(\Omega)^{\otimes(-i)}$ に、段 2 の同型の下で $a\cup(\xi^i|_{P_{\bar x}})$ を対応させる写像である。実際、段 2 の同型は制限写像から来るので、$f^{-1}(U)$ の上の cup 積 $f^*a\cup\xi^i$ を $P_{\bar x}$ へ制限したものに等しい(cup 積は引き戻しと可換)。上の補題によりこれは $a\cup\eta^i$ で、引用する事実 2 により $a\mapsto a\cup\eta^i$ は同型である。よって $\kappa_i$ は茎で同型で、2 を得る。
段 5(特別な場合).2 を $F=\mu_n^{\otimes i}$ に当てると $\mathbf Z/n\cong R^{2i}f_*(\mu_n^{\otimes i})$、$1\mapsto\xi'^i$ で、3 の前半を得る。$i=0$ では $\kappa_0$ は随伴の単位 $F\to f_*f^*F$ である。
原論文の (1.8) は、局所的に同型 $\varphi\colon\mathbf Z/n\to\mu_n$ を固定したうえで、$R^{2i}f_*(\mathbf Z/n)$ が $\xi_0'^{\,i}$($\xi'$ を $\varphi$ で $\mathbf Z/n$ 係数に移したものの冪)を基底とすると述べる(印字 p. 234)。上の定理の 2 は、$\varphi$ を選ばずに、係数の捩れ $\mu_n^{\otimes(-i)}$ を明示して同じことを言う。$\varphi$ を選べば $\mu_n^{\otimes(-i)}\cong\mathbf Z/n$ となり (1.8) の形に戻る。原論文の小節 2.2(印字 p. 246)は、作用群つきの場合にこの局所的な公式を「作用を忘れて」確かめればよいと書き、上の証明の段 1 がその内容である。
局所的な公式は層の同型の族にすぎない。これを大域的なコホモロジーの同型に移すには、各次数の同型を導来圏の一つの射にまとめる。
$F$ を $(X,G)$ 上の $\mathbf Z/n$ 加群の層とする。$0\le j\le r-1$ について、$f^*(F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)})[-2j]\to f^*F$ を $\xi^j$ との cup 積の表す射とし、その随伴を $\Phi_j\colon(F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)})[-2j]\to Rf_*f^*F$ とする。このとき
$$\Phi=\sum_{j=0}^{r-1}\Phi_j\colon\ \bigoplus_{j=0}^{r-1}\bigl(F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)}\bigr)[-2j]\xrightarrow{\ \sim\ }Rf_*f^*F$$
は $(X_{\text{ét}},G)$ の $\mathbf Z/n$ 加群の層の導来圏 $D^+$ の同型である。
段 1(射の構成).$\mu_n^{\otimes j}$ は局所的に $\mathbf Z/n$ と同型なので(本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の定理「Kummer 列の完全性と 1 の冪根の層」)、引用する事実 3 により $\xi^j\in H^{2j}(P,G;\mu_n^{\otimes j})$ との cup 積は $(P_{\text{ét}},G)$ の導来圏の射 $f^*(F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)})\to f^*(F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)})\otimes\mu_n^{\otimes j}[2j]=f^*F[2j]$ で表される。$[-2j]$ だけずらしたものの随伴が $\Phi_j$ で($f^*$ は完全)、$\Phi_j$ の構成は作用群つきの導来圏の中で行える。
段 2(コホモロジー層の計算).左辺のコホモロジー層は、次数 $2j$($0\le j\le r-1$)で $F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)}$、その他の次数で $0$ である。右辺の次数 $q$ のコホモロジー層は $R^qf_*f^*F$ である。$\Phi_j$ が次数 $2j$ のコホモロジー層に誘導する射は、切断 $a$ に $f^*a\cup\xi^j$ を対応させる射、すなわち $\kappa_j$ である(随伴の構成と、$R^qf_*$ が $U\mapsto H^q(f^{-1}(U),-)$ の層化であることによる)。
段 3(同型であること).上の定理(射影束の高次順像)により、次数 $2j$($0\le j\le r-1$)では $\kappa_j$ は同型、その他の次数では右辺も $0$ である。よって $\Phi$ はすべてのコホモロジー層の上で同型を誘導し、引用する事実 3 により導来圏の同型である。
原論文は (1.9) を、Leray のスペクトル系列が (1.8) から「よく知られた仕方で」退化することとして述べる(印字 p. 235)。上の定理は、その退化を導来圏の同型の形にしたものである。$Rf_*f^*F$ がシフトした層の直和と同型なので、Leray のスペクトル系列 $H^p(X,G;R^qf_*f^*F)\Rightarrow H^{p+q}(P,G;f^*F)$ は $E_2$ で退化する。
導来圏の同型に大域切断の導来関手を当てれば、混合コホモロジーの同型が得られる。これが原論文の (1.12)・(2.4) の正しい形である。
$F$ を $(X,G)$ 上の $\mathbf Z/n$ 加群の層とする。すべての整数 $i$ について、
$$\bigoplus_{j=0}^{r-1}H^{i-2j}\bigl(X,G;F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)}\bigr)\longrightarrow H^i\bigl(P,G;f^*F\bigr),\qquad(a_j)_j\longmapsto\sum_{j=0}^{r-1}f^*(a_j)\cup\xi^j$$
は同型である。$i-2j<0$ の項は $0$ である。
段 1(大域切断へ).本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の補題「作用を忘れる関手の随伴と単射的対象」の 5 により $R\Gamma(P,G;-)\cong R\Gamma(X,G;-)\circ Rf_*$ である($\mathbf Z/n$ 加群の導来圏で考えても同じである。引用する事実 3)。上の定理(導来圏での分解)の同型 $\Phi$ に $R\Gamma(X,G;-)$ を当てると、
$$\bigoplus_{j=0}^{r-1}R\Gamma\bigl(X,G;F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)}\bigr)[-2j]\xrightarrow{\ \sim\ }R\Gamma(X,G;Rf_*f^*F)\cong R\Gamma(P,G;f^*F)$$
を得る。次数 $i$ のコホモロジーをとると、左辺は $\bigoplus_jH^{i-2j}(X,G;F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)})$ である。
段 2(写像の形).$\Phi_j$ は $\xi^j$ との cup 積の随伴なので、$a_j\in H^{i-2j}(X,G;F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)})$ は段 1 の同型で、まず $f^*(a_j)\in H^{i-2j}(P,G;f^*(F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)}))$ に移り、次に $\xi^j$ との cup 積で $f^*(a_j)\cup\xi^j\in H^i(P,G;f^*F)$ に移る(引用する事実 3 の、cup 積の表示が大域切断で cup 積を誘導すること)。よって同型は主張の形の写像である。$i-2j<0$ なら $H^{i-2j}=0$ である。
原論文は $\mathbb F=\mu_n^{\otimes r}$ の場合にこの公式を使って Chern 類を定める(印字 p. 236)。そのとき必要なのは、$\xi^r\in H^{2r}(P,G;\mu_n^{\otimes r})$ が $\sum_{j=0}^{r-1}f^*(a_j)\xi^j$($a_j\in H^{2r-2j}(X,G;\mu_n^{\otimes(r-j)})$)とただ一通りに書けることで、これは上の定理の $i=2r$、$F=\mu_n^{\otimes r}$ の場合である。係数を $c_{r-j}(\mathbb E):=-a_j$ とおくのが Chern 類の定義で、本書『2-3 Chern 類の定義と三つの性質』で扱う。
1 は射影束公式の $j=0$ の成分が $a_0\mapsto f^*(a_0)$ であることによる。2 は射影束公式を $F=\mathbf Z/n$ に当て、$\varphi^{\otimes j}$ で $\mu_n^{\otimes(-j)}$ を $\mathbf Z/n$ に、$\xi^j$ を $\xi_0^j$ に移せばよい。$f^*(a)\cup\xi_0^j$ の形の元の和で書けることが、$f^*$ を通した加群としての自由性である。
1 の単射性は、本書『2-3 Chern 類の定義と三つの性質』で旗束に引き戻して束を分裂させるときに、底の類が引き戻しで失われないことを保証する。これで作用群つきのスキームについての射影束公式は閉じた。残るのは、原論文の印字の形と §1 の設定との照合である。
原論文の (1.12)(印字 p. 236)は、$H^i(P_{\text{ét}},f^*\mathbb F)$ を $j\ge0$ にわたる $H^{i-2j}(X_{\text{ét}},\mathbb F\otimes\mu_n^{\otimes(-j)})\,\xi^j$ の直和と同型だと述べ、和が有限であることを、括弧書きで「$i-2j\ge0$ すなわち $2j\le i$ の $j$ に広げれば足りる」と説明する。和の上限 $j\le r-1$ は書かれていない。この形は偽である。
反例(一点の上の階数 1 の束で次数 2).$\Omega$ を代数閉体、$X=\operatorname{Spec}\Omega$、$n$ を許容される整数、$G$ を単位群、$\mathbb E=\mathcal O_X$($r=1$)、$\mathbb F=\mathbf Z/n$、$i=2$ とする。$P(\mathbb E)=X$ なので左辺は $H^2(\operatorname{Spec}\Omega,\mathbf Z/n)$ で、代数閉体の上では正の次数のエタールコホモロジーが消えるので $0$ である。右辺の $j=1$ の項は $H^0(\operatorname{Spec}\Omega,\mu_n^{\otimes(-1)})\cong\mathbf Z/n\neq0$ である。よって左辺と右辺は同型でない。この反例が使うのは、Kummer 列による $c_1$ の定義とエタール景の基本(代数閉体の上で高次コホモロジーが消えること。本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の引用する事実 2)だけで、射影束公式は使わない。同じことは任意の $r$ で起こる:$\mathbb E=\mathcal O_X^r$、$i=2r$ とすると、左辺は $H^{2r}(\mathbf P^{r-1}_\Omega,\mathbf Z/n)=0$($2r>2(r-1)$)で、右辺の $j=r$ の項は $\mathbf Z/n$ である(この部分は引用する事実 2 に依る)。
原論文自身は、(1.8)(印字 p. 234)と (1.9) の直後の文(印字 p. 235)で基底を $\xi_0'^{\,i}$、$\xi_0^i$($0\le i\le r-1$)と正しい範囲で書き、(1.10) の直前でも $\xi_0^r$ を $\xi_0^i$($0\le i\le r-1$)の一次結合として書く。それでも (1.12) の範囲 $j\ge0$ には、その範囲でよい理由が添えられているので、本書はこれを誤植でなく印字の主張の誤りとし、上の定理(射影束公式)を訂正した形とする。
(2.4)(印字 p. 246)も同じく $j\ge0$ の和で書かれ、そこには理由づけは無い。原論文は (2.4) を、作用を忘れて成り立つ局所的な公式 (1.8) から「導かれる」ものとして書き、(1.12) を名指しして転写するとは書いていない。しかし原論文は、(2.3) の Chern 類を §1 の構成を転写して定めると書く(印字 p. 245)。(2.4) はその構成の中で (1.12) に当たる式なので、本書は (2.4) が (1.12) の理由づけを引き継ぐと読み(本書の同定)、同じ反例(作用群が単位群の場合)で偽とする。訂正した形は同じく上の定理である。
次に、原論文の §1 の射影束の取り方を本書の規約に読み替える。§2 の空間と基本類は本書と同じなので、読み替えが要るのは §1 だけである。
原論文の §1(印字 p. 234)は、射影束 $P$ を「$E$ に付随する射影束」として EGA II 4.1.1 を引き(印字は「4.11」)、「[17] と同じように」$\mathbb L=\mathcal O_P(-1)$ をとって $\xi=c_1(\mathcal O_P(-1))$ とする((1.5))。$[17]$ は Grothendieck 1958 Gro58 で、原論文の小節 2.2(印字 p. 245)は、EGA の記法は [17] と逆で、[17] の $P(\mathbb E)$ は EGA の $P(\check{\mathbb E})$ だと注意する。§1 の紙面では、どちらの空間かが決まらない。本書の規約($P(\mathbb E)$ は直線の空間、$\xi_{\mathbb E}=c_1(\mathcal O(1))$、$\sum_ic_i(\mathbb E)\xi_{\mathbb E}^{r-i}=0$)で二つの読みを書き直すと次のとおりである。
(a) EGA の読み:§1 の $P$ は EGA の $P(\mathbb E)$(階数 1 の商の空間)、すなわち本書の $P(\mathbb E^\vee)$ で、$\xi_{§1}=c_1(\mathcal O_{P(\mathbb E^\vee)}(-1))=-\xi_{\mathbb E^\vee}$ である。本書の関係式を $\mathbb E^\vee$ に当てて $(-1)^r$ 倍すると $\sum_i(-1)^ic_i(\mathbb E^\vee)\xi_{§1}^{r-i}=0$ で、双対の公式 $(-1)^ic_i(\mathbb E^\vee)=c_i(\mathbb E)$ により、(1.13) の係数は本書の $c_i(\mathbb E)$ に一致する。符号の読み替えは要らない。
(b) [17] の読み:§1 の $P$ は本書の $P(\mathbb E)$ で、$\xi_{§1}=-\xi_{\mathbb E}$ である。(1.13) の係数を $c_i'$ とすると、$\sum_ic_i'(-\xi_{\mathbb E})^{r-i}=0$ を $(-1)^r$ 倍して $\sum_i(-1)^ic_i'\xi_{\mathbb E}^{r-i}=0$ となり、$c_i'=(-1)^ic_i(\mathbb E)=c_i(\mathbb E^\vee)$ である。$r=1$ では $c_1'=-\partial\,cl(\mathbb L)$ で、正規化が符号つきになる。
§2 の (2.3)〜(2.6)(印字 pp. 245–246)は、EGA の記法で $P(\check{\mathbb E})$、すなわち本書の $P(\mathbb E)$ をとり、$\xi=\partial\,cl(\mathcal O_P(1))$ とするので、本書の規約とそのまま一致する。本書は §1 の構成を §2 の規約で書き直し、作用群が単位群の場合を §2 の特別な場合として扱う。双対の公式は本書『2-3 Chern 類の定義と三つの性質』と参考書『Chern 類の公理的理論』の頁『3-3 双対・外冪・テンソル積』による。射影束公式そのもの(主結果 1〜3)は $\xi$ の符号によらないので、(a)(b) のどちらでも成り立つ。
最後に、原論文の §1 が本来想定していた一般の設定について、本書がどこまで言えるかを記録する。
原論文の §1 は、$X$ を局所環付きトポスとし、その「エタール景」が SGA 4 VII を手本に定義されていると仮定して、(1.1) の全射性、(1.2) の同型、(1.8) を使う(印字 pp. 232–235)。(1.8) の証明については、固有射の底変換定理を「相対スキームの場合に延長すれば」射影空間のコホモロジーに帰着すると書く(印字 p. 235)。しかし局所環付きトポスのエタール景の構成は原論文に無く(脚注は構成を後の文献に送る。Hak72)、固有底変換定理の相対スキームへの延長も書かれていない。本書はこれらを立てられないので、一般の局所環付きトポスの上の (1.1)(1.2)(1.8)(1.9)(1.12) と、それによる Chern 類の定義を未完結とする。
本書が扱うのは次の二つの場合である。(i) スキームの場合(作用群が単位群の場合を含む):本頁の主結果 1〜3。(ii) Hausdorff かつパラコンパクトな位相空間に群が作用する場合:通常の射影束($G$ 同変な $\mathbf{CP}^{r-1}$ 束)で作った類について、本書『3-1 位相空間の場合の比較』で扱う。そこで原論文が区別する「相対スキームとしての射影束」で作った類との一致も、同じ理由で未完結に残る。原論文は §2 以降を作用群つきスキームで直接展開し、§1 の読解を「厳密には不要」とするので(印字 p. 232)、本書の以後の章は (i) の場合だけに依る。
参考書『Chern 類の公理的理論』は、射影束公式を Chern 類の理論のモデルが満たすべき公理 A 1 として置き、次数を半分に取って $A^i$ と書いた(原論文 1958 の $A^{2i}$)。本頁の主結果 3 は、エタールコホモロジーについてこの公理を定理として与えたものにあたる。読み替えは $A^i\leftrightarrow H^{2i}$ で、違いは係数の捩れ $\mu_n^{\otimes(-j)}$ が明示されることと、$X$ に作用群がつくことである。$\mu_n$ が大域的に $\mathbf Z/n$ と同型なら、上の系の 2 により捩れは消え、公理 A 1 と同じ形になる。
まず、原論文の序論が念頭に置く場合、すなわち体の上の群の表現の射影化で、射影束公式がどう読めるかを見る。
$k$ を代数閉体、$n$ を $k$ で可逆な整数、$X=\operatorname{Spec}k$ とし、$G$ は $X$ に自明に作用するとする。$G$ の $k$ 上の $r$ 次元表現 $V$ は $(X,G)$ 上の作用つき局所自由加群で、$P(V)=\mathbf P^{r-1}_k$ に $G$ が線形に作用する。本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の例「分離閉体の上の点」により $H^m(X,G;F)=H^m(G,F(k))$ なので、射影束公式は
$$H^i\bigl(P(V),G;\mathbf Z/n\bigr)\cong\bigoplus_{j=0}^{r-1}H^{i-2j}\bigl(G,\mu_n(k)^{\otimes(-j)}\bigr)\,\xi^j$$
を与える。$G$ は $k$ に自明に作用するので、$\mu_n(k)^{\otimes(-j)}$ は自明な $G$ 加群(抽象群としては $\mathbf Z/n$)である。とくに $\xi^r\in H^{2r}(P(V),G;\mu_n^{\otimes r})$ は $\sum_{j< r}a_j\xi^j$($a_j\in H^{2r-2j}(G,\mu_n(k)^{\otimes(r-j)})$)とただ一通りに書け、その係数から表現の Chern 類 $c_i(V)\in H^{2i}(G,\mu_n(k)^{\otimes i})$ が定まる。これが原論文の序論の求めた、$\mathbf C$ の位相を使わない係数 $\mu_n(k)$ の類である。また $\xi^j$ は作用群つきの類なので、その $G$ を忘れた像は $H^{2j}(\mathbf P^{r-1}_k,\mu_n^{\otimes j})$ の $G$ 不変元であり(本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の注意「スペクトル系列の端と忘却写像」)、$G$ は $\mathbf P^{r-1}_k$ のコホモロジーに自明に作用する。
$\mathbb L$ を $(X,G)$ 上の $G$ 線形化された可逆層とする。$P(\mathbb L)=X$、$f=\mathrm{id}$ で、標準的な直線部分束は $\mathcal O(-1)=\mathbb L$ そのもの、$\mathcal O(1)=\mathbb L^\vee$ である。よって $\xi_{\mathbb L}=c_1(\mathbb L^\vee)=-c_1(\mathbb L)$(本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の定理「可逆層の類のエタール表示」の 3)。射影束公式は $j=0$ の項だけで、恒等写像になる。$\xi^1$ を $\xi^0=1$ で書く関係は $\xi_{\mathbb L}+c_1(\mathbb L)=0$ で、本書の規約では階数 1 の Chern 類が符号なしで $c_1(\mathbb L)=\partial\,cl(\mathbb L)$ になることを示す。原論文 §1 を [17] の読みで読むと、ここで符号が逆になる(上の注意「原論文の §1 の射影束の読み方と符号」の (b))。
次の二つの反例は、局所的な公式(主結果 1)の二つの仮定、$n$ が許容されることと $\mathbb E$ が局所自由であることが外せないことを示す。
外す条件は、$n$ が許容されることである。$p$ を素数、$k$ を標数 $p$ の代数閉体、$X=\operatorname{Spec}k$、$\mathbb E=\mathcal O_X^2$、$P=\mathbf P^1_k$、$n=p$ とする。$P$ のエタール景の上の Artin–Schreier 列 $0\to\mathbf Z/p\to\mathbf G_a\xrightarrow{x\mapsto x^p-x}\mathbf G_a\to0$ は完全である。実際、$T^p-T-a$ の微分は $-1$ で可逆なので、本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の引用する事実 1 により $x\mapsto x^p-x$ はエタール位相で全射で、核は $T^p-T=\prod_{c\in\mathbf F_p}(T-c)$ の根の層、すなわち定数層 $\mathbf Z/p$ である。引用する事実 4 により $H^0(P,\mathbf G_a)=k$、$H^q(P,\mathbf G_a)=0$($q\ge1$)なので、長完全列から $H^1(P,\mathbf Z/p)=\operatorname{coker}(x\mapsto x^p-x\colon k\to k)=0$($k$ は代数閉)、$H^2(P,\mathbf Z/p)=0$ を得る。一方、$n$ が許容される場合の主結果 1 は $H^2(\mathbf P^1,\mu_n)\cong\mathbf Z/n$ を与える。$n=p$ では $\mu_p=0$(本書『2-1 作用群つきスキームの混合エタールコホモロジー』の反例「反例:n が許容されないと 1 の冪根の層が消える」と同じ理由)なので $\xi=0$ で、係数を $\mathbf Z/p$ にしても 2 次のコホモロジーは $0$ である。よって主結果 1 の 3($R^2f_*(\mu_p)$ が階数 1 の自由加群であること)は破れ、定数係数で $H^*(P,\mathbf Z/p)$ が $H^*(X,\mathbf Z/p)$ の 2 個の写しになるという (1.9) の形も破れる($H^*(\mathbf P^1_k,\mathbf Z/p)$ は次数 0 の $\mathbf Z/p$ だけである)。なお主結果 3 の同型の形そのものは、この例では $\mu_p^{\otimes(-1)}=\mathcal Hom(\mu_p,\mathbf Z/p)=0$ により $j=1$ の項も消えるので、両辺が次数 0 の $\mathbf Z/p$ だけとなって形式的には成り立つ。破れるのは、$\xi$ の冪が射影束のコホモロジーを生成するという内容である。
外す条件は、$\mathbb E$ が局所自由であることである。$k$ を代数閉体、$n$ を $k$ で可逆な整数、$X=\mathbf A^1_k=\operatorname{Spec}k[t]$、$\mathcal M=\mathcal O_X\oplus\mathcal O_X/(t)$ とし、$P=\operatorname{Proj}\operatorname{Sym}(\mathcal M)=\operatorname{Proj}k[t][x,y]/(ty)$ を考える(局所自由な場合の $P(\mathbb E)$ は $\mathcal M=\mathbb E^\vee$ の場合である)。$P\to X$ は射影的で、$t\neq0$ の点の上のファイバーは一点、原点の上のファイバーは $\operatorname{Proj}k[x,y]=\mathbf P^1_k$ である。引用する事実 1・2 により、$R^2f_*(\mathbf Z/n)$ の茎は、原点の上の幾何的な点で $H^2(\mathbf P^1_k,\mathbf Z/n)\cong\mathbf Z/n$、それ以外の幾何的な点で $0$ である。$\mathcal M$ の生成的な階数は 1 なので、局所自由な階数 1 の場合の主結果 1 は $R^2f_*=0$ を与えるはずだが、ここでは $R^2f_*(\mathbf Z/n)$ は原点に台をもつ $0$ でない層で、局所定数でもない。射影束公式の形の分解は成り立たない。
以下は原論文の主張ではなく、後代の結果の紹介である(時点を明記する。本書が文献を開いて確かめていないものはそう書く)。
本頁が対応する原論文は Classes de Chern et représentations linéaires des groupes discrets Gro68d の小節 1.3〜1.4 と 2.2 である。
| 本頁 | 原論文 | 印字頁 |
|---|---|---|
| 定義(作用つき局所自由加群の射影束) | (1.4) とその後(射影束 $P$、EGA II 4.1.1。印字は「4.11」)、小節 2.2($P(\check{\mathbb E})$ と $G$ の作用) | 234、245 |
| 定義(基本類とその冪) | (1.5)(1.6)($\xi=c_1(\mathcal O_P(-1))$ と $\xi'$)、(2.5)(2.6)($\xi=\partial\,cl(\mathcal O_P(1))$) | 234、246 |
| 補題(基本類のファイバーへの制限)、定理(射影束の高次順像) | (1.7)(1.8)、(1.9) の後の証明の素描(固有底変換と射影空間のコホモロジー)、小節 2.2(局所的な公式は作用を忘れて確かめる) | 234–235、246 |
| 定理(導来圏での分解)、系(大域的な同型がある場合と引き戻しの単射性) | (1.9) とその直後、(1.10)(1.11) の直前 | 235 |
| 定理(射影束公式) | (1.12)、(2.4) の訂正形 | 236、246 |
| 注意(原論文の (1.12) と (2.4) の印字の形は和の上限を欠く) | (1.12) の括弧書き($2j\le i$)、(2.3) の後(§1 の構成の転写)、(2.4) | 236、245–246 |
| 注意(原論文の §1 の射影束の読み方と符号) | (1.4)(1.5)([17] に倣う $\mathcal O_P(-1)$)、小節 2.2 の記法の注意([17] の $P(\mathbb E)$ は EGA の $P(\check{\mathbb E})$) | 234、245 |
| 注意(一般の局所環付きトポスの場合) | 小節 1.1〜1.2(エタール景の存在の仮定)、(1.9) の後(相対スキームへの底変換の延長) | 232–235 |
| 本文($\xi^r$ の展開による Chern 類の定義への橋) | (1.13) とその直後、小節 2.2 末((2.4) から (1.13) で (2.3) を定める) | 236、247 |
原論文の (1.4) の直前の引用「[EGA II 4.11]」は、小節 2.2(印字 p. 245)の引用と同じく EGA II 4.1.1 の脱点と読む。本頁はこの箇所に依存しない。
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